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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】安田記念 2026→レースを左右した「流れ」を解説&未来の主役ならあの馬!

【先週の重賞回顧】安田記念 2026→レースを左右した「流れ」を解説&未来の主役ならあの馬!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

安田記念 2026 の回顧

2026年 6月 7日(日) 3回東京2日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第76回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1600m 17頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
B2 4 シックスペンス 牡5 58 武豊 1.32.1    02-02 33.9 8 *(美)田中博康
6 11 ワールズエンド 牡5 58 津村明秀 1.32.1 クビ    01-01 34.2 7 (栗)池添学
7 14 ガイアフォース 牡7 58 横山武史 1.32.1 同着    08-09 33.0 1 (栗)杉山晴紀
B7 13 セイウンハーデス 牡7 58 幸英明 1.32.1 クビ    03-03 33.7 6 *(栗)橋口慎介
8 16 パンジャタワー 牡4 58 松山弘平 1.32.2 クビ    06-06 33.4 4 *(栗)橋口慎介
2 3 オフトレイル 牡5 58 菅原明良 1.32.3  1/2    08-07 33.3 10 (栗)吉村圭司
1 1 レーベンスティール 牡6 58 戸崎圭太 1.32.6 2    04-04 33.9 3 *(美)田中博康
8 15 ドラゴンブースト 牡4 58 丹内祐次 1.32.7 クビ    11-11 33.4 13 (栗)藤野健太
8 17 トロヴァトーレ 牡5 58 ルメール 1.32.8  3/4    15-14 33.1 2 (美)鹿戸雄一
10 3 6 ステレンボッシュ 牝5 56 レーン 1.32.9  3/4    07-07 33.9 5 (美)宮田敬介
11 5 10 ルクソールカフェ 牡4 58 岩田望来 1.32.9 クビ    16-14 33.2 14 *(美)堀宣行
12 4 8 シャンパンカラー 牡6 58 岩田康誠 1.33.1 1    11-12 33.6 11 (美)田中剛
13 5 9 ウォーターリヒト 牡5 58 高杉吏麒 1.33.1 クビ    16-17 33.1 9 (栗)石橋守
14 6 12 シリウスコルト 牡5 58 横山和生 1.33.2 クビ    13-12 33.6 15 (美)田中勝春
15 3 5 サクラトゥジュール セ9 58 佐々木大 1.33.3 1    10-09 34.1 16 *(美)堀宣行
16 1 2 ロングラン セ8 58 ゴンサル 1.33.4  1/2    04-04 34.7 17 (美)和田勇介
17 4 7 スズハローム 牡6 58 藤懸貴志 1.33.9 3    14-14 34.2 12 (栗)牧田和弥

 

やっぱり武豊

「昨年、中央マイルG1の春秋連覇を達成したジャンタルマンタルが不在」

という、いかにも「何かが起こりそう」な条件下での一戦となった今年の【安田記念】

ましてや、週中には1番人気候補の一角でもあったアドマイヤズーム(前哨戦のマイラーズCを優勝)が、急遽出走を回避するというまさかの事態に。

すると案の定、激戦を制したのは単勝8番人気の伏兵シックスペンスだった。

まさに波乱の結末となったが、その手綱を握っていたのは、他でもない武豊騎手。

アドマイヤズームの回避によって、一度は安田記念の舞台に立つ資格すら失いかけた男が、巡り巡った運命の糸を手繰り寄せ、シックスペンスを頂点へと導いたのだ。

競馬ファンはもちろん、恐らく実際に出走した関係者まで、誰もが迷いを感じる中での勝負において、いや迷いを感じる中での勝負「だからこそ」!すべてをかっさらっていく。

皆が迷っても、彼には迷いがない。

それが競馬界のスーパースター、武豊。役者が違うとしか言いようがない。

私たち自身、どれだけのスタージョッキーが現われようと、あくまでも「競馬は馬が主役」その思いは昔から変わらない。

ただ、武豊騎手だけは別。いつまでの私たちを痺れさせてくれるレジェンドの存在に感謝しながら、レースを振り返ろう。

 

シックスペンスの勝因

さて、改めて、武豊騎手に導かれてのシックスペンスのG1勝利!

