こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください！
勝負の明暗 はここだった！
【回顧】東京新聞杯 2020 における勝負の明暗
| 着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 単勝 | 体重 | ± | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| １ | 1 | 1 | プリモシーン | 牝5 | 56 | Ｍ．デム | 1.33.0 | 06-06 | 33.6 | 4 | 7.8 | 504 | +8 | (美)木村哲也 | |
| ２ | 6 | 12 | シャドウディーヴァ | 牝4 | 54 | 岩田康誠 | 1.33.1 | 1/2 | 12-11 | 33.3 | 6 | 14.2 | 470 | -4 | (美)斎藤誠 |
| ３ | 7 | 13 | クリノガウディー | 牡4 | 56 | 横山典弘 | 1.33.1 | ハナ | 04-04 | 33.9 | 5 | 8.7 | 496 | +8 | (栗)藤沢則雄 |
| ４ | 3 | 5 | サトノアーサー | 牡6 | 56 | 田辺裕信 | 1.33.2 | 1/2 | 04-04 | 34.0 | 3 | 7.7 | 494 | +10 | (栗)池江泰寿 |
| ５ | 2 | 4 | クルーガー | 牡8 | 57 | フォーリ | 1.33.2 | ハナ | 02-02 | 34.3 | 12 | 84.1 | 528 | (栗)高野友和 | |
| ６ | 1 | 2 | ヴァンドギャルド | 牡4 | 56 | 福永祐一 | 1.33.2 | クビ | 08-08 | 33.6 | 2 | 3.8 | 476 | 0 | (栗)藤原英昭 |
| ７ | 4 | 8 | スウィングビート | 牡5 | 56 | 大野拓弥 | 1.33.4 | 1 1/2 | 08-08 | 33.8 | 14 | 177.1 | 490 | -4 | (美)加藤征弘 |
| ８ | B3 | 6 | レイエンダ | 牡5 | 57 | 丸山元気 | 1.33.5 | 1/2 | 03-02 | 34.6 | 7 | 17.4 | 496 | +12 | (美)藤沢和雄 |
| ９ | 5 | 9 | レッドヴェイロン | 牡5 | 56 | ルメール | 1.33.5 | ハナ | 11-12 | 33.5 | 1 | 2.9 | 494 | 0 | (栗)石坂正 |
| 10 | B5 | 10 | ロワアブソリュー | 牡7 | 56 | 吉田豊 | 1.33.5 | 頭 | 14-13 | 33.3 | 15 | 402.7 | 518 | +6 | (栗)須貝尚介 |
| 11 | 8 | 15 | ケイアイノーテック | 牡5 | 58 | 津村明秀 | 1.33.6 | クビ | 16-15 | 33.2 | 8 | 20.9 | 474 | 0 | (栗)平田修 |
| 12 | 4 | 7 | ケイデンスコール | 牡4 | 56 | 石橋脩 | 1.33.6 | ハナ | 07-06 | 34.2 | 9 | 26.4 | 468 | -6 | (栗)安田隆行 |
| 13 | 8 | 16 | ドーヴァー | 牡7 | 57 | 北村宏司 | 1.34.0 | 2 1/2 | 14-15 | 33.6 | 10 | 58.4 | 504 | 0 | (美)伊藤圭三 |
| 14 | 7 | 14 | ゴールドサーベラス | 牡8 | 56 | 内田博幸 | 1.34.2 | 1 | 13-13 | 34.0 | 16 | 503.1 | 456 | +10 | (美)清水英克 |
| 15 | 6 | 11 | キャンベルジュニア | 牡8 | 56 | ミナリク | 1.34.4 | 1 1/2 | 08-08 | 34.7 | 13 | 89.6 | 552 | +8 | (美)堀宣行 |
| 16 | 2 | 3 | モルフェオルフェ | 牝5 | 54 | 江田照男 | 1.35.5 | 7 | 01-01 | 37.4 | 11 | 59.4 | 454 | +8 | (美)大江原哲 |
突然だが皆様は、私たちがレース前の段階で公開していた「東京新聞杯の狙い」をチェックして下さっていたかな？
レースの狙いでは、攻略のポイントやデータだけではなく、必ず「有力候補３頭をピックアップして解説」するようにしている。
有力馬を知ることは、レースの全体像を知ることに繋がると考えるからだ。
では今回、私が有力馬だと考え、ご紹介した３頭とは？
上のリンク先でもご確認頂けるが
レイエンダ（前走・マイルＣＳ15着/今回・８番人気→７着）
クリノガウディー（前走・マイルＣＳ７着/今回・５番人気→３着）
プリモシーン（前走・マイルＣＳ11着/今回・４番人気→１着)
