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ホーム勝負の明暗札幌2歳ステークス 2021【回顧】注目の出世重賞から羽ばたくのは誰?勝ち馬などを振り返る

札幌2歳ステークス 2021【回顧】注目の出世重賞から羽ばたくのは誰?勝ち馬などを振り返る

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】札幌2歳ステークス 2021 における勝負の明暗

2021年 9月 4日(土) 2回札幌7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第56回札幌2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝 1800m 10頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
8 9 ジオグリフ 牡2 54 ルメール 1.49.1   09-09-05-03 36.1 1 2.1 492 +2 (美)岩戸孝樹
7 7 アスクワイルドモア 牡2 54 武豊 1.49.8 4 07-07-08-07 36.5 4 12.9 462 +6 (栗)藤原英昭
8 10 トーセンヴァンノ 牡2 54 山田敬士 1.50.0 1 1/2 07-07-07-06 36.9 5 23.1 478 +2 (美)小桧山悟
6 6 オンリーオピニオン 牝2 54 柴田大知 1.50.1  1/2 02-02-02-02 37.7 7 31.3 486 +10 (美)伊藤大士
2 2 トップキャスト 牝2 54 団野大成 1.50.4 2 01-01-01-01 38.1 2 3.8 436 +8 (栗)高橋康之
1 1 リューベック 牡2 54 横山武史 1.50.5 クビ 03-03-02-03 38.0 3 4.2 472 0 (栗)須貝尚介
4 4 エーティーマクフィ 牡2 54 藤岡佑介 1.50.5 クビ 04-05-05-05 37.5 6 23.4 438 +2 (栗)武英智
5 5 ユキノオウジサマ 牡2 54 横山和生 1.52.7 大差 04-05-09-09 38.4 8 58.2 496 -8 (美)田島俊明
7 8 クリノメガミエース 牝2 54 菱田裕二 1.54.3 10 04-04-04-08 41.5 9 126.5 476 -6 (美)本間忍
3 3 ダークエクリプス 牡2 54 和田竜二             470 -8 (栗)今野貞一

 

ソダシらに続いて

【札幌2歳ステークス】といえば、2歳重賞の中でも最も「出世重賞」というフレーズが相応しいのではないだろうか。

何と言っても昨年の1&2着馬は、翌年のクラシックホースに!

【桜花賞】馬ソダシは、この夏競馬でも古馬相手の【札幌記念】を完勝!
改めて大器であることを証明した。

また【オークス】馬ユーバーレーベンは、【オークス】後に軽い故障が判明したらしいが、今は回復し、順調なら【秋華賞】での復帰となるそうだ。

そんな2頭に続く「未来の大物」はだれなのか?

この点こそが、今年の【札幌2歳ステークス】を振り返る上での最大のポイントになる。

 

万馬券的中に感謝して

ということで、今回のコラムでは優勝したジオグリフを中心に、今後に注目したい3頭をピックアップ!ご紹介してみようと思う。

その前に、おかげさまで【札幌2歳ステークス】もキングSは的中!

3連単フォーメーション軸の1頭だった3番ダークエクリプスの「まさかの背面跳び?」による除外というハプニングもあったが、結果的には点数が30点まで絞れての万馬券的中となったから、結果オーライだったのかもしれない。

各馬には感謝!

一方、ダークエクリプスに関しても決して評価を下げるべきではない。

新馬勝ちの際に見せた競馬センスの高さ、追われてからの反応の速さは間違いなく一級品。

調教再審査などあるだろうが、無事ならば必ずどこかで出てくるはずの素材。

次も必ず狙いたいし、皆様にも覚えておいてほしい。

では、ここからは「走りきった3頭」を順番にご紹介。

 

1着ジオグリフ⇒やはりモノが違う!

まずはもちろん、優勝したジオグリフから。

重賞初制覇おめでとう!また管理する岩戸厩舎が平地の重賞を勝つのは、13年ぶりのことだそうだ。

ぜひ、関係者の方々には、久々の勝利の美酒を堪能してほしい。

さて、私たちの軸馬の1頭だったから、勝ち負けは堅いと思っていたが、さすがに4馬身の完勝は想像を超えている!

ただ、ルメール騎手は、能力を信じ切っていたようだ。

ゲートが安定せずに、最後方からのレースに。

1番人気馬が最後方、普通なら焦りを感じそうなものだが、鞍上は終始落ち着いていた。

じっくりと後方で構えたかと思えば、レースの流れを見てまくり気味に上がり、そしてあっさりと差し切りを決めた。

 

クラシック路線に

レース後、ルメール騎手は

まだ子供で伸びしろがあります。もっと経験を積めばスタート前にリラックスでき、最後ももっと速い脚を使えると思います

とコメント。かなり期待を寄せているようだ。

では、今後はどうなるだろう?

