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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】阪神大賞典&スプリングS 2024 など⇒求められる「考え方のアップデート」&未来の主役をご紹介

【先週の重賞回顧】阪神大賞典&スプリングS 2024 など⇒求められる「考え方のアップデート」&未来の主役をご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

阪神大賞典 2024 の回顧&未来の主役

2024年 3月17日(日) 1回阪神8日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
【11R】 第72回阪神大賞典
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝・内 3000m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 6 テーオーロイヤル 牡6 57 菱田裕二 3.06.8   03-03-03-03 34.8 2 (栗)岡田稲男
B5 9 ワープスピード 牡5 57 川田将雅 3.07.6 5 11-11-05-05 35.4 6 (美)高木登
2 2 ブローザホーン 牡5 58 菅原明良 3.07.6 クビ 05-05-05-05 35.3 1 (栗)吉岡辰弥
1 1 プリュムドール 牝6 55 和田竜二 3.07.8 1 08-08-10-07 35.3 7 (栗)奥村豊
6 11 ゴールデンスナップ 牝4 54 浜中俊 3.08.0 1 1/4 12-11-11-11 35.3 8 (栗)田中克典
6 10 サヴォーナ 牡4 56 池添謙一 3.08.1  3/4 05-05-08-07 35.6 3 (栗)中竹和也
7 12 ディープボンド 牡7 57 岩田望来 3.08.1 ハナ 03-03-03-03 36.1 5 (栗)大久保龍
5 8 メイショウブレゲ 牡5 57 酒井学 3.08.2  3/4 13-13-13-11 35.4 10 (栗)本田優
3 4 ジャンカズマ 牡6 57 小沢大仁 3.08.2 ハナ 01-01-02-01 36.5 13 (栗)小栗実
10 B8 15 ショウナンバシット 牡4 56 M.デム 3.08.7 3 08-08-08-07 36.2 11 (栗)須貝尚介
11 7 13 シルヴァーソニック 牡8 57 武豊 3.09.0 1 1/2 05-05-05-07 36.7 4 (栗)池江泰寿
12 B2 3 ディアスティマ 牡7 57 ムルザバ 3.09.0 クビ 02-02-01-02 37.2 9 (栗)高野友和
13 3 5 ユーキャンスマイル 牡9 57 荻野琢真 3.09.6 3 1/2 10-08-11-13 36.7 12 (栗)友道康夫
14 B4 7 アンタンスルフレ セ6 57 岡部誠 3.10.1 2 1/2 13-13-14-15 36.3 14 [地]角田輝也
15 8 14 ゼーゲン セ9 57 松若風馬 3.10.1 クビ 15-15-14-14 36.5 15 (美)堀宣行

 

さすが、世界の川田

まずは、私たちが1週前から予告した軸馬で、6番人気ながら2着に激走したワープスピードに感謝したい。

これにより【フィリーズR】での特大19万馬券など「重賞3戦3勝」に成功した、先々週に続いての重賞勝ち。

この勢いが本物であることを証明した上で、大一番【高松宮記念】に挑めることになった。

参考→先週の的中実績「阪神大賞典・的中&19万馬券も奪取」

 

もちろん、的中は嬉しい。

だが、この結果を受けて、私たち自身、再確認させられたのは、個々の馬どうこう以前に

予想における「考え方のアップロード」

 

もっと売れてもおかしくない馬が、、、

皆様、2着ワープスピードの単勝人気をご存じだろうか?

なんと6番人気だったのだ。

まさかの6番人気!ワープスピード

前走で、同じ長距離重賞の【ダイヤモンドステークス】で3着に好走した実績を持ち、さらにジョッキーは「世界の川田将雅」

川田騎手の昨今の信頼度を鑑みれば、もっと売れても不思議ではない馬だといえ言えるだろう。

そんな馬が「6番人気」。

なぜか?最大の理由は、各所で言われているので細かい数字は割愛するが、川田騎手の長距離戦との相性の悪さ。

実は2500M以上のレースでは、極端に数字が伸びていないのだ。

恐らく、昨今の競馬ファン、特に若い世代の方は、小さい頃から当たり前のようにネットが利用できたせいか、データを重視する方が多い。そういった方たちが、ワープスピードの評価を下げたのだと思う。

 

