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ホーム勝負の明暗阪急杯 2021【回顧】文句なしの勝ち馬だが気になる点も!次走への一言メモも

阪急杯 2021【回顧】文句なしの勝ち馬だが気になる点も!次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】阪急杯 2021 における勝負の明暗

2021年 2月28日(日) 1回阪神6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第65回阪急杯
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) 芝・内 1400m 17頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
4 8 レシステンシア 牝4 54 北村友一 1.19.2    01-01 33.8 1 2.4 508 +8 (栗)松下武士
3 6 ミッキーブリランテ 牡5 56 和田竜二 1.19.5 2    05-04 33.8 10 62.3 476 +2 (栗)矢作芳人
B7 13 ジャンダルム 牡6 56 荻野極 1.19.6  1/2    02-02 34.1 4 25.4 510 0 (栗)池江泰寿
5 10 インディチャンプ 牡6 57 福永祐一 1.19.6 ハナ    09-07 33.8 3 3.5 484 +2 (栗)音無秀孝
1 2 ダノンファンタジー 牝5 55 川田将雅 1.19.8 1 1/4    11-10 33.9 2 3.1 476 0 (栗)中内田充
3 5 メイショウチタン 牡4 56 幸英明 1.19.8    07-07 34.0 9 53.4 470 -2 (栗)本田優
2 4 ロードアクア 牡5 56 田中健 1.20.0 1 1/4    03-04 34.4 12 143.6 482 +2 (栗)浅見秀一
6 11 ザイツィンガー 牡5 56 国分恭介 1.20.0 クビ    15-15 33.8 13 222.2 430 -4 (栗)牧田和弥
4 7 クリノガウディー 牡5 56 岩田望来 1.20.1  1/2    03-03 34.5 7 30.7 500 -2 (栗)藤沢則雄
10 5 9 タマモメイトウ 牡5 56 古川吉洋 1.20.2 クビ    15-16 33.9 17 560.1 500 +10 *(栗)藤岡健一
11 6 12 コンパウンダー 牡6 56 吉田隼人 1.20.2 クビ    11-10 34.2 16 388.1 458 -4 (栗)石橋守
12 1 1 メイケイダイハード 牡6 56 松若風馬 1.20.2    07-10 34.3 11 113.3 550 -4 (栗)中竹和也
13 8 15 ブラックムーン 牡9 56 藤井勘一 1.20.2 ハナ    17-17 33.7 15 332.8 502 -4 (栗)西浦勝一
14 8 16 メイショウキョウジ 牡6 56 酒井学 1.20.3 クビ    09-07 34.5 14 279.0 484 +2 *(栗)藤岡健一
15 2 3 カツジ 牡6 57 武豊 1.20.3 クビ    11-14 34.3 8 47.0 504 +4 (栗)池添兼雄
16 8 17 ベストアクター セ7 56 団野大成 1.20.4  1/2    14-10 34.4 5 26.2 456 +8 (美)鹿戸雄一
17 7 14 トライン 牡6 56 池添謙一 1.20.5 クビ    05-04 34.8 6 30.4 470 +10 (栗)浜田多実

 

改めて語るまでもなく、昨今の日本競馬界は「牝馬の時代」

昨年は、短距離から中長距離まで、殆どの古馬G1牝馬が制した。

女王アーモンドアイこそ引退したが、引き続きクロノジェネシスやグランアレグリアらが性別の枠を超えたスーパーホースとして、先頭を引っ張ってくれるに違いない。

そして、まだまだ勢いは止まらない。

先日の中距離重賞【京都記念】をラヴズオンリーユーが完勝!

見事なレースぶりで予定されているドバイ挑戦へ向けて弾みをつけたが「インパクト」という意味では、今回の【阪急杯】におけるレシステンシアも全くヒケをとらない!!

とにかく速く、そして強かった!

 

完璧な勝利!おめでとう

デビュー以来、常に好走を続けてきたイメージがあるが、意外にも勝利は、一昨年12月のG1【阪神JF】以来になる。

レース後、鞍上の北村友騎手が

無事に勝ててホッとしています

と語っていたが、勝利が遠ざかっているという背景から出た言葉だったのだろう。

関係者には心からの祝福を届けたい。

 

さて、レシステンシアのレース内容に関しては、改めて振り返るまでもないだろう。

前半からスピードの違いで余裕をもって先頭に立つと、前にいったにかかわらず上がり3ハロンではメンバー中2位タイ(インディチャンプと同タイム)をマークしたのだ。

上で「とにかく速く、強かった」と記したが、本当にそういった感想しか浮かばないほど、完璧なレースだったと言えるのではないだろうか。

 

管理する松下調教師は、今後について

1200メートルでもありなのかなとは思います

と語っているが、全くの同感。

速いけれど、決してスピード一辺倒の馬ではないから、展開も問わない。また【高松宮記念】の舞台となる中京芝1200Mはタフだから、マイルまでこなすスタミナも活きるだろう。

グランアレグリア不在なら完勝まであっても決して驚けない。

本当に楽しみな馬だと思う!