今回は札幌での勝利だが、初戦は東京で勝っているように、コースも問わない。

気性面の若ささえ解消できれば、当然、昨年のソダシらと同様に、クラシック路線に乗ってくるだろう。

特に追われたからの反応の良さ、加速力は超一級品であり、大きな武器になるはず。

 

ジョッキーの乗り方を見てほしい

ルメール騎手も絶賛!

ここで改めて考えたいのは、ルメール騎手のじっくり構えていた騎乗ぶり。

結果以前に、乗り方ひとつで、どれくらい鞍上に高く評価されている素材なのかがよくわかる。

結果的にジオグリフは勝った。だが、仮に負けていたとしても

「名手があれだけじっくり構える乗り方をする素材ということは、、、」

と、私たちは考えただろう。

そして、次に狙える1頭として、皆様にお伝えしていたに違いない。

皆様にも、特に2歳戦は「鞍上の騎乗ぶり」に注意してほしい。

 

2着アスクワイルドモア⇒経験の差もあったか

勝ち馬には4馬身差をつけられたとはいえ、3着馬には1馬身半差をつけている。

重賞2着という結果自体も内容も、十分に誇れるものではないだろうか。

ただし、今回の勝利に関しては「経験の差」もあったかもしれない。

実はこの馬、今回が4戦目のレースだった。

レース後、鞍上の武豊騎手が

「自分の競馬に徹しました。ラストもよく伸びています。一戦ごとに良くなっているのですが、勝ち馬は強すぎました」

と語っているが「自分の競馬」というものをジョッキーが把握していること自体、それだけの場数を踏んでいることの証。

経験の浅い馬たちの戦いとなった2歳重賞では大きなアドバンテージだったと思う。

もちろん、直線での末脚の伸びは素晴らしかったし好素材だが、過大評価はせずに、気楽に見守ってあげたい。

距離は伸びても良さそうに思う。2000M~2400Mあたりで期待したい!

 

4着オンリーオピニオン⇒競馬センスあり!

この馬に関しては、レース後の柴田大知騎手のコメントがすべてではないだろうか。

早速、ご紹介してみよう。

「スタート良く、道中も折り合って上手に競馬をしています。まだ緩さがありますし、これからの馬です」

前半から、鞍上の指示通りに動き、そつなく回ってきた印象。

この時期の2歳馬としては非常に素直であり、競馬センスはかなり高そう。

一方で馬体重はプラス10キロ。

レース前の段階では、成長分なのか重いのかどうか、判断がつかないところもあったが、実際に跨った鞍上が「緩さ」があるというのなら、もっと絞っていけるのかもしれない。

センスがあって、絞る余地がある!

タイプ的には、上の2頭同様に距離が延びても良さそうだし、クラシック路線に乗れる可能性も!

未来の主役にはこの馬を指名しておきたい!

 

【札幌2歳ステークス 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 ジオグリフ(C.ルメール騎手)
「まだ子供で、ゲートの中でチャカチャカして少しエキサイトしていたので、スタートでは彼にプレッシャーをかけず、ゆっくり後ろから行ってリラックスできました。3コーナーから段々上がっていきましたが、反応がとても良かったですし、最後は良い脚を使えると思ったので心配はしていませんでした。能力があります。まだ子供で伸びしろがあります。もっと経験を積めばスタート前にリラックスでき、最後ももっと速い脚を使えると思います」

2着 アスクワイルドモア(武豊騎手)
「自分の競馬に徹しました。ラストもよく伸びています。一戦ごとに良くなっているのですが、勝ち馬は強すぎました」

3着 トーセンヴァンノ(山田敬士騎手)
「切れる脚はないのですが、良い脚を使っています。今日は3着まで来ましたし、トモがパンとすればもっと良くなると思います。伸びしろがあります」

4着 オンリーオピニオン(柴田大知騎手)
「スタート良く、道中も折り合って上手に競馬をしています。まだ緩さがありますし、これからの馬です」

5着 トップキャスト(団野大成騎手)
「これからを見据えて、違う競馬をしようと思っていましたが、良いスタートだったので、無理することなくハナへ行きました。良くも悪くもゆとりがあって新馬の時のようなフレッシュさがありませんでした」

6着 リューベック(横山武史騎手)
「ゲートが全てです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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