こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
北九州記念 2026 の回顧
2026年 7月 5日(日) 2回小倉4日 天候 : 小雨 馬場状態 : 重
【11R】 第61回テレビ西日本賞北九州記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1200m 13頭立
| 着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8 | 12 | フリッカージャブ | 牡4 | 57.5 | 松山弘平 | 1.08.0 | 02-01 | 34.8 | 1 | (栗)西園翔太 | |
| 2 | 2 | 2 | ジェニファー | 牝5 | 50 | 田山旺佑 | 1.08.0 | クビ | 03-02 | 34.6 | 9 | *(栗)浜田多実 |
| 3 | 6 | 9 | ヨシノイースター | 牡8 | 58 | 田辺裕信 | 1.08.1 | クビ | 06-04 | 34.5 | 4 | (栗)中尾秀正 |
| 4 | B8 | 13 | イツモニコニコ | 牝5 | 53 | 藤懸貴志 | 1.08.4 | 1 3/4 | 09-08 | 34.5 | 12 | *(栗)浜田多実 |
| 5 | 4 | 5 | アブキールベイ | 牝4 | 55.5 | 西村淳也 | 1.08.6 | 1 1/4 | 10-10 | 34.5 | 6 | (栗)坂口智康 |
| 6 | 7 | 10 | サウンドモリアーナ | 牝4 | 55 | 吉村誠之 | 1.08.6 | クビ | 03-02 | 35.2 | 8 | (栗)武英智 |
| 7 | 4 | 4 | アンクルクロス | 牡5 | 56 | 松若風馬 | 1.08.6 | 頭 | 11-10 | 34.4 | 3 | (栗)高橋亮 |
| 8 | B1 | 1 | ランフォーヴァウ | 牝4 | 54 | 石川裕紀 | 1.08.9 | 1 1/2 | 08-08 | 35.1 | 10 | (栗)福永祐一 |
| 9 | B7 | 11 | ヤマニンアルリフラ | 牡5 | 57.5 | 団野大成 | 1.09.0 | 3/4 | 11-12 | 34.7 | 5 | *(栗)斉藤崇史 |
| 10 | 5 | 7 | デアヴェローチェ | 牝3 | 53 | 川田将雅 | 1.09.0 | クビ | 13-13 | 34.5 | 2 | (栗)上村洋行 |
| 11 | 5 | 6 | オタルエバー | 牡7 | 56 | 角田大和 | 1.09.6 | 3 1/2 | 06-07 | 36.0 | 11 | (栗)中竹和也 |
| 12 | B3 | 3 | プロトポロス | 牡6 | 53 | 幸英明 | 1.10.1 | 3 | 03-04 | 36.8 | 13 | (栗)西村真幸 |
| 13 | 6 | 8 | アメリカンビキニ | 牝4 | 51 | 酒井学 | 1.13.2 | 大差 | 01-04 | 40.1 | 7 | *(栗)斉藤崇史 |
何より天気
もはや、この時期の恒例行事と言ってよいだろう。
馬の強いか弱いかよりも「馬場が良いのか悪いのか」で頭を悩ませなくてはいけない
私たちも迷ったし、本当にギリギリまで考えた方もいるに違いない。苦笑
ただ、天気ばかりは、どうしようもないことも確かだ。
この天候がいつまで続くかはわからないが、淡々と、粛々と目の前の状況と向き合っていこうじゃないか。
さて、結局のところ、今回は「小雨の重馬場」での開催になった。
勝ち時計が1分8秒0だったことからも、重馬場らしい力の要る馬場になっていたことは間違いないし、その馬場を味方につけた馬、一方で苦しんだ馬。ハッキリと明暗が分かれたように思う。
※参考までに、今回優勝のフリッカージャブが、昨年7月に、ここ小倉芝1200Mで「1勝クラス」を勝った際の走破時計が1分7秒5だった
ただし勝ち馬は!
それでも、勝ったフリッカージャブに関してだけは
「仮にどんな馬場でも勝っていた」
と思う。結果論かもしれないが、格が違った。
前走の【鞍馬S】(京都芝1200M)を1分6秒台のタイムで完勝している点からもわかるように、本質的には高速馬場での時計勝負で、より持ち味を発揮する馬だろう。
実際に、今回のレース後、鞍上の松山騎手は
「向正面で馬場の良いところを通れた」
という趣旨のコメントを残している。
「高速馬場での時計勝負ベスト」の馬だからこそ、鞍上もかなり進路取りには注意を払っていたことがわかる。
今なら坂も
ただ、そうはいっても重馬場発表。
「馬場の良いところ」
とは言えど、いわゆる通常の良馬場の時と比べれば、かなり悪い状態だったことは間違いない。

それでも、馬自身、意に介さないとでもいわんばかりに、スイスイ進んでいた。
今回、道悪の芝コースを実戦で走るのは初めてだったが、父系にキングマンボがいる血統だけに、力の要る馬場も決して悪くはないということなのかもしれない。
いずれにせよ、今回のメンバーの中では「格上」。
だとすればさらに上のステージ、つまり【スプリンターズS】で通用するかどうか。これが今回の回顧では一番大事な部分かもしれない。
春の重賞【オーシャンS】において、中山の坂に苦しんでいたいた印象もあるだけに、懐疑的な方が多いと思うが、私は「今ならいける可能性も十分」だと判断。
確かに平坦がベストだとは思うが、春時点と今では、馬の動きがまるで違う。4歳馬らしく力をつけているのだ。
軸とまでは言い切れないが、馬券には必ず絡めるべき存在!今の時点では、ここまでにとどめておこう。
デアヴェローチェはもう一度
対して、2番人気のデアヴェローチェはまさかの10着敗退。
この馬は、明確に道悪が合わなかったタイプだ。
レース後、鞍上の川田騎手は
「終始進んでいくことができず、いい競馬にしてあげられませんでした」
という趣旨のコメントを残し、敗因が馬場であることを示唆している。
見ているコチラ側としても「まあそうだろうな」というのが率直な印象。
ただし!明らかに合わない馬場であっても「進まない」だけでは追わらせない。
それが、3歳重賞ウイナーの実力だ。
未来の主役は

というのも、上がり3ハロンでは、メンバー中で2位タイのタイムを出しているのだ。
間違いなく、力はある。
冒頭で「天気ばかりは、どうしようもない」と書いたが、それを一番強く感じ、また悔しいをしているのはデアヴェローチェ陣営かもしれない。
現状、道悪では苦しい馬だということは否定しようがないにせよ、良馬場で戦えるチャンスがあれば、また重賞勝ちのチャンスは必ずくると思う。注目だ。
一方、未来の主役に選ぶならランフォーヴァウ。
8着に敗れてはいるが、3〜4角で前の馬が下がってきてブレーキを踏む不利があって力を出し切ってはいない。
むしろ初めての1200Mでしっかりとレースの流れに乗れていたことに驚いた。
レース選択に関して、相当に熟慮、吟味するという福永調教師が敢えて1200Mに挑戦させただけのことはあるし、ひょっとしたら相当な1200M適性の持ち主かも。
次のレースを楽しみに「未来の主役」はこの馬で決まり!





