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ホーム勝負の明暗ジャパンカップ 2020【回顧】100年に1度のドリームレース!戦い抜いた全ての出走馬に感謝!

ジャパンカップ 2020【回顧】100年に1度のドリームレース!戦い抜いた全ての出走馬に感謝!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】ジャパンカップ 2020 における勝負の明暗

2020年11月29日(日) 5回東京9日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
2 2 アーモンドアイ 牝5 55 ルメール 2.23.0   04-05-04-04 34.7 1 2.2 490 0 *(美)国枝栄
4 6 コントレイル 牡3 55 福永祐一 2.23.2 1 1/4 09-09-09-09 34.3 2 2.8 456 -2 (栗)矢作芳人
3 5 デアリングタクト 牝3 53 松山弘平 2.23.2 クビ 07-07-07-07 34.4 3 3.7 474 -6 (栗)杉山晴紀
1 1 カレンブーケドール 牝4 55 津村明秀 2.23.2 ハナ 07-08-07-06 34.8 5 24.9 474 +2 *(美)国枝栄
8 15 グローリーヴェイズ 牡5 57 川田将雅 2.23.3 クビ 04-04-02-02 35.2 4 17.2 464 +8 (美)尾関知人
2 3 ワールドプレミア 牡4 57 武豊 2.23.8 3 10-10-10-07 35.0 7 45.4 482 -10 *(栗)友道康夫
4 7 ミッキースワロー 牡6 57 戸崎圭太 2.23.8 クビ 12-12-12-10 34.7 10 216.2 478 +4 (美)菊沢隆徳
3 4 キセキ 牡6 57 浜中俊 2.24.1 2 01-01-01-01 38.9 6 44.6 508 0 (栗)角居勝彦
7 12 マカヒキ 牡7 57 三浦皇成 2.24.2 クビ 13-13-13-10 35.1 11 226.1 502 +8 *(栗)友道康夫
10 5 8 ウェイトゥパリス 牡7 57 M.デム 2.24.6 2 1/2 15-15-15-15 35.1 9 136.9 478   [外]マルチア
11 6 10 パフォーマプロミス 牡8 57 岩田望来 2.24.8 1 10-11-11-12 35.6 12 312.5 466 -2 (栗)藤原英昭
12 7 13 ユーキャンスマイル 牡5 57 岩田康誠 2.25.0 1 14-14-13-12 35.7 8 101.1 498 +2 *(栗)友道康夫
13 6 11 クレッシェンドラヴ 牡6 57 内田博幸 2.25.3 2 06-05-04-04 37.0 14 432.9 500 +6 (美)林徹
14 5 9 トーラスジェミニ 牡4 57 田辺裕信 2.25.6 1 3/4 03-02-02-02 37.5 15 460.3 488 +4 (美)小桧山悟
15 8 14 ヨシオ 牡7 57 勝浦正樹 2.29.2 大差 02-02-06-12 40.0 13 321.6 486 +12 (栗)森秀行

 

まずは何より、出走し、そして激闘を終えた全ての馬たちに対して、心から敬意を表したい。

3冠馬3頭にばかり注目が集まった大一番。

だが、改めて申し上げるまでもなく【ジャパンカップ】は誰もが出られるレースではない。

皆、何度も大レースを戦い、実績を積み重ね、ここに辿り着いた超一流馬たちなのだ。

残念ながら着順はついてしまったが

それでも「100年に1度のドリームレース」を戦い抜いたのだ!

勝った馬も負けた馬も、胸を張ってほしい。

 

名実共に「ドリームレース」

さて、結果的には3冠馬3頭が、それも人気の順番で上位入線した。

また、彼ら3頭に加え、上位人気5頭がそのまま掲示板を独占する形に。

私たちのような穴党には難しいレースだったという側面もあるが、とはいえ、やはり100年に一度のドリームレース。

強い馬が強いレースをする!

