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ホーム勝負の明暗エルムステークス 2021【回顧】勝ち馬スワーヴアラミスをどう考える?

エルムステークス 2021【回顧】勝ち馬スワーヴアラミスをどう考える?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】エルムステークス 2021 における勝負の明暗

2021年 8月 8日(祝) 1回函館12日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第26回エルムS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1700m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
B3 4 スワーヴアラミス 牡6 56 松田大作 1.44.5 03-04-05-04 37.6 4 9.3 480 0 (栗)須貝尚介
8 13 オメガレインボー 牡5 56 横山和生 1.44.6  1/2 08-08-08-04 37.4 7 16.6 460 +2 (栗)安田翔伍
7 11 ロードブレス 牡5 58 坂井瑠星 1.44.8 1 1/4 08-08-09-09 37.4 11 29.2 504 -10 (栗)奥村豊
4 6 ウェスタールンド セ9 56 藤岡佑介 1.44.9  1/2 14-14-13-11 37.0 3 8.2 488 -10 (栗)佐々木晶
6 10 レピアーウィット 牡6 57 横山武史 1.45.0  3/4 03-04-03-03 38.4 5 9.4 554 +2 (美)堀宣行
2 2 ケイティブレイブ 牡8 58 団野大成 1.45.2  3/4 06-06-05-04 38.3 12 42.8 528 +8 (美)清水英克
6 9 ヴェンジェンス 牡8 56 幸英明 1.45.6 2 1/2 02-02-02-02 39.2 9 18.2 488 -2 (栗)大根田裕
4 5 タイムフライヤー 牡6 57 武豊 1.45.7  3/4 13-13-11-09 38.1 6 14.6 484 +2 (栗)橋口慎介
B1 1 ダンツキャッスル 牡5 56 菱田裕二 1.45.8  1/2 11-10-09-11 38.3 8 17.8 480 -6 (栗)谷潔
10 5 7 ソリストサンダー 牡6 56 戸崎圭太 1.45.9  3/4 06-07-05-04 38.9 2 3.9 478 -4 (栗)高柳大輔
11 7 12 ロードゴラッソ 牡6 56 吉田隼人 1.45.9 ハナ 11-10-11-13 38.2 13 98.8 466 -4 *(栗)藤岡健一
12 B5 8 トップウイナー 牡5 56 和田竜二 1.46.2 1 3/4 01-01-01-01 39.9 10 28.5 464 +2 (栗)鈴木孝志
13 8 14 デルマルーヴル 牡5 57 岩田康誠 1.46.7 3 10-12-13-14 38.7 14 124.9 502 +1 (美)戸田博文
14 3 3 アメリカンシード 牡4 56 ルメール 1.47.9 7 03-03-03-04 41.3 1 3.1 484 +10 *(栗)藤岡健一

 

五輪の閉会式の前に

【エルムステークス】が行われた8月8日(日)といえば!

数々の熱戦が繰り広げられた東京五輪の閉会式当日だ。

恐らく、キングスポーツのご会員様をはじめ、テレビ中継を楽しみにされていた方は多いだろう。

そういった皆さまに対して

「少しでも気持ちよく閉会式の時間を迎えてほしい」

私たちの強い意志が【エルムステークス】での馬連42倍&3連複4万馬券の大勝利に繋がったのかもしれない。

参考⇒8/7&8の成績速報

 

的中に導いてくれた、軸馬☆オメガレインボー(7番人気⇒2着)をはじめとした指名馬への感謝!

そして、全てのオリンピック出場選手たちへの感謝も胸に抱きつつ!

レース回顧をしていきたい。

 

レース攻略へのポイントは?

五輪代表選手たちに感謝

まず、今回のレース攻略へ向けて、キングスポーツがどういった考え方を抱いていたか?

細かく言えばキリがないので、大まかにご紹介しておこう。

1番人気アメリカンシードが逃げ、あるいは先行することは確実。

当然、ライバルたちはアメリカンシードを逃したくないから、好位追走組は積極的に前を突く。

ペースは速くなり、差し脚自慢、あるいはマクれる馬にチャンスが訪れる!

このように見ていた。

結果、軸馬☆オメガレインボーが、得意のマクリを炸裂させて、7番人気の評価を覆して2着!

また3着にも4角9番手通過の差し脚自慢・ロードブレスが食い込んでいる。

一方で、何と優勝したのは「先行組」だった。

 

お見事!スワーヴアラミス

ということで優勝を収めたのは4番人気のスワーヴアラミス。

実は、前走【マリーンステークス】では、軸馬オメガレインボーを押さえる形で優勝している。

それだけに、当然オメガの相手で勝っていたし、馬券を射止めることはできたが、とはいえ、上にもあるように差し・マクリ気味向きの流れを予想していた。

そして、実際にそういって展開だったにもかかわらず、好位から押し切った。

これは、単に勝利を収めたという事実以上に価値があると断言したい!

 

スワーヴアラミスの勝因をどう考える?