求められる「考え方のアップロード」

それは、一つのスタイル、考え方だから、決して否定するつもりはない。

だが!ひとつ絶対に間違ってはいけないのは

「データはあくまでも過去の話」

だということ。わずか、数ヶ月、いや、数週間の間でも急成長を遂げる馬がいるように、人間だってかわる。

確かに過去の川田騎手は長距離戦で相性が良くなかったかもしれない。

だが、今や誰もが認める日本人No1ジョッキー!今回のレースで見せた「ワープでワープ」も含め、もはや適性云々を気にするレベルにはいない。

「過去」という意味では、昔は決して手が出せなかった「超長期休養明け」の馬がいきなり好走するケースが増えている。
(例えば、金鯱賞・3着のヨーホーレイク。これが、仕上げる側の人間が進化していることの好例だ)

 

いうまでもないが、データを軽んじるつもりはない。私たちだってデータに頼ることもある。

だが、少なくとも「データに頼る割合を大幅に減らす」くらいのことをしないと、現代競馬では勝ち残っていけないのではないか。

求められるのは「考え方のアップロード」

本格的に春G1が始まる今だからこそ、皆様も思い切ったアップロードにチャレンジしてみてほしい。

最後になるが、もちろん未来の主役は「人馬セット」でワープスピードを指名する!

 

スプリングS 2024 の回顧&未来の主役

2024年 3月17日(日) 2回中山8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第73回フジテレビ賞スプリングS
3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1800m 10頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 4 シックスペンス 牡3 57 ルメール 1.49.4   03-03-03-03 33.3 1 (美)国枝栄
7 7 アレグロブリランテ 牡3 57 横山和生 1.50.0 3 1/2 01-01-01-01 34.3 9 (美)上原佑紀
2 2 ルカランフィースト 牡3 57 横山武史 1.50.1 1 04-04-04-04 33.9 4 (美)鹿戸雄一
5 5 チャンネルトンネル 牡3 57 松岡正海 1.50.1 ハナ 05-04-04-04 33.8 6 (美)堀内岳志
8 9 コスモブッドレア 牡3 57 石川裕紀 1.50.1 同着 02-02-02-02 34.2 7 (美)小野次郎
8 10 スティンガーグラス 牡3 57 戸崎圭太 1.50.2  1/2 08-08-08-08 33.4 8 (美)木村哲也
6 6 ペッレグリーニ 牡3 57 岩田康誠 1.50.3 クビ 06-06-06-06 33.7 5 (美)手塚貴久
7 8 ログラール 牡3 57 北村友一 1.50.3 ハナ 06-06-06-06 33.7 10 (栗)松永幹夫
3 3 ウォーターリヒト 牡3 57 幸英明 1.50.3 クビ 09-08-08-08 33.5 2 (栗)河内洋
10 1 1 ジュンゴールド 牡3 57 坂井瑠星 1.50.6 2 09-10-10-10 33.4 3 (栗)友道康夫

 

解説不要の大器

今年の【スプリングステークス】は、ただただ、優勝したシックスペンスの強さが目立った。

前にいった馬が有利なスローの流れだったから、好位組であるシックスペンスの「優勝という結果」自体はさほど驚くものではないだろう。

だが、中身のインパクトがすごい。

スローということは「皆が余裕をもって脚を溜められる=着差がつきにくい」のだ。

そうした状況下において、2着に3馬身半の差をつけるあたり、破格としか言いようがない。

文句なしの大器

この先、間違いなく世代の先頭を走る一頭になるだろう。

とはいえ!強い馬をいつまでもたたえても、何も面白くはない。

あくまでも、回顧コラムの目的は「明日の夢馬券獲得へ向けて、考え方、あるいは楽しみな馬をピックアップし、皆様と共有することにいある。

そういった点からいえば、勝ち馬はひとまず置いておいて、、、楽しみな馬がいた!

 

少し時間はかかるかもしれないが

ピックアップしたいのは、6着のスティンガーグラスだ。

レースをご覧いただくとわかるように、スタートで立ち遅れたし、かといってそこから位置をとりにいけそうな雰囲気はない。

現状では、まだまだ未完成な馬というのが正直なところ。

ただし、戸崎騎手が

「スタートがうまく決まらなくて後方からになってしまいました。馬場の悪いところからでもしっかり走ってくれました。そこは良かったですね」

と語っている点は見逃せない。

上がり3ハロンのタイムは、位置どりの違いがあったにせよ、勝ち馬からは0.1秒しか遅くない。

反応の良さも、現状の若さを鑑みれば、なかなか速い。

この春で本物になるかはわからないが、順調にいけば、来年あたりはかなりやるのではないだろうか?

