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ホーム勝負の明暗チャレンジカップ 2018【回顧】どうしたレイエンダ?

チャレンジカップ 2018【回顧】どうしたレイエンダ?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】チャレンジカップ 2018 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 Ave-3F 上3F 単勝 体重 ± 調教師 賞金 馬記号
7 9 エアウィンザー 牡4 56 M.デム 1.58.3   04-04-04-03 36.26 33.7 2 2.7 508 0 (栗)中竹和也 4100  
2 2 マウントゴールド 牡5 56 武豊 1.58.8 3 03-03-03-03 36.13 34.5 4 14.6 450 +4 (栗)池江泰寿 1600 (地)
7 10 ステイフーリッシュ 牡3 56 藤岡佑介 1.59.0 1 1/2 07-06-06-06 36.34 34.2 5 18.2 450 -2 (栗)矢作芳人 1000  
3 3 ダンビュライト 牡4 57 北村友一 1.59.0 ハナ 08-08-09-09 36.51 33.8 3 6.3 496 +14 (栗)音無秀孝 620  
B4 4 マイネルフロスト 牡7 56 丹内祐次 1.59.1 クビ 04-05-04-05 36.21 34.6 12 400.7 494 +2 (美)高木登 410  
6 8 レイエンダ 牡3 55 ルメール 1.59.3 1 1/4 08-08-08-08 36.43 34.3 1 2.1 482 -4 (美)藤沢和雄    
1 1 マルターズアポジー 牡6 56 福永祐一 1.59.4  1/2 01-01-01-01 35.61 36.3 7 22.8 528 0 (美)堀井雅広    
B8 12 サイモンラムセス 牡8 56 小牧太 1.59.4 クビ 02-02-02-02 35.83 35.8 11 340.3 456 +2 (栗)梅田智之    
5 6 ケントオー 牡6 56 松若風馬 1.59.5  3/4 11-11-11-11 36.60 34.1 10 274.0 464 0 (栗)西橋豊治    
10 8 11 トリコロールブルー 牡4 56 岩田康誠 2.00.0 3 06-06-06-06 36.34 35.2 6 18.7 500 0 (栗)友道康夫    
11 5 5 ダッシングブレイズ 牡6 56 C.デム 2.00.1 クビ 08-10-10-10 36.56 34.8 9 53.3 506 0 (栗)斉藤崇史   (外)
12 B6 7 ロードヴァンドール 牡5 56 横山典弘 2.00.1 クビ 12-12-12-11 36.64 34.6 8 41.3 506 +8 (栗)昆貢    

 

まずは、優勝したエアウィンザー、そして関係者に心からのおめでとうを送りたい。

2着馬に3馬身という決定的な差をつける強さ、抜け出す時の速さはG1級であり本当に驚かされたが、強調すべきはそれだけではないのだ。

4角8番手から差し切りを決めた前走のオープン特別【カシオペアステークス】に対し、今回は好位3番手からの抜け出しということで、脚質の幅の広さ、そして展開不問であることも証明した点も見逃すことはできないだろう。


4歳秋にして開花した母エアメサイアの良血に対し、鞍上のデムーロ騎手も賛辞を惜しまない。

以前はトモ(後肢)が緩かったんですが、大人になって体がしっかりしてきました。スタートはいつも上手ではないけど、うまく出て、一番いい位置がとれて、思い通りのレースができました。
直線もずっといい反応でした。どんどん成長していますし、頭も良くなっているので、これからが楽しみです(via スポーツ報知)

デムーロ騎手の言う「これからが楽しみです」という言葉を信じるなら、来年の古馬中距離路線の主役はこの馬になるかもしれない。(アーモンドアイは海外)

大きな期待をしつつ、次走を楽しみにさせてもらおう。

 

どうしたレイエンダ?

一方、そのエアウィンザーをおさえて1番人気に推されながら、まさかの6着に終わったのが、天皇賞秋馬レイデオロの弟・レイエンダだ。

経験の浅い3歳馬だけに仕方ない面はあるが、それでもガッカリされた方は多かったと思う。

では、どうしてレイエンダはダメだったのだろうか?

藤澤調教師はこんなことを語っていた。

ゲートのタイミングは合わなかったね。好位につけられないと厳しい。これからはまた考えます(via スポーツ報知)

しかし、位置取りのせいでいきなり6着に負けるような馬が、デビューから3連勝という離れ業を成し得るだろうか?

