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ホーム勝負の明暗大阪杯 2018【回顧】 勝負の明暗「勝ち馬含めた4歳馬6頭が新時代の中心に」

大阪杯 2018【回顧】 勝負の明暗「勝ち馬含めた4歳馬6頭が新時代の中心に」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】大阪杯 2018 における勝負の明暗

2018年 4月 1日(日) 2回阪神4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良

第62回大阪杯

4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・内 2000m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上3F 単勝
8 15 スワーヴリチャード 牡4 57 M.デム 1.58.2   34.1 1 3.5
3 5 ペルシアンナイト 牡4 57 福永祐一 1.58.3  3/4 33.7 6 16.3
4 8 アルアイン 牡4 57 川田将雅 1.58.4  1/2 34.0 2 3.6
2 3 ヤマカツエース 牡6 57 池添謙一 1.58.6 1 1/2 33.7 10 38.5
1 1 ミッキースワロー 牡4 57 横山典弘 1.58.7 クビ 34.0 5 12.3
7 14 ダンビュライト 牡4 57 浜中俊 1.58.8  3/4 34.5 8 20.1
1 2 サトノダイヤモンド 牡5 57 戸崎圭太 1.59.2 2 1/2 34.5 3 4.0
5 9 トリオンフ セ4 57 田辺裕信 1.59.2 クビ 35.0 7 19.4
3 6 スマートレイアー 牝8 55 四位洋文 1.59.3 クビ 34.8 11 69.0
10 8 16 メートルダール 牡5 57 松山弘平 1.59.3 ハナ 34.5 14 249.1
11 6 12 ヤマカツライデン 牡6 57 酒井学 1.59.5 1 1/4 35.4 15 259.3
12 6 11 ウインブライト 牡4 57 松岡正海 1.59.7 1 1/4 35.4 9 37.0
13 2 4 シュヴァルグラン 牡6 57 三浦皇成 1.59.7 ハナ 35.2 4 9.2
14 7 13 マサハヤドリーム 牡6 57 北村友一 2.00.0 2 34.7 16 555.7
15 5 10 サトノノブレス 牡8 57 幸英明 2.00.1  1/2 35.7 13 107.8
16 4 7 ゴールドアクター 牡7 57 吉田隼人 2.01.9 大差 37.2 12 80.6

 

今回の大阪杯は、単なるG1ではない。「キタサンブラックの後継者を決める大一番」という点において、非常に意味のあるものだったと思う。
そんな一戦において、私たちキングスポーツは、2着☆ペルシアンナイト&3着☆アルアインを1週前から穴馬として予告!彼らからの勝負に挑んだ。
結果は、共に馬券圏内に食い込んでいるのだから、本当によく頑張ってくれたと思うし、心から感謝している。

 

だが、優勝したスワーヴリチャードを馬券から外して勝負する攻めの予想、いや愚行により、せっかくの2頭の激走を馬券的中に結びつけることができなかった。
この点に関して、ご利用中の会員様に対しては、心より申し訳なく思っていることをお伝えしたい。

その思いを大前提として、ここは「勝負の明暗」だ。今回の結果を明日の勝利の糧とするためにも、客観的に回顧したい。

 

?1着スワーヴリチャード・・・新王者への第一歩!

まず強調したいのは、鞍上ミルコデムーロの手綱捌きについて。
出遅れ&スローの展開という厳しい展開をものともせずに、ここしかないというタイミングで馬を動かし先頭に進出した姿は、2011年の【ドバイワールドカップ】における、ヴィクトワールピサとの「伝説の捲くり」を思い起こさせるものだった。

奇しくも、大阪杯の前日はドバイワールドカップデー。日本馬が、ことごとくスローの展開に泣いた姿を彼も見ていた筈。「もしも自分が鞍上だったら、どのように乗っていただろうか?乗るべきだったか?」そんなイメージ作りができていたのだと思う。

実際に、デムーロはレース後、スワーヴとの捲くりは決して思いつきや突発的なことではなく「レース前にイメージしていたいくつかのプラン(作戦)のうちの一つだった」という旨を語っている。

誰にも負けない技術を持つ男が、誰にも負けない準備をしてレースに臨んでいたのだから、他の面々が太刀打ちできる筈がなかったのかもしれない。

人馬ともに文句なし!

もちろん、何より素晴らしいのは、そんな鞍上に応えた馬自身。

いくらスローの展開とはいえ、2角15番手から3角で先頭に立つまでの14頭を抜いたのだから、かなり脚を使ったに違いない。それでもラストまで押し切るのだから、他馬との力の差はかなり大きかったと思う。

私たちキングスポーツは、これまでのレースぶりから、4つコーナーのある内回り2000Mを楽にこなす程の器用さはないと見ていたし、有馬記念で4着に敗れたことから右回りも合わないと考えていた。だから評価を下げた。

だがレースを見る限り、そういった面を見せることは一切なかった。「本当に強い馬というのは、人知を超える速度で、成長し、弱点を克服していくのだ」ということを改めて学ばせてもらったという心境だ。

上でも記した通り、今日戦った面々とは能力差があると思うし、後はドバイ組だが、今日の内容を見る限り、同期のライバル・レイデオロとも互角以上ではないだろうか。「キタサンブラック後継者」を不動のものとする瞬間は、確実に近づいている!