先物買いということで、覚えておいてほしい!

フラワーC 2024 の回顧&未来の主役

2024年 3月16日(土) 2回中山7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第38回フラワーカップ
3歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 12頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
5 5 ミアネーロ 牝3 55 津村明秀 1.48.0   07-07-07-06 35.4 2 (美)林徹
7 9 ホーエリート 牝3 55 原優介 1.48.1  3/4 07-08-07-06 35.6 8 *(美)田島俊明
2 2 カンティアーモ 牝3 55 ルメール 1.48.2 クビ 10-09-10-09 35.3 1 (美)木村哲也
7 10 ラビットアイ 牝3 55 横山典弘 1.48.2 クビ 10-11-11-11 35.0 4 (栗)鈴木孝志
6 8 エルフストラック 牝3 55 石川裕紀 1.48.2 ハナ 01-01-01-01 36.2 9 (栗)中村直也
5 6 カニキュル 牝3 55 戸崎圭太 1.48.3 クビ 09-09-09-09 35.6 3 (美)菊沢隆徳
4 4 テリオスサラ 牝3 55 石橋脩 1.48.4  1/2 03-03-03-04 36.1 5 (美)高柳瑞樹
6 7 マルコタージュ 牝3 55 杉原誠人 1.48.6 1 1/4 12-12-12-11 35.3 10 (美)小島茂之
8 12 フォーザボーイズ 牝3 55 横山和生 1.48.9 2 06-06-03-04 36.6 6 (美)加藤征弘
10 B3 3 スティックバイミー 牝3 55 菅原明良 1.50.0 7 03-03-03-06 37.6 12 (美)伊藤大士
11 8 11 テリオスルル 牝3 55 松岡正海 1.50.3 1 1/2 02-02-02-02 38.2 11 *(美)田島俊明
12 1 1 ヒラボクミニー 牝3 55 田辺裕信 1.50.4  1/2 03-03-03-02 38.0 7 (美)村田一誠

 

まずは走破時計に注目

今回の【フラワーカップ】を振り返った時、まず最初に目がいくのは、「1分48秒0」の走破時計だ。

これは、直近10年の中では2番目に速い。(10年の中で、道悪は昨年の一度だけ。あとは全て良馬場)

例えば、後の【秋華賞】勝ち馬スタニングローズが2022年に優勝したが、その際の勝ち時計は1分48秒5。

もちろん、タイムは、レース展開による部分も大きいから、速ければ良いというものではない。

とはいえ、既に皆様もご存じの通り、今の中山は、どうみても高速決着の馬場ではない。むしろタフさが求められる印象が強い。

そうした中で、10年中、2番目の勝ち時計が出たのだから、それなりのレベルのレースだったことは、間違いないように思う。

当然、例年の【フラワーカップ】の傾向からも、上位馬は【オークス】での活躍も視野に入ってくるだろうが、中でも2着ホーエリートは非常に面白そうだ。

 

伝えておいて良かった(笑)

ちなみにホーエリート、メルマガ会員様には、専用ページで以下の通りお伝えしていた。

メールマガジンは、こんな感じで、役立つ方法をどんどん投下しているので、まだしていないという人は、今すぐに登録しておいた方がいいね(笑)

それはともかく、どこが素晴らしいかといえば、ここにきての成長度!

上の解説文で「1ヶ月ぶりだが破格の動きを披露」という旨を記したが、これは単に調子が良かったというよりも、厳密にいえば

「急激に力を伸ばしているから、動きも良くなった」

というものだった。本当に驚かされた。

もちろん、他の上位2頭も素晴らしい素材だったが、レース前の段階からそれはわかっていた部分もあった。

それに対して、人知を越えるレベルの進化を遂げるあたり、底知れない大物感を覚えずにはいられない。

今の勢いのままに成長を続ければ、ひょっとして【オークス】でも何かを起こすのではないか?

