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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】オークス & 平安S 2026→優勝の人馬に心から拍手&これからに期待したい「未来の主役」とは?

【先週の重賞回顧】オークス & 平安S 2026→優勝の人馬に心から拍手&これからに期待したい「未来の主役」とは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

オークス 2026 の回顧

2026年 5月24日(日) 2回東京10日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第87回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
8 16 ジュウリョクピエロ 牝3 55 今村聖奈 2.25.6 13-12-14-14 33.1 5 (栗)寺島良
6 12 ドリームコア 牝3 55 ルメール 2.25.6 クビ 04-04-03-03 34.3 3 (美)大竹正博
8 18 ラフターラインズ 牝3 55 レーン 2.25.6 クビ 10-12-12-13 33.3 2 (美)小笠倫弘
3 5 リアライズルミナス 牝3 55 津村明秀 2.25.7 クビ 10-10-02-02 34.6 10 (栗)橋口慎介
8 17 スウィートハピネス 牝3 55 高杉吏麒 2.25.7 03-03-06-05 34.1 11 (栗)北出成人
1 2 レイクラシック 牝3 55 ディー 2.25.7 クビ 13-12-12-10 33.6 12 (栗)新谷功一
7 13 エンネ 牝3 55 坂井瑠星 2.25.9  3/4 17-17-17-17 33.1 4 (栗)吉岡辰弥
2 3 アランカール 牝3 55 武豊 2.26.0  1/2 10-10-11-10 33.9 6 (栗)斉藤崇史
7 15 アンジュドジョワ 牝3 55 岩田望来 2.26.0 クビ 15-15-15-14 33.4 7 *(栗)福永祐一
10 5 9 トリニティ 牝3 55 西村淳也 2.26.2 1 1/4 01-01-01-01 35.4 9 (栗)安田翔伍
11 2 4 ロングトールサリー 牝3 55 戸崎圭太 2.26.3 クビ 08-07-10-08 34.4 14 *(栗)福永祐一
12 5 10 スターアニス 牝3 55 松山弘平 2.26.4 1 04-06-08-10 34.3 1 (栗)高野友和
13 7 14 ソルパッサーレ 牝3 55 浜中俊 2.26.8 2 15-15-15-14 34.3 15 (栗)四位洋文
14 6 11 アメティスタ 牝3 55 横山武史 2.26.9  3/4 02-02-03-03 35.5 13 (栗)牧浦充徳
15 4 8 スマートプリエール 牝3 55 原優介 2.27.0 クビ 08-07-08-08 35.2 8 (栗)大久保龍
16 1 1 ミツカネベネラ 牝3 55 横山和生 2.27.0 ハナ 18-18-18-18 33.9 18 (美)鈴木伸尋
17 3 6 ロンギングセリーヌ 牝3 55 石橋脩 2.27.9 5 04-04-06-05 36.3 16 (美)竹内正洋
18 4 7 スタニングレディ 牝3 55 三浦皇成 2.28.0 クビ 07-07-05-05 36.4 17 (美)高木登

 

名将の予言的中

実際に目にされていた方も少なくないとは思うが、実は今回の【オークス】を迎えるにあたり、福永調教師が次のような趣旨の発言をしていた。

女性初のクラシック騎乗となる今村聖奈騎手がコンビを組むジュウリョクピエロについて

「馬の能力だけなら一番」
「本当なら1番人気」
「今村が乗るから4番人気くらいか」

競馬に精通されている皆様ならご承知の通り、福永調教師は、以前から今村騎手を目にかけている。

一方で、競馬については、極めて正直且つ誠実な人。

良くも悪くも、大げさなことは言わない。

つまり、ダービーを何度も勝っているようなかつての名手が、本音で「一番強い馬」だと考えていたということだ。

 

そうは言っても、初めての超強豪との対戦。G1にも、また東京芝2400Mにも経験がない今村騎手。

簡単ではないと思ったが、、、見事な勝利。改めて、福永調教師の相馬眼に感心させられたことを最初にお伝えしておこう

 

