【チャンピオンズカップ 2021予想/穴馬/枠順確定】今週こそは「波乱の予感」高配当の主役になるのは誰だ？座談会で名前が挙がった伏兵を公開

長谷川指名 ➡４番インティ（武豊・野中）

長谷川）
7歳馬「インティ」の複勝で応援！

まずこの馬を選んだ大きなポイントは「展開面」
アナザートゥルース、カジノフォンテン、クリンチャー。そしてソダシを含めて前に行きたい馬が多数揃っている。

先行争いが激しく消耗戦となり、前に行く馬は地力が高くない限り苦しい戦いになると判断。ならば終いの脚を活かせるインティの一発があると見た。

まずデビューは３歳と遅めだったが２戦目から破竹の７連勝でＧ１【フェブラリーＳ】優勝！
その前の年に【フェブラリーＳ】＆【チャンピオンズＣ】を優勝した最強ダート馬・ゴールドドリームを下しており、当時は世代交代を示したほどのスーパーダートホース！

【フェブラリーＳ】優勝後は勝利から遠ざかっているが、スタートを決められなかったり、スムーズさを欠くなどズルいところを見せて、不完全燃焼したケースが多かった。
その部分から今年の【フェブラリーＳ】からは、後方で脚をタメる競馬を試みると復活の兆しを見せた。スタートの立ち遅れがありながらも６着の競馬。

さらに【かしわ記念】（３着）＆【南部杯】（４着）は上がり最速タイムで勝ち馬と僅差。いずれも馬場が緩く前残りの展開だった事を踏まえれば負けて強しという内容！

中田）
非常に面白い馬を選んできたと感じた。
特に中京コースを得意としている点も見逃せない。19年＆20年の【チャンピオンズＣ】は共に３着。昨年は２番手で先行策を取っていたが、１強ムードだったクリソベリルにマークが集まって前にいた馬は尽く馬群に沈んだ。

しかし唯一前で戦って粘り込んだのがインティ。
さすがはＧ１馬らしい貫禄のある走りを証明していた。主戦の武豊騎手に戻り、久々にレジェンドのＧ１勝利が見たい。

福永）
武豊騎手は意外にも2019年の【菊花賞】でワールドプレミア優勝後はＧ１勝ちがない。
しかし今年は先週まで68勝をマークし、ＪＲＡ通算勝利が前人未到の4300勝を達成！まだまだ鞍上に関しても衰えは感じさせない。

なお近２年の激走は【南部杯】を叩かれてきた過程。
そのローテーションは今年も同じ。実際に追い切りも栗東坂路で若さ溢れる走りで、前走以上のデキに仕上がった。人馬共にベテラン同士のコンビで、復活の勝利を期待したい。

中田指名 ➡７番サンライズホープ（幸・羽月）

中田）
前走は中京で初重賞制覇！ダートの幸騎手でＧ１も激走へ！
「サンライズホープ」の複勝で応援！

まず先ほど長谷川さんが触れた展開面だが、むしろ見解は逆で先行馬にチャンスありと判断した。

その理由は「コース形態」。３角付近の手前から下り坂がありさらにスパイラルカーブが待ち受けている。

つまり後方に待機している馬が外に回すと、距離ロスも含めて遠心力がかかり脚をタメにくくなる。その上で直線は中山のような急坂がある事からなかなか終いだけの脚で戦うのは苦しいのだ。

その上で指名したのが「サンライズホープ」だが今年の【三宮ステークス】で初のオープン勝ち。
２走前の【プロキオンＳ】こそ小倉コースと道悪馬場で伸びを欠いたが、良馬場で戦った前走【シリウスＳ】は好位からの正攻法の競馬で初の重賞制覇！！

極端に時計が速いダートになった時はわからないが、良馬場のダートなら相当のレベルまでいく可能性がある！

長谷川さんはここまで聞いてどのように感じましたか？

長谷川）
前と後ろどっちが良いのか？その展開予想はあくまでも見解の相違ですから！
そこも含めて勝負です。

だが今回はＧ１レース！これまで戦ってきた馬とは格段にレベルが上がる。その上で先行策を取って、粘り込めるのか！？その辺りの不安を解消して下さい！

中田）
ここでは敢えて「わかりやすさ」を重視して「２つ」ほどピックアップ！
まず１つは「驚くべき修正能力」
元々２走前に勝利した【三宮ステークス】の段階からブリンカーを着用していたように、ややムラぽかったり、集中できない面があった。そして【プロキオンＳ】は馬場の影響も大きかったが、それ以上に「精神的な若さが大きかった」と感じていた。

