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ホーム勝負の明暗アイビスサマーダッシュ 2022【回顧】大偉業達成のビリーバー&シンシティに感謝!ヴェントヴォーチェはどうした?

アイビスサマーダッシュ 2022【回顧】大偉業達成のビリーバー&シンシティに感謝!ヴェントヴォーチェはどうした?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】アイビスサマーダッシュ 2022 における勝負の明暗

2022年 7月31日(日) 2回新潟2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第22回アイビスサマーダッシュ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・直線 1000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
16 ビリーバー 牝7 54 杉原誠人 0.54.4        14 32.1 7 (美)石毛善彦
17 シンシティ 牝5 54 富田暁 0.54.5 1      01 32.7 2 (栗)木原一良
5 ロードベイリーフ 牡5 56 西村淳也 0.54.6  1/2      17 32.0 14 (栗)森田直行
18 レジェーロ 牝5 54 団野大成 0.54.7 クビ      07 32.6 16 (栗)西村真幸
4 スティクス 牝4 54 藤田菜七 0.55.0 1 3/4      02 33.1 13 (栗)武幸四郎
3 オールアットワンス 牝4 54 石川裕紀 0.55.0 ハナ      10 32.8 8 (美)中舘英二
6 マリアズハート 牝6 55 菊沢一樹 0.55.0 クビ      15 32.6 5 (美)菊沢隆徳
8 マウンテンムスメ 牝4 54 M.デム 0.55.1  1/2      02 33.2 6 (美)中野栄治
13 ヴェントヴォーチェ 牡5 56 福永祐一 0.55.2 クビ      07 33.1 1 (栗)牧浦充徳
10 1 ライオンボス 牡7 58 坂井瑠星 0.55.2 ハナ      10 33.0 9 (美)和田正一
11 12 トキメキ 牝5 54 松山弘平 0.55.2 クビ      05 33.2 3 (美)斎藤誠
12 7 キタイ 牝6 54 木幡巧也 0.55.5 1 3/4      10 33.3 17 (美)杉浦宏昭
13 10 ジュニパーベリー 牝5 54 嶋田純次 0.55.7 1 1/4      07 33.6 12 (美)手塚貴久
14 9 パーティナシティ 牡6 56 岩田望来 0.55.8  3/4      10 33.6 15 *(栗)高橋義忠
15 14 オヌシナニモノ 牡5 56 今村聖奈 0.55.8      16 33.3 11 *(栗)高橋義忠
16 15 クリスティ 牝5 54 松若風馬 0.55.9      02 34.0 10 (栗)杉山晴紀
17 11 アヌラーダプラ 牝5 54 ホー 0.55.9 クビ      05 33.9 4 (美)萩原清
18 2 トウショウピスト 牡10 56 江田照男 0.56.2 1 1/2      17 33.6 18 (美)土田稔

「主役不在」らしい決着に

【アイビスサマーダッシュ】と言えば、改めて申し上げるまでもなく、夏競馬において、特にファンの注目を集める重賞の一つ。

例えば昨年の売り上げは、7&8月に行われた17重賞のうち、札幌記念(約77億円)に続いて2番目の売り上げを誇った(74億円)

日本競馬における「最速」を決めるレースらしく、各馬が外ラチ沿いを猛然と駆け抜けていく映像の迫力は、唯一無二!

ファンが楽しみにするのはわかるし、もちろん私自身もその一人だ。

長い直線は迫力満点

一方で、夏競馬としては、比較的荒れるイメージの少ない重賞でもあった。

例えば直近5年の3連単平均配当は約7万円。

だが今年は違った。3着に14番人気の伏兵が飛び込んだこともあるが、3連単では24万馬券が飛び出した!

さらに4&5着にも単勝二桁人気馬が飛び込んでいる。

レース前の段階から「抜けた主役不在」と言われていたが、それを証明するかのような結果になったのだ。

今回のコラムでは、勝ち馬を含めた気になる3頭についてご紹介、彼らの今後についてなど、お話していきたい。

 

偉業達成!ビリーバー!

