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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】ヴィクトリアマイル & 新潟大賞典 2026→圧倒的な勝ち馬も素晴らしいが、、、「意外な未来の主役」とは?

【先週の重賞回顧】ヴィクトリアマイル & 新潟大賞典 2026→圧倒的な勝ち馬も素晴らしいが、、、「意外な未来の主役」とは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

ヴィクトリアマイル 2026 の回顧

2026年 5月17日(日) 2回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第21回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 12 エンブロイダリー 牝4 56 ルメール 1.30.9    06-06 33.0 1 (美)森一誠
4 8 カムニャック 牝4 56 川田将雅 1.31.1 1 1/4    07-07 33.1 2 (栗)友道康夫
4 7 クイーンズウォーク 牝5 56 西村淳也 1.31.4 1 1/2    08-10 33.1 3 (栗)中内田充
2 4 エリカエクスプレス 牝4 56 武豊 1.31.4 ハナ    01-01 34.1 5 (栗)杉山晴紀
5 9 ココナッツブラウン 牝6 56 北村友一 1.31.4    11-12 32.9 7 (栗)上村洋行
8 16 ニシノティアモ 牝5 56 津村明秀 1.31.5  3/4    02-02 34.1 4 (美)上原佑紀
3 6 ラヴァンダ 牝5 56 岩田望来 1.31.6 クビ    08-07 33.6 8 (栗)中村直也
7 14 ジョスラン 牝4 56 戸崎圭太 1.31.6    08-09 33.5 9 (美)鹿戸雄一
2 3 マピュース 牝4 56 ゴンサル 1.31.6 クビ    03-05 33.9 14 (美)和田勇介
10 7 13 カナテープ 牝7 56 松山弘平 1.31.7  1/2    14-13 33.0 10 (美)堀宣行
11 6 11 ボンドガール 牝5 56 丹内祐次 1.31.7 ハナ    11-11 33.3 11 (美)手塚貴久
12 8 17 パラディレーヌ 牝4 56 坂井瑠星 1.31.8 クビ    13-13 33.2 12 (栗)千田輝彦
13 7 15 アイサンサン 牝4 56 幸英明 1.31.8 クビ    16-15 32.9 13 (栗)橋田宜長
14 3 5 ケリフレッドアスク 牝4 56 ディー 1.31.9  3/4    16-17 32.8 16 *(栗)藤原英昭
15 1 2 ワイドラトゥール 牝5 56 横山武史 1.32.0 クビ    14-15 33.2 18 *(栗)藤原英昭
16 B8 18 チェルヴィニア 牝5 56 レーン 1.32.0    03-03 34.4 6 (美)木村哲也
17 1 1 カピリナ 牝5 56 横山典弘 1.32.0 クビ    03-03 34.4 17 (美)田島俊明
18 5 10 ドロップオブライト 牝7 56 松若風馬 1.32.1    18-18 32.9 15 (栗)福永祐一

 

平均23万馬券←これって何の数字?

今回の回顧は、いきなり質問から入らせていただいたが、、、

「平均23万馬券」

とは、一体なんの数字かご存知だろうか?

実はこれ、2026年開幕以来、先週(NHKマイルC週)までに行われた全54の重賞(芝・ダート)における

「3連単の平均配当」

なのだ。はっきりいって、大荒れの配当と言っても差し支えない数字。尚、正確にいえば、23万3,465円ということになる。

要するに、私たち馬券を買う側の人間は、重賞レースを予想する際に、これくらいの配当は期待しても、決して欲張りではないということだ。(もちろん、ケース・バイ・ケースであることは当然として)

それと同時に、こういった数字が出るくらい、今の日本競馬界は能力拮抗の時代であることがおわかりいただけると思う。

 

これもまた競馬

しかし、それにもかかわらず今回の【ヴィクトリアM】では

上位人気3頭が、人気通りに上位独占

という結果で終わった。

ちなみに、芝・ダートのG1で、上位人気3頭が、人気通りに上位独占したケースは、直近10年で「今回が5例目」

確率でいえば、2年に1度しか起こらないレースケースだったということになる。

G1での上位人気馬となれば、周囲からのマークも集まりやすい。普通に回ってくるだけでも、実は容易ではないと言われている。

その上で結果を出したということは

「上位3頭の力は、その他の馬たちよりも2段は上だった」

という見方をしても問題ないと思う。

穴党としては荒れてくれた方がありがたい面もあるが、やはり強い馬が強い競馬をする爽快感というのは、何事にも代えがたいことも確か。素晴らしいレースを見せてくれた上位勢に感謝。

