【チューリップ賞 2022 予想/穴馬/枠順確定】２強を脅かすのは！遅れて来た大物の「あの馬」から真っ向勝負！

2022年3月4日

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令和のツインターボことパンサラッサがドバイ出走へ！

さて先週から本格的に春競馬がスタート！その開幕を飾ったのが先週の【中山記念】では大逃げを打って圧勝したパンサラッサが優勝！1000m通過が57秒台で普通であれば無謀策とも思われる中での粘り。中山競馬で大逃げを打って優勝した馬といえば、かつて【オールカマー】で大逃走を打って優勝したツインターボを思い出させるが、パンサラッサの存在はそれに匹敵する大逃げの馬！

【大阪杯】に出走するかと思われたが、３月３日にドバイターフ(GI・3月26日・メイダン競馬場芝1800m)の招待を受理。エフフォーリアとの対戦も見たかった反面、世界の舞台であの大逃げを見られるのは純粋に楽しみでならない。なお鞍上に関してはまだ未定のようだ。

そして同じく【ドバイターフ】にはシュネルマイスター（ルメール）、さらに【ドバイワールドカップ】は昨年２着だったチュウワウィザードが出走！３月最終週には春のＧ１開幕の【高松宮記念】が開催されるが、その前日のドバイデーも見逃せない。

普通に競馬を楽しめることだけでも感謝！

なおご存知の通り、世界ではロシアとウクライナが戦争中。

今の若い世代は戦争を経験していないからこそ、普段ゲームをしたり、美味しいご飯を食べられたり、そして競馬を楽しむことは当たり前のようだ。平和な日本に生まれ、今まで一度も命の危険を感じることなく生活してきている。

だが、戦争中の国を見ていると心から感じてくるものがある。

普段の当たり前の生活をできることだけでも幸せなのだと！

そんな感謝の気持ちを込めながら、競馬を楽しんでいきたいと思う。

チューリップ賞 2022 枠順確定

2022年 3月 5日(土)　1回阪神7日目　15頭　[15:35発走]
３歳・オープン・Ｇ２(馬齢)(牝)(国際)(指定)　芝1600m・外 (A)

枠	番	馬名	替騎手	調教師
1	1	ピンハイ	高倉稜	(栗)田中克典
2	2	ジャマン	*松山弘平	(栗)高橋康之
2	3	サークルオブライフ	Ｍ．デム	(美)国枝栄
3	4	アンジェリーナ	横山典弘	(栗)昆貢
3	5	スプリットザシー	*団野大成	(栗)西村真幸
4	6	ナミュール	*横山武史	(栗)高野友和
4	7	ルピナスリード	池添謙一	(栗)吉岡辰弥
5	8	サウンドビバーチェ	石橋脩	(栗)高柳大輔
5	9	ウォーターナビレラ	武豊	(栗)武幸四郎
6	10	ラリュエル	*川田将雅	(栗)矢作芳人
6	11	ルージュスティリア	*岩田望来	(栗)藤原英昭
7	12	シークルーズ	三浦皇成	(栗)杉山晴紀
7	13	ツッチーフェイス	小沢大仁	(栗)今野貞一
8	14	ステルナティーア	*福永祐一	(美)木村哲也
8	15	オーソレミオ	横山和生	(栗)昆貢

サークルオブライフなど好メンバーが集結

では、ここからは【チューリップ賞】に話を戻して、まずは主な出走馬のご紹介から。

さすがは伝統のトライアルらしく、魅力的な素材が揃った。

中でも、この後ご紹介するサークルオブライフ＆ナミュールは人気を集めるだろう。

さあ、彼らを含めた各馬がどんな走りを見せるのか？本当に楽しみだ！

チューリップ賞 2022
上位人気候補の３頭を解説

【短評】３番サークルオブライフ（デムーロ・国枝）

▼最近の主な戦績
アルテミスＳ＆阪神ＪＦ　１着
⇒未勝利戦→【アルテミスＳ】→【阪神ＪＦ】まで立て続けに３連勝で最優秀２歳牝馬に選ばれた馬。

管理する国枝調教師からはデビュー前から「この馬は走る」と自信タップリだった背景があった。

改めて申し上げるまでもないが、国枝調教師といえば、アパパネ、アーモンドアイという２頭の３冠牝馬を育てあげた。要するに、日本競馬界で、最も牝馬の育成に成功した調教師。それほどの人間を「自信満々」にさせているのが、サークルオブライフなのだ！阪神マイルへの適性は２歳Ｇ１で証明済み。本番は先だが、普通の出来なら、この馬の持ち味である鋭い末脚がここでも見られそう。

