こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください！
勝負の明暗 はここだった！
【回顧】スプリングステークス 2020 における勝負の明暗
| 着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 単勝 | 体重 | ± | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| １ | 7 | 7 | ガロアクリーク | 牡3 | 56 | ヒューイ | 1.49.8 | 05-06-07-04 | 33.8 | 6 | 16.6 | 496 | -10 | (美)上原博之 | |
| ２ | 3 | 3 | ヴェルトライゼンデ | 牡3 | 56 | 池添謙一 | 1.50.0 | 1 1/4 | 05-05-04-04 | 34.2 | 1 | 1.7 | 490 | -2 | (栗)池江泰寿 |
| ３ | 8 | 9 | サクセッション | 牡3 | 56 | 三浦皇成 | 1.50.3 | 1 3/4 | 07-07-08-04 | 34.1 | 2 | 4.6 | 510 | -8 | (美)国枝栄 |
| ４ | 5 | 5 | ファルコニア | 牡3 | 56 | Ｍ．デム | 1.50.3 | ハナ | 10-08-02-03 | 34.7 | 3 | 6.3 | 450 | +4 | (栗)角居勝彦 |
| ５ | 7 | 8 | アオイクレアトール | 牡3 | 56 | 田辺裕信 | 1.50.4 | 1/2 | 01-01-01-01 | 34.9 | 5 | 13.4 | 468 | +2 | (美)古賀慎明 |
| ６ | 2 | 2 | シルバーエース | 牡3 | 56 | 横山典弘 | 1.50.7 | 2 | 02-02-02-02 | 35.1 | 7 | 27.0 | 466 | -2 | (栗)橋口慎介 |
| ７ | 4 | 4 | ココロノトウダイ | 牡3 | 56 | 丸山元気 | 1.50.7 | クビ | 04-04-04-04 | 34.8 | 4 | 10.3 | 520 | -8 | (美)手塚貴久 |
| ８ | 8 | 10 | ラグビーボーイ | 牡3 | 56 | 北村宏司 | 1.51.2 | 3 | 08-08-08-09 | 35.0 | 9 | 122.7 | 492 | -2 | (美)勢司和浩 |
| ９ | 1 | 1 | エン | 牡3 | 54 | 柴田大知 | 1.51.5 | 1 3/4 | 03-03-04-04 | 35.7 | 8 | 102.0 | 470 | +4 | [地]河津裕昭 |
| 10 | 6 | 6 | ガミラスジャクソン | 牡3 | 56 | 鴨宮祥行 | 1.52.2 | 4 | 09-10-10-10 | 35.6 | 10 | 267.8 | 448 | -7 | [地]長南和宏 |
今年の３歳世代は、牡馬も牝馬も一筋縄ではいかないね。笑
例えば、先週の【フィリーズレビュー】。
５番人気のエーポスの優勝はもちろん、３着には12番人気の超大穴が食い込んだ。
また、前日（土）に行われた【フラワーカップ】。
こちらでは、12番人気のアブレイズが優勝！
鞍上の藤井騎手の重賞初制覇も含めて、全国でテレビ（ネット）観戦していた競馬ファンの度肝を抜いた。
それらの重賞に続いて、またしても「一筋縄ではいかない結果」となったのが、今回の【スプリングステークス】だ。
２～４着を単勝１～３番人気馬が争う中
６番人気のガロアクリークが堂々の優勝！
この馬、昨年12月のＧ１【ホープフルＳ】では11着に終わっている。
つまり、たった３ヶ月の間に、当時２着だったヴェルトライゼンデを逆転したということ。
もちろん、ここに向けての仕上げの違いなどはあっただろう。
だが「短期間での逆転」という客観的事実には、驚きを覚えずにはいられない。
どうして荒れるのか？
今年は特に荒れている印象があるが、そもそもこの時期の３歳戦は、例年、決して堅くはない。
例えば、上でご紹介した【フィリーズレビュー】などは、昨年も26万馬券＆15万馬券（１着が２頭同着のため２通り）が飛び出していた。
では、どうして荒れるのか？
細かく見れば理由は色々あるだろうが、大きく考えれば２つ。
１・賞金の足りている有力馬が仕上がり途上で参戦
２・伸び盛りの時期だけに急成長する馬がいる
これに尽きるだろう。
答えはどこにある？
「１」については、誰もが想像できる部分だと思う。
有力馬を疑ってかかるというのは、皆様も実践されているに違いない。
