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ホーム勝負の明暗中山記念 2021【回顧】勝ち馬はG1でも!次走への一言メモも!

中山記念 2021【回顧】勝ち馬はG1でも!次走への一言メモも!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】中山記念 2021 における勝負の明暗

2021年 2月28日(日) 2回中山2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第95回中山記念
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1800m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
5 8 ヒシイグアス 牡5 56 松山弘平 1.44.9 04-04-04-04 34.2 1 2.5 490 -6 (美)堀宣行
3 4 ケイデンスコール 牡5 56 岩田康誠 1.44.9 クビ 05-05-04-04 34.2 5 15.8 472 0 (栗)安田隆行
8 13 ウインイクシード 牡7 56 横山武史 1.45.0  1/2 02-02-02-01 35.3 7 24.9 500 +2 (美)鈴木伸尋
6 10 ゴーフォザサミット 牡6 56 蛯名正義 1.45.4 2 1/2 07-05-07-06 34.5 6 17.2 520 +6 (美)藤沢和雄
1 1 トーセンスーリヤ 牡6 56 横山和生 1.45.5 クビ 03-03-03-02 35.6 4 8.5 488 +8 (美)小野次郎
2 2 コスモカレンドゥラ 牡5 56 柴田大知 1.45.6  1/2 11-11-11-11 34.3 12 147.6 468 0 (美)田中博康
7 12 パンサラッサ 牡4 55 三浦皇成 1.45.7  1/2 08-08-09-09 34.7 9 27.4 470 +2 (栗)矢作芳人
6 9 サンアップルトン 牡5 56 柴田善臣 1.45.9 1 1/2 12-13-12-11 34.4 10 41.3 480 -6 (美)中野栄治
7 11 クラージュゲリエ 牡5 56 ルメール 1.46.0 クビ 09-08-10-09 34.8 3 5.0 498 +2 (栗)池江泰寿
10 4 6 フランツ 牡6 56 M.デム 1.46.3 2 14-14-14-14 34.5 8 26.1 446 -6 (栗)音無秀孝
11 8 14 ショウナンライズ 牡8 56 大野拓弥 1.46.6 1 3/4 05-05-06-08 35.8 14 559.5 478 0 (美)上原博之
12 3 3 ノーブルマーズ 牡8 56 高倉稜 1.46.7  3/4 09-10-07-07 35.8 11 115.5 500 -4 (栗)宮本博
13 4 5 マイネルハニー 牡8 56 丸山元気 1.47.2 3 12-12-12-11 35.8 13 440.8 490 +2 (美)栗田徹
14 5 7 バビット 牡4 56 内田博幸 1.48.1 5 01-01-01-02 38.5 2 3.7 460 +2 (栗)浜田多実

 

皆様もご存知の通り【中山記念】は数多くの名馬を輩出してきた一戦。

古い話になるが、例えば96年サクラローレル。

ここを勝った後、次走の【天皇賞春】でG1初制覇を果たした。

それと同時に、毎年のように「既にある程度の実績を持つ馬が人気に推され、結果を出し、そしてその後の活躍に繋げてきた」という印象がある。

その点、今年は少々異色の【中山記念】だったように思う。

 

1番人気ヒシイグアスは、前走でG3の【中山金杯】を勝ったばかり。

ハッキリ言って、実績豊富という馬は1頭もいなかった。

それだけに「どういった結末になるのか?」と楽しみにしていたが

ヒシイグアスの強さが際立った&G1好走の可能性を感じさせてくれた

つまり、終わってみれば、今後繋がるであろう、本来の中山記念らしいレースだったのだ。

 

崩れる雰囲気がない

今回のレースに限らず、前走【中山金杯】などからも言えることだが、ヒシイグアスのレースを見ていて思うのは

崩れそうな雰囲気が全く感じられない

ということだ。

確実に好位から中団が確保できるスピード、道中でリズム良く折り合える精神力、直線で見せる息の長さを瞬発力を兼備した末脚。

いずれも一級品だと見て間違いないだろう。

だが、それより何より、最も評価したいのが勝負根性(精神力)だ!

 

並ばれたら、決して譲らないのがヒシイグアス!

今回も、ゴール前では内からケイデンスコールが迫ってきた。

本来なら危ない場面だが、ケイデンスコール自身が伸びなかった部分もあったとは思うが、それでも見事に競り落としている。

実は、この勝負根性こそが、上で記した

G1好走の可能性を感じさせてくれた

という部分の最大の根拠になる。

 

G1向きの馬

たとえG1でも

ハッキリ言って、G2を勝ち上がれるレベルの馬なら、その殆どがG1で活躍できるだけの走力を備えていると考えている。

それでも、いぜG1へ出走すると本来の力を発揮できない馬が大半だ。

その理由として考えられるのが

「余裕をもって戦えるG2(つまり自分より力が下の馬が大半)とは違い、同レベル(あるいはそれ以上)の馬たちと戦わなくてはいけないG1は、道中から直線まで、常にライバルと競り合うギリギリの精神状態にあるから

馬も人間も同じ。

何事も、精神的に苦かったり追い詰められている時は、本来の力を出しきれないもの。

だからこそ、大舞台で戦う上で、本当に重要なのは精神力なのだ!

