こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください！
勝負の明暗 はここだった！
【回顧】京都金杯 2022 における勝負の明暗
【11Ｒ】 第60回スポーツニッポン賞京都金杯
４歳以上・オープン・Ｇ３(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立
| 着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 単勝 | 体重 | ± | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| １ | 4 | 7 | ザダル | 牡6 | 57.5 | 松山弘平 | 1.32.9 | 12-12-12 | 34.2 | 7 | 13.9 | 502 | +2 | (美)大竹正博 | |
| ２ | B6 | 11 | ダイワキャグニー | セ8 | 57.5 | 幸英明 | 1.33.0 | 1 | 03-02-02 | 35.0 | 11 | 26.4 | 500 | +8 | (美)菊沢隆徳 |
| ３ | B5 | 10 | カイザーミノル | 牡6 | 56 | 横山典弘 | 1.33.0 | 頭 | 05-04-04 | 34.8 | 2 | 6.3 | 466 | 0 | (栗)北出成人 |
| ４ | 2 | 4 | ダイアトニック | 牡7 | 57.5 | 岩田康誠 | 1.33.0 | 頭 | 07-09-09 | 34.4 | 12 | 27.2 | 480 | +8 | (栗)安田隆行 |
| ５ | 5 | 9 | クリノプレミアム | 牝5 | 52 | 江田照男 | 1.33.2 | 1 1/4 | 07-07-07 | 34.8 | 14 | 65.1 | 480 | -2 | (美)伊藤伸一 |
| ６ | 6 | 12 | エアロロノア | 牡5 | 56 | 岩田望来 | 1.33.3 | 1/2 | 10-09-09 | 34.7 | 1 | 3.5 | 506 | 0 | (栗)笹田和秀 |
| ７ | 7 | 13 | ヴェロックス | 牡6 | 57 | 浜中俊 | 1.33.4 | クビ | 10-09-09 | 34.8 | 10 | 26.1 | 494 | +10 | (栗)中内田充 |
| ８ | 8 | 15 | ステルヴィオ | 牡7 | 58 | 和田竜二 | 1.33.4 | ハナ | 14-15-15 | 34.5 | 9 | 18.8 | 494 | +6 | (美)木村哲也 |
| ９ | 1 | 2 | バスラットレオン | 牡4 | 55 | 坂井瑠星 | 1.33.4 | クビ | 01-01-01 | 35.6 | 5 | 9.9 | 492 | +8 | (栗)矢作芳人 |
| 10 | 3 | 6 | シュリ | 牡6 | 57 | 武豊 | 1.33.6 | 1 1/4 | 16-15-15 | 34.7 | 4 | 7.8 | 518 | 0 | (栗)池江泰寿 |
| 11 | 4 | 8 | ルークズネスト | 牡4 | 55 | 泉谷楓真 | 1.33.6 | ハナ | 14-12-13 | 34.8 | 3 | 7.0 | 516 | +2 | (栗)浜田多実 |
| 12 | 1 | 1 | ヴィジュネル | 牡4 | 54 | 藤岡康太 | 1.33.7 | 1/2 | 04-04-04 | 35.5 | 8 | 14.8 | 486 | +8 | (栗)渡辺薫彦 |
| 13 | 7 | 14 | トーラスジェミニ | 牡6 | 57.5 | 原優介 | 1.34.0 | 1 1/2 | 05-04-04 | 35.8 | 13 | 49.8 | 478 | +6 | (美)小桧山悟 |
| 14 | B2 | 3 | サトノフェイバー | 牡7 | 57 | 古川吉洋 | 1.34.3 | 1 3/4 | 02-02-02 | 36.4 | 16 | 104.4 | 522 | +12 | (栗)南井克巳 |
| 15 | 8 | 16 | メイケイダイハード | 牡7 | 55 | 酒井学 | 1.34.4 | クビ | 12-12-13 | 35.6 | 15 | 93.7 | 550 | +8 | (栗)中竹和也 |
| 16 | B3 | 5 | ディアンドル | 牝6 | 55 | Ｃ．デム | 1.34.6 | 1 1/2 | 07-07-07 | 36.2 | 6 | 12.2 | 506 | +2 | (栗)奥村豊 |
やった！金杯で乾杯！
さあ、いよいよ2022年のＪＲＡ競馬が開幕！
昨年末【有馬記念】や【ホープフルＳ】が終わってから今日まで、首を長くして待っていた方も多いだろうね。笑
さて、今回の【京都金杯】（中山金杯も）を皮切りに、今年も毎週の重賞のレースには「回顧」のコラムをご用意する予定だ。
これまで以上に、少しでも皆様のお役に立つような内容を記していけたらと考えている。
引き続きのお付き合いをお願いしたい。
尚、おかげさまで私たちキングスポーツは【京都金杯】において、３連複37点で２万５千円の高配当獲得に成功！
