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ヴィクトリアマイル 2021【回顧】今回のレースにおける最大の教訓は?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】ヴィクトリアマイル 2021 における勝負の明暗

2021年 5月16日(日) 2回東京8日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第16回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
3 6 グランアレグリア 牝5 55 ルメール 1.31.0    09-10 32.6 1 1.3 498 +2 (美)藤沢和雄
4 8 ランブリングアレー 牝5 55 吉田隼人 1.31.7 4    11-10 33.2 10 75.2 466 -8 *(栗)友道康夫
1 1 マジックキャッスル 牝4 55 戸崎圭太 1.31.7 クビ    09-07 33.5 5 14.7 434 +4 (美)国枝栄
7 14 ディアンドル 牝5 55 団野大成 1.31.8 クビ    05-04 33.8 14 176.9 496 -6 (栗)奥村豊
1 2 シゲルピンクダイヤ 牝5 55 和田竜二 1.31.8 クビ    05-04 33.8 13 125.3 476 +4 (栗)渡辺薫彦
8 18 レシステンシア 牝4 55 武豊 1.31.9 クビ    03-02 34.1 2 7.1 504 -2 (栗)松下武士
6 11 ダノンファンタジー 牝5 55 藤岡佑介 1.31.9 クビ    14-14 33.0 9 58.7 472 +2 *(栗)中内田充
3 5 デゼル 牝4 55 川田将雅 1.31.9    11-12 33.2 4 13.7 478 +2 *(栗)友道康夫
4 7 マルターズディオサ 牝4 55 田辺裕信 1.32.2 1 3/4    07-07 34.0 7 40.8 450 -2 (美)手塚貴久
10 2 3 クリスティ 牝4 55 斎藤新 1.32.3  1/2    01-01 34.7 15 181.3 488 +2 (栗)杉山晴紀
11 6 12 サウンドキアラ 牝6 55 松山弘平 1.32.3 クビ    07-07 34.1 6 27.5 458 -4 (栗)安達昭夫
12 5 10 レッドベルディエス 牝5 55 石橋脩 1.32.4 クビ    18-17 33.2 17 301.0 476 +12 (美)鹿戸雄一
13 8 16 リアアメリア 牝4 55 福永祐一 1.32.4    17-17 33.2 8 57.0 486 -6 *(栗)中内田充
14 5 9 テルツェット 牝4 55 M.デム 1.32.4 クビ    14-14 33.5 3 13.6 426 +8 (美)和田正一
15 8 17 スマイルカナ 牝4 55 柴田大知 1.32.6  3/4    02-02 34.9 12 103.9 432 +6 (美)高橋祥泰
16 7 15 アフランシール 牝5 55 大野拓弥 1.32.6    14-14 33.7 18 487.7 506 +8 (美)尾関知人
17 7 13 プールヴィル 牝5 55 三浦皇成 1.32.8 1 1/4    11-12 34.1 11 90.3 442 -14 (栗)庄野靖志
18 2 4 イベリス 牝5 55 酒井学 1.36.5 大差    03-04 38.5 16 207.2 482 0 (栗)角田晃一

 

とにかくグランアレグリアが強すぎた。

レース後、9レースで通算1400勝を達成していたルメール騎手が

ここでは違うレベルでした

とコメントしていたが、全くその通りだろう。

もはや牝馬限定戦に出走するのは反則に近いかもしれないね。笑

見事なG1・5勝目であると同時に、古馬G1マイル戦の完全制覇も達成。

本当におめでとう!そして、素晴らしい走りをありがとう!

 

例えグランアレグリアは強くても

グランアレグリアの強さは誰が見てもわかると思うので、ここまでにしたい。

むしろ、馬券を買う側の立場として、今回のレースで重要だったのは相手関係だった。

私たちは戦前、至るところで

「グランアレグリア絡みでも高配当が獲れるレース」

だと言い続けた。

そう考えた理由は以下の通りだ。
実際に会員様などにご紹介した解説を一部抜粋の形で掲載したい。

グランアレグリアは強い。

ただし、相手関係に関しては、むしろ荒れる可能性が高いという見方をしている。というのも、G1だけに、有力馬であればあるほどチャンスは小さくても、勝ちを狙いにいく競馬をするからだ。勝ちを狙いにいくということは、当然グランアレグリアを意識しながら、マークをしながらレースを運ぶということ。それはつまり「自分のリズムで競馬できない」ということになる。競馬に限った話ではないだろう。一般の仕事でもそうだろうが、自分のリズムで仕事ができた時とそうでない時の成果には、大きな開きがあるはずだ。タダでさえハイレベルなG1レース。
自分のリズムで競馬ができない馬に待っているのは、苦戦だと考える。それだけに、狙いは「無欲で走れる立場の伏兵」

 

抜けた馬がいる=その他の馬は混戦

基本的に、1強のレースというのは、