 

覚えておきたい2つのこと①→2&3着馬について

さて、強い馬が強い競馬をしたとなれば、ある意味では

「当たり前」

という見方もできるから、回顧をしようにも、特に振り返ることがない(苦笑)だから、あれこれと書くつもりはないが、そんな中で「2つだけ」共有しておきたいことが。参考にしていただけると幸いだ。

まずは2&3着馬の評価。

上位3頭の中でも、勝ち馬エンブロイダリーの強さが目立った。これは事実。

操作性の良さ、瞬発力と息の長さを兼備した末脚などなど、ケチのつけようがない。最近でいえばソングラインなどと同様、牡馬と戦っても勝ち負けするレベルにあるだろう。

だからといって、2&3着馬の能力を軽んじてはもったいない。

単純な根拠として、上がり3ハロンのタイムでは、勝ち馬と2&3着馬は0.1秒しか差がないからだ。

タラレバかもしれないが、例えば、カムニャックとエンブロイダリーの位置取りが逆だったら、エンブロイダリーの焦りも誘えただろうという想定込みで、逆の結果になっていた可能性も考えられる。

もちろん、操作性も含めて競馬ではあるのだが、そういった部分をカムニャックが身につけられたら!?

5歳になっても一切能力の衰えが見られないクイーンズウォークも含め、ますますこの路線は熱いものになるだろう。ということで、未来の主役にはカムニャック

覚えておきたい2つのこと②→4歳馬のレベル

こちらは、レース前の段階から動画などでもお話していたことだが、大事なことだから改めて確認しておきたい。

ということでご覧いただきたいデータがある。

今年に入ってから行われた「古馬オープン&重賞」の世代別成績。(5/10まで)

上が全体の成績で、下が牝馬限定の成績。一目瞭然だが、全体ではそれほど大きく変わらないのに、牝馬だけの成績にすると「4歳世代が5歳世代を大きく引き離している」

よく「●歳世代は強い」など、競馬ファンは「世代」についてのお話しをすることがあると思うが、それって意外と「印象」だったりするんじゃないだろうか。だが、こうしてデータを用いると、明確になってくる。

明らかに4歳世代の牝馬はレベルが高いし、今回の【ヴィクトリアM】の上位2頭が改めてそれを証明したと言える。

この先、牝馬限定の重賞はいくつもあるが「迷った時は4歳牝馬で」これを合言葉に勝負していこう!

 

新潟大賞典 2026 の回顧

2026年 5月16日(土) 1回新潟5日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第48回新潟大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝・外 2000m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
2 3 グランディア セ7 57 西村淳也 1.58.9    08-08 33.7 7 (栗)中内田充
6 11 バレエマスター 牡7 55 菊沢一樹 1.59.0 クビ    12-12 33.4 12 (栗)梅田智之
5 9 フクノブルーレイク 牡4 53 ゴンサル 1.59.0 クビ    06-05 33.9 9 (美)竹内正洋
4 6 ドゥラドーレス 牡7 58 ルメール 1.59.1 クビ    08-08 33.7 1 (美)宮田敬介
5 8 ヤマニンブークリエ 牡4 56 横山典弘 1.59.3 1 1/2    03-03 34.3 6 (栗)松永幹夫
4 7 トーセンリョウ 牡7 56 斎藤新 1.59.3    12-12 33.8 8 (美)加藤征弘
7 12 セキトバイースト 牝5 56 浜中俊 1.59.4 クビ    03-03 34.5 5 (栗)四位洋文
1 1 ホールネス 牝6 55 西塚洸二 1.59.4 クビ    05-05 34.0 10 (栗)藤原英昭
B3 5 グランドカリナン 牡6 54 小林美駒 1.59.6 1    15-15 34.0 14 (美)田島俊明
10 3 4 アンゴラブラック 牝5 56 岩田康誠 1.59.6    06-05 34.4 3 (美)尾関知人
11 B7 13 シュトルーヴェ セ7 59 丹内祐次 1.59.8 1 1/4    12-12 34.3 13 (美)堀宣行
12 2 2 ラインベック セ9 56 富田暁 1.59.8 クビ    01-01 34.9 15 (栗)友道康夫
13 6 10 サフィラ 牝5 56 丸山元気 1.59.9 クビ    08-08 34.6 11 (栗)池添学
14 8 14 シンハナーダ 牡5 56 杉原誠人 2.00.0  3/4    11-08 34.8 4 (美)木村哲也
15 8 15 シュガークン 牡5 58 武豊 2.00.1  1/2    02-02 35.2 2 (栗)清水久詞

