平安ステークス 2022【回顧】馬券選択には「戦略的」な部分も重要だ！

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください！

勝負の明暗 はここだった！

【回顧】平安ステークス 2022 における勝負の明暗

改めて！絶対王者は「強い」

昨年12月のG１【チャンピオンズカップ】において６馬身差の楽勝を決めたテーオーケインズが、海外挑戦を挟み、およそ半年ぶりに、国内のダートに登場した。

能力がずば抜けていることは誰もがわかっている。

それでも、調整が難しい海外遠征帰り。

ましてや、今回は59キロを背負っていた。

「万が一があるなら、ここではないだろうか、、、」

と思われていた方も少なくなかったと思うが、そうした想像を嘲笑うかのような激走。

結局のところ、モノが違うということなのだろう。本当に強かった。

レース後、鞍上の松山騎手は

と絶賛していた。引き続き、私たちを楽しませてくれそうだ！

おかげさまで馬券的中に成功

そんなテーオーケインズだから、改めて能力的なことについて解説する必要はないだろう。

それよりも、今回のレースを予想する上で私たちが用いた

について、少しお話しをさせてほしい。

まず、結論から申し上げると、今回のレースでは「イチオシ」とさせていただいた３連単馬券で１万1340円（30点）をキッチリと射止めることができた。

確かに１万1340円という数字自体は、さほど大きいものではないだろう。

ただ、単勝1.8倍という断然人気の馬が優勝したレースという点を考慮すれば、むしろ「ついたな」という感覚もある。

多少なりとも、有料会員様のお役に立てたのなら幸いだ。

参考→先週の成績速報

獲った！先週「8勝」⇒勝負Rや４万馬券＆７万馬券など⇒さあ【ダービー連覇へ】自信アリだ！！！

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pc.3448.jp

2022-05-22 18:30

では、どうしてこうした配当がついたかといえば、答えは非常に簡単。

２番人気だったオーヴェルニュが馬券圏外に沈んだからだ。

私たちは２番人気馬を消していた

そして、実は私たちはそのオーヴェルニュを

「消える人気馬」

として有料会員様などに断言していたのだ！

そこで皆様は疑問に思われるに違いない。

と。

決定的な何かがあったのか？決してそうではない。

例えば状態は、その他の上位人気候補たちとの比較では良いとは言い難かったものの、目立って悪かったわけではない。

むしろ重視したのは、上でも申し上げた「馬券戦略」の部分なのだ。

５分５分なら「穴」

ということで、オーヴェルニュを実際に馬券から消した理由について。

実際に有料会員様にご提供した解説をご紹介したい。以下の通り。

忘れてはいけないのは

競馬＝ギャンブル

だという点ではないだろうか。もちろん「当てる」ことが大前提にせよ、どうせなら、少しでも配当の大きいところを狙っていかなければ面白くないだろう。

そういった背景もあり、オーヴェルニュの評価を下げた。

結果的にということにはなるかもしれないが、余計な馬券を買わずに、尚且つテーオーケインズが買ったにしては、それなりの配当を得られた。

手前味噌ながら「ギャンブルに勝てた」ということになる。

実は人気馬同士の決着の確率は高くない

尚、参考までに申し上げておくが、そもそもの部分として

という実例もあるのだ。

例えば昨年、2021年に行われた平地重賞（130レース）の中で、１＆２番人気の２頭で決着したケースはどれくらいあるか？

以下、実際に決まったレースだけを抜粋してみた。

結果としては、130レース中で15レースだけ、割合としては10%少々といったところか。

この数字をどう受け止めるかは人ぞれぞれかもしれないが、本来１＆２番人気は「力があるから推されている」という点を鑑みれば、やはり「低い数字」と見るのが妥当ではないかと私は思う。

人気に推される分だけマークも集めるし、戦いにくいという部分もあるかもしれない。

いずれにせよ、私たちの馬券戦略は「データ」的にも後押しされている部分がある。

ぜひ、今後皆様が馬券を購入される際には、この考え方を参考になさってほしい！

最後に一頭だけ

ここまでテーオーケインズと馬券戦略の話をしてきたが、、、

さすがに、これで終わったら物足りないだろう。ということで一頭だけ！今後のダート路線で期待したくなる一頭を皆様にお伝えしておきたい。

３着メイショウハリオ

勝ち馬は別格にしても、２着ケイアイパープルにも２馬身半離されているから、決して満足のいく結果ではないだろう。

ただ、結果は別にしても、この馬自身のレースの質が非常に高く感じられた。

前半から中団にかけての落ち着いた雰囲気での追走から直線での末脚まで、この馬が現在備えているであろう能力をしっかりと出し切れている印象。

それは、快勝した前走【マーチステークス】も同様だった。

条件を問わずに、しっかりと走れる能力は、大崩れしないことの証だし、馬券を買う側にとっては本当に頼もしい。

超一線級と比べると、まだ能力の開きはありそうだが、相手次第では「ほぼ確実に馬券になりそうな馬」だから、ぜひ皆様にも覚えておいてほしい。

まだ５歳だし、未来の主役に指名して、今後の成長も楽しみにしたい！

【平安ステークス 2022】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
１着　テーオーケインズ（松山弘平騎手）
「強かったです。スタートはしっかり出てくれて、思い描いたようなポジションを取れました。上手にレースをしてくれました。手応え良く、さすがという走りをしてくれました。斤量をものともしませんでした。帰国して馬が大人しくなり、それが良い方に出るのか、逆に気合いが足りないのか、というところはありましたが、今日はしっかり力を証明してくれました。一度使われて調子を上げると思いますし、楽しみです。帰国初戦で力を出せたのは嬉しく思います。ありがとうございました」

２着　ケイアイパープル（藤岡康太騎手）
「陣営といろいろ話して、今回はメンコを外して気合いを乗せていこうということになりました。それが上手くいって、いつもより良い手応えでレースを運ぶことができました。勝った馬は強いですが、自分の形ならよく走ってくれます」

３着　メイショウハリオ（浜中俊騎手）
「馬の状態が良く、この展開の中でよく（３着まで）来てくれました。今回、賞金を加算したかったところですが、よく頑張って走ってくれました」

４着　スマッシングハーツ（鮫島克駿騎手）
「２回前のレースで良いパフォーマンスをした競馬場ですし、他の人が乗った時と自分が乗った時のイメージを重ね合わせて、急かさずにリズム良く走らせるポジションを進みました。思っていた競馬ができました。今日のペースでよく脚を使ってくれました」

５着　スワーヴアラミス（松田大作騎手）
「よく頑張って走ってくれました。年齢的な衰えは感じません。最後も止まっていません」

６着　オーヴェルニュ（福永祐一騎手）
「キックバックを嫌がるところがあります。それでも道中は手応えはあったのですが、勝ち馬とは一瞬の脚の差が出てしまいます。最後は内に入れたのですが、またキックバックを受ける形になりました。今日のようなヨーイドンの流れだと、少しモロさが出てしまいます」

（via ラジオNIKKEI ）

 

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