金杯で乾杯！
することができた。やはり金杯の勝利は格別だ！
ということで、激走してくれた各馬に感謝をしつつ、早速回顧をしていこう。
参考⇒金杯日（１月５日）の成績速報
ダイワキャグニーに感謝しつつも
上にリンク先のある成績速報のページでも記したが【京都金杯】における私たちの穴馬は、11番人気の大穴☆ダイワキャグニーだった。
人気薄にもかかわらず、堂々２着に激走！
YouTubeなどでも公開していたから、多くの方に「穴のキングスポーツの実力」をご堪能いただけたのではないだろうか。
まずは、ダイワキャグニーに心からの感謝を申し上げたい。
参考⇒ダイワキャグニーを公開したYouTube
その上で、ここからは客観的な目でレースを振り返ってみようと思う。
なぜ、伏兵２頭がワンツーを決められたのか？
さて、上でご紹介した11番人気ダイワキャグニーを抑える形で優勝したのが、こちらも７番人気の伏兵ザダルだった。
人気薄２頭でのワンツーに驚かれた方は多いだろう。
では、彼らが激走できた理由はどこにあったのか？
実は答えは非常にシンプル。答えは「レースの流れ」だ！
ここでご紹介したいのが、上位入線馬の４角通過順だ。
２着ダイワキャグニー⇒２番手
３着カイザーミノル ⇒４番手
４着ダイアトニック ⇒９番手
好位の馬もいれば中団の馬も、そして後方待機していた馬もいる。
何が言いたいかというと
「位置取りを問わずにチャンスが平等に訪れるレースの流れだった」
ということだ。
ガチンコ勝負になったからこそ
皆が平等に力を出せる「ガチンコ勝負」なら、上位に来られるのは、必然的に
ということになるだろう。
では、その実力をどこで見極めればよいかと言えば、、、やはりハンデだ。
ハンデ戦を予想する際に、重いハンデを背負っている馬を敬遠する人も少なくないとは思うが、重ハンデは実績や実力の裏返しでもある。
今回、トップハンデの57.5キロを背負っていた馬は４頭。
そのうちの３頭が上位４着に食い込んだのは、決して偶然ではない！
ただし、上でも記したように、重ハンデというだけで敬遠する人もいる。
その分、ザダルにせよダイワキャグニーにせよ、本来備える力と比べると、大きく人気を落としていた。
私のように馬券を射止めた人間にとっては「配当的にラッキーなレース」だったと言えそうだ。
ハンデ戦ほど展開を読むべし
ここまで書いてきた内容から、既に気づかれている方も多いと思うが、今回のコラムで一番お伝えしたいことは
ハンデ戦ほど展開を読むべし
ということだ。
ある程度競馬に詳しい方であれば、メンバー構成をチェックすれば、なんとなくのレースの流れは見えてくるはずだ。
今回のように、皆が力を出せるようなスタンダードな流れになるケースもあるだろう。
一方で、極端なスロー、あるいはハイペースだったら、浮上してくる馬も違ってくる。
ハンデ戦と聞くと、ついハンデに目が行きがちになるが、勝ちたい方は、ぜひ、展開面をしっかりと勉強してほしい。
共通点は「東京芝1800Ｍ」
最後にもうひとつ、皆様にお伝えしておきたいことがある。
上位３頭に共通点があった。それは
ということ。
ザダルは６月のＧ３【エプソムカップ】を優勝している。
ダイワキャグニーとカイザーミノルは、ハイレベルだった10月のＧ２【毎日王冠】の４＆５着馬だ。（天皇賞秋・ジャパンＣで連続４着のサンレイポケットに先着している）
やはり、最もタフな東京の1800Ｍで好走できるような馬は、他場で、しかも１ハロン短いマイルあたりは非常に楽に感じるのではないだろうか。
今回に限らず、マイル重賞を予想する際には、東京芝1800Ｍ実績に注目するのが大事になるかも！？
意識しておいてほしい。
【京都金杯 2022】のレース後の関係者のコメント
レース後のコメント
１着 ザダル（松山弘平騎手）
「馬の一瞬の脚というものが速くてすごく良いものがあり、強かったです。良い脚を持っているイメージをもっていたので、しっかり脚を溜めて、その持ち味を引き出せたらと思っていました。思っていたより（位置は）後ろになりましたが、それでもしっかり馬が対応してくれて、良い脚を使ってくれたと思います。金杯を勝てて嬉しいですし、良いスタートを切れたので、もっと頑張っていきたいと思います」
３着 カイザーミノル（横山典弘騎手）
「休み明けで力んでいて、雰囲気が違っていました。良い頃と比べると燃えている感じでした。休み明けのせいか駐立が良くなくて、でもその割には道中もよく頑張っています。今までの中では雰囲気が違う感じでしたが、よく走っています。暖かくなってまた良くなると思います」
６着 エアロロノア（岩田望来騎手）
「雰囲気は悪くなくて、競馬は上手です。直線で接触がありました。バランスは崩さず走ってくれましたが、残念な結果でした」
９着 バスラットレオン（坂井瑠星騎手）
「良い頃と比べるとまだまだですが、ここ何戦かと比べると良くなっているのを感じます。これをきっかけになると良いですね」
１１着 ルークズネスト（泉谷楓真騎手）
「ゲートで潜るのに上手く対応できませんでした。申し訳ありません」
（via ラジオNIKKEI ）
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