 

あの名馬のように

そういった意味で、ヒシイグアスは間違いなくG1向きだろう。

ヒシイグアスはG2を余裕で勝っている訳ではない。

だが、かえって精神力を発揮せざるを得ない形で勝ち上がっている分

G1ではいつも通りに力を出し切れるとみた!

競馬センスの良さも含めて、かつてのG1・7勝馬テイエムオペラオーに近い雰囲気を感じるのは私だけだろうか。

今後のローテーションはまだわからないが、順調なら【大阪杯】や【宝塚記念】あたりが春の大目標になるだろう。

中山同様、狭いコース形態はセンス抜群のこの馬には向くはずだし

どちらに出走でも馬券に絡む可能性は十分にある!

未来の主役に指名し、引き続き期待したい。

 

激走に感謝!ケイデンスコール

そんなヒシイグアスからクビ差2着(5番人気)だったケイデンスコールも素晴らしかった。

キングスポーツは不動の軸馬に指名していたので、馬券も的中。

激走には心から感謝している。

 

【京都金杯】は前走12番人気での優勝。

突然の好結果だけに半信半疑の方も多かったようだが(前走で重賞勝ちにもかかわらず5番人気)私たちがご会員様に対して、あるいはYoutubeチャンネルでも断言したように、実際には昨年秋からレース内容が改善されており、階段を上るように復調してきていた。

 

だから前走は突発的な激走ではなく本物だったと確信し、今回の好走も案の定。

ただ、やはり本質的には1800Mは1ハロン長いのかもしれない。

今回も直線前半までの手応えなら、ラストはもっとヒシイグアスと競れても不思議ではなかった。

G1で2着もあるマイルに絞っていけば!

G1戦線も視野に入ってきそうだ!楽しみだ。

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

今回に関しては、率直に言って1&2着馬の2頭が抜けているとは思う。

そんな中でも、強いて言えば1頭、楽しみな馬がいたのでお伝えしておきたい。

 

5着トーセンスーリヤ

積極的なレースぶりが一際目立っていた。

1枠を活かし、前半から楽な手応えで好位を追走すると、4コーナーでも手応え十分!

「ひょっとしたら!?」とも思ったが、結果的にはゴール前で失速。

以前から申し上げているが、この手の急失速の理由は「距離」か「仕上がり」

過去の戦績からも距離というのは考えにくいから、やはり仕上がりと見てよさそうだ。

 

実はトーセンスーリヤは、休み明けながら調教では非常に良い動きをしていた。

それでも、やはり実戦は甘くはないということだろうか。

昨今の競馬界は調教技術が進歩しており、久々の馬でもいきなり激走のケースが増えたように思う。

それでも、やはり「本来は叩かれるに越したことはない」のだろう。

競馬の世界に限らないが、変わることと変わらないことがある。

改めて「叩かれての上昇」という基本中の基本は大事にしたいと再確認した。

 

いずれにせよ、トーセンスーリヤのレース内容が良かったことは確か!

小回りが合いそうだし、次走も中山やローカルコースに出走なら、迷わず指名したい。

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【中山記念 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 ヒシイグアス(松山弘平騎手)
「前も飛ばしている中、しっかりと良いポジションでついて行こうと思っていました。道中も良いリズムで直線に向いても手応え十分でした。内から抜けてくる馬がいましたが、しっかりと勝ち切ってくれました。乗るたびに馬も良くなっていて、厩舎もしっかりと仕上げてくれています。まだまだこれからの馬ですし、もっと強いレースができるよう頑張りたいです」

3着 ウインイクシード(横山武史騎手)
「最後までよく頑張って走ってくれました。できれば賞金を加算しておきたかったです」

4着 ゴーフォザサミット(蛯名正義騎手)
「レースの流れにまかせて思った通りのレースはできました。あと1秒遅い流れなら脚も溜まって、もっといい脚が使えたと思います」

6着 コスモカレンドゥラ(柴田大知騎手)
「行き脚がつかず後方からのレースになりました。それでも最後は脚をしっかり使いました。こういうレースができたのは収穫です」

7着 パンサラッサ(三浦皇成騎手)
「ゲートで躓いて後方からのレースになりました。後ろからのレースにも対応はしているのですが、いつものように前の位置でレースができていれば結果は違ったと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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