だが、前走から約２ヶ月半を経て出走した【シリウスＳ】ではまるで別馬のようだった。

鞍上の幸騎手が「少し早めに抜け出したかと思った」という状況にもかかわらず、最後まで集中力が切れることはなかった。この背景には、類まれな修正能力と成長があったと判断！

そして２つ目は「陣営の反応」
鞍上と調教師のコメントをご紹介してみたい。
幸騎手　　⇒「これで１つ重賞を勝ち、さらに走ってくれると思います」
羽月調教師⇒「展開は想定通りでした。目標はチャンピオンズＣ」

重賞初勝利を挙げた陣営としては、妙に落ち着いていた。
既にG１出走のための賞金についても把握していた点も含めてここでの勝利は想定内だったという見方で間違いないと思う。

福永）
バリバリの説得力でしたね！疑いの目をしていた長谷川さんが買いたくてウズウズしているのがコチラからもわかります（笑）

ちなみに幸騎手＆羽月（はつき）調教師はダートを知り尽くした両者！
幸騎手は、かつてのダート王・ホッコータルマエの主戦！
また、管理する羽月調教師は、インカンテーションでダート重賞を複数制している。この事実だけでも評価すべき。

実際にこの中間の追い切りで羽月調教師は「本格化を感じる」とコメントを残していた。
中田さんが未来主役と期待するサンライズホープにご期待下さい！

福永指名 ➡８番スワーヴアラミス（松田・須貝）

福永）
見限るのはまだ早い！ここまで重賞２勝！人馬初のＧ１制覇を目指して！６歳牡馬「スワーヴアラミス」の複勝で応援！

まず前走【みやこＳ】ではハイレベルなら面々の中で、４番人気に推されていた馬だがそこで７着に敗れたことで、今回は一気に世間からの評価が落ちそう。

たった一度の敗戦で、大きく評価が動くのが競馬の難しいところであり、面白いところ。そういった意味でも私は配当的な妙味も含めてスワーヴアラミスに期待したい。

前走【みやこＳ】での高評価からもわかるように２走前以前のスワーヴアラミスは充実していた。
特に３走前の【エルムＳ】では昨年３月【マーチＳ】に続いての重賞２勝目を挙げた。

では前走の【みやこＳ】は何故負けたのか！？長谷川さん！その理由はわかりますか？？

長谷川）
わかります！前走時は私も注目していましたので！結論はスタートの立ち遅れです！
これはレースを振り返ってみて、勿体なかったに尽きる。スタートして一歩目で躓き後方追走を余儀なくされた。

スワーヴアラミスが力を発揮するのは「スムーズに好位で追走できた時」
それさえ叶えば、どういった相手だろうが条件だろうが、まず大崩れはないイメージ！

福永）
そのとおりです！
だが、管理する須貝調教師が次のようにコメント
「これまでなら大敗もあったケースだけどそう離されずに食い下がったあたり、よく頑張ってくれた」

この発言からむしろここにきて底力をつけていることを証明したレースだったと思える。
本来は決してスタートが苦手な馬ではない。ならば、すんなりと好位を確保できるはず。
そんな馬が底力をつけ、また前走後も非常に状態が良いのだ。今こそ、勝負の時！

中田）
ソダシを管理している須貝調教師！そういった意味でコチラも怖い存在！
もう一度、鞍上は松田大作騎手！その須貝調教師は
「ジョッキーが手の内に入れてくれている。自身の力を出し切っていい走りができれば！」とコメントするなど、期待を寄せている。

これまでのレース振りから騎手は追いっぱなしでズブいタイプだが、息の長い末脚を使えるタイプで消耗戦となりそうな、中京はピッタリの印象！！思わず、私も応援をしたくなりました！

・軸馬はどうする？

・相手関係も攻めるべきなのか？

・最終的な指定買い目は？