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ホーム勝負の明暗有馬記念 2020【回顧】夢が広がった大一番!全ての出走馬に心から感謝!

有馬記念 2020【回顧】夢が広がった大一番!全ての出走馬に心から感謝!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】有馬記念 2020 における勝負の明暗

2020年12月27日(日) 5回中山8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2500m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
5 9 クロノジェネシス 牝4 55 北村友一 2.35.0   12-12-03-03 36.2 1 2.5 474 +10 (栗)斉藤崇史
7 14 サラキア 牝5 55 松山弘平 2.35.0 クビ 13-13-13-12 35.4 11 74.9 448 -2 (栗)池添学
7 13 フィエールマン 牡5 57 ルメール 2.35.1 クビ 02-04-02-02 36.5 2 3.5 478 0 (美)手塚貴久
4 7 ラッキーライラック 牝5 55 福永祐一 2.35.5 2 1/2 09-09-07-05 36.5 4 8.1 522 0 (栗)松永幹夫
3 5 ワールドプレミア 牡4 57 武豊 2.35.6  1/2 05-05-10-12 36.3 5 13.5 484 +2 *(栗)友道康夫
5 10 カレンブーケドール 牝4 55 池添謙一 2.35.6 同着 08-05-03-03 36.8 3 7.9 478 +4 (美)国枝栄
4 8 ペルシアンナイト 牡6 57 大野拓弥 2.35.6 09-09-10-09 36.2 12 148.1 500 0 (栗)池江泰寿
2 3 クレッシェンドラヴ 牡6 57 坂井瑠星 2.35.8 1 1/2 05-05-07-09 36.8 16 188.1 500 0 (美)林徹
8 15 オセアグレイト 牡4 57 横山典弘 2.35.9 クビ 05-05-07-08 36.8 15 183.4 494 -2 (美)菊川正達
10 2 4 ラヴズオンリーユー 牝4 55 M.デム 2.35.9 クビ 09-09-10-09 36.6 6 15.5 480 -6 (栗)矢作芳人
11 8 16 ユーキャンスマイル 牡5 57 岩田康誠 2.36.4 3 15-14-16-15 36.5 13 157.0 504 +6 *(栗)友道康夫
12 3 6 キセキ 牡6 57 浜中俊 2.36.5  1/2 14-14-06-05 37.6 8 24.9 516 +8 (栗)角居勝彦
13 1 1 バビット 牡3 55 内田博幸 2.36.8 2 01-01-01-01 38.4 10 36.2 458 +8 (栗)浜田多実
14 6 12 オーソリティ 牡3 55 川田将雅 2.37.0 1 02-02-03-05 38.2 7 20.3 514 +2 (美)木村哲也
15 6 11 モズベッロ 牡4 57 田辺裕信 2.38.2 7 15-16-14-14 38.5 14 174.6 470 -10 (栗)森田直行
1 2 ブラストワンピース 牡5 57 横山武史     02-02-14-16   9 33.1 546 -4 (美)大竹正博

 

実は、今回のレースを迎えるにあたり、キングスポーツのご会員様には、以下のような旨の解説をご提供させてもらった。

一部抜粋になるが、ご紹介させてもらいたい。

激動の2020年が、間もなく終わろうとしている。
この一年を振り返ってみると、過ごしてきた時間の大半が「新型コロナ」という、目には見えない強大なウイルスに支配されてきた気がする。

前例のない緊急事態宣言が発令されるなど、日常生活、社会生活ともに一変。
「全ての価値観が根底から覆された」と言ってよいだろう。
だが!そんな一年だからこそ、改めて感じられた「人と人との絆」苦しい日々を乗り越えられたのは、絆から生まれる「支え合い」があったからではないだろうか。

(中略)

言うまでもないが、絆は人間だけのものではない。
人と馬の間にだって存在する!いや、言葉が通じない分、お互いのことを必死でわかりあおうとするだけに、むしろ人間同士以上に大切なものかもしれない。

 

絆の尊さを、そして強さを知った2020年。

【有馬記念】は2020年の総決算であり、1年の象徴のレース。

昔から「有馬記念は世相を反映する」などとも言われてきた。

だからこそ、最も絆の強い人馬が勝利を掴んでくれるのではないか?