関係者の皆さまには心からの祝福を申し上げたい。

3歳秋の段階で古馬相手に【毎日王冠】を制したほどの逸材だけに、関係者の期待は相当に大きかったが、5歳にしてのようやくのG1初勝利。

特に、定年の国枝厩舎からバトンを受け取った田中博康調教師はほっとしているだろう。

おめでとうシックスペンス

そんなシックスペンスの勝因は?

もちろん、元々備えている潜在能力の高さだったり、着用したブリンカーにより行きっぷりが良くなった点などは大前提だが、、、

やはり

「レースの流れを味方につけた」

という部分は非常に大きいと思う。

 

同日、8レースとの比較でも

レースにおける前半3ハロンの通過タイムは34.5

これがどれくらいのものなのか?

実は、今年を含めた直近10年の【安田記念】のうち「5位タイ」

必ずしも、必ずしも良い馬場状態ではなかったかもしれない。それでも「速い」とは言えないだろう。

(参考までに、同舞台で行われた8レース・1勝クラスの前半3ハロンが34.9だった。それと比較しても、速くないことがおわかりいただけるはず)

1勝クラスとそれほど差がない流れだったとなれば、前にいった馬たちが簡単に止まるわけがない。

だから、結果的に上位に入ったにせよ、そうならなかったにせよ、流れを読んで、パートナーを「前」で勝負させようとしたジョッキーたちに関しては

「好騎乗」

という評価で間違いないと思う。

 

ガイアフォースをどうみる?

それに対し、1番人気を集めたガイアフォース

上がり3ハロン最速のタイムを繰り出して2着タイにまで追い込んでいる。

強さを見せたが、、、

さすが、昨年の春秋マイルG1において、いずれもジャンタルマンタルの2着に入ったほどの馬。

その実力をしっかりと見せたとは言えるが、一方で「4角9番手」

他のどの馬よりも勝たなくてはいけない立場にいた1番人気馬だと考えれば

「位置取りが後ろすぎたのでは?」「消極的だったのでは?」

という声もあがるだろうし、実際にSNSなどではそうした声を目にした。

もちろん、そうした見方も出てくるとは思うが、あくまでも私個人の感覚でいえば

「鞍上は、馬の能力を最も引き出すための騎乗をキッチリと行った」

と評価している。

 

のびのび走らせてこその馬

ここでご紹介したいのが、今回の枠順が7枠14番に決まったあと、管理する杉山晴調教師が残したコメントだ。

次のような趣旨の話をされている。

「(ガイアフォースは)跳びが大きいので、本質的に外を走らせる方がのびのびと走らせられる。いい枠だと思った」

とにかく、力を発揮させるにはのびのび走らせることが最優先の馬。

つまり、位置をとりにいって、他の有力ライバルたちと競り合うような形になっていれば、例えペース的に余裕があったにしても、脚を溜めるのは難しかったのではないだろうか。

どうしても「自分にフォーカス」しなくてはいけない分、本当に強いことは間違いないのだが、なかなか「1着」となってくると難しい面がある。

ガイアフォースは「連軸」として最適なタイプと言えるだろう。

 

今後に期待するなら

今ご紹介してきたように、どうしても混戦だと、能力以外の要素が結果におよぼす影響が大きくなりだちだ。

その分、どの馬にも良い面も悪い面もあり、未来の主役のピックアップは難しい面がある。

ただ、その上で「レース前の期待値よりも大幅にレベルの高い走りをした」という意味では、6着のオフトレイルだろうか。

力を見せたオフトレイル(画像はラジオNIKKEI賞優勝時)

【スワンS】優勝やG1【マイルCS】4着など、京都では素晴らしいパフォーマンスをしながら、東京マイルでは過去に2戦して、いずれも掲示板にも乗れず。

京都名物の向こう正面での下り坂でスピードに乗り、その勢いを直線に結びつけるのが必勝パターンとなるため、なかなか東京では難しいのだろうと考えていた。

だが今回、4角ではガイアフォースとそれほど変わらない難しい位置にいながら、勝ち馬から0.2秒差まで追い込んでいる。

不得手だと思われた東京をG1という大舞台でしっかりと克服した以上、もはや怖いものはない。

確実に馬がレベルアップしていることの証だし、だとすれば得意の京都ならさらに!【マイルCS】を楽しみにしている。

 

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