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ホーム勝負の明暗京王杯スプリングカップ 2021【回顧】勝ち馬は「まだ出し切ってはいない」!その他、上位勢を解説

京王杯スプリングカップ 2021【回顧】勝ち馬は「まだ出し切ってはいない」!その他、上位勢を解説

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】京王杯スプリングカップ 2021 における勝負の明暗

2021年 5月15日(土) 2回東京7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第66回京王杯スプリングカップ
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1400m 17頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
5 10 ラウダシオン 牡4 57 M.デム 1.19.8    02-02 33.5 1 4.1 514 +2 (栗)斉藤崇史
6 12 トゥラヴェスーラ 牡6 56 鮫島克駿 1.19.8 クビ    13-14 32.5 10 20.5 470 -6 (栗)高橋康之
B3 5 カイザーミノル 牡5 56 荻野極 1.20.0 1 1/4    04-03 33.5 8 15.7 470 0 *(栗)北出成人
6 11 ミッキーブリランテ 牡5 56 和田竜二 1.20.0 クビ    07-05 33.3 5 9.1 474 -6 (栗)矢作芳人
B5 9 ビオグラフィー 牝4 54 三浦皇成 1.20.1 クビ    01-01 34.6 13 67.5 474 -10 (栗)藤岡健一
3 6 シャインガーネット 牝4 54 田辺裕信 1.20.1 ハナ    15-15 32.7 9 17.9 476 +2 (美)栗田徹
2 4 エーポス 牝4 54 岩田康誠 1.20.3 1 1/4    03-03 33.7 7 13.7 456 0 *(栗)北出成人
4 7 セイウンコウセイ 牡8 57 内田博幸 1.20.4  1/2    09-08 33.4 14 83.0 504 0 *(美)上原博之
1 2 ビッククインバイオ 牝4 54 大野拓弥 1.20.4 ハナ    13-12 33.2 12 54.5 486 0 (美)牧光二
10 1 1 エアアルマス 牡6 56 松山弘平 1.20.4 クビ    05-07 33.6 4 8.6 482 -16 (栗)池添学
11 2 3 グルーヴィット 牡5 56 石橋脩 1.20.4 ハナ    09-08 33.4 6 10.5 502 +2 (栗)松永幹夫
12 7 14 タイセイビジョン 牡4 56 ルメール 1.20.5 クビ    12-12 33.3 2 4.3 486 -4 (栗)西村真幸
13 7 13 エングレーバー 牡5 56 浜中俊 1.20.6  1/2    05-05 33.9 3 6.8 442 -6 (栗)中内田充
14 B8 15 イッツクール 牡5 56 北村宏司 1.20.9 2    08-08 34.0 15 318.2 486 0 (栗)武英智
15 4 8 ショウナンライズ 牡8 56 丸山元気 1.21.0  1/2    17-16 33.5 17 402.6 470 0 *(美)上原博之
16 8 16 シーズンズギフト 牝4 54 杉原誠人 1.21.0  1/2    09-11 33.9 11 49.3 492 -4 (美)黒岩陽一
17 8 17 カタナ 牡6 56 小野寺祐 1.21.8 5    15-16 34.3 16 335.4 522 +16 *(美)上原博之

 

G1【安田記念】に向けての前哨戦【京王杯スプリングカップ】。

今年の場合、本番【安田記念】が混戦になる可能性がある(京王杯が行われた時点では、昨年の春秋マイル王・グランアレグリアの参戦が未定)ため

「京王杯の好走馬が本番でも激走の可能性あり」

ということで、例年以上の注目を集めた。

そんな1戦を制したのは1番人気のラウダシオン。

昨年5月、G1【NHKマイルカップ】を制して以来、約1年ぶりの勝利。前走【高松宮記念】14着からの逆襲に成功したという点も含めて、陣営の喜びも大きいだろう。

心からの祝福を申し上げたい。

 

大一番への前哨戦だけに

さて、冒頭でも記したように、このレースは大一番【安田記念】の前哨戦。

当然、ここでの結果もさることながら

「本番で(出走したと仮定して)どれだけやれるのか!?」

という点こそが最も重要になるはずだ。

そこで、上位2頭を私たちなりの視点で解説、さらにもう一頭、今後のマイル路線で期待したい1頭をピックアップした。

ぜひ、ご覧いただきたい。

 

1着ラウダシオン⇒さすがはG1馬!しかし、、、

レース後、デムーロ騎手は次のような話をしている。

ちょうど1年前にNHKマイルCを勝ちましたが、その後はどうも展開が向かなかったり、馬場が合わないところがありました。

今回は【NHKマイルカップ】を勝った時と同様に、好位2番手を追走。そのまま直線で抜け出すという、この馬が最も得意とする形。

また、実績のある東京&この馬のキレを活かせるパンパンの良馬場。

さすがはG1馬。自分の条件で戦えたならG2では負けられない。

お見事!ラウダシオン

着差は2着に半馬身差と大きくはなかったが、これは抜け出すと集中しきれない面があるようで、追い出しを待った部分が影響しているのだろう。

全く気にする必要はないと考える。完勝にはかわりない。

その一方で、個人的な感覚を申し上げると、

NHKを勝った時のような迫力はまだ感じない

 

もっと良くなるはずだ

手前味噌をなり大変恐縮だが1年前の【NHKマイルカップ】の際には、9番人気の低評価だったが、私たちキングスポーツは

イチオシ好調教馬に指名!Youtubeなどで公開!