ここからは完全に私の個人的な考えというか仮説になるが、ひょっとしたら、レイエンダはイメージされているほどはスタミナがないのではないか?

 

ひょっとしてスタミナに問題が?

私は「チャレンジカップの狙い」に以下のようなことを書いた。一部抜粋の形でご紹介したい。

 


レイエンダが勝利を収めるためのポイントのひとつに、舞台となる「阪神芝2000Mの攻略」が挙げられる。

阪神競馬場のコース平面図(via JRA)

スタート直後に坂があるため、前半のペースは上がりにくい。しかし、内回りコースで直線が短いことから、後方待機の面々もノンビリと構えてはいられない。3コーナー前後から、早めの好位進出を狙うため、全体のペースが上がり、ラストは潰し合いの底力比べに!

そのため、基本的にはマイル寄りの馬にとっては、厳しい舞台と言えるだろう。

逆に、2200M~2400Mくらいまでこなせるスタミナを備えている馬にとっては、理想的な舞台と言えるかもしれない。


このように、阪神芝2000Mを攻略するためには、スタミナが必須条件。

それを前提にすれば、直線で伸びあぐねたレイエンダは、兄とは違い、中距離型というよりはマイル~2000M型なのかも?

そういえば、前走【セントライト記念】(中山芝2200M)でも、良い手応えで直線に入りながら、伸びはぼちぼちといった感じで2着にとどまっている。

 

次走、どこに出走してくるかはわからないが、もしもある程度の距離のレースに出走なら、疑ってみるのもありかもしれない。

もちろん、今後レイエンダが力をつけて、距離不問のスーパーホースに進化したら、私は潔く間違いを認めるし、ニューヒーローの誕生を心から喜ぶつもりだ!というより、競馬界のためにはそうあってほしい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

次走こそ狙え!この馬が未来の主役だ!

今回の「未来の主役」としてご紹介するのは

10着トリコロールブルー

 

条件さえ合えば!

勝ち馬エアウィンザーに1.7秒差をつけられての10着だから、今回のレースに関しては誰がどう考えても「惨敗」ということになる。

それでも「次走こそ狙え」で指名したのは、敗戦理由と今後への展望がハッキリしているからだ。

それはレース後の岩田騎手のコメントにハッキリと表れている。

「外回りの追走で、もっと馬群の中で脚を溜めるレースなら良い脚を使えていたと思います」

良い意味で悔しさを感じさせないコメントは「この馬に向く条件なら必ずやれる」という手応えを持ったからだろう。ということで、トリコロールブルー向きの条件のレースに出走なら迷わず注目だ!

 


 

【チャレンジカップ 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 

【チャレンジカップ 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 エアウィンザー(M.デムーロ騎手)
「どんどん強くなっています。若い頃に騎乗していた時はトモが緩い所がありましたが、体がしっかりしてきて成長しているのを感じます。スタートは元々良くないのですが、今日は良いスタートでした。思い通りの位置取りで、道中はずっと良い手応えで、良い反応を見せてくれました」

2着 マウントゴールド(武豊騎手)
「良い形でレースが運べて、ラストも良かったです。勝った馬は強かったですが、しっかり走ってくれました」

3着 ステイフーリッシュ(藤岡佑介騎手)
「今日は春に見せていたようなうるさい仕草が見られました。気合いが入ったほうが良いタイプなのだと思います。来季に向けて良いレースができました」

4着 ダンビュライト(北村友一騎手)
「ゲートの中で1回突進して、駐立も良くなくて、そこで口が切れてしまいました。開幕週ですし、もう少し前目で競馬をしたかったのですが、思ったより後ろになってしまいました。脚を使ってくれましたが、時計も速くて前が止まりませんでした」

6着 レイエンダ(C.ルメール騎手)
「馬場がちょっと速すぎました。ずっと速いペースで忙しかったです。(直線は)進んでくれましたが、前を捉えられませんでした」

8着 サイモンラムセス(小牧太騎手)
「これからですね。まだまだ力不足です」

10着 トリコロールブルー(岩田康誠騎手)
「外回りの追走で、もっと馬群の中で脚を溜めるレースなら良い脚を使えていたと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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