彼ら３頭をピックアップした理由は？
実は非常にシンプルで
前走でマイルの最高峰・Ｇ１マイルＣＳに出走していたから
今回の【東京新聞杯】だが、レース前の段階から大混戦であることはわかっていた。
事実、結果的に上位人気に推されたのは、前走でオープン特別を走っていたレッドヴェイロンと、３勝クラスからの昇級だったヴァンドギャルド。重要では実績がない２頭。
誰もが迷いながら馬券を購入していた証拠だ。
そんな時にはどうするか？
混戦の時ほど「基本に忠実に」
だと私は考える。
重視すべきは揉まれた経験
そして、競馬を考える上で重要な基本の一つが
勢いのある馬はたくさんいるが「強豪に揉まれてきた経験」という意味では、マイルの最高峰【マイルＣＳ】を戦ってきた馬には勝てない。
そこで、私は有力馬として「前走マイルＣＳ組の３頭」をピックアップした。
案の定、プリモシーンなど、私がご紹介した馬のうち２頭が、１着＆３着でゴールしている。
ちなみに、２着に入ったシャドウディーヴァに関しても、マイルではないが、昨年は【オークス】などＧ１を３本走って強豪に揉まれてきた。
実は、彼女は今回のレースにおけるキングスポーツの予告の☆穴馬。
彼女を指名した理由は色々あるが、Ｇ１経験が豊富だという点も重視した点のひとつ。
案の定の好走で的中をプレゼントしてもらった。
感謝している。
大きな方向性こそが大事
さて、今回のレースにおける出走馬を見渡せば、それぞれに対して感想はあるが、恐らく、今後の皆様の「馬券」にとってより一層役立つ内容は、細かい解説ではない。
（各馬の解説はスポーツ紙などにも載っているだろうからそちらをチェックしてほしい）
それよりも、ここまでご紹介してきたような
予想をする上での大きな方向性
今回でいえば、繰り返しになるが
混戦の時ほど基本に忠実に
これを頭に叩き込んでいただくことの方が重要だと考える。
混戦だからといって、安易に勢いのある馬に飛びついてはいけないよ。笑
冷静に、各馬のローテーションや、あるいは各馬の仕上がりをチェック！
その上で予想に臨んでほしい。
レースを見逃した方はコチラから
【みんなのKEIBA 次回2月16日(日)午後3時】
マイル重賞「東京新聞杯・ＧⅢ」は4番人気、5歳牝馬の①プリモシーンが見事制し、重賞３勝目を飾りました！
2着は6番人気⑫シャドウディーヴァで牝馬によるワンツー決着となりました.。
3着は5番人気⑬クリノガウディー、3連単は１２万５５６０円の払い戻し pic.twitter.com/U90NvvhXf5— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) February 9, 2020
11着・ケイアイノーテック
今週の東京は開幕２週目。
それにもかかわらず、最後方に近い位置でレースを運んでいた姿から「行きっぷりが悪いのだろうか」と考えていた。
だが、レース後の鞍上・津村騎手のコメントを聞いてびっくり！
昨年から乗れている騎手が、先入観にとらわれる騎乗をするなんて、、、
過去の実績を冷静に見れば、好位でのレースも経験のある馬。
ましてや、調教の動きから好仕上がりは明らかだっただけに、積極的な競馬にチャレンジしてほしかった。
上がりでは最速タイムをマークしたように能力は健在！
1800ＭあたりのＧ２、Ｇ３なら、十分に上位争いができるはずだ！
【東京新聞杯 2020】のレース後の関係者のコメント
～レース後のコメント～
１着 プリモシーン（Ｍ．デムーロ騎手）
「道中の流れは完璧でしたし、内枠から手応え良く自信を持って乗りました。とてもいい切れ味があります。強かったですね」
２着 シャドウディーヴァ（岩田康誠騎手）
「うまく内に入れて運べました。直線ではプリモシーンとヴァンドギャルドを前に見ながら追い出しました。前よりも脚が使えるようになっていますし、去年から今年にかけて馬が成長しています」
３着 クリノガウディー（藤沢則雄調教師）
「スタートはいい馬。追い込みだと苦しいので、前から４、５番手のあのポジションになりました。最後は内から一瞬勝ったと思ったのですが……。この馬は左回りも右回りも関係ないと思います」
４着 サトノアーサー（田辺裕信騎手）
「いい形で運べたんですが……。大跳びの馬で、もう少し軽く絞ってくれたほうが良かったです（プラス１０ｋｇ）」
６着 ヴァンドギャルド（福永祐一騎手）
「両サイドが牝馬で、ゲートに入ったとき馬がソワソワしていつも以上にじっとしていられませんでした。今日はスタートを決めないと内枠の良さを出せないと思っていたので、それがうまくいかず残念でした」
９着 レッドヴェイロン（Ｃ．ルメール騎手）
「ポジションが後ろ過ぎたのと、もう少しやわらかい馬場ならもっと頑張れたと思います」
１１着 ケイアイノーテック（津村明秀騎手）
「先入観を持ち過ぎて後ろの位置になってしまいました。うまく流れに乗れませんでした」
（via ラジオNIKKEI ）
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