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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】ラジオNIKKEI賞&函館記念 2026→着順を評価した上で「中身」をどう考えるか?各重賞の未来の主役も

【先週の重賞回顧】ラジオNIKKEI賞&函館記念 2026→着順を評価した上で「中身」をどう考えるか?各重賞の未来の主役も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

ラジオNIKKEI賞 2026 の回顧

2026年 6月28日(日) 2回福島2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第75回ラジオNIKKEI賞
3歳・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
7 13 サノノグレーター 牡3 56 田辺裕信 1.45.2 10-11-11-11 34.0 1 (美)尾形和幸
4 8 ディールメーカー 牡3 56 高杉吏麒 1.45.4 1 1/4 01-01-01-01 34.7 8 (美)大和田成
3 5 リッツパーティー 牡3 54 横山武史 1.45.5  3/4 02-02-02-02 34.8 2 (美)岩戸孝樹
8 15 バドリナート 牡3 57 津村明秀 1.45.6 クビ 12-13-12-12 34.2 13 (栗)松永幹夫
5 10 ガリレア 牡3 54 石橋脩 1.45.6 08-08-04-03 34.7 16 (美)清水英克
2 4 サイモンシャリオ 牡3 52 田口貫太 1.45.7  3/4 10-08-08-07 34.6 14 (栗)梅田智之
2 3 ジーネキング 牡3 56 菊沢一樹 1.45.8 クビ 05-06-08-07 34.7 6 (美)斎藤誠
3 6 コルテオソレイユ 牡3 54 荻野極 1.45.8 ハナ 05-05-04-03 34.9 4 (栗)佐藤悠太
1 2 クカイリモク 牡3 53 ゴンサル 1.45.8 08-10-12-12 34.4 10 (美)堀宣行
10 1 1 ルージュボヤージュ 牝3 52 北村宏司 1.45.9  3/4 02-03-04-03 35.0 5 (美)木村哲也
11 6 12 ローベルクランツ 牡3 57 松山弘平 1.46.0  1/2 14-14-15-15 34.3 3 (栗)小林真也
12 4 7 ショウナンガルフ 牡3 57 丸山元気 1.46.0 16-16-12-12 34.5 15 (栗)須貝尚介
13 5 9 キンググローリー 牡3 54 石川裕紀 1.46.1 クビ 12-12-15-15 34.4 9 (美)古賀慎明
14 8 16 スペルーチェ 牡3 55 M.デム 1.46.3 1 1/4 14-14-08-07 35.2 11 (美)宮田敬介
15 6 11 コロナドブリッジ 牡3 54 三浦皇成 1.46.3 クビ 02-03-02-03 35.5 12 (栗)庄野靖志
16 7 14 スカイスプレンダー 牡3 55 戸崎圭太 1.47.6 8 05-06-04-07 36.7 7 (栗)池江泰寿

 

結果的には、格が違った

終わってみれば

「格が違った」

ということになるのだろうか!?

出世重賞【ラジオNIKKEI賞】を制したのは、堂々の単勝1番人気馬・サノノグレーターだった。

 

中山の【葉牡丹賞】を完勝している点から、内回りコース(狭いコース)への適性は証明済み。

尚且つG1【皐月賞】でも9着といえ、勝ち馬からは0.8秒差であり、同時に1分57秒3で走っているように、高速馬場への適性も高い。

前日(土)の結果からも明らかだったように、今の福島は恐ろしく時計が速い。そこに、マッチするタイプでもある。

そんな馬が、トップハンデよりも1キロ軽い56キロだったのだから、走って当然という見方もある。

ただ、それほどの馬が、あくまでも「大混戦の中での押し出された1番人気」にとどまった理由は「脚質」にある。

 

内前有利のイメージがあるが

サノノグレーターは、明らかに「差し一手の馬」(結果的に今回もそうだった)

だが、昨年の【ラジオNIKKEI賞】の結果に象徴されるように、このレースは「内前有利」の傾向が強い。

昨年のゴール前

例えば昨年優勝のエキサイトバイオは、最内の1番枠からロスのない立ち回りで勝利したし、2着センツブラッドは、4角4番手から良い脚を使っていた。

狭い福島コース、なかなか後ろから外を回す形では届かないと言われる。

そんな中、馬番13番、ましてや差し一手のサノノグレーター。

こうした馬が差し切ったという事実は、レースの常識を覆したという点でも意味がある。

春シーズンはもう一つ突き抜けきれなかったが、これをキッカケに、さらに羽ばたいてほしいものだ。

 

その一方で、どうしても気になるのは「他の上位入線馬との中身の比較」という部分だ。

 

前なのか?後ろなのか?

何が言いたいか?

実は今回、勝ったサノノグレーターが後ろから差したのに対し、1&2着の2頭は常時1&2番手を走っていた2頭。

要するに、対照的なレース運びをした馬が上位を占めたのだ。

それだけに

「前の馬に有利な条件だったのか?後ろの馬に有利な条件だったのか?」

という部分の考え方次第で、中身の評価も着順通りなのか、あるいは中身ではトントンなのか、まるで変わってくる。非常に大事な部分なのだ。

ということで、私たちなりの考え方を率直に申し上げると

「圧倒的とは言わないが、どちらかといえば前の馬寄りの条件だった」

 

素直に勝ち馬がNo1!