この結果が正解だったのかもしれない。

名実ともに、何十年、いや100年先まで語り継がれるレースだったように思う。

 

名勝負は堪能するだけでよい

さて、本来なら、ここからレース回顧が始まる。

だが、今回のレースに対して、何を語ることがあるだろう?

■アーモンドアイが有終の美を飾った。
■コントレイルは菊花賞激走のダメージを乗り越えて2着に激走した。
■デアリングタクトは古馬との3着争いを制して心身両面での充実を見せた。

そんなことは、レースを目撃した全ての人が感じたはずだ。

そういったレースに対して「あそこがこうだった、ここがこうだった」などと語るのは、少々野暮ではないだろうか。

 

以前から何度かレース回顧で申し上げたことがあるが

名勝負はあれこれ語るよりもレースそのものを堪能する

これが、私の信念だ。

 

レースを堪能した上で、あなた自身の中で生まれた感情を大切にしてほしい。

感動して涙を流すもよし!
明日への活力に変えてもよし!

 

2頭に対してだけ一言!

ということで、今回の回顧はもうすぐ終了する。

だが、最後に野暮を承知で!

勝ち馬アーモンドアイと、私たちの軸馬だった2着馬コントレイルに対して、一言だけ言わせてほしい。

 

1着アーモンドアイ

史上初の芝G1・9勝目で有終の美を飾った。

しかも、2着コントレイルには1馬身1/4差。

3強の中では最も前でレースを運ぶなど、目標とされる形。それでも危なげなくゴール。

他馬との能力差を誇示するかのような完勝

歴史的な名馬に相応しい引退レースだったのではないだろうか。本当におめでとう!

 

今回の大一番を前に、ライバル陣営のコントレイル矢作調教師とデアリングタクト杉山調教師は次のような話をしていた。

まずは矢作師

「現状、日本一の馬だと思います」

続いて杉山師

「言わずとしれた現在の日本のチャンピオンホース。正直、能力の絶対値という意味ではデアリングタクトをしてもまだ大きな差をつけられていると思います」

 

歴史的な3冠馬2頭の陣営に対して、明確に日本一だと認めさせるほどの馬(しかも結果も圧勝)

これほど名馬に出会えたこと、そして彼女がこれまでに魅せてくれたパフォーマンスに対して、改めて感謝の思いを伝えたい。

 

当然、今後は繁殖生活。

ウオッカやダイワスカーレットを例に出すまでもなく、現役時代の名牝が苦戦することも多いのが繁殖の世界だ。ひょっとしたら、アーモンドアイも苦しむかもしれない。

だが!仮にそうだとしても、彼女が現役の競走馬として残してきた功績が色褪せることはない。

本当にお疲れ様。

 

2着コントレイル

鞍上・福永騎手が、今回の大一番を前にして、次のような旨の話をしていた。

瞬発力はまだ使わせてないところがある。今までに発揮した以上の末脚を持っている。

瞬発力勝負の最高峰と言っても過言ではないアーモンドアイと戦うレースを前に、敢えてこういった発言をしていた点から

真っ向勝負でアーモンドアイを倒しにいくつもりだな

という覚悟を感じた。

結果的には完敗とはいえ、上がり3ハロンでは最速タイムをマーク。

ある程度の結果は残したが、もう少し弾けても良かったような気もするのだが・・・

調教を見る限り、状態は戻っていたが。

とはいえ3歳馬だ。目に見えないダメージがあったのかもしれない。

 

いずれにせよ、やはり桁外れの馬であることは間違いない。

来年、日本のエースとして古馬の中長距離路線を引っ張るためにも!

