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ホーム勝負の明暗東京スポーツ杯2歳ステークス 2019【回顧】勝ち馬の強さの秘密とは?

東京スポーツ杯2歳ステークス 2019【回顧】勝ち馬の強さの秘密とは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】東京スポーツ杯2歳ステークス 2019 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
6 6 コントレイル 牡2 55 ムーア 1.44.5    05-05-05 33.1 1 2.5 456 0 (栗)矢作芳人
5 5 アルジャンナ 牡2 55 川田将雅 1.45.3 5  06-07-07 33.6 2 3.0 458 -2 (栗)池江泰寿
1 1 ラインベック 牡2 55 ビュイッ 1.46.0 4  02-03-02 34.9 3 4.6 460 +4 (栗)友道康夫
3 3 オーロラフラッシュ 牝2 54 ルメール 1.46.2 1 1/4  08-08-08 34.3 4 11.0 446 -2 (美)藤沢和雄
2 2 リグージェ 牡2 55 マーフィ 1.46.6 2 1/2  06-05-05 35.2 5 12.5 470 +2 (美)木村哲也
8 8 マイネルデステリョ 牡2 55 津村明秀 1.46.9 1 3/4  01-01-01 36.3 7 26.1 450 +6 (美)畠山吉宏
4 4 ゼンノジャスタ 牡2 55 田中健 1.47.0  1/2  02-03-04 35.8 6 25.3 468 +8 (栗)浅見秀一
7 7 ソウルトレイン 牡2 55 石橋脩 1.47.4 2 1/2  02-02-02 36.3 8 71.6 456 0 (栗)西村真幸

 

とにかくコントレイルが強すぎた

その一言に尽きるレースではないだろうか。

レース後の矢作調教師のコメントが秀逸。

「想像以上の走りで驚きました。厩舎も福永騎手も1800mがギリギリと話していたので、想像を超える走りでした。今日はペースも流れてくれましたし、折り合いもついて、2000mも大丈夫でしょう。R.ムーア騎手も賛辞の言葉を繰り返していました。当初は朝日杯を考えていましたが、これでホープフルSから王道を歩むことになると思います。でも2400mはどうでしょうか……。その点も今日のように想像を超えてくれることを期待したいです。今日は一般ファンの気持ちでレースを見て震えました

 

管理馬のレースを見て震えられるなんて、、、調教師冥利に尽きるだろう。

これまで、数多くの名馬を扱ってきた矢作調教師にここまで言わせる素材、只者ではない。

 

では、私達キングスポーツはどのように考えているか?

もちろん、まだ二桁頭数でのレースを経験していないため、多頭数に揉まれた時にどうかといった不安はゼロではない。

だが、それを差し引いても「かなりの素材」だと言い切ってよいと思う。

では、具体的に評価しているポイントを簡単にご紹介する。

 

抜群の走力が素晴らしいのは当然だが

ご存知の通り、コントレイルは今回のレースをレコードで制した。

その時計は、同じ舞台で行われたひと月前の【毎日王冠】勝ち時計と0.1秒しか変わらない。

思わず、目をこすって掲示板を見直したのは私だけではないだろう。笑

 

だが!時計に関しては馬場の恩恵がなかったとはいえない。

だから、コントレイルを称える材料として、敢えて用いることもないかと考える。

それより、私達が最も評価しているのは

抜け出してからの走りっぷり

 

集中力も2歳馬離れしている

今回、コントレイルはラスト2ハロンくらいのところで、既に単独の先頭にたった。

要するに、そこからまだ20秒程度走らなくてはいけない。

例え走力があろうとも、経験の浅い2歳馬だと、集中力を欠く場面をよくみる。

 

だがコントレイルは違った。

鞍上が気を抜かせずにしっかり追った面もあるのだろうが、最後までレースに集中しきっていた!

走力以上に「2歳馬離れしている」と私達が感じたのは、精神力だったのだ。

 

精神力は簡単には成長しないからこそ

最後まで集中していた(via スポーツ報知)

5歳になろうと、6歳になろうと「気性が荒い」と言われる馬はいくらでもいる

それだけ、精神力、集中力を成長させるのは難しいことなのだ。

走力の高さとは対照的に、精神面が未熟であるがゆえにレースで力を出しきれず、悔しさの中で引退していった馬は少なくない。

 

その点、コントレイルは走力、精神力共に2歳馬離れしたレベルにある!

だからこそ、多頭数の経験がないなど不確定要素を認めつつも

「かなりの素材」

だと言い切らせてもらった。

次のレースが本当に楽しみだ。とにかく、怪我にだけは気をつけてほしい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

勝ち馬の強さばかりが目立ったレースだったが、それを抜きにして考えれば、他にも面白い馬は少なくない。

特に

3着・ラインベック

大変ありがたいことに、レース後に私がこの馬に対して抱いた印象と、ビュイック騎手が語ったコメントの内容が、全く一緒だった。

今日は硬い馬場で速い時計でしたから、馬場適性の差もあったかと思います。この馬はワンペースで少しずつギアを上げていくタイプなので、2400mも向きそうな気がします

切れ味勝負の1800M向きの馬ではない。

間違いなく、タフさも必要になる2400M向きの馬!

まだまだ、能力そのものにも伸びしろはありそうだし、注目していきたい。

 

【東京スポーツ杯2歳ステークス 2019】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 コントレイル(矢作芳人調教師)
「想像以上の走りで驚きました。厩舎も福永騎手も1800mがギリギリと話していたので、想像を超える走りでした。今日はペースも流れてくれましたし、折り合いもついて、2000mも大丈夫でしょう。R.ムーア騎手も賛辞の言葉を繰り返していました。当初は朝日杯を考えていましたが、これでホープフルSから王道を歩むことになると思います。でも2400mはどうでしょうか……。その点も今日のように想像を超えてくれることを期待したいです。今日は一般ファンの気持ちでレースを見て震えました」

2着 アルジャンナ(川田将雅騎手)
「いい内容で折り合いもついてリズムよく運べました。直線もいい伸びを見せてくれましたが、勝ち馬が強すぎました」

3着 ラインベック(W.ビュイック騎手)
「好位でうまく流れに乗れましたが、勝ち馬にあの競馬をされてしまったらどうしようもありません。また、今日は硬い馬場で速い時計でしたから、馬場適性の差もあったかと思います。この馬はワンペースで少しずつギアを上げていくタイプなので、2400mも向きそうな気がします」

4着 オーロラフラッシュ(C.ルメール騎手)
「頑張ってくれました。このメンバー相手にいい結果だったと思います。終いは脚を使っていましたし、次につながるレースでした」

5着 リグージェ(O.マーフィー騎手)
「ゲートを出てスムーズで、向正面では距離ロスなくいけました。折り合いはついていましたし、距離は延びても大丈夫そうです。成長を待ちながら使っていった方が良さそうです」

6着 マイネルデステリョ(津村明秀騎手)
「前走は前に壁を作ってレースをすることができましたが、今日は壁を作ることができずムキになりすぎました。それにしても今日はメンバーが強すぎました。前に馬を置ければ違った結果になると思います」

8着 ソウルトレイン(石橋脩騎手)
「ゆったりとした流れになるだろうと思っていましたが速い流れになってしまい、3コーナーから自分のペースで行きましたが最後はスタミナ切れしてしまいました。レースのペースが落ち着けば違った結果だったと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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