そんなことを考えていた。

そして、優勝したのは、私たちの軸馬でもあったクロノジェネシスだった。
有馬優勝に加えてグランプリの春秋連覇だ!

 

クロノジェネシス&北村友一騎手といえば!

デビュー以来全てのレースでコンビを組んできた点からもわかるように

「最も絆の強いコンビ」

 

レース後、北村友騎手は次のような話をしていた。

自分はそれほど緊張するタイプではありませんし、いつもの北村友一でいられたと思います。馬もいつものクロノジェネシスでした。

確かに、冷静な騎乗だったし、緊張するタイプではないという点は事実なのだろう。

とはいえ、冷静な精神状態を後押しした要因は、彼自身がクロノを信じ切っていること。
同時に、恐らく彼が感じているはずの、クロノからの信頼感。

やはり「絆」が勝負のポイントだったのかもしれない。

 

最高のレースをありがとう!

そして、キングスポーツは馬連万馬券的中をプレゼントしてもらった。

こちらに関しても、心の底から感謝している。

 

全ての出走馬に伝えたい!心からの「ありがとう」

クロノジェネシスへの思いが強すぎて、少々前置きが長くなりすぎた。笑

それよりも、申し上げなければいけないことがある。

それは出走し、激闘を終えた全ての馬たちに対しての心から敬意と感謝。

 

改めて申し上げるまでもなく【有馬記念】は誰もが出られるレースではない。

皆、何度も大レースを戦い、実績を積み重ね、ここに辿り着いた超一流馬たちなのだ。

残念ながら着順はついてしまったが、勝った馬も負けた馬も、胸を張ってほしい。

 

また、新型コロナ問題に苦しみながらも、一度も中断することなく開催を続けてくれた関係者の方々への感謝も忘れてはいけない。

私たちはこの一年、何度、競走馬たちの激走にパワーと勇気をもらっただろう。

それも、競馬が行われていたからなのだ。

引き続き、関係者の方々には難しい状況が続くだろうが、開催の継続を心より願っている。

 

馬場が向いたとしても

それにしても、クロノジェネシスの強さには驚いた。

優勝を争った2番人気フィエールマンは早めに好位を確保。

ほぼロスのない、完璧な競馬をしていたように思う。

そんなフィエールマンを自らとらえにいって、差し切っているのだ。

しかも、単に差し切っただけでなく、クロノを追いかけたライバルたちが皆失速するような厳しい流れで走っていたという点も見逃したくない。

間違いなく、他馬に力の差を見せつけての完勝と言って良い。

 

レース後、フィエールマンの鞍上ルメールは次のように語っている。

良い競馬はできました。外枠でしたが、途中からあのポジションを取ってカバーすることができました。しかし、フィエールマンはこういう荒れた馬場は好きではありません。

確かに、今の中山の芝は例年よりも時計がかかっている。

稍重の【宝塚記念】を制するなど、タフな馬場を得意とするクロノジェネシス向きだったことは確かだろう。

とはいえ、10月の【天皇賞秋】の好走からも、クロノはキレイな馬場でも対応可能。

今回のレースの内容から、例えキレイな馬場での勝負だったとしても、結果は変わらなかったのではないだろうか。

 

メンタルの成長が大きい

3歳だった昨年も【秋華賞】を勝っているように、能力の高さは早い段階から明らかだった。

一方で【エリザベス女王杯】5着など少々ムラも。

だが、もはやどういった条件でもスキがない!歴史的な名牝へと進化を遂げている!