まずはゆっくり休んでほしい。

今回のレースにおけるキングスポーツの軸馬だったが、引き続き「未来の主役」として応援していきたい。

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【ジャパンカップ 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 アーモンドアイ(C.ルメール騎手)
「アーモンドアイとのコンビでもう一度GIを勝てて、もちろん嬉しいですが、引退レースで勝って無事に(牧場に)帰すことができたのが一番嬉しいです。今日もレースはエンジョイできました。でも今日は特別でした。今日はいつものアーモンドアイでした。レース前はとても自信がありました。アーモンドアイはプロフェッショナルでした。天皇賞はGIの記録がかかっていましたし、涙が流れましたが、今日はサヨナラパーティーみたいな感じでした。素晴らしい脚を使いました。日本で一番強い馬です」

(国枝栄調教師)
「アーモンドも無事に走ってくれてとにかくホッとしています。ゲートでの不安もありませんし、どっしりと構えていて、良いスタートだったと思います。メンタル面も全く心配の要らない馬です。競馬は流れてくれないと仕方ないので、キセキが飛ばしてくれたのも良かったです。前が引っ張ってくれて、レースはしやすかったと思います。抜け出してからは、天皇賞とは手応えが違ったので、これは大丈夫だと思いました。この馬を管理してきて、常に夢が膨らむことばかりでした。次のステージ、次のステージと常にワクワクさせてもらいました。充実した時間を過ごさせてもらいました。今後は次のステージ、産駒に期待して、できれば、うちの厩舎でやらせてもらえればと思っています」

2着 コントレイル(福永祐一騎手)
「前が飛ばしていて、先団を見る良い形で、脚が溜まりました。プレッシャーのないところでリラックスして、良い形で上がっても行けました。そして、良い脚を使っているのですが、最後は苦しくなって左にもたれていました。タフな競馬を諦めずに走っていますが、アーモンドアイは強いです。結果は残念ですが、返し馬の感じは良い時と変わりませんでしたし、力は発揮できたと思います」

3着 デアリングタクト(松山弘平騎手)
「落ち着いていましたし、雰囲気は1番でした。スタート良く、いい位置で折り合いもついて、流れに乗れました。ただ、これまであまり見せていなかったのですが、内へ内へもたれていました。苦しくなったのだと思います。それでも強い相手に引けをとらない競馬ができました。これからの馬ですし、成長してほしいです」

(杉山晴紀調教師)
「3歳牝馬同士なら、ジョッキーも手綱を持ったまま行けるのですが、この相手だと早めに動く形になります。コントレイルと並んで動いて行きたかったのですが、コントレイルが少し寄れたこともあって、内にもたれてしまいました。今後はそのあたりを課題にして、調教を進めたいと思います。3着という結果に、悔しいという感情はありませんが、内にもたれたのは残念です。もたれなければ、もう少し2着とは際どかったと思います」

4着 カレンブーケドール(津村明秀騎手)
「ゲートの出は今ひとつでしたが、そこからは落ち着きました。3コーナーから4コーナーで上手く外へ出せて、一時はアーモンドアイを飲み込む勢いでした。上位3頭と差のないところまで来ていますし、これから自信を持って臨めます」

5着 グローリーヴェイズ(川田将雅騎手)
「良い位置でスムーズに走れました。具合が良くて、しっかりと頑張り切る中、勝ちに行った分、この着順ですが、GI馬である能力は出せたと思います」

6着 ワールドプレミア(武豊騎手)
「思い通りのレースができました。イレ込みは相変わらずですが、良いレースができたと思います。最後まで頑張っていますし、来年が楽しみです」

8着 キセキ(浜中俊騎手)
「スタートが良ければ、前へ行こうと思ってはいたのですが、1コーナーからかかっていました。それで、馬の気に合わせて行きました。馬の状態は良かったです」

10着 ウェイトゥパリス(M.デムーロ騎手)
「馬は落ち着いていたのですが、ゲート入りになると、すごく嫌がりました。それで一気にテンションが上がりました」

11着 パフォーマプロミス(岩田望来騎手)
「位置は後ろになりましたが、最後まで走れています。まだまだ若々しさがありますし、重賞でも通用すると思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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