秋華賞トライアルの【ローズS】に出走するモズカッチャンですが、未だにファンの間で納得していない方が多いようです。まあ、議論したところで何も変わらないことは重々承知しているのだが、それでも感情が収まらないといったところなのでしょうか。それだけ今回のデムーロ騎手への乗り替わりは、まさに「禁断」といえる衝撃的なものでした。
7月26日に大井競馬場で行われたトークショーに参加していた和田騎手は、ソウルスターリングと今年のダービー馬レイデオロのどちらに乗りたいという質問に「ソウルスターリングは負かしたい」とモズカッチャンとオークスの雪辱を力強く宣言して、詰めかけたファンから温かい拍手をもらっておりました。しかし、待っていたのはあまりにも無情な降板劇でした・・・。ショックのあまり膝から崩れ落ちる和田騎手の姿が目に浮かびます。まるで大好きだった彼女にフラれてしまうような感じでしょうか?(泣)
しかし、最近の騎手の騎乗馬を決めているのは紛れもなくエージェントです。実際に競馬関係者からはこのような話が出ております。
『騎手と調教師の繋がりが希薄になった』と嘆いている調教師は少なくないですが、昨年のダービーを勝って降ろされた川田騎手や、今年の皐月賞を勝って降ろされた松山弘平騎手など、最近はG1級のレースで結果を残しても簡単に乗り替わりを告げられる時代になっています。営業の力を持たない騎手にとっては、まさに異常な時代になっていると思いますよ」(競馬記者)
さて、デムーロ騎手としては何としても「結果」が求められる訳ですが、気になるのは週末に西日本の直撃が予報されている台風18号の存在です。レース当日の降水確率は70%と、雨の影響は避けられそうもありません。
というのも、通算成績が【3.1.1.1】のモズカッチャンは、良馬場で【3.1.0.0】であることに対して、稍重で【0.0.1.1】という極端な結果に終わっています。キャリアが浅いため断言はできませんが、雨の影響を多分に受けやすい可能性は否めないでしょう。
果たして、週末に予報されている雨は”天罰”となるのでしょうか。モズカッチャンのファンとしては馬に活躍してもらいたい一方で、和田騎手とのコンビ復活も見たい複雑な心境でレースを迎えることになりそうです。