【Check Point】⇒昨年のソダシをはじめ、最近は【桜花賞】へ直行する有力馬が増えている中、敢えてトライアルへの出走を決断。ぶっつけ本番よりも一度叩いたほうがこの馬には良いという陣営の判断のようだ。そうなると叩き台の可能性もあるので、状態面はしっかり確認しておこう。

▼参考レース　アルテミスＳ

【短評】６番ナミュール（横山武・高野）

▼最近の主な戦績
阪神ジュベナイルＦ　４着
⇒モノが違う！と感じたキッカケはやはり２走前の【赤松賞】。出遅れがありながら、余力十分のままに４角を回ってくる際の迫力満点の推進力は、大げさではなく、古馬の一線級を見ているかのようだった。

そのインパクトが強烈だったことに加えて鞍上はＣ・デムーロに強化！【阪神ＪＦ】では１番人気に支持されたが致命的な出遅れにより４着に敗退。しかし馬場の悪い内側を直線で走りながら、上がり３ハロン最速のタイムを繰り出して、勝馬から0.2秒差でまとめた。タラレバを言っても仕方がないとはいえ、スムーズなら勝ち馬との併せ馬になっていただろう。持っている能力はピカイチなのは間違いなく、スムーズな競馬ならアッサリも！

【Check Point】⇒ここは権利を取らないと本番に出走することができない。そういった意味では叩き台ではなく、全力で挑んでくるだろう。過去３戦がいずれも出遅れているように、唯一の弱点がゲート。そこはスタートセンスは際立っている横山武騎手の変更は大きなプラス材料。彼がどのようなエスコートを見せるのかにも注目。

▼参考レース　阪神ジュベナイルＦ

【短評】９番ウォーターナビレラ（武豊・武幸）

▼最近の主な戦績
ファンタジーＳ１着＆阪神ＪＦ３着
⇒デビューから【ファンタジーＳ】まで３連勝で重賞勝利！労せず好位置が取れるレースセンスと、詰め寄られてからもう一度伸びる非凡な勝負根性を持っている女傑。

前走の【阪神ジュベナイルＦ】は積極的に飛ばした２頭を見る形で上手くレースができ、直線を迎えるまでは我慢をさせて脚を溜めて、直線で抜け出す競馬ができた上での３着！まさに完璧なレース内容だった。先行する競馬をした馬には厳しい展開の中で粘っていたのだから、むしろ強さを示した。サークルオブライフ、ナミュールに割ってくる可能性は十分にある。

【Check Point】⇒そういえばこの馬は武豊騎手×武幸四郎調教師という兄弟での重賞制覇も話題になっていた。ここも相手は強いが、桜の舞台に向けて２歳女王らを脅かすような走りを見せてもらいたい。

▼参考レース　ファンタジーＳ

期待のイチオシ☆１頭をプレゼント！

今ご紹介した３頭は当然魅力的。

だが、今年の３歳世代はまれにみる大混戦！

だからこそ、私たちが考える「キングＳのキーワード」に合致する馬で、積極的に狙っていきたい。

そこでコラム後半では

キングスポーツイチオシの「☆馬」をプレゼントすることにした！

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「イチオシの穴馬」その正体は！？

さあ、皆様お待ちかね【チューリップ賞】期待の☆１頭をご紹介だが、まずその前に「レース攻略へ向けての方向性・キーワード」をお示ししたい。

その上での☆穴馬ご紹介となる。参考になさってほしい。

キングＳのキーワード⇒新興勢力を探せ

「ここはさすがにサークルオブライフ＆ナミュールで仕方がない」このような考え方を持っているファンが多いようだ。確かにこれまでのレース振りを見たら、そう判断したくなる気持ちもわかる。しかし！冷静に分析していくと、この２強にも気になる不安要素がある。