そして、勝因についてだが、実はレース後に鞍上の松田騎手の残したコメントの中にヒントがある。

ご紹介してみよう。

渋い馬でずっと追い続けないといけませんが、人間の指示に頑張って応えてくれます。今日はブリンカーがついていて、効いている感じはありました。外に出せばいいなと思っていましたが、3コーナーで外に出せて良かったです。(長所は)しぶとさですね。他がバテても止まらないところを活かせたのかなと思います。

元々、バテない面が強みの馬ではあるが、いくらバテないとはいえ、前半で必要以上にスタミナを消費していたら、最後まで保つはずがない。

だが、今回はブリンカーを着用した!

松田騎手も語っていたように効いていたようだ。

ブリンカーをつけることでレースに集中、そのため、無理をすることなく前半からスムーズに好位でレースを運べたようだ。

前半でのスタミナ温存が、自慢のバテなさのレベルをさらに高めた!

だから差し馬有利の流れでも押し切れたということだろう。

 

当然、次走以降も

展開は大事

このように、ハッキリと理由があっての好走だから、当然引き続き期待がもてる。

6歳という年齢ながら、鞍上が「今がピークくらいかも」という旨を語っていた点も心強い。

実績十分の馬たちを退けた、今日のレースを見る限り、能力的にはG2でも勝ち負け、G1でもギリギリ3着のヒモ争いなら可能だと思う。

ただ、やんはり展開面だけはキッチリと考える必要があるだろう。

これまでのレースぶりを見ると、やはり瞬発力勝負では分が悪そうだ。

今回のように、タフさが求められるメンバー構成に登録があったら!

相手のレベルにかかわらず、積極的に狙ってみたい!

 

最後に、今後が楽しみな2頭をご紹介
まずは2着のオメガレインボー

スワーヴアラミスの話が長くなったが、最後に、これからが楽しみな2頭を簡単にご紹介してみようと思う。

まずは2着のオメガレインボー。

私たちの期待に応えてくれたという点を抜きに、非常にハイレベルなレースをしていたように思う。

特に3角から4角にかけてマクリ気味に位置をあげ、さらに直線前半に至るまでのフットワークが実にスムーズで軽快だった。

あまりにもスムーズだから「このまま抜け出して押し切るか?」とも思ったほど。
スワーヴアラミスに匹敵、あるいはそれ以上にインパクトがある動きだった。

結果的に2着に終わった点について、鞍上の横山和騎手は

「早目に抜け出す形になってしまいました」

と語っている。恐らく、距離は1700Mがギリギリなのだろう。できればマイルでみたい。

来年の【フェブラリーS】くらいまでにもう少し力をつけていることを期待したい。

未来の主役に指名するのはこの馬!

 

続いて5着のレピアーウィット

こちらも、優勝したスワーヴアラミス同様、好位でレースを運んだ。

ただし伸びきれずに5着に終わっている。そんなレピアーウィットに対して、鞍上の横山武騎手は次のように語っている。

「スタートはそうでもありませんでしたがこの脚で良いポジションを取れました。3コーナーからずっとファイトさせる形の競馬でしたが最後まで頑張っています。久々で少し重かったのかもしれません。次はもっとやれると思います」

「ずっとファイトさせる形の競馬でしたが、、、」とあるが、確かにもう少し早く失速しても驚けない雰囲気だった。

それでも粘る!しかも重かったようだ。(約3ヶ月ぶりの実戦)

そもそも2走前に重賞【マーチS】を勝っているように力のある馬だが、ここにきてもう1ランク地力が上がっている気がする。

一度叩かれて臨む次走を楽しみにしたい!

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【エルムステークス 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 スワーヴアラミス(松田大作騎手)
「渋い馬でずっと追い続けないといけませんが、人間の指示に頑張って応えてくれます。今日はブリンカーがついていて、効いている感じはありました。外に出せばいいなと思っていましたが、3コーナーで外に出せて良かったです。(長所は)しぶとさですね。他がバテても止まらないところを活かせたのかなと思います。6歳でピークを迎えたくらいかなと思いますが、馬と一緒に成長して行けたらと思います。関係者やオーナーの皆さんに感謝しています」

2着 オメガレインボー(横山和生騎手)
「早目に抜け出す形になってしまいました。馬は力をつけていますし、よく頑張ってくれています」

3着 ロードブレス(坂井瑠星騎手)
「毎日この馬の調教に乗っていて、特徴は分かっていました。急かさずにこの馬のリズムで行きました。少しモタモタしましたが58kgを背負ってこのレース内容ですし、重賞でもやれるところを見せてくれました」

4着 ウェスタールンド(藤岡佑介騎手)
「前走より動けそうな態勢でしたが、3コーナーから4コーナーで動いて行く雰囲気や、前半で取り付くのに時間が掛かるなど、まだいい頃に戻りつつある段階かと思います」

5着 レピアーウィット(横山武史騎手)
「スタートはそうでもありませんでしたがこの脚で良いポジションを取れました。3コーナーからずっとファイトさせる形の競馬でしたが最後まで頑張っています。久々で少し重かったのかもしれません。次はもっとやれると思います」

10着 ソリストサンダー(戸崎圭太騎手)
「道中は良いポジションにつけて、良い感じで運べました。ただ、3コーナー手前くらいから前に取りついて行くのがやっとで、そこからは反応なく下がっていってしまいました」

14着 アメリカンシード(C.ルメール騎手)
「3番手で良いところで運べましたが、3コーナーで突然やめてしまう感じで、苦しくなってしまいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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