勢い満点の若武者・原騎手への期待も含め、未来の主役に指名する。

ファルコンS 2024 の回顧&未来の主役

2024年 3月16日(土) 1回中京3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第38回中日スポーツ賞ファルコンS
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝 1400m 17頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
8 15 ダノンマッキンリー 牡3 57 北村友一 1.20.2    14-14 33.6 7 (栗)藤原英昭
3 6 オーキッドロマンス 牡3 57 内田博幸 1.20.3  1/2    01-01 34.8 5 (美)手塚貴久
5 9 ソンシ 牡3 57 川田将雅 1.20.6 2    05-05 34.7 1 (栗)中内田充
6 11 ナムラアトム 牡3 57 浜中俊 1.20.8 1    04-04 35.0 6 (栗)長谷川浩
1 1 ロジリオン 牡3 57 三浦皇成 1.20.8    10-07 34.6 2 (美)古賀慎明
7 14 アンクルクロス 牡3 57 長岡禎仁 1.20.9  1/2    06-07 34.8 15 (栗)高橋亮
B1 2 フェンダー 牡3 57 西村淳也 1.20.9 ハナ    06-05 35.0 14 (栗)斉藤崇史
B6 12 エンヤラヴフェイス 牡3 57 菊沢一樹 1.20.9 クビ    12-12 34.5 13 (栗)森田直行
3 5 シュトラウス 牡3 57 北村宏司 1.21.0  1/2    17-16 34.1 3 (美)武井亮
10 8 16 タイキヴァンクール 牡3 57 吉田隼人 1.21.1 クビ    15-16 34.2 12 (栗)中尾秀正
11 2 3 サトミノキラリ 牡3 57 横山武史 1.21.1 ハナ    12-12 34.7 4 (美)鈴木伸尋
12 4 8 キャプテンネキ 牝3 55 松山弘平 1.21.2  1/2    02-02 35.6 10 (栗)杉山晴紀
13 4 7 ハクサンイーグル 牡3 57 丸山元気 1.21.4 1 1/4    09-07 35.3 17 (美)土田稔
14 7 13 エイムフォーエース 牡3 57 本田正重 1.21.5  1/2    15-14 34.9 9 [地]山下貴之
15 5 10 ヴァルドルチャ 牡3 57 団野大成 1.21.6  1/2    10-11 35.3 11 (美)田中博康
16 2 4 クリスアーサー 牡3 57 幸英明 1.21.6 クビ    02-02 35.9 8 (栗)渡辺薫彦
17 8 17 ミルテンベルク 牡3 57 藤岡康太 1.21.9 1 3/4    06-07 35.8 16 (栗)武英智

 

素直に上位馬を認めるべきレース

毎年のように荒れてきた【ファルコンステークス】。

どうしても、この時期の芝1400Mの重賞というのは

「1200Mの距離延長を試したい馬」「そもそも1400Mがドンピシャの馬」「マイルに限界を感じて、短縮してきた馬」

などなど、様々なタイプの馬、さらには各陣営の様々な思惑が入り乱れるため、なかなか簡単な決着にはならないのだ。

そして迎えた今年。

3連単の配当「6万馬券台」は、いわゆる荒れる重賞としては、それほどの波乱ではないのかもしれないが、それでも優勝馬が7番人気、そして2&3番人気が馬券に絡めなかった点を考慮すれば

「ファルコンステークスらしい決着」

と言えるのかもしれない。

ただし!それはあくまでも「決着」の話。結果論かもしれないが、上位入線馬たちの走りは、ハッキリと「本物」であることを示している。

 

中でも1頭チョイスするなら?

4角通過順は、勝ち馬から3着馬まで順番に「14、1、5」

要するに、逃げようが、好位だろうが、追い込みだろうが、どの位置からでも平等に上位にこられる流れ(力を発揮できる流れ)だったということ。

その上、上位サイドでは、5着ロジリオンの三浦騎手こそ「窮屈で力を出せなかった」という趣旨の話をしているが、他のジョッキーの多くは、納得のレースだったことを示唆するコメントを出している。

いかに「ガチンコ」のレースだったかがわかるし、そこで上位にきた馬たちは、やはり「本物」の評価で良い。

 

それを踏まえて、一頭、未来の主役候補をピックアップするなら、私は2着のオーキッドロマンスを推したい。

終始、目標にされる形でレースを運びながら、内田博騎手いわく「止まっていません」

ダノンマッキンリーの脚は確かに凄かったが、中京のタフで長い直線をものともしない逃げ脚も、なかなかのものだ。

どうしても、逃げ馬は展開に左右されがちな分、力ほどは評価が上がらなかったりするが、それで美味しい馬券になるなら最高じゃないか!

1600Mまでなら、重賞で狙える素材として、覚えておいてほしい。

 

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