まずＧ１【阪神ＪＦ】を制した２歳女王のサークルオブライフについて。ここは管理する国枝調教師が「一度叩いた方がベター」と語っている。例えここで敗れても、【桜花賞】に駒を進められるので、当然完璧に仕上げては来ない。だがこの馬とウォーターナビエラを除けば出走権を手に入れないと【桜花賞】に進めることはできない。他の陣営が本気で仕上げてきたとすれば、叩き台で勝てるほど甘くはない。

そしてナミュールはご存知の通り、【阪神ジュベナイルＦ】では致命的な出遅れで敗退。だがこの一戦だけではなく、過去３戦全て出遅れている。末脚はトップレベルだが、気性面に荒い部分があるのだ。１勝クラスまでなら、格の違いで纏められたが、Ｇ２【チューリップ賞】で出遅れがあるとすれば、簡単には勝つことはできない。

ここまで２頭の気になる部分について触れたが、今年の３歳牝馬世代は、元々混戦だと言われていた。例えば今でこそ２歳女王となったサークルオブライフは【アルテミスＳ】の時は７番人気、さらに【阪神ジュベナイルＦ】の２着馬は８番人気のラブリイユアアイズだった。

多くの伏兵馬が激走してきた部分から、まだ他にも素質を秘めた牝馬が存在するはず。だからこそこのレースは「新興勢力」の発掘が勝利の近道！そこで睨んだのが、☆ルージュスティリアだ！

激走必至 ➡14番ルージュスティリア（岩田望・藤原英）

デビュー戦は単勝1.4倍の圧倒的支持を受けて快勝！そこから７ヶ月振りの休養を経ての出走！桜花賞出走に向けて３着以内は必須となる立場だけに勝負気配は強い。

そんなルージュスティリアの魅力についてだが、まずデビュー戦の内容を振り返るとモノが違っていた。中団待機でしっかり折り合うと、直線でもラストは32秒７の瞬発力を使う完成度の高い走りだった。

しかも３着に負かしたスターズオンアースは後に【フェアリーＳ】＆【クイーンＣ】で共に２着の実力馬。同馬を物差しとすれば１戦１勝だろうとも重賞で勝ち負けできる能力があるのは明らか。その時鞍上だった福永騎手（今回は先約のステルナティーアに騎乗）は「先々まで楽しみ」と当時語っていたように、能力の高さは折り紙付き。

なお、体調の影響で秋は無理せず全休する形になったが、１週前のＣＷは80秒２⇒11秒８の好時計をマーク！久々を感じさせず、終いの脚から大物と改めて確信！仕掛けたときの反応もまるでスポーツカーのような瞬発力だったことも強調したい。さすがは、シャフリヤールを４戦目でダービー馬へと育て上げた藤原英昭厩舎！【桜花賞】出走に向けて究極に仕上げてきた。

その調教に跨っていたのが今回鞍上の岩田望騎手。「ポテンシャルは高いですし、いい脚が使えます。クラシックへ向けて楽しみです」と自信を持っていた。前半からスピードを上げる意欲的なトレーニングだったが直線もバテることなく手応えも抜群でシャープに駆け抜けていた。

デビュー戦以上に進化した時以上のキレ味を発揮してくれるはず！なお岩田望騎手といえば、先日の【京都牝馬Ｓ】で重賞98戦目にして念願の初重賞制覇！そのプレッシャーから開放された先週は土日で５勝！現在28勝でリーディング３位でルメール騎手とは２勝差。デビュー４年目にしてトップジョッキーの仲間入り。今回は自厩舎の藤原英昭厩舎の馬で恩を返す重賞制覇へ！そして桜花賞戦線の新しいヒロインとして要チェック！