最大の理由は、彼女にとっての唯一の懸念材料だった「メンタル面の進化」

 

レース後、北村友騎手は次のように語っている。

馬が強くなっているのは間違いありませんが、メンタルの成長が大きいと思います。

 

メンタルが成長すると、レース中に落ち着いて力を出せることもそうだが

輸送があっても体調を崩す可能性が非常に低くなる

と言われている。

元々の好素材が、常に良い体調でレースに臨めるならば、崩れるはずがない。

完全に、競走馬として完成した!

そして、歴代最強牝馬を争える領域に突入したのかもしれない。

 

3冠馬との激闘を楽しみに!

恐らく、順調にいけば来年も競走生活を送るはず。

となると、来年はコントレイル&デアリングタクトと対決する場面もあるだろう。

だが、今日のクロノジェネシスを見る限り、例え3冠馬であっても、かなり厳しい戦いを強いられることになる気がする。

それくらい、今の彼女は強いと思う。

とはいえ、そんな彼女を倒そうと、ライバルたちが燃える構図が、更に競馬界を盛り上げるのだろう。

 

クロノジェネシスか?3冠馬か?それとも新たな強豪が出現するのか?

想像するだけでワクワクする。

希望をもって2020年の競馬を終えられそうだ。

改めて、競走馬、そして全ての関係者に

 

ありがとう!

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

 

その前に、まずは引退するサラキア&ラッキーライラックへ!

本来なら解説しなくてはいけないほどの走りをしている。

特にサラキアは

史上初の牝馬ワンツー

という大記録の立役者でもあるのだから。

だが、彼女たちはここがラストランということで、今後のある馬に譲ってもらった。

本当にお疲れ様!そして数々の激闘をありがとう!

 

では、ここからは一言メモへ。今回は「最も惜しかった」と感じる馬を1頭だけに絞り、ご紹介したい。数行程度の解説にはなるが、どこかで皆様のお役に立てる内容だと思う。ではいこう。

 

5着ワールドプレミア

実は今回のレースにおいて、クロノジェネシスと共に特にキングスポーツが期待していたのがワールドプレミアだった。

今回のレースで2着に入ったサラキアは、前半から後方待機、そしてできるだけ揉まれない外を回すようにしていた。

こういったレースをする馬の多くは、陣営や鞍上が

「まともに戦っては厳しい」

と感じているケースだ。

ならば直線一気にかけるしかない。勝ちはないかもしれないが、2~3着なら狙える作戦。

そして、実は昨年のレースで似たようなことをしていたのがワールドプレミアだった。

武豊騎手は、当時3歳だったワールドの力にやや不安を持っていたのかも。だから直線にかけて3着でゴール。

 

そこで思うことがある。

仮に、今の状態、能力でワールドプレミアがサラキアと同じスタイルをとっていたらどうだっただろうか?自慢の末脚を炸裂させ、ひょっとしたら2着争いはあったかも?

だが、武豊騎手が、今のワールドプレミアを信頼していた。
だからこそ、ペースが遅かったこともあるが、積極的に好位で攻めたのだと思う。

その結果、道中でごちゃつく場面もあり、脚を使って伸びきれなかった。

残念だが、鞍上の信頼が上昇したからこその今回の5着とも言える。

その真の力を、来年、どこかのレースで見せてほしい。

個人的には、やはり盾男が鞍上だけに【天皇賞春】に期待したい。

もちろん、未来の主役として!

 

レースを見逃した方はコチラから

【有馬記念 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 クロノジェネシス(北村友一騎手)
「自分はそれほど緊張するタイプではありませんし、いつもの北村友一でいられたと思います。馬もいつものクロノジェネシスでした。少し前かきをしているところで、ゲートが開いたのですが、五分に出てくれて良かったです。位置取りというより、馬が走りやすいところで走らせたかったので、あの位置になりました。折り合いもスムーズでしたし、いつもの感じで走れていて良かったです。中山の2500m、昨日も今日も乗せてもらい、今日8R勝つことができ、自分の中で良いイメージを持って乗りました。最後、外から何か来ていることは分かりましたが、抜かれる気はしませんでした。勝てて嬉しかったですし、ホッとしました。馬が強くなっているのは間違いありませんが、メンタルの成長が大きいと思います。未対戦の三冠馬2頭がいますが、来年主役としてやっていけたらと思います」

