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ホーム勝負の明暗【回顧】京都記念 2018 勝負の明暗「レイデオロへの評価が勝利の鍵だった!」

【回顧】京都記念 2018 勝負の明暗「レイデオロへの評価が勝利の鍵だった!」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】京都記念 2018 における勝負の明暗

 

2018年 2月11日(祝) 2回京都6日 天候 : 晴  馬場状態 : 重

第111回 京都記念

4歳以上・オープン・G2(別定) (国際) 芝・外 2200m 10頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 単勝
4 4 クリンチャー 牡4 55 藤岡佑介 2.16.3   4 10.5
8 10 アルアイン 牡4 57 川田将雅 2.16.5 1 3 6.6
6 6 レイデオロ 牡4 57 バルジュ 2.16.5 クビ 1 1.6
5 5 モズカッチャン 牝4 54 M.デム 2.16.5 ハナ 2 5.2
2 2 ケントオー 牡6 56 小牧太 2.16.8 2 9 189.4
3 3 ディアドラ 牝4 54 福永祐一 2.17.3 3 6 12.5
8 9 ミッキーロケット 牡5 56 松若風馬 2.17.4  3/4 7 19.7
7 7 クロコスミア 牝5 54 岩田康誠 2.17.4 クビ 5 12.3
7 8 アクションスター 牡8 56 太宰啓介 2.19.5 大差 10 448.5
10 1 1 プリメラアスール 牝6 54 酒井学 2.20.0 3 8 140.3

 

おかげさまでキングスポーツは4番人気の☆クリンチャーの激走を見抜いて、馬連2,830円&3連単1万6,450円のダブル的中に成功した重賞だ!詳しくは、2/11(日)【速報】京都記念で 大当たり!さらに(日)最終R 6万馬券的中 でコロガシ成功!をご覧になって頂きたい!!

さて、今年の京都記念は「まさかあのレイデオロが負けるとは?」とビックリされた方が大半だろう。まさか単勝1.6倍の実力馬が、かろうじて3着に入る結果になることを想像できた人は少なかったことは各大手メディアの予想を見ても然りだ。

しかし、私たちキングスポーツは、週初めの(月)の時点で予告していた。

今回のレイデオロは危険な人気馬にもなり得ると。

論より証拠。まずは、実際に会員様にお伝えした下記の解説文をご覧ください。

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 ▼レイデオロの決断は? 
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 過去の実績面から死角はないだろう。例え穴のキングスポーツとは言えど、この馬をバッサリと切るような無謀な事はしない。しかし、全く欠点がない訳ではない。具体的に申し上げるとまずは『状態面』。決して悪くはないが、まだ体が少し立派で重い印象がある。実際に直近の追い切りでは3歳馬に遅れを取るなど、【ダービー】を勝った時や【ジャパンC】で2着した時の状態には遠いイメージだ!
 
 そしてルメール騎手が騎乗停止のため、急遽乗り替わった16年以来の来日となったバルジュー騎手についても触れておこう。結論から申し上げると、彼は長距離戦は苦手である。実際に15年&16年において、2200m以上の競馬は一度も勝利していないのだ!2着や3着に取りこぼす可能性もあるという事は心の準備をして頂きたいと感じているからこそ、軸馬にはしなかった。

 

レイデオロ自身も状態が完調ではなく、さらに週中にはバルジューは、レイデオロの無敗父に汚点をつけた男でも書かせて頂いたように、鞍上の信頼度は低かった。

今の近代競馬は、能力が拮抗している。小さな小さなたったひとつの「ほころび」が、大きな落とし穴に変わるのだ。

とはいえ、戦前に単勝1.6倍という数字があれば、「まぁ、連対は堅いのでは?」と感じてしまうのが競馬ファンのサガ。絶対的な実力馬だからといって、盲目的に信頼しすぎるのは命取りになることを改めて感じる一戦になったのではないだろうか??

改めて思う、「競馬に絶対はない」と。

では勝利馬から順にレース回顧をしていこう。

?1着クリンチャー・・・人馬一体で成長!

クリンチャーよ!的中馬券をありがとう!

レイデオロの凡走を危惧したことと同時に、「G1馬4頭を相手に勝利まである」と予め申し上げていた予告の☆穴馬がクリンチャーだった。

好位&最内&スローペースという絶好の流れを作る事ができて、最後の最後まで藤岡祐介騎手が冷静に乗っていた点も大きかった。バルジュー騎手の手綱捌きと比べてしまうとまさに雲泥の差。今日の勝利で勝負付けが済んだとはまったく思わないが、皐月賞4着&菊花賞2着が伊達ではないことを満天下に知らしめた内容だ。キタサンブラックがターフを去り手薄となった【天皇賞・春】では、侮れない存在だ!