紛れもなく「実力」

「じゃあ、馬が強かったから勝ったのか?」

実は全くそんなことはない。

というより、むしろジョッキーの素晴らしい騎乗があっての勝利ではないか。

実は、レース前の段階から、気性の若さを感じさせる雰囲気を出していた。

本来なら2400Mという長い距離、それも上がり最速が33.1(自身とエンネがマーク)となるようなスローの流れの中、我慢できるような精神状態ではなかったはずだ。

だが!自厩舎の馬だけに、彼女のことをよく知っていることを差し引いても、あれだけ落ち着いてレースを運ばせたのは、見事という他はない。

ましてや、直線では馬群を割る形での勝利だ。

見事な人馬に拍手

恐らく、このレースを武豊騎手が行っていたら

「ユタカマジック炸裂」

と、競馬ファンは絶賛していただろう。

ルメール騎手や川田騎手あたりが行っていても「やっぱり彼らは違う」となっていたに違いない。

そんな競馬を今村騎手は行ったのだ。お見事!そして本当におめでとう!歴史を作った人馬に心からの拍手を!

 

若い目は確実に育っている。

どうしても、競馬の世界は

「結果を出している騎手。出し続けてきた騎手」

に良質な馬が集まるようになっている。

特に若い内にある程度の結果を出し、馬が集まるようになれば、よほどのことがない限り、その地位は安泰になりがち。

だが、人間の成長は一様ではない。

たまたま若い内に目立てず、なかなか馬が集まらないが、その影で腕を磨き、力をつけている騎手は実はたくさんいると言われている。

まさに今日の今村騎手もそうだし、少しベテランでいえば、津村騎手なども今日のリアライズルミナスのアワヤの騎乗は冴え渡りすぎていた。

彼も若い頃からその騎乗フォームなどを評価されながら、同期の川田騎手や藤岡佑介元騎手らと比べると「実戦」で結果が出なかった。それでも腐らず、しっかり進化を続けたから、今日の騎乗や昨今の良績が生まれているのだろう。

 

先入観は大敵!人も馬も

話が逸れるようで申し訳ないが、オークスに乗っていなかった騎手でも、例えば2年目の田山旺佑騎手などは、このところ相当に質の高い騎乗を見せている。

今、3~5年目あたりの若手にも力のある騎手がいて、上が詰まっている状況だが、何かのキッカケで馬が集まるようになれば、それこそ今村騎手のように一気に台頭する可能性はあるだろう。

 

若い騎手が育ってきている

そして、繰り返すようだが、こんな感じで力をつけている騎手は他にもたくさんいる。

だからこそ、改めて思う。予想の際には

先入観は禁物!!

誰が乗っているからとか、過去の戦績がどうだから、などにとらわれてはいけない。

「素直に今一番良いと思う馬」

に夢を託せば良い。きっと、鞍上も良い手綱さばきをしてくれるはずだ。

それを改めて感じられたことが、今回の一番の収穫のように思う。

 

最後に!次に期待したい馬たち

もちろん、勝ち馬は素晴らしかったが、実は9着のアンジュドジョワでも、着差は0.4秒。

流れや条件一つで、上位に台頭できた馬は少なくなかったことも事実だろう。

わかりやすい部分でいうならば、今日の東京の芝コース、明らかに「内よりも外」だった。

そういった意味では、直線で内をつきながら、勝ち馬から0.1秒差の6着馬レイクラシック、同じく内をつきながら上がり3ハロンでは勝ち馬同様に最速をマークした7着のエンネ

この2頭に関しては、進路を外に選択していただどうだったのか、気になるところ。

結果として勝ち負けになったかは、タラレバになってしまうからわからない。

ただ、少なくとも、もう少し良い走りにはなっていたに違いない。

最後に、その2頭を未来の主役に指名して、今後に注目してみようと思う。

 

