阪急杯 2019【過去】迷っているあなたにこそ読んでほしい！阪急杯でするべき決断とは？

【短評】16番ミスターメロディ（福永・藤原）

▼最近の主な戦績
阪神カップ ２着
⇒今年、1400Ｍ～マイル路線で大きな飛躍を遂げそうな存在、それがミスターメロディだ。

昨年５月のＧ１【ＮＨＫマイルカップ】で４着に入るなど、早い段階から大器の片鱗を見せていたが、対古馬の２戦目となる前走の重賞【阪神カップ】でも２着に激走したことで、片鱗だけではなく「本物の大器」であることを証明した。

前走後、鞍上のＣデムーロが「いつもよりリラックスしていた」と語ったように、精神的な成長も見られるだけに、順当に上位争いへ。

【Check Point】⇒鞍上は【ＮＨＫマイルカップ】以来３戦ぶりに福永になる予定。人気者である分アンチも多く、ミスをした時に叩かれやすいが、私には、特に昨年ダービー以降は高いレベルで安定した騎乗をしているように見える。頼もしい。

▼参考レース　阪神カップ

【短評】１番レッツゴードンキ（岩田・梅田）

▼最近の主な戦績
ＪＢＣスプリント ５着
⇒現在７歳と大ベテランの領域に入りつつあるが、改めて語るまでもなく、実績だけならこの馬が断然だろう。３歳時には【桜花賞】を優勝！

その後もＧ１勝ちこそないが【高松宮記念】など短距離Ｇ１で複数の連対がある。ちなみに、昨年９月の【スプリンターズステークス】でも５着（上がり３ハロンでは最速をマーク）に入っているのだから、年齢を重ねても衰えは全く見られない。

芝1400Ｍという条件を走るのは久々だけに難しい面もあるだろうが、それでも凡走はなさそうだ。

【Check Point】⇒芝でもダートでも高いレベルで激走を続ける。これほどのマルチランナーはそうそう出てこない。今回の結果云々とは別に、私たちはこの馬をもう少し高く評価する必要があるだろう。名牝だ。

▼参考レース　２走前　スプリンターズステークス

【短評】14番ダイアナヘイロー（武豊・大根田）

▼最近の主な戦績
阪神カップ １着
⇒前走【阪神カップ】での見事な逃げ切りは、今も記憶に新しい。

「楽なペースで前々を走れたこと、内側の芝の状態が良かったことなど恵まれていた」という声もあったようだし、実際にそういった面があったことは確かだろうが、それでも力のある牡馬を相手に、タフな阪神芝1400Ｍという舞台を逃げ切ったという事実自体に価値があるのではないだろうか。

決して安定して力を出すタイプではないから、馬券を買いにくい面はあるが、要注意！

【Check Point】⇒実は昨年のこのレースの勝ち馬。能力もさることながら、コース適性も高いのだろう。但し昨年は７番人気だった。今年はある程度の人気を集めるだろうからマークが違う。そこがどうか？

【短評】３番ロジクライ（横山典・須貝）

▼最近の主な戦績
東京新聞杯　９着
⇒３番人気という高い評価を集めながら、まさかの９着に終わってしまった前走の【東京新聞杯】。

だが、力負けではない。そもそも、休みあけの実戦ということで仕上がり途上だったし、それに加えて、管理する須貝師が語るように「行った馬にとっては厳しい展開」だったからだ。

同時に「結果は９着だったけど、敗因が掴めている分悲観することはない」ともコメントしている。逆襲に期待。

【Check Point】⇒阪神の芝コースでは、過去に５戦して１勝、３着１回、着外３回という結果。特に得意というコースではなさそうだし、地力に期待か。

▼参考レース　東京新聞杯