ということで、まずは波乱の【アイビスSD】を制した「7番人気で7歳牝馬」のビリーバーから。まさに「ラッキーセブン」だったということだろうか(笑)

ビリーバーの重賞初勝利に対して、心から祝福を申し上げたい。

ラッキーセブンはともかく、率直に言って素晴らしい勝利だった。

前半の後方待機から、終わってみれば2着に1馬身もの差をつけている。16番枠で外ラチ沿いを走りやすかった追い風はあったにせよ、文句なし!

そして、実は今回の勝利は「大偉業」だった。

1986年以降、7歳以上の牝馬が牡牝混合のJRA芝重賞を制したのは、2017年【京都大賞典】を勝ったスマートレイアーに次いで史上2頭目!

ダートと障害を合わせてもわずか4頭目!

間違いなく、ビリーバーは日本競馬史上に名前を残したのだ!

 

陣営の腕があってこそ

もちろん牝馬の場合7歳まで現役を続ける馬が少ないという背景もある。

早めの引退の最大の理由は「早く繁殖にあげたい」という部分にあることは間違いない。

だが、もう一つ、牡馬と違い心身ともに繊細だと言われる牝馬の場合、高齢まで現役でいても、活躍を続けさせるのは容易ではないという部分もあるのではないだろうか。

大偉業だ!ビリーバー

ビリーバーの場合は一昨年(5歳時)の【アイビスサマーダッシュ】で3着に好走して力を示しながら、その後はほぼ目立った走りをできずにいた。

しかし、直近2走りでいずれも掲示板確保と、ここにきて状態を上げ、勢いそのままに今回の勝利につなげたのだ。

その背景にあったのものは?もちろんビリーバー自身の資質があってこそだが、石毛厩舎の腕を見逃す訳にはいかないと思うのだ。

 

「人間」たちも重賞初制覇

そんな石毛厩舎の石毛善彦調教師だが、こちらも嬉しい重賞初勝利!

1995年の初出走以来、開業28年目での初勝利だけに、喜びは大きいだろう。

レース後の

この馬は除外も多く前があかないことも多かったのですが7歳まで頑張ってきてくれてタフな馬です。そして関わってくれた皆の努力の結果です。

というコメントにも実感がこもっていた。

通算勝利数は233勝だから、1年平均で考えれば10勝にも届いていない。決して、目立つ厩舎とは言えないはず。だが、今回のビリーバーに限らず、地味ながらもキメの細かい仕上げには定評があった。

今年68歳になる師は、定年までの時間は決して多くはない。今回の結果を機に一層気合も入るだろうし、ぜひ、石毛厩舎の各馬には注目してほしい。

また、鞍上・杉原騎手も重賞初勝利だが、あの藤沢和雄元調教師に鍛えられてきただけあり、騎乗技術の高さは誰もが認めるところだったし、事実、今回の手綱捌きも実に落ち着いていた。

今回の初勝利を本人は非常に嬉しく思っているだろうが、私の感覚としては「もっともっとやれるはずの騎手」

だからこそ!いつもは「馬」を挙げている「未来の主役」だが、今回だけは人、杉原騎手を挙げさせてほしい!

 

2着馬の底力にも驚いた

尚、ビリーバーの場合、今回は1000Mだったが、1200Mでも十分に戦える馬。

サマースプリントを狙っていきたい考えもあるようだが、チャンスはあるだろう。楽しみにしたい。

 

一方、2着には敗れたものの、序盤からの積極的な競馬で見せ場を作ったシンシティも素晴らしかった。実は今回の一戦における私たちの軸馬。勝利を届けてくれたことを感謝したい。

参考→7/31の成績速報

 

レースを見ている限り、手応え的にもう少し大きく失速する可能性もあるかと思ったが、そこから粘れるのが底力の証。

スタート直後のダッシュの速さを含め、ビリーバーとは違い典型的な「1000Mホース」だと思う。

その分、活躍の場面は多くはないかもしれないが、まだ5歳。

ビリーバーを物差しに考えれば、来年、再来年だった十分に狙っていけるはず!

富田騎手との相性も良さそうだし、ぜひこのコンビでの再びの参戦に期待したい。もちろん、よほどのことがない限り、再び高く評価するつもりだ!

 

どうした?ヴェントヴォーチェ?

