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ホーム勝負の明暗オークス 2019【回顧】常識を疑え!先入観にとらわれるな!

オークス 2019【回顧】常識を疑え!先入観にとらわれるな!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】オークス 2019 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
7 13 ラヴズオンリーユー 牝3 55 M.デム 2.22.8   09-08-10-10 34.5 1 (栗)矢作芳人
5 10 カレンブーケドール 牝3 55 津村明秀 2.22.8 クビ 04-04-04-04 35.1 12 (美)国枝栄
1 2 クロノジェネシス 牝3 55 北村友一 2.23.2 2 1/2 04-04-04-05 35.4 2 (栗)斉藤崇史
6 12 ウィクトーリア 牝3 55 戸崎圭太 2.23.3 クビ 14-14-15-15 34.6 6 (美)小島茂之
4 8 ダノンファンタジー 牝3 55 川田将雅 2.23.3 04-06-06-05 35.5 4 (栗)中内田充
4 7 シャドウディーヴァ 牝3 55 岩田康誠 2.23.3 クビ 09-08-07-07 35.3 7 (美)斎藤誠
2 4 シェーングランツ 牝3 55 武豊 2.23.5  3/4 16-16-15-15 34.8 10 *(美)藤沢和雄
3 6 アクアミラビリス 牝3 55 藤岡佑介 2.23.9 2 1/2 18-18-18-18 35.0 13 (栗)吉村圭司
2 3 コントラチェック 牝3 55 レーン 2.24.5 3 1/2 02-02-02-01 37.0 3 *(美)藤沢和雄
10 8 18 フィリアプーラ 牝3 55 丸山元気 2.24.7 1 1/2 17-17-15-15 36.0 17 (美)菊沢隆徳
11 3 5 エールヴォア 牝3 55 松山弘平 2.25.0 2 03-03-03-03 37.5 8 (栗)橋口慎介
12 6 11 シゲルピンクダイヤ 牝3 55 和田竜二 2.25.2 1 1/4 09-10-09-10 36.9 5 (栗)渡辺薫彦
13 5 9 ウインゼノビア 牝3 55 松岡正海 2.25.3 クビ 14-14-10-10 37.0 18 (美)青木孝文
14 1 1 ジョディー 牝3 55 武藤雅 2.25.9 3 1/2 01-01-01-02 38.4 14 (美)戸田博文
15 8 16 ビーチサンバ 牝3 55 福永祐一 2.26.0 クビ 04-10-10-09 37.8 9 (栗)友道康夫
16 7 14 フェアリーポルカ 牝3 55 幸英明 2.26.3 2 04-06-07-07 38.3 11 (栗)西村真幸
17 8 17 メイショウショウブ 牝3 55 池添謙一 2.26.6 1 3/4 09-12-13-13 38.1 16 (栗)池添兼雄
18 7 15 ノーワン 牝3 55 坂井瑠星 2.26.7  3/4 09-12-13-13 38.2 15 (栗)笹田和秀

 

「令和最初のオークス」という、新時代の幕開けに相応しいというべきなのか、とんでもない結末が待っていた。

デビューから4戦目、しかも重賞初挑戦がいきなりのG1挑戦となったラヴズオンリーユーが優勝!

レース前のキャリア3戦での優勝は、オークスを春に実施するようになった1953年以降では、2006年のカワカミプリンセスに並ぶ最少キャリアだという。

 

ましてやレコードだ。

先週のG1【ヴィクトリアマイル】がレコード決着だった点から、時計が速くなることは予想できたが、それでも2分22秒台のレコードには度肝を抜かれた。

それ相応の能力がなければ、ここまでの時計が出ることはない。

本当に、恐ろしい馬が現れたものだ。

 

現代の競馬には過去の常識など通用しない

それと同時に驚かされたのが、2着に12番人気のカレンブーケドールが食い込んだこと。

人気の低さもそうだが、ポイントは

ラヴズオンリーユーと共に、桜花賞を走っていない馬

だという点。

これまでのオークスにおいては、圧倒的に有利だと言われてきた桜花賞組だが、3着に入るのがやっとだった(クロノジェネシス)

 

それにしても、今年の競馬界は、過去の常識がいとも簡単に覆されるケースが多い。

まずは何と言っても4月の【桜花賞】だ。

圧倒的なスピードを見せたグランアレグリアの姿は記憶に新しいが、年明け初戦での【桜花賞】制覇は史上初めてだった。

 