というのも、レース前日、当日も含めた芝レースの傾向を見ていると、基本的には前の馬が止まりにくい馬場だったことは間違いない。

週中に雨があったことで少し心配もあったが、基本的には開幕週らしい馬場状態だったと言って差し支えない。

 

一方、ラップ面においては、前半の4ハロンが「46.8」 に対し、後半の4ハロンが「46.2」

どちらかに極端に偏ってはいないから、明確に前寄りとも後ろ寄りとも言えない、イーブンに近いペース。

だとすれば、今記した「馬場状態」と、前半でも記したが、そもそも「内前有利」という条件がクローズアップされる。

だから「圧倒的とは言わないが、どちらかといえば前の馬寄りの条件だった」ということになる。

素直に勝ち馬がNo1の評価で良いと思う。

同時に、上位3頭の中で唯一重賞初挑戦だったリッツパーティーは「ノビシロ」という部分で非常に大きいと思う。

1着馬&3着馬を未来の主役として、今後も追いかけていきたい。

 

函館記念 2026 の回顧

2026年 6月28日(日) 1回函館6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第62回農林水産省賞典函館記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
B2 2 ファウストラーゼン 牡4 56 小林美駒 1.57.7 13-12-08-02 34.5 10 *(栗)須貝尚介
6 10 ケリフレッドアスク 牝4 55 北村友一 1.57.8  1/2 10-09-08-10 34.6 7 (栗)藤原英昭
2 3 ピースワンデュック 牡5 55 佐々木大 1.57.8 02-02-02-02 35.0 9 (美)大竹正博
5 8 ケイアイセナ 牡7 57.5 武豊 1.57.8 クビ 01-01-01-01 35.3 6 (栗)平田修
3 4 マジックサンズ 牡4 58 横山和生 1.58.1 1 1/2 08-07-08-10 34.9 4 *(栗)須貝尚介
3 5 イガッチ 牡4 55 浜中俊 1.58.2  1/2 05-04-04-06 35.2 1 (栗)笹田和秀
B4 7 チャックネイト セ8 58 鮫島克駿 1.58.3  1/2 11-11-08-08 35.1 14 (美)堀宣行
4 6 サンストックトン 牡7 54 松本大輝 1.58.3 ハナ 08-09-12-10 35.0 13 (美)堀内岳志
7 12 エコロディノス 牡4 57 池添謙一 1.58.3 クビ 04-04-04-02 35.4 3 (栗)大久保龍
10 7 13 アラタ 牡9 58 大野拓弥 1.58.4  1/2 14-14-15-14 34.7 12 (美)和田勇介
11 8 15 デビットバローズ セ7 58 岩田望来 1.58.5  1/2 06-06-06-06 35.4 8 (栗)上村洋行
12 5 9 オニャンコポン セ7 54 横山琉人 1.58.5 ハナ 12-12-13-13 35.0 15 (美)小島茂之
13 8 14 フィーリウス 牡4 56 丹内祐次 1.59.0 3 06-07-06-08 35.9 2 (美)手塚貴久
14 6 11 ジュタ 牡4 56 坂井瑠星 1.59.1 クビ 02-02-02-02 36.4 5 (栗)矢作芳人
15 1 1 バルナバ 牡4 55 斎藤新 1.59.2  3/4 15-14-13-14 35.6 11 (栗)浜田多実

 

おめでとう!小林美駒騎手🎉

まずは何と言っても小林美駒騎手の重賞初勝利だろう。

昨今の活躍は皆さまもご承知のことかと思うが(だから重賞でのチャンスが巡ってきたわけだが)4度目の重賞挑戦での堂々の勝利。

今回のパートナーは、このところ苦戦続きだったとはいえ、重賞ウイナーでもあるファウストラーゼン。

少なからずチャンスと言える場面において、それをキッチリとモノにする勝負強さは並大抵ではない。

先日の【オークス】を今村聖奈騎手が勝ったことで、女性ジョッキーたちの、男性ジョッキーに対する心理的な壁も、大分薄いものになったという面もあるかもしれない。

実に堂々として迷いのないマクリだった。(ラストの斜行はご自身で反省してもらうとして。苦笑)

本当におめでとう!もちろん、ファウストラーゼンも【弥生賞】以来の勝利、おめでとう!

 

勝ちは勝ちとして認めた上で

重賞ウイナーの久々の勝利、改めて心から敬意を表したい。

この勝利の価値に関して、何ら揺るぎない、また疑う余地がないことを前提で

「ファウストラーゼンが完全復活したのか?」

と言われれば、予想家としての客観的な視点としては

「もう1戦見させてほしい」

ということになる。

結果的に、勝ち時計1分57秒7という高速決着になったが、前半1000Mの通過が58.5だった点からもわかるように、緩みのないラップ。先行勢にとっては、決して楽ではない展開だった。

そんな中、3コーナーから一気に外を捲り上げる、この馬が最も得意とする形。

前が苦しくなったタイミングを見計らった、鞍上の素晴らしい好判断であり、馬自身の大きな後押しになったことは間違いない。

 

評価すべきは「前」

もちろん、この馬の形になったとはいえ、それを実行するだけの能力があればこそ。

だからこそ「もう一度みたい」のだ。

復活への足がかりは間違いなくできた。次を非常に楽しみにしている。

 

一方、中身の上で評価すべきは、やはり序盤から前でレースを展開し、厳しい流れの中でも最後まで踏ん張った2頭、3着のピースワンデュックと4着のケイアイセナだろう。

特に、ケイアイセナは、ある意味ではこの形しかできない馬ではあるのだが、7歳という年齢を全く感じさせない渋太さ。

近年、調教技術の進化により高齢馬の活躍が目立っていることは皆さまもご承知かと思うが、そういった点では、特に洋芝でのレースでは、あと2年くらいはケイアイセナは頑張れるのではないか?

高齢を承知で、敢えて未来の主役に挙げておきたい。

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