最後に、1番人気を裏切って9着に敗れたヴェントヴォーチェのお話も。

正直に申し上げて、この結果は読めなかった。1200Mでの能力の高さはもちろんだが、3歳時にはこの舞台で勝っているように、コース適性の高さもある。仕上がりも非常に良かった。そういった馬が、全く見せ場なく終わったのだ。

レース後、福永騎手は次のような話をしている。

「スタートが良く、2~3列目を取れたのですが道中ずっと左にもたれていました。外に行こうにも行けず馬群の内に行ったのですが前のスペースへ入って行こうとしませんでした。フリーな形になってから伸びたのですが他馬を気にする面を終始見せていました。力のある馬なのですが今日はその力を発揮させることが出来ませんでした」

どうだろう、コメントを聞く限り、メンタル的な部分なのだろうか。

推測にしかならないが、昇級の前走【函館SS】で苦しい思いをしたことがレースに入って蘇り、他馬を気にしてしまったのだろうか!?

仮にそうだとしたら、少し様子を見る必要があるのかも。

走力的には、いずれはスプリントG1でも勝ち負けが狙える素材だと確信している!だからこそ、結果とは別に、次走は一度様子を見て、行けそうなら次々走で改めて期待するのはどうだろうか。

このまま埋もれてほしくない逸材。復活の瞬間を待っている!

 

【アイビスサマーダッシュ 2022】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ビリーバー(杉原誠人騎手)
「枠順が良かったですし、いつも以上にスタートも速くて本当に私の理想通りのポジションが楽に取れました。道中は引っぱりきりというかそんな感じで運べましたし、あとは何とか(前が)あいてくれと思ってうまくあいてくれて良かったです。(重賞初制覇は)時間がかかりましたが藤沢調教師が引退されて、フリーになって一年目で心機一転何とか自分なりにしていこうというところで勝てたのは非常に大きいですし、これから頑張っていきたいです。いつも乗せていただいてる厩舎で調教師もそうですが、オーナーも何とかJRAの重賞を、と思うところなのでこの枠と、まず抽選に入ったことで運を使ってしまったかなと思いましたが、それでも16番を引けましたし、まだまだ何かあるのではないかと期待を込めて乗っていました。7歳で結構数を重ねていますが、いつも一生懸命走ってくれる馬で頭の下がる思いです。残り何戦するか分からないですが全力で重賞勝ち馬として頑張ってもらいたいと思います」

1着 ビリーバー(石毛善彦調教師)
「今日は凄く仕上がりが良かったです。抽選に通り良い枠もあたりジョッキーとも狙っていましたが、上手く行くときはこんな風にうまく行くのですね。この馬は除外も多く前があかないことも多かったのですが7歳まで頑張ってきてくれてタフな馬です。そして関わってくれた皆の努力の結果です。これで今後は好きなレースを使えるのが嬉しいですね。次走はオーナーと相談してからになります」

2着 シンシティ(富田暁騎手)
「前回の競馬である程度目処をつけていました。今回は外枠を引いてチャンスがあると思っていましたし、前半も最高の入り方でこの馬のペースで余力を持ってレースを進められました。最後は相手の決め手が上で悔しい結果でしたがこの馬の力を示すことが出来ました」

4着 レジェーロ(団野大成騎手)
「前回はペースが速すぎて結果が出せませんでしたが、今回は逃げた馬がペースを落としてくれて息が入りました。追っての反応は良く、進境を感じるレースでした」

5着 スティクス(藤田菜七子騎手)
「内枠はきつかったですが惜しい競馬でした。この枠ですから腹を括って最内に進路を取りました。ロスない形で行けたのですが残念です」

6着 オールアットワンス(石川裕紀人騎手)
「何頭か内に行く馬がいるのは想定してました。この馬も外に行くメリットが無いので内へ行きました。よく頑張っています」

9着 ヴェントヴォーチェ(福永祐一騎手)
「スタートが良く、2~3列目を取れたのですが道中ずっと左にもたれていました。外に行こうにも行けず馬群の内に行ったのですが前のスペースへ入って行こうとしませんでした。フリーな形になってから伸びたのですが他馬を気にする面を終始見せていました。力のある馬なのですが今日はその力を発揮させることが出来ませんでした」

(via ラジオNIKKEI

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