平安S 2026 の回顧

2026年 5月23日(土) 3回京都9日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
【11R】 第33回平安S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1900m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
7 14 ロードクロンヌ 牡5 58 横山和生 1.56.9 02-02-02-02 37.7 1 (栗)四位洋文
3 5 ヴァルツァーシャル 牡7 57 斎藤新 1.57.5 3 1/2 12-12-10-07 37.2 8 (美)高木登
B6 11 タイトニット 牡6 57 川田将雅 1.57.7 1 1/4 16-16-14-14 36.5 4 (栗)今野貞一
5 9 メリークリスマス 牡4 57 三浦皇成 1.58.0 1 3/4 14-15-13-12 37.3 10 (美)小手川準
4 8 ヴァンヤール 牡8 57 角田大和 1.58.0 クビ 13-12-10-11 37.5 14 (栗)庄野靖志
6 12 サイモンザナドゥ 牡6 57 池添謙一 1.58.3 1 3/4 11-11-07-06 38.3 12 (栗)小林真也
1 1 ポッドロゴ 牡5 57 岩田望来 1.58.3 ハナ 07-08-10-08 38.0 13 (栗)西園翔太
8 15 ナルカミ 牡4 59 戸崎圭太 1.58.5 1 01-01-01-01 39.4 2 (美)田中博康
4 7 ゼットリアン 牡6 57 団野大成 1.58.5 14-14-14-14 37.3 5 (栗)吉田直弘
10 5 10 シュラザック 牡4 57 幸英明 1.58.6  3/4 04-04-03-03 39.1 11 (栗)大根田裕
11 2 4 ジューンアヲニヨシ 牡6 57 浜中俊 1.58.7  1/2 05-05-04-04 39.0 7 (栗)松下武士
12 B2 3 リアライズカミオン 牡4 57 坂井瑠星 1.59.1 2 09-08-07-05 39.1 3 (美)堀宣行
13 7 13 チュウワクリスエス 牡4 57 武豊 2.00.4 8 09-08-07-08 40.2 15 (美)栗田徹
14 8 16 アクションプラン 牡6 57 松山弘平 2.01.0 4 08-07-06-12 41.0 6 (美)池上昌和
15 1 2 キョウキランブ 牡4 57 菅原明良 2.01.2  3/4 02-03-14-16 39.9 16 (美)古賀慎明
16 3 6 ハグ 牡4 57 高杉吏麒 2.01.7 3 1/2 05-05-04-08 41.9 9 (栗)藤岡健一

 

思い出すフェブラリーS

「圧勝」という2文字が何より相応しいレースだった。

単勝1番人気の支持を集めたロードクロンヌが、4角2番手通過から余裕を持っての抜け出し。

2着馬に3馬身半もの差をつける勝利となった。

2走前【プロキオンS】に続いての重賞2勝目、おめでとう。

 

そんなロードクロンヌだが、その【プロキオンS】を含め「10戦連続での馬券圏内継続」というとんでもない記録を続けていた。

そんな馬が、初めてのG1挑戦となった前走【フェブラリーS】で無念の11着に敗戦。

恐らく競馬ファンの多くは

「やっぱり、普通の重賞とG1とでは格が違うんだな」

と感じたに違いない。

実際に、鞍上の横山和騎手も、以下の趣旨のコメントを残した。

「初めての条件(マイル)でも上手に走ってくれました。G1で戦うにはもう少し力をつけてほしい気持ちもありますが、この馬の新たな一面を発見できました」

コメントに大きな変化が

要するに、G1の壁の高さを隠さずに認めていたのだ。

そんなこともあり、今回「圧勝」を決めたとはいえ、競馬ファンの中には

「強かったけど、あくまでもG3での話に過ぎない」

と感じている人も少なくないだろう。

 

だが!!レース後の横山和騎手のコメントが、前走時と比べると大幅に「進化」しているのだ。

こんな趣旨のことを語っている。(ポイントとなる部分を一部抜粋で)

改めて大きな舞台にこの馬とともに向かって行ければと思います。1週前追い切りに乗った段階で、まだ物足りないのではと思っていましたが、それでこのパフォーマンスですから、まだ伸びしろがありそうです

 

左回り云々についても

明らかに、前走時とは違うトーン。

「上を見据えられんだ!」

そんなハッキリとして、そして強い思いが伝わってくる。急激に馬が良くなったのだ。

 

本物だ!ロードクロンヌ

昨今、川田騎手や福永元騎手らの影響も大きいのか、良い時も悪い時も、率直にコメントを残してくれる騎手が増えている。

横山和生騎手も、そういったタイプの騎手の一人だと感じるのだ。

そういった点でいえば、フェブラリーSに時に残した、壁の高さを感じたコメントも本音であり、今回残した前向きなコメントも本音なのだろう。

 

正直に言って、ロードクロンヌと、今回戦った他の馬たちでは、能力に大きな開きがある。

だからこそ、無理やり伏兵から未来の主役よりも

「ダート界の新しい本命候補」

が誕生したことを素直に喜び、そして糧とすべきだと判断。

 

最後に、フェブラリーSで敗れたことで「左回りがダメ」という風潮もあるが、決してレースぶり自体は悪くなかった。単に、当時は力が足りなかった(鞍上も認めている)という受け止め方が正解であり、そのことを理由に、例えば【チャンピオンズC】などで評価を下げる必要がないことも、合わせてお伝えしておこう。

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