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ホーム勝負の明暗大阪杯 2020【回顧】文句なし!勝ち馬の強さは抜けていた!

大阪杯 2020【回顧】文句なし!勝ち馬の強さは抜けていた!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】大阪杯 2020 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
5 5 ラッキーライラック 牝5 55 M.デム 1.58.4   03-03-03-05 33.9 2 4.1 520 +2 (栗)松永幹夫
8 12 クロノジェネシス 牝4 55 北村友一 1.58.4 クビ 03-03-03-03 34.0 4 5.2 454 -6 (栗)斉藤崇史
6 8 ダノンキングリー 牡4 57 横山典弘 1.58.5 クビ 01-01-01-01 34.3 1 3.8 456 -2 (美)萩原清
8 11 カデナ 牡6 57 鮫島克駿 1.58.6  3/4 11-11-12-12 33.5 11 68.2 486 +12 (栗)中竹和也
4 4 ワグネリアン 牡5 57 福永祐一 1.58.8 1 1/4 05-05-05-08 34.0 5 5.2 466 +8 *(栗)友道康夫
7 10 ジナンボー 牡5 57 藤岡佑介 1.58.9  3/4 02-02-02-02 34.7 9 54.8 484 -16 *(美)堀宣行
3 3 ブラストワンピース 牡5 57 川田将雅 1.59.0  1/2 09-10-08-03 34.4 3 4.3 542 -4 (美)大竹正博
5 6 レッドジェニアル 牡4 57 酒井学 1.59.1  3/4 05-05-05-07 34.5 12 107.8 486 0 (栗)高橋義忠
6 7 ステイフーリッシュ 牡5 57 岩田康誠 1.59.4 1 1/2 05-05-05-05 34.9 8 49.1 464 -2 (栗)矢作芳人
10 B2 2 サトノソルタス 牡5 57 藤岡康太 1.59.4 ハナ 09-08-09-08 34.6 10 55.7 490 -8 *(美)堀宣行
11 7 9 マカヒキ 牡7 57 ヒューイ 1.59.5  3/4 08-08-10-08 34.7 7 39.6 494 -12 *(栗)友道康夫
12 1 1 ロードマイウェイ 牡4 57 武豊 2.00.3 5 12-11-10-08 35.5 6 25.3 474 -2 (栗)杉山晴紀

 

ラッキーライラックとクロノジェネシスの

牝馬ワンツーフィニッシュ

という衝撃の結末となった【大阪杯】

 

その結果を受けて、真っ先に思うこと。

それは、もはや日本競馬においては

(予想の上では)性別の境界線を設けてはいけないな

という点だ。

 

牝馬の活躍が目立ってはいたが、、、

確かに、近2年の日本競馬界では、牝馬が頂点に立っている。

2018年・年度代表馬 ⇒ アーモンドアイ

2019年・年度代表馬 ⇒ リスグラシュー

 

だが、彼女たちは戦歴を思えば「別格の馬」だったはずだ。

アーモンドアイについては、今更語るまでもない。歴代最強クラスの牝馬。

また、リスグラシューも、引退レースとなった【有馬記念】勝ちのインパクトが強いが、その直前にも牡馬相手のG1を2連勝していた。(宝塚記念・コックスプレート)

 

一方、ラッキーライラックとクロノジェネシス。

文句なしの実力を備えているが、ここまでの戦歴だけをみれば「普通の一流牝馬」

そういった馬たちが強豪牡馬を相手にワンツーを決めた!

だからこそ、もはや性別を意識した予想は厳禁だなと思うのだ。

 

ラッキーライラックは抜けていた

さて、キングスポーツのレース回顧は、あくまでも

「冷静にレースを回顧をすることで、明日の勝利馬券に繋げたい」

という部分が最大の目的。

だから、無条件で勝ち馬を持て囃すつもりもないし、負けた馬を簡単に切り捨てようと思わない。

実際に、負けた馬の中から1頭「未来の主役」をピックアップしてご紹介している。(今回も後ほど)

 

だが、今回に関しては、結果・内容ともに

ラッキーライラックが頭ひとつ抜けていた

というのが私たちなりの結論だ。

 

流れが向いた部分はあったにしても

もちろん、前半1000Mの通過が60秒4ということで決して速くはないし、事実、前半から前にいった馬たちを中心に決着している。

流れが向いたという部分はあっただろう。

だが、それを差し引いても、全く楽な手応えで坂を駆け上がった点、また余力を残してゴールしたように見えた点からも、他馬との力の差は小さくはなかった。

 