 

 

?2着ペルシアンナイト&3着アルアイン・・・力は出し切った。今後は条件次第で

スワーヴの解説に気合を入れすぎて、長くなってしまったね。笑
ここからは要点だけ、シンプルにご紹介したい。

冒頭でも記した通り、キングスポーツの穴馬だった2着☆ペルシアンナイト&3着☆アルアインは非常によく走ってくれた。ここで、実際に会員様にご紹介した解説文を一部抜粋の形でご紹介したい。

▼馬連はこの馬で高配当を!
━━━━━━━━━━
次代のエース誕生! 
8番☆アルアイン
━━━━━━━━━━
現在、中央競馬が使用している競馬場は全国で10箇所。細かいことを言えば、各競馬場毎に特色があるのだが、大まかに言えば、中山と阪神は殆ど同じ。私はそう考えている。(ほぼ)同じ競馬場の同じ距離なのだから【皐月賞】好走組にとって【大阪杯】はこれ以上ない舞台と言えるのだ。ましてや、アルアインは【皐月賞】のレコードホルダーでもある。モノが違う!
といってもアルアインの場合は適性どうこうだけの馬ではない。先日の【京都記念】では、久々の影響なのか外へモタれるなど最悪の内容にもかかわらず、同期のダービー馬で【ジャパンカップ】2着のレイデオロを退けているように、ここにきての能力強化が凄まじい!しかも、その前走を一度使われたことによる上昇が見込める今回は、万全の態勢だ。


▼3連単はこの馬で夢馬券だ!
━━━━━━━━━━
皐月賞の再現へ! 
5番☆ペルシアンナイト
━━━━━━━━━━
昨年11月のG1【マイルCS】において、4角15番手の厳しい位置取りから、自慢の末脚で差し切りを決めたのが☆ペルシアンナイト。文字通りの「目の覚めるような脚」には度肝を抜かれたし、現役最強級の破壊力であることを確信した。
また、この馬も【皐月賞】の2着馬(アルアインとは僅かクビ差)であり、ここ阪神芝2000Mという舞台に対しての適性の高さは抜群だと評価している。
元々叩き良化型(前走中山記念)らしく、1週前追いでは素晴らしいフットワークを披露!鞍上はMデムーロから福永へ代わるが、気楽に乗れる時の福永の強さというのは誰もが認めるところ!さあ☆アルアインと共に、皐月賞の再現(ワンツー)だ!

 

ド迫力の末脚!さすがはG1馬!

両馬とも、本当に、解説のままに力を出し切ってくれたと思う。
今後もスワーヴと同じ路線だとすれば、厳しい戦いは続くだろうが、ペルシアンナイトに関しては、単純に末脚の破壊力だけならスワーヴ以上かもしれない、スローからの瞬発力勝負ならもしかしたら!

アルアインは突き抜けるイメージは湧きにくいが、確実に走れる安定感は誰にも負けない。連軸、あるいは3連単軸をして重宝したい存在だ。

 

 

?今後に大きな期待が持てそうな馬といえば?

その他に追いかけてみたい馬は2頭。
まずはスワーヴリチャードと一緒に動いていったトリオンフだ。4角3番手通過から、ゴールでは8着にまで落ちてしまったが、悲観する必要は全くない。何といっても、今年1月にようやく準オープンを勝ったような馬なのだから。まだまだこれから!
経験を積んでいけば、G1での上位争いも見込めるとみた!

もう一頭は、本当はスワーヴリチャードについていきたかったが、ワンペース型故に、それが叶わなかったダンビュライト。乗り方に制限はあるものの、相手なりに確実に走れる力は備えているだけに、どこかで弾けそうな予感!

本日ご紹介した5頭はいずれも4歳馬。レイデオロを含めた6頭が、今後の古馬中長距離路線を引っ張っていくことになりそうだ。

 


 

【大阪杯 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【大阪杯 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 スワーヴリチャード(M・デムーロ騎手)
「良い手応えでしたし、本当に良い脚を使ってくれました。有馬記念はペースが遅くてもたれていましたが、今回も遅ければ早めに外に出そうと思っていました。直線も良い手応えで、有馬記念では替えなかった手前を替えて伸びてくれました。思った通り良い馬です。次も楽しみです」

2着 ペルシアンナイト(福永祐一騎手)
「よく頑張ってくれました。内で我慢して、狭い所から良い形で抜け出すことが出来ました。イメージした形でレースをして、2000mも問題はありませんでした。最後まで差をつめてくれましたが、1頭強い馬がいました」

3着 アルアイン(川田将雅騎手)
「全体的に見れば自分の競馬は出来たと思います。最後につかまえられる雰囲気はあったのですが、追いつけず苦しくなりました。精一杯馬は頑張ってくれました」

6着 ダンビュライト(浜中俊騎手)
「よく頑張ってくれています。ヤマカツライデンの後ろで、良い形で運べました。勝ち馬が上がって行ったときに離されてしまいましたが、大きくはバテませんでした」

7着 サトノダイヤモンド(戸崎圭太騎手)
「内枠でスローペースになり、3~4コーナーではゴチャついていて、展開が向きませんでした」

13着 シュヴァルグラン(三浦皇成騎手)
「意外なペースの競馬となり、自分のリズムを取りたいと思った時、他が動いてこの馬のリズムで行けませんでした。3コーナーでは手応えがあやしくなりました。流れもこの馬に向きませんでした」

14着 マサハヤドリーム(北村友一騎手)
「上手に折り合いをつけられましたし、よく伸びてくれていますが、相手が強かったですね」

(via ラジオNIKKEI 

 

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