案の定、低評価を覆す形で激走を見せてくれた。

参考⇒NHKマイルカップ 2020 好調教馬

 

早い段階からラウダシオンに注目し、そして高評価を宣言してきた私たちだからこそわかる「動きの違い」がある。

個人的に、最も素晴らしいと評価しているのは

良い意味で馬体の大きさ(500キロオーバー)を感じさせない軽快な動き!

父の父にあたるディープインパクトを思わせる走りっぷりに、興奮させられたことを覚えている。

それと比べると、まだ物足りない。

だが、逆に考えれば、もうワンランク良くなる余地が残っているということ!

そして、良くなれば大一番でも馬券圏内の可能性は十分にあるのではないだろうか。

私たちもしっかり調教はチェックしていこうと思う。

 

2着トゥラヴェスーラ⇒今が最盛期!

ラウダシオンから半馬身差の2着に入ったのがトゥラヴェスーラ。

前走、初G1挑戦だった【高松宮記念】で16番人気ながら4着。

当時が重馬場だったことで「馬場が向いたのか?」といった声もあったようだが、良馬場の今回も見事に激走。

もう、本物とみて間違いないだろう。特に直線での伸びのある動きは見事だった。

レース後、鞍上の鮫島駿騎手は

力をつけていますね」

と語っている。

現在6歳のトゥラヴェスーラ。一昔前なら「大ベテラン」の部類。

だが、調教技術も進化している昨今の競馬界。

トゥラヴェスーラはもちろん、高齢になっても力をつけてくる馬がいる。

年齢という先入観で馬を見ては絶対にいけない!そんなことを感じる。

 

折り合いの進化

精神面の進化で

実は進化しているのは走力だけではない。

鮫島駿騎手は「折り合い」面の成長についても言及しているが、確かに前走【高松宮記念】あたりから、非常に落ち着きが目立つようになっている。

少し前までは気性に若さがあるため、勢いに任せて「好位から前で勝負」というケースも少なくなかった。

だが、折り合いに不安がなくなった今、後方でじっくり溜められる。

この分なら、マイルくらいまでは十分に対応できるかも!

【安田記念】での勝利まではイメージできないが、3着争いなら!

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

上位2頭はもちろん素晴らしいが、もう1頭だけ付け加えておきたい。

 

6着シャインガーネット

レース後の田辺騎手のコメントが非常に印象的。

「スピードはあるのですが、気だけで走っています。ですから、コントロールの利きづらいところがあります」

気だけで走って、コントロールが利かないにもかかわらず、牡馬相手にG2で6着。それも上がり3ハロンは2番目のタイムでまとめるのだから、その潜在能力に驚かずにはいられない。

確かに、前半から鞍上が苦しんでいたことは明らかだった。

それでも、気性面を理由に、仮に1200Mに出走したとすれば、そこで通じるとは思えない。
スピードあるが、スプリンターのような最初からガンガン押していくようなものとはタイプが異なる。

あくまでも1400M~1600Mあたりで勝負してほしい!

気性面の進化があれば、すぐに重賞でも勝ち負けできると思う。

今後、私たちがシャインガーネットを指名することがあれば!

気性が成長したんだな

と思っていただいて結構だ!期待も込めて未来の主役に指名しておきたい。

 

 

【京王杯スプリングカップ 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ラウダシオン(M.デムーロ騎手)
「ちょうど1年前にNHKマイルCを勝ちましたが、その後はどうも展開が向かなかったり、馬場が合わないところがありました。今日は良馬場で展開も向きました。これなら走れるだろうと思っていました。
NHKマイルCの時と同じように手応えは抜群でしたが、早く先頭に立つと物見をするので、追い出しを待ってレースをしました。これで次の安田記念が楽しみになりました。しかし能力はありますが、スムーズにレースができないと結構イライラしてしまい、能力が出せないことがあります。
今日はファンが入場して、朝から全然雰囲気が違いました。暖かい応援をいただき、ありがとうございました」

2着 トゥラヴェスーラ(鮫島克駿騎手)
「1400mなので、いつもより折り合いを重視しました。良い感じで直線に向けましたし、良いところまで来ています。力をつけていますね」

3着 カイザーミノル(荻野極騎手)
「好位で運べましたし、勝ち馬を見ながらロスなく進めることができました。あと少しでした」

4着 ミッキーブリランテ(和田竜二騎手)
「ゲートが決まって、理想的な位置を取れました。東京の決め手勝負にも対応できましたし、しぶとく食らいついています」

5着 ビオグラフィー(三浦皇成騎手)
「ゲートが速く馬なりで先行できました。それに2番手の馬がペースを作ってくれたので、単騎でマイペースで行けました。直線半ばまでは”これなら”と思いましたが、最後に甘くなってしまいました。1200mならもっとパフォーマンスが上がると思います」

6着 シャインガーネット(田辺裕信騎手)
「スピードはあるのですが、気だけで走っています。ですから、コントロールの利きづらいところがあります」

7着 エーポス(北出成人調教師)
「スタート後ぶつけられて怒っていました。岩田騎手は『勝ち馬を前に見る形でしたが、4コーナーで反応した時、こちらはガス欠になっていました』とのことでした。地力で伸びましたが、掛かった分伸びを欠きました」

12着 タイセイビジョン(C.ルメール騎手)
「外枠でしたから後ろから運ぶプランでしたが、内の馬が残るレースで外から差し切るのは難しかったです」

13着 エングレーバー(浜中俊騎手)
「スタートしてからずっと右に張っていて、それを抑えるのに精一杯で脚が溜まりませんでした。直線でもモタれっぱなしでした」

(via ラジオNIKKEI 

 

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