強さの裏付けとなる鞍上の手綱さばき

そして、何より強さの裏付けとも言えるのが、鞍上デムーロの手綱さばき。

レース後、彼は以下のような旨を語っていた。

「前走時(2着だった【中山記念】)は久々だったこともあり仕上がりが良くなかったが、叩かれた今回は良くなった」

前走時、彼はラッキーライラックと初めてコンビを組んだ。

そこで、こう考えたのだろうと推測できる。

「この仕上がりでも2着で走れるなら、叩かれた次は、、、やれる!!」

 

だから直線に入った前半、前が狭くてどうなるかといった状況でも、鞍上には焦ったような素振りが全く見られなかった。

「少しでも前が開けば、必ず勝てる。それほど強い馬」

そんな確信が、落ち着いた振る舞いにつながったに違いない。

 

次も「主役」として

数多くの名馬にまたがってきたデムーロが認めた実力。

ならば当然、この先も、どのレースに出走することになっても「主役」という立場を引き受けることになるだろう。

個人的には、最も向きそうな条件は【宝塚記念】だと思う。

奇しくも昨年、冒頭で名前を挙げたリスグラシューが勝ったレースでもある。

 

2年連続の牝馬優勝!そして年度代表馬へ!

その可能性は、決して小さくはない。

 

やはり強い!ダノンキングリー

G1未勝利ながら1番人気に支持されたのがダノンキングリー。

結果は無念の3着だったが、、、

レース内容という意味では、申し分なかったように思う。

ということで、そのダノンキングリーを「未来の主役」に指名したい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

3着・ダノンキングリー

今週の阪神競馬は、全体的に前にいった馬が有利な芝の状態。

そのあたりを冷静に判断し、鞍上・横山典騎手は「逃げ」の戦法をとったのだろうか。

だが、スタートで勢いよく飛び出してしまった面を考慮しても、デビュー以来の初めての戦法をいきなりG1でとるとは、、、

馬にも戸惑いがあったと思うし、ましてや後続の目標にされる逃げ。

よほど、ライバルとの力の差がなければ難しかったのではないか。

それでも3着でまとめた!

これがダノンキングリーの底力。

間違いなく、近い将来G1が獲れる馬!引き続き、注目を続けたい。

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【大阪杯 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ラッキーライラック(M.デムーロ騎手)
「前走は香港のレース以来で、反応があまり良くありませんでした。今日は仕上がっていましたし、3コーナーから4コーナーでハミを取って、抜群の手応えでした。最後は余裕があって、ゴール手前でガッツポーズをしてしまいましたが、強い勝ち方でした。牝馬でも男っぽく性格の強い馬です。能力がありますね」

(松永幹夫調教師)
「このメンバーで勝てたことが嬉しいですね。スタートが決まって、自然に良い位置がとれたことが大きかったです。ダノンキングリーが逃げたことで、目標にすることができました。道中は手応え良く走って、直線は前が開いたら伸びるだろうと思っていました。昨年の秋から強くなって、ここまで来たかという感じです。以前なら馬込みをこじ開けることはできませんでしたからね。まだレースが終わったばかりですから、次はわかりません。オーナーサイドと相談してこれぐらいの距離を走らせたいですね。今回は思った通りの調教ができて、中間も順調にいきました。これからもっと強い馬と競馬をすると思うので、頑張ってもらいたいですね」

2着 クロノジェネシス(北村友一騎手)
「外枠でも理想の位置で競馬ができました。テンションが高いと聞いていましたが、落ち着いてレースができました。折り合いを欠くことはなくて、リズム良く運べて、抜け出しても脚を使ってくれました」

3着 ダノンキングリー(横山典弘騎手)
「スタートが思った以上に良く、行く形になりました。道中はぴったり(後続馬に)来られました。そんな中でもよく頑張ってくれました」

4着 カデナ(鮫島克駿騎手)
「今週からBコースに替わって、昨日今日と競馬を見てインが伸びていましたし、この枠でも外を回らないように気を付けていました。手応え通り伸びてくれていましたが、すごく惜しいです」

5着 ワグネリアン(福永祐一騎手)
「非常に良い状態で、いつも以上に落ち着いていました。スタートも出ていますが、ラッキーライラックが速くて、取りたい位置が取れず、もう一列前が欲しかったです。持ち味を発揮できず残念です。申し訳ないです」

7着 ブラストワンピース(川田将雅騎手)
「こういう流れになることが考えられたので、ポジションを取りに行きたかったのですが、周りの方が速くて……。馬は精一杯頑張ってくれました」

(大竹正博調教師)
「出して行ったのですが、他も出て行ったので、相対的に後手後手になりました。一番嫌なパターンになりました。去年と同じ形でした。内にスペースがなくて、どうしようもなかったです。返し馬の雰囲気が良かったですし、状態の問題ではないと思います」

12着 ロードマイウェイ(武豊騎手)
「スタートは出たと思ったのですが、トモをひねって少し躓くような形になりました。(この馬本来の)良さを感じないレースになりました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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