そして「休み明けでも関係なし!」という傾向はその後も続いた。

桜花賞を含め、G1において、3戦続けて休み明けの馬が優勝を収めている。

桜花賞 → グランアレグリア(年明け初戦)

皐月賞 → サートゥルナーリア(年明け初戦)

天皇賞 → フィエールマン(1月以来)

 

少なくとも、現時点で

1 → 休み明けのぶっつけは不利

2 → オークスは桜花賞組が有利

という常識、先入観は壊された。恐らく、この先も次々とこういった事態が起こるだろう。

言うまでもないが、悲観すべきことではなく、大歓迎の状況だ。何と言っても、業界が進化を遂げていることの証なのだから。(特に休み明けの馬を仕上げる技術の進歩は凄い)

 

とはいえ、予想する側にとっては楽ではない。

自らの思考を時代の先へともっていくだけの覚悟がなければ、勝負していけないぞ!!

 

覚悟を形で示してみせる

改めて今回のオークス、強い馬もいたし、力を出しきれない馬もいた。将来性がありそうな馬もいた。

だが、そういった細かいことはさほど問題ではないのかもしれない。

私達プロの予想家だけではなく、競馬ファンの方を含めた馬券を購入するすべての人間が「覚悟を決めるべきレースになった」という意味で、後世に語り継ぐべきオークスだったのではないだろうか。

 

そして早速、覚悟を問われるレースが目の前に迫っている。【日本ダービー】だ!

 

とにかく勝つ!結果を出す!

そして、新時代の競馬界を引き続き先頭で走る意気込みをお見せするつもりだ。期待してほしい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

次走こそ狙え!この馬が未来の主役だ!

今回の「未来の主役」としてご紹介するのは、、、

4着のウィクトーリア

以前も、どこかのレース回顧で申し上げたことがあるかもしれないが、3歳戦においては、上がりのタイムを重視している。

 

古馬とは違い、経験の浅い馬たちのレースなので、気性面での若さを見せるなどして、思ったような位置取りをできない馬を数多くみる。

だから、極端な言い方かもしれないが、直線までは「ノーカウント」でもいいんじゃないかとさえ思う。

とはいえ、直線だけは話が別。全ての馬が全力を出し尽くす!ここに力の有る無しがでる!

ということで、勝ち馬に続いて、メンバー中2位の上がりを使った良血ウィクトーリアには、これからも期待したい。

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【オークス 2019】のレース後の関係者のコメント

1着 ラヴズオンリーユー(M.デムーロ騎手)
「レース前は不安もありましたが、馬が強かったです。すごい瞬発力でした。スタートはうまくいったのですが、向正面で位置取りが下がってしまいました。今日の馬場も前残りだったので心配しましたが、直線で手前を替えたらよく伸びてくれました。無敗の馬で1番人気、プレッシャーがかかりましたが、オークスを勝っていなかったのでいい結果を出したいと思っていました。日本ダービーも頑張ります」

2着 カレンブーケドール(津村明秀騎手)
「悔しいです。自分の競馬ができました。折り合いがついていいところで走れました。直線が長かったです。馬はすごく頑張っています」

3着 クロノジェネシス(北村友一騎手)
「ゲートの駐立は良くありませんでしたが、スタートは五分に出ました。いいポジションで進められたと思います。レースの時計が示すように、スタートから淡々と進み4コーナーからもう1段速くなるタフな流れでしたが、しっかり反応してくれました。坂があっても2400mでも頑張ってくれました」

4着 ウィクトーリア(戸崎圭太騎手)
「ゲートは出ませんでしたが、道中リズム良く走ってくれました。最後まで頑張っています」

8着 アクアミラビリス(藤岡佑介騎手)
「どうやったら距離がもつか考えて乗りました。直線を向いた時には手応えが良く、”おっ”と思ったのですが」

9着 コントラチェック(D.レーン騎手)
「2番手のいいポジションが取れ、向正面ではリラックスしていい流れで進められました。でも、最後の100mで脚にきてしまいました。今後は大丈夫だと思うのですが、今日のペースでこの距離は長かったです」

11着 エールヴォア(松山弘平騎手)
「スタートして3番手で競馬を進めました。長くいい脚を使うイメージだったので、4コーナーから早めに動いて悔いのない競馬をしようと思っていました。折り合いもついて脚もたまっていると感じていたのですが、直線に向いた時には思ったより脚がなく、手応えがなくなってしまいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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