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目黒記念 2022【回顧】騎手たちの「執念」を感じた伝統の重賞

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】目黒記念 2022 における勝負の明暗

2022年 5月29日(日) 2回東京12日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【12R】 第136回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2500m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
1 2 ボッケリーニ 牡6 57.5 浜中俊 2.32.1   04-03-03-03 34.4 2 4.9 464 -2 (栗)池江泰寿
4 8 マイネルウィルトス 牡6 56 M.デム 2.32.2  3/4 09-08-03-03 34.5 6 11.0 470 -12 (栗)宮徹
8 16 ウインキートス 牝5 54 松岡正海 2.32.2 ハナ 01-01-01-01 34.8 8 18.9 474 +4 (美)宗像義忠
5 9 ディアマンミノル 牡5 55 荻野極 2.32.2 ハナ 16-16-16-17 33.4 10 25.0 470 0 (栗)本田優
6 12 ラストドラフト 牡6 56 三浦皇成 2.32.3  1/2 07-08-09-10 34.1 15 66.9 462 -8 (美)戸田博文
8 17 パラダイスリーフ 牡6 55 ルメール 2.32.3 クビ 14-12-09-10 34.1 1 4.5 494 0 (美)木村哲也
B3 6 ダンディズム セ6 54 富田暁 2.32.4 クビ 15-14-14-13 34.0 12 38.3 466 -10 (栗)野中賢二
5 10 プリマヴィスタ 牡5 53 幸英明 2.32.4 クビ 07-06-06-06 34.5 13 51.9 482 +8 (栗)矢作芳人
8 18 フライライクバード 牡5 55 福永祐一 2.32.6 1 03-03-03-03 34.8 7 12.5 454 -8 (栗)友道康夫
10 2 3 バジオウ 牡4 55 戸崎圭太 2.32.6 ハナ 02-02-02-02 35.1 3 5.9 470 -8 (美)田中博康
11 7 14 アサマノイタズラ 牡4 56 嶋田純次 2.32.7  1/2 18-18-18-18 33.7 11 30.9 508 +6 (美)手塚貴久
12 B3 5 トラストケンシン 牡7 53 吉田豊 2.32.7 ハナ 10-10-12-10 34.5 18 152.8 464 -10 (美)高橋文雅
13 B1 1 ゴールドギア 牡7 55 田辺裕信 2.32.7 クビ 17-17-16-15 34.2 17 100.9 482 -4 (美)伊藤圭三
14 7 13 マカオンドール 牡4 55 松山弘平 2.32.8 クビ 10-12-12-13 34.5 4 8.2 488 0 (栗)今野貞一
15 2 4 ベスビアナイト セ5 54 岩田望来 2.32.8 クビ 05-05-06-06 34.8 9 23.2 500 0 (美)国枝栄
16 6 11 モズナガレボシ 牡5 55 菅原明良 2.32.9 クビ 06-06-06-06 34.9 14 59.4 494 -10 (栗)荒川義之
17 7 15 アリストテレス 牡5 57.5 武豊 2.33.2 2 13-14-15-15 34.7 5 10.3 488 +14 (栗)音無秀孝
18 4 7 ランフォザローゼス セ6 54 田中勝春 2.34.0 5 10-10-09-09 35.9 16 78.3 500 -8 (美)蛯名正義

 

惜しい!ディアマンミノル

毎年恒例、ダービーデーの締めくくりとして行われるのが伝統の重賞【目黒記念】

私たちキングスポーツの立場としては、おかげさまで【日本ダービー】で万馬券を的中。

まだ興奮にひたった中で迎えた一戦となった。

連勝ができれば最高だったが、、、

私たちの3連単軸馬で好調教馬でもあった9番ディアマンミノルはハナ差4着に惜敗。

それでも、10番人気の低評価を思えば、非常に頑張ってくれたと思う。

特に4角17番手から、上がり3ハロン最速となる33秒4の末脚を繰り出し、直線でグイグイ伸びてきた姿には鳥肌がたった。

また、ご利用中の会員様の中にも、同様に感じて下さった方がいるのでは?

実は私たちが最も大事にしているのがこの部分なのだ!

 

もちろん、的中が大前提ではあるが

言うまでもないが、馬券を購入する以上、的中が大前提だ。

とはいえ!生き物が行うことだし、手応えがあっても、悔しい結果に終わることもある。

そんな時に、ただ負けるのと、負けたとしても「鳥肌がたった!ゾクゾクした!」と思えるのでは、充実感が全く違うのではないだろうか。

私たち予想家の仕事は、覚悟の予想をお伝えすることと同時に「競馬の魅力をお届けすること」だと考えている。

「競馬は面白い!競馬は熱い!」

そう感じる方が多ければ多いほど競馬人口は増えるし、私たち予想家も生きていけるのだ。

だからこそ、これから先も私たちのスタンスは変わらない。

攻めの予想!ゾクゾク感にこだわった上で、夢馬券を求めて勝負していきたい。

ゾクゾクしたいあなた、キングスポーツはいつでもお待ちしています(笑)

 

騎手たちに注目してほしい

ところで、今回のレースにおける「上位入線馬の騎手」をご覧になっただろうか?