だが「２」はどうだろうか？
仮に有力馬の凡走を想像できても
そのかわりに好走する馬（急成長している馬）は誰なのか？
これは難しいだろう。だが「答えのありか」については簡単だ。
ガロアクリークは「好調教馬」だった
３歳馬の調教での動きには
成長ぶりと仕上がり
がハッキリと表れる。
実は今回のガロアクリークに関しても、キングスポーツの有料会員様に「好調教馬」としてご紹介していた１頭だった。
私たち自身、さすがに１馬身1/4もの差をつけての勝利という結果には驚いたが、好走自体は、完全に想定内だった。
当然【皐月賞】本番でも十分にやれる馬だと思う。
とにかく、３歳戦を勝つなら調教しかない！
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では、調教ってどのようにチェックすればよい？
「入門編」ではないが、わかりやすくまとめたコラムを用意しているので、ぜひ、一度チェックしてみてほしい。
また、今回のガロアクリークは有料会員様限定の好調教馬だったが
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レースを見逃した方はコチラから
【みんなのKEIBA 次回3月29日(日)午後3時】
皐月賞ラストトライアル「フジテレビ賞スプリングＳ・ＧⅡ」を制したのは6番人気の⑦ガロアクリーク
L.ヒューイットソン騎手は来日後初となる重賞制覇！
2着は1番人気③ヴェルトライゼンデ、3着は2番人気⑨サクセッション
3連単は3万7220円の払い戻し pic.twitter.com/uBnZjutAn6— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) March 22, 2020
上位人気馬だから、強くて当たり前。
だが、私たちの感覚からすれば
想像していた以上に強い！
それが
３着・サクセッション
デビューから前走までの４戦、全てがマイル戦。要するに、陣営が「マイラー」だと判断している馬なのだ。
そんな馬が1800Ｍに出走、しかも４コーナーでは勝ち馬よりも外を回された。
スタミナロスでズルズルいく可能性もあるかと思ったが、、、
３着にまとめられたのは底力の証
結果論にはなるが、３角から４角にかけてまくり気味にあがったことでのスタミナロスももったいなかった。
ベストのマイルならＧ１まで狙えると思う。
また、Ｇ２、Ｇ３なら乗り方ひとつで2000Ｍくらいまではこなしそう。
非常に楽しみな一頭だ。
【スプリングステークス 2020】のレース後の関係者のコメント
レース後のコメント
１着 ガロアクリーク（Ｌ．ヒューイットソン騎手）
「追い切りに乗った時の感触が良かったので、いいフィーリングで自信を持って騎乗できました。距離は２０００ｍが限界だと思いますが、次の騎乗も能力でカバーしてくれると信じたいです」
（上原博之調教師）
「キンシャサノキセキ産駒の割りには距離ももちますし、今日も折り合いはついていました。それでも前走の２２００ｍは長かったですから距離短縮は良かったです。元々いいところのある馬ですが、子供っぽさをレースで出していました。経験を積むごとにそれも変わって、今日はすごく落ち着いていました。２０００ｍも大丈夫だと思いますし、次が楽しみです」
２着 ヴェルトライゼンデ（池添謙一騎手）
「トライアル戦ですがしっかり勝っておきたいレースでした。勝負どころでもたついた感じになり一気に交わされてしまって、また伸び返しているのですが届きませんでした。小回りコースなら２０００ｍぐらいに延びた方がいいでしょうし、今日は休み明けで（次走は）状態が上がってくるでしょうから、本番は巻き返したいですね」
３着 サクセッション（三浦皇成騎手）
「これまで早めの競馬をしてきたせいか、思ったより馬が早めに動くような感じになりました。勝ち馬に内に入られた分、外を回らされましたし、今日は遅いペースでも我慢できました。距離も問題なさそうですし、仕掛けのタイミング次第で頑張れそうです」
４着 ファルコニア（Ｍ．デムーロ騎手）
「ペースが遅かったですから、距離は大丈夫な馬ですし、向正面で上がっていきました。ただ、直線の伸びはもう一息で、最後は苦しくなりました。まだ幼い馬ですからこれから成長していきそうです」
５着 アオイクレアトール（田辺裕信騎手）
「前回のレースの感じから楽に先手を取っていけると思っていました。道中はいい感じでいけたのですが、最後は瞬発力の差でしょうか」
（via ラジオNIKKEI ）
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