 

2&3着馬の好走要因は

いかにもハンデ戦という大荒れを見せた今年の【新潟大賞典】。

3連単では81万馬券超えという衝撃の配当になったが、これがどれくらいすごいか?

今年開幕以来、JRAでおこなわれた重賞(芝・ダート・障害)は58レース(新潟大賞典の終了時点)だが、その内で、3連単が80万馬券以上になったのは、今回が6例目。

また【新潟大賞典】というレースに限っても、80万馬券以上の配当が出たのは、2015年以来11年ぶりのこと。

 

そんな波乱の立役者となった上位3頭。

単勝人気はそれぞれ「7番人気、12番人気、9番人気」だから、彼らには「伏兵」という共通点がある。

だが「好走を生んだ要因」という点においては、1着馬と2&3着馬の間には大きな違いがあると私たちは考える。

シンプルにいえば

「勝ち馬は能力(自身の成長)でもぎとった」
「2&3着馬は流れの後押しがあった」

 

2&3着馬のお話から

まず2&3着馬のお話から先にいこう。

念のためはじめにお断りしておくが、もちろん重賞で2&3着に入るのは並大抵のことではない。当然だが、ベースとなる能力が高くなければ、条件の後押しがあったところでなし得ない。

あくまでも「能力の高さは当然として、プラスアルファがあった」というお話だという点をご理解いただけると幸いだ。

 

両馬にとってのプラスアルファはレース展開。前半がとにかくゆっくりだった。

ここで前半4ハロンと後半4ハロンの比較をしてみよう。

【前半47.9秒 -後半46.2秒】その差1.7秒。

この1.7秒という数字は非常に大きい。

「例外は当然ある」というお断りつきで、タイム差について、概ねこんな見方ができると考えている。

◆0.0秒 〜 0.5秒差:平均ペース(ミドルペース)
◆0.6秒 〜 1.4秒差:スローペース
◆1.5秒以上の差  :超スローペース
(いずれも後半の方が速い場合)

こうなると、当然、皆が脚を溜めての直線勝負になる。

だからこそ、鬼脚自慢(今回も上がり最速33.4をマーク)のバレエマスターや、能力の割に斤量が軽く良い脚を使いやすかったフクノブルーレイクは浮上できたのだ。

勝ち馬は「遅ればせながらの本格化」

ただし、勝ち馬グランディアに関しては

「遅ればせながらの本格化」

という表現をしたくなるような内容で走れていたと評価したい。

 

激戦のゴール前

走力自体は以前から高かった。重賞で馬券に絡んだ経験も複数回ある。

ただ、セン馬である点からもわかるように、どうしても気性的にレースに集中しきれない面があったのだ。

その気性が、出世を阻んでいた唯一無二の要因と言って良いかもしれない。

だが、いずれも馬券圏内に絡んでいた近3戦は、完璧とは言わないまでも、以前よりも最後まで集中できていたように感じられた。それが結果に結びついたのだと思う。

さらに今回は、一切そういった面がなかった。それはレース後の西村騎手も認めていた。

「たまたま今回は集中できた」ということなら本格化とは言えないが、ここ数戦があっての今回だけに高く評価したいのだ。

この分なら、G2・G3くらいまでなら、まだいくつも勝てるのでは?セン馬だから種牡馬の道はないし、まだまだ走るだろう。ならば「未来の主役」として期待したい!

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