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ホーム勝負の明暗中山牝馬ステークス 2021【回顧】勝ち馬は底力が違った!次走への一言メモも

中山牝馬ステークス 2021【回顧】勝ち馬は底力が違った!次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】中山牝馬ステークス 2021 における勝負の明暗

2021年 3月13日(土) 2回中山5日 天候 : 雨  馬場状態 : 不良
【11R】 第39回ローレル競馬場賞中山牝馬S
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
7 13 ランブリングアレー 牝5 55 武豊 1.54.8   08-09-09-09 39.2 7 11.1 474 -6 (栗)友道康夫
6 11 ロザムール 牝5 52 北村宏司 1.54.8 ハナ 01-01-01-01 39.9 5 10.3 498 -4 *(美)上原博之
4 7 フェアリーポルカ 牝5 55 和田竜二 1.54.9 クビ 11-10-07-03 39.5 6 10.4 504 -2 (栗)西村真幸
8 16 ホウオウピースフル 牝4 53 大野拓弥 1.54.9 クビ 15-15-15-13 38.6 12 27.5 498 +4 (美)大竹正博
3 5 シャドウディーヴァ 牝5 54 岩田康誠 1.55.1 1 15-15-13-13 39.1 8 11.5 478 -2 (美)斎藤誠
4 8 デンコウアンジュ 牝8 56 柴田善臣 1.55.4 1 1/2 14-14-13-11 39.4 13 33.8 458 -6 (栗)荒川義之
1 2 リアアメリア 牝4 55 福永祐一 1.55.6 1 1/2 06-06-04-05 40.3 3 8.5 490 +8 (栗)中内田充
8 15 サトノダムゼル 牝5 53 田辺裕信 1.55.7 クビ 05-05-04-05 40.4 2 6.1 462 0 *(美)堀宣行
5 9 ドナアトラエンテ 牝5 53 戸崎圭太 1.55.7 03-03-03-03 40.6 1 4.2 458 -10 (美)国枝栄
10 5 10 スイープセレリタス 牝5 52 横山武史 1.56.2 3 02-02-02-02 41.2 16 98.7 516 -2 *(美)藤沢和雄
11 2 4 ロフティフレーズ 牝6 52 丸山元気 1.56.2 ハナ 10-11-12-11 40.4 15 75.4 470 -6 *(美)上原博之
12 3 6 アブレイズ 牝4 54 藤井勘一 1.56.4 1 12-13-15-16 40.1 10 18.3 486 +2 (栗)池江泰寿
13 7 14 シーズンズギフト 牝4 53 津村明秀 1.56.4 クビ 12-12-10-09 40.7 9 16.2 496 +10 (美)黒岩陽一
14 1 1 リリーバレロ 牝6 52 M.デム 1.56.9 3 03-03-04-05 41.6 11 23.6 474 -2 *(美)堀宣行
15 2 3 アルーシャ 牝6 55 ルメール 1.57.7 5 08-07-07-05 42.3 4 9.5 462 -4 *(美)藤沢和雄
16 6 12 インターミッション 牝4 53 石川裕紀 1.57.8  3/4 07-07-10-13 42.1 14 63.3 412 -2 (美)手塚貴久

 

レースを振り返る前に一言。とにかく凄い雨だったね汗

昨年は降雪の中でのレース。

寒かったものの雪の美しさに目を奪われた部分もあったが、大雨は辛い。

各競走馬、ジョッキーの皆様には、心からのお疲れ様を申し上げたい。

また、中山競馬場の近くでは冠水した地域もあったようだ。(市川市や松戸市など)

ひょっとしたらコラムをご覧の方の中にも被害に合われた方がいるかもしれない。

心よりお見舞いを申し上げたい。

 

重賞初勝利!ランブリングアレー

厳しい条件下で行われた【中山牝馬S】を制したのは5歳馬ランブリングアレーだった。

逃げて2着に粘ったロザムールとはハナ差だったが、内外の差、ハンデ差(3キロ差)を考慮すれば完勝と言ってよいだろう。

レースの会見で、武豊騎手が残した

今日は同着では無かったですね(先週のチューリップ賞は同着優勝)

という気の利いたコメントと共に、印象的な重賞初勝利になった。

 

さて、意外だったのは、そのランブリングアレーが7番人気という低評価だった点だ。

前走の重賞【愛知杯】で2着に好走してるほどの馬なのだが、、、

恐らく、朝から雨が降っていたこともあり

ディープインパクト産駒のランブリングアレーにとってはきついレースになるのでは?

と想像された方が多かったのだと推測できる。

また、2走前にここ中山(芝1600M)の【ターコイズS】で7着に負けていた点から、中山のような狭いコースには合わないと考えた方もいたのかも。

 

雨が味方してくれた

だが、結果は上でも記したように完勝!