(斉藤崇史調教師)
「ホッとしました。あまり緊張はしないと思っていましたが、装鞍からの時間がいつもより長く、その間に緊張してきて、早く発走してくれないかと思っていました。プラス10kgということですが、落ち着いていて、太目感はありません。良い輸送を経て、良い状態で迎えられたと思います。北村騎手もずっと乗ってくれていますから、パドックで、そこまでの経過を伝えて、後は任せました。駐立の良くない馬ですが、ゲートを上手く出てくれて、位置よりも折り合いが大事なので、そこから上手くいっていたので安心しました。動くのが少し早いかとも思いましたが、自信をもって動いたのでしょうから、何とか押し切ってと思っていました。馬が一生懸命走り、騎手が上手く乗ってくれた結果です。来年も、まずは無事に全てのレースを走り、その中でより上のところを使っていきたいと思います。厩舎も馬と一緒に、成長できたらと思います」

2着 サラキア(松山弘平騎手)
「勝ち馬を見ながら、しっかりと脚を溜められました。向正面でペースが上がったのですが、そこでポジションを上げてしまうと、甘くなるイメージがあったので、この馬の競馬をしようと思って我慢しました。最後は本当に良い脚でしたし、このすごいメンバーを相手に力を見せてくれました。でも、2着に負けたのは悔しいです。乗せてくれた関係者の方々に感謝しています。応援してくださった皆様に申し訳ない気持ちです」

(池添学調教師)
「しびれました。松山騎手には特に指示は出していませんでしたが、イメージ通りに乗ってくれました。惜しかったですが、これだけの相手に強い姿を見せてくれましたし、無事に帰ってきてくれて何よりです」

3着 フィエールマン(C.ルメール騎手)
「良い競馬はできました。外枠でしたが、途中からあのポジションを取ってカバーすることができました。しかし、フィエールマンはこういう荒れた馬場は好きではありません。しかし、これだけのパフォーマンスを見せてくれましたし、力はトップレベルです。頑張ってくれました」

(手塚貴久調教師)
「思っていたプランとは違って前に行く形になり、よく頑張っていましたが、最後は苦しくなりました。(勝ち馬とは)馬場の(得意・不得意)の差が出ましたね。コンスタントに走ってくれますし、今日も一生懸命でした。来年のことについては、オーナーと相談して決めます」

4着 ラッキーライラック(福永祐一騎手)
「出たなりで脚を溜めるという形で、勝ち馬を見ながら手応え良く直線を迎えられました。ただ、手応えほど伸び切れず、距離の壁を感じました。(ラストラン)最後までよく頑張ってくれました」

5着同着 ワールドプレミア(武豊騎手)
「スタートを出ましたし、キセキが出遅れたのでスローになると思ってポジションを取って競馬をしました。しかし、道中ゴチャゴチャしていました。イレ込む面はマシでしたが、のびのびと走らせた方が良いタイプかもしれません」

7着 ペルシアンナイト(大野拓弥騎手)
「久々に長い距離のレースでしたが、何とか我慢してくれて、良い走りをしてくれました。この距離でもこのスタイルを覚えてくれば、対応できそうです」

9着 オセアグレイト(菊川正達調教師)
「15番ゲートは厳しかったです。この距離、このメンバーで横山騎手が最高に乗ってくれました。来年は日経賞を使って、天皇賞が目標です」

14着 オーソリティ(川田将雅騎手)
「スムーズに良いポジションで、良い競馬ができました。これが良い経験になればと思います」

15着 モズベッロ(田辺裕信騎手)
「ゲートで入らない馬がいて、待たされました。スタートで遅れてあの位置からの競馬になりました。本調子ではないのか、最後は苦しくなっていました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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