実際に公開した解説

▼自信の不動の軸で勝負!
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 菊花賞2着馬の底力 
 4番☆クリンチャー
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 まず【京都記念】を勝つ上で最も重要なのは、タフさとスタミナがある事に尽きる。過去の優勝馬では09年アサクサキングス(菊花賞優勝)、14年デスペラード(ステイヤーズS優勝)、そして2連覇を決めたサトノクラウン(香港ヴァーズ優勝)ととにかく長距離戦やタフな馬場をこなして結果を残した名馬達だ。今年それに最も当て嵌まるのが☆クリンチャーだ!前走の【菊花賞】は田んぼのような不良馬場を早めに抜け出して2着に粘り込むのは力がないとできない芸当。ここも早め先頭で抜け出せば、G1馬相手でも押し切れると判断した。

 

?2着アルアイン・・・ロスがありながらも激走!

結論から言えば、レイデオロをマークしてコースロスを厭わなかったことが勝負を分けたという格好だろう!川田騎手も「レイデオロさえ負かしさえすれば・・・」という決め打ちの騎乗だったのだろう。

 

しかし、ロスなく追えていたとしても着順が入れ替わることはない結果。但し、皐月賞馬として地力の高さは大いに感じられた。次の目標となする【大阪杯】の前哨戦としては収穫の多い内容だったのではないだろうか。

 

?3着レイデオロ⇒気性難を解消しないと??

ゲート内からして怪しく、1角進入時点で既に掛かっていて、向こう正面でも後半で掛かる所が見られていた。どちらも他馬に寄られた時にヒートアップしており、かなり怒っていた。バルジュー騎手とも上手くコミュニケーションを取れていなかったのは一目瞭然。

掛かったまま4角では押し切れそうなシーンがありながらも3着に残ったあたりは、やはりダービー馬。大抵の馬であれば、失速して掲示板にも乗れないだろう。

 

次戦は持ち直せるのか?

掛かりクセがついてしまうとこのまま低迷する可能性もある。ましてや、海外遠征で慣れない環境でイレ込んだりしないか、実に心配だ!

しかし、私はあっさりとその強さを取り戻すとみている。なぜならば、レイデオロは頭の良い馬だからだ。主戦のルメール騎手に戻れば、京都記念の敗戦がなんだったのか?と思わせるぐらい、その強さを持ち直すことだろう。

陣営には、この敗戦で慎重になりすぎず、堂々とドバイに向かってもらいたい!

 


 

【京都記念 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 

【京都記念2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~

1着 クリンチャー(藤岡佑騎手)
「よく差し切ってくれました。思ったよりいいスタートが切れて、有力馬が外にいるのを見ながら内側でレースをしました。最後の直線ではこの馬の強さを見せてくれました。毎回違うパターンでレースが出来ていますし、あとはGIのタイトルを目指すだけです」

2着 アルアイン(川田騎手)
「菊花賞以来の実戦でしたが、レース内容は良かったと思います。今回のレースが(目標とする)大阪杯につながればと思います」

3着 レイデオロ(バルジュー騎手)
「休み明けだったせいか、向正面でペースが落ちた時に少し引っ掛かりました。それでも4コーナーまではいい手応えだったのですが、決してバテてはいないのにジリジリとしか伸びませんでした」

(藤沢和雄調教師)
「もっと楽な感じでレースが出来るかと思っていたのですが、スッと出て行ったのが良くなかったのか、引っ掛かっていたようです。今日(の敗因)はそれだけです。もう一度馬を作り直します」

4着 モズカッチャン(M.デムーロ騎手)
「よく頑張って走っています。3コーナーから内に入った時に少しゴチャついて、直線で先頭に立った後は少し疲れた感じになりました。それでも強い相手に対していいレースでした」

5着 ケントオー(小牧騎手)
「力はつけています。展開も向きました。時計は掛かった方がいいです」

6着 ディアドラ(福永騎手)
「スタートは良くて流れに乗れました。ですが、追ってから反応がなかったです。坂の下りから手応えが良くなかったです」

7着 ミッキーロケット(松若騎手)
「レース前に考えていた位置でレースが出来ました。外から他馬が早めに来た分、最後に甘くなりました」

8着 クロコスミア(岩田騎手)
「道中は力みながら走っていました。馬は良くなっていました。リラックスしてくれば良いのですが…」

9着 アクションスター(太宰騎手)
「ラストでジリジリとは脚を使ってくれましたが…」

10着 プリメラアスール(酒井騎手)
「絶好のスタートを切れましたが、勢いがつかなくて番手からの形になりました。包まれないように外へ出しましたが、終始外に張るところがありました。休み明けの分か、動き切れなくて馬の気持ちが切れたように感じました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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