 

唯一気になる点

それでも、ただ「速い強い」と称えるだけでは、面白みのない回顧になってしまう。

そこで「強いて言えば」ということになるかもしれないが、一点だけ気になることを記しておこう

 

今回のレースにおいて、レシステンシアはもちろん3連単1着軸の中の1頭。

「人気上位の3頭の中ならこの馬」とご会員様にも断言した。

その理由について、実際の解説文を引用してみたい。

有力3頭の中でこの馬を最上位に見た理由は極めてシンプル。
「最もこのレースへ向けての意気込みがしっかりしているから」

2歳時にG1【阪神JF】をレコードで優勝!また【桜花賞】&【NHKマイルカップ】も2着に激走している。それほどの馬だけに、例え半年ぶりの実戦とはいえ、前走【マイルチャンピオンシップ】での8着敗戦に関しては、陣営も悔しさが大きかったのだろう。
「上手く仕上げられずに負けさせてしまった」そんな思いがあったのではないだろうか。

だからこそ!今回は休み明け&先に目標があろうともしっかり仕上げてきた。

 

実績十分の馬にもかかわらず、私たちの目にはある程度しっかり仕上げての参戦に見えた。

それだけに、3月末の【高松宮記念】を見据えるならば

ここからの大幅な上積みは見込みにくいのではないだろうか

 

センスが問われる場面

だとすれば、考え方は絞られてくるだろう。

1⇒例え大幅な上積みはなくても今の能力プラスわずかな上積みで十分に勝てる

2⇒1200Mは初参戦になるだけに、わずかな上積みではスペシャリストにやられるかも

3⇒仕上げているように見えたが、そもそもの「能力の容量」が私たちの想像を大幅に上回っている。ここから何ランクも良くなる!怪物誕生!

さあ、皆様ならどのように考えるだろう?

競馬界全体を考えれば「3」だったら盛り上がるのだが。笑

果たしてどうだろう。

 

高松宮記念、2年連続の的中へ向けて

手前味噌になり恐縮だが、実はキングスポーツは昨年の【高松宮記念】において、3連複2万馬券的中に成功!

2年連続での的中を狙っている。

 

ハッキリ言って、相性の良いレースだ。

そんなレースをキングスポーツがどのように考えるか?

レースまで残り1ヶ月弱、様々な観点から吟味して結論を出すつもりだ。

ぜひ、キングスポーツの動向にご注目いただきたい!

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

今回は1頭のみ、数行程度の解説にはなるが、どこかで役立つ場面もあると思うので、ぜひ、目を通していただきたい。

 

6着メイショウチタン

今回のレースにおいて、人気薄の中では特に私たちが期待していた1頭だった。

結果は6着(9番人気)だから残念ではあるが、内容は十分!

道中での落ち着いた追走から、直線での伸び脚も他馬に全くヒケをとらない。

レース後、鞍上の幸騎手が

4コーナーでもう少しスムーズにさばけていたら

と語っていたが、本当にその通り。競馬にタラレバは禁物を承知で、スムーズだったら結果はどうだっただろうか?思わず想像したくなってしまう。

それでも!あのインディチャンプと0.2秒差、ダノンファンタジーと同タイムなのだから誇ってほしいし、完全に重賞にメドは立てた。

この先経験を積めば、G2、G3あたりなら重賞も獲れるだろう。

未来の主役に指名し、ぜひ追いかけていきたい!

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【阪急杯 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 レシステンシア(北村友一騎手)
「強かったです。ムキになって行く感じではありませんでしたが、レース前から自分のリズムに徹しようと思って、2番手に落ち着くならそれでもいいかと思ったのですが、スピードの違いで行ったので逆らわずに行きました。GI馬がいてメンバーは楽ではないと思いましたが、この馬も4歳になって調教の感じも良く期待していました。無事に勝ててホッとしています。今週乗せていただいたことに嬉しく思っていました。結果を出せて次も楽しみが広がっていくので、これからも応援して頂ければ嬉しいです」

3着 ジャンダルム(荻野極騎手)
「スタートを良く出て、勝ち馬の隣で直線を迎えることができました。直線もスムーズで、6歳ですが最後まで頑張ってくれました」

4着 インディチャンプ(福永祐一騎手)
「スタート良く、前目につけられて直線もいい感じで伸びてくれましたが、あと100mのところで止まってしまいました。休み明けの分が影響したかなと思います。今回使ったことで次良くなりそうです」

5着 ダノンファンタジー(川田将雅騎手)
「ゲートで座ってしまって、上手く出すことができませんでした。それに尽きます」

6着 メイショウチタン(幸英明騎手)
「4コーナーでもう少しスムーズにさばけていたらと思いますが、それでも重賞で十分目処が立ちました」

9着 クリノガウディー(岩田望来騎手)
「位置取りは良かったです。レースの流れが速かったこともありますが...。何とも言えませんね」

10着 タマモメイトウ(古川吉洋騎手)
「レコードですからね。この馬もラストまでしっかり伸びています。慣れて展開が噛み合えばもっと走ってきます」

12着 メイケイダイハード(松若風馬騎手)
「内枠だったので積極的に行こうと思っていました。良いスタートを切って、良いポジションにつけましたが、ジリジリとした脚になってしまいました」

13着 ブラックムーン(藤井勘一郎騎手)
「1400mで少し置かれる感じになりましたが、最後盛り返しています。エンジンがかかるまで時間はかかりますが、9歳でも頑張ってくれています」

15着 カツジ(武豊騎手)
「スタートのタイミングが合いませんでした。残念です」

17着 トライン(池添謙一騎手)
「具合は良さそうで、スタートを切って思ったよりも折り合いがつきすぎてしまいました。悪くない感じかなと思って4コーナーを回ってきましたが、直線で動かそうとしたら反応が返ってきませんでした。この馬は溜めて溜めて弾けさせる方が良いのかもしれません」

(via ラジオNIKKEI 

 

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