ランブリングアレーにとっては

「雨がふりすぎたこと=不良馬場になったこと」

がプラスに働いたのではないだろうか。

 

雨が味方をしたのかも

レース映像を見てもわかるように、決して水を含んだ馬場が得意だとは思えない。

だが、そもそも、不良になるほどの馬場が得意という馬はなかなかいないだろうか。

よく、競馬予想の世界ではこんなことが言われる。

重馬場までなら適性の差が出やすいが、不良までいくと底力勝負になる

恐らく昨日は、適性云々でカバーできる馬場ではなかった。

間違いなく、みんなが苦しかったのだ。

 

底力勝負なら

そういった馬場になれば、これまでの私たちの経験から、上位に来られるのは

底力が上位の馬、もしくは状態の良い軽量馬

ということになると思う。

ランブリングアレーは、先ほどの記した【愛知杯】好走だけではなく、昨年11月には、牡馬の強豪ボッケリーニも退けているのだ。

やはり、ここでは底力は別格だった!

2着馬は軽量、3着フェアリーポルカは重賞2勝(不良馬場だった昨年の勝ち馬だが、その後は良馬場でも重賞を勝っている)と、こちらも今回の馬場なら順当だったのかもしれない。

 

もっと上のレベルでも

尚、武豊騎手はレース後に次のような話もしている。

今後はさらに大きなレースで頑張ってくれたらいいなと思います

誰よりも、様々な馬と、様々な条件のレースを戦い抜いてきた天才だからこそ、今回の勝利の意味、価値を噛み締めているのではないだろうか。

上のコメントは、決してお世辞ではないと思う。

それでも、今回の相手なら底力でカバーできたが、さらなる強豪との戦いを想定するなら、やはりランブリングアレー向きの条件がほしい。

今回は中山で勝ったが、やはり本質は広いコース向き、距離も中距離がほしい。

相手云々をひとまず抜きにすれば、【天皇賞秋】の条件が一番合いそうなのだがどうか!?

いずれにせよ、これからも追いかけていきたい1頭!

迷わず「未来の主役」に指名したい。

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

上でも記したように、今回は「順当に上位勢が強い」という考え方。

そこで、上位の中から3着馬フェアリーポルカをご紹介。

3着フェアリーポルカ

「やはり強いな」

というのが率直な印象。

昨年【中山牝馬ステークス】と【福島牝馬ステークス】を連勝した後は、なかなか思うようなレースができずに苦しんでいた。

だが今回はレース前半から行きっぷりが良かった。

また、直線で苦しそうだったが渋太さを見せられたのも底力、そして状態の良さがあればこそ。

この時期が合うという部分もあるのだろうか。

だとすれば!狙いは次走ではないだろうか!

今後のローテーションはわからないが、春にもう一度出走の機会があれば、迷わず注目!

 

【中山牝馬ステークス 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 ランブリングアレー(武豊騎手)
「今日は同着では無かったですね。乗りやすい馬で今日は周りの出方を伺いながら行こうと思っていました。枠が外だったので、結果的に外を回した形です。水を含んだ馬場でペースをつかみづらかったですし、どの馬も最後はきつかったと思いますが、よく頑張ってくれました。以前乗った時と比べて馬は落ち着いていて良い状態でした。こういう馬場を克服してくれましたし、今後はさらに大きなレースで頑張ってくれたらいいなと思います」

2着 ロザムール(北村宏司騎手)
「残念でした。精神状態を含めてコンディションは良さそうでした。ハナに立ちましたが、そこまでにのめっていていつもより苦労しました。楽なペースにさせてもらえず、2番手の馬に早めに来られました。いつも手応え以上に頑張ってくれる馬ですが、あと僅かでした。もう少し持たせられれば良かったです。残念でしたが、一生懸命走ってくれました」

3着 フェアリーポルカ(和田竜二騎手)
「手綱を抱えているうちは良かったのですが、追い出してからは少しのめってしまいました。さすがにここまで馬場が悪いと...。それでもそこまで負けていません」

4着 ホウオウピースフル(大野拓弥騎手)
「前走よりも落ち着きがあって状態も良かったです。馬場も苦にせず走ってくれました」

5着 シャドウディーヴァ(押野調教助手)
「ゲートは少し遅れてしまいましたが、道中はいい感じで進めていましたし、終いもいい感じで伸びて来てくれました。右回りでももたれる感じがなかったですし、馬がしっかりしてきたのだと思います」

9着 ドナアトラエンテ(戸崎圭太騎手)
「前半はリズム良く行けましたが、最後は馬場に脚をとられる感じで、末脚が残っていませんでした」

(via ラジオNIKKEI 

 

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