大混戦!騎手にも注目

実は上位5人のうち【ダービー】に騎乗していたのは、2着マイネルウィルトスのデムーロ騎手だけ。

そのデムーロ騎手も【ダービー】では9着に敗れ、悔しい思いをしている。

それに対し、ダービーで結果を出した騎手はどうだったか?

優勝した武豊騎手は、5番人気アリストテレスで17着に。

また2着だったルメール騎手は1番人気パラダイスリーフとコンビを組んだものの6着に終わっている。

もちろん、武騎手たちがダービーの結果に満足して気を抜いたなどということはあり得ない。

どれだけ騎手が頑張っても、馬の調子が上がらなければ戦えないこともある。

それでも!私は「悔しい思いをした騎手たちの力」を感じずにはいられなかった。

 

悔しいからこその騎乗

ホースマンにとって、最高の名誉がダービーであることは間違いない。

ジョッキーの場合、例えチャンスのない馬でも騎乗したいという声を聞く。

だから、負けたとはいえ騎乗できたデムーロ騎手はまだ良かったのだろう。

それよりも、大一番に乗れず、モニターで見ているだけだったその他の面々の悔しさはどれほどのものだっただろう?

特に浜中騎手の場合は、3年前のダービージョッキーでもあるのだから。

ただ、大事なのは「悔しいままで終わるのか否か」という部分だと思う。

彼らはその悔しさを力に変えて、早速結果を残した!

そして、今回の結果を自信に、そして勢いにして、さらに来週以降、飛躍する予感がする。

来週以降、馬券を買われる際は、ぜひ彼らの名前に注目してほしい!

 

改めて感じる「リピーター天国」

さて、今回の【アルゼンチン共和国杯】で改めて感じたのは

「東京芝2500Mはリピーター天国」

だということ。

勝ち馬ボッケリーニに関しては、そういったこととは違うレベル、ステージにいるような気がする。

だが、その他の上位勢に関しては、典型的なリピーターだ。

2着マイネルウィイルトスは昨秋の【アルゼンチン共和国杯】2着馬。

また4着ディアマンミノルは同じレースの5着馬ながら上がり最速をマークしていた。

3着ウインキートスに関しては、言わずとしれた昨年の優勝馬だ。

昨年はウインキートスがこのレースを制している

彼らは全く違う脚質だ。今回、マイネルは中団待機から好位へ捲った。ウインキートスは逃げた。ディアマンミノルは最後方に近い位置から追い込んだ。

それでも、リピーターとして、同じように好走した。

だから細かい理屈を抜きに

「東京2500Mで結果を出している馬は、次回以降も狙い続ける」

これで良いのかもしれない。

 

まだ見限る必要はない

そういった意味では、3番人気の高い評価を受けながら10着に敗れたバジオウなどは「東京芝2500Mが合わなかった馬」ということかもしれない。

いや、厳密に言えば「距離が長かった」という方が正解だろうか。

というのも、4コーナーまでの落ち着いたレースぶり、フットワークの軽快さは、ライバルたちに全くヒケをとらないレベルだったからだ。

その割に全く直線で伸びなかったのは、距離としか思えない。

当然、全く悲観する必要はないのだ。

リピーターもいれば、合わなかった馬もいる。

いつも申し上げていることではあるが、競馬は結果だけが全てではない。着順の良し悪しや人気の有り無しにかかわらず、冷静に各馬を評価すること。

きっと、明日の夢馬券につながるヒントがそこには隠れているはずだ。

引き続き、皆様にもその点は意識してほしい!

 

【目黒記念 2022】のレース後の関係者のコメント

1着 ボッケリーニ(浜中俊騎手)
「道中は思った通りの展開で、枠も良く、スムーズに運べました。直線も良い反応で、最後まで頑張ってくれました。調教から具合の良さを感じていて、斤量が気になっていましたが、終わってみれば完勝でした。血統的にもこれから良くなるはずですし、これで弾みをつけて大きいところを狙いたいです」

2着 マイネルウィルトス(M.デムーロ騎手)
「よく頑張りました。スタートはあまり良くなかったのですが、ペースが遅い中で少しずつ上がっていって、最後まで頑張ってくれました。結果は残念でしたが、東京コースも距離も合っているようです」

3着 ウインキートス(松岡正海騎手)
「今日はリズム良く運ぶことがテーマで、決め打ちでハナに行きました。スタートが決まって、自分のペースで行けました。リズムを守ればこのくらいはやれる馬です」

4着 ディアマンミノル(荻野極騎手)
「この馬のレースに徹しました。最後はさすがの脚を見せてくれました。よく頑張っています」

5着 ラストドラフト(三浦皇成騎手)
「中2週でも雰囲気がいいと聞いていましたし、返し馬でも状態の良さが伝わりました。スローペースの中である程度の位置で運び、前が止まらない中でしっかり追い込んでくれました」

6着 パラダイスリーフ(C.ルメール騎手)
「いいレースはできましたが、直線の途中で硬い馬場を気にして、フットワークが小さくなってしまいました」

10着 バジオウ(戸崎圭太騎手)
「距離がどうかと思っていました。状態は良かったですし、いい距離で改めて期待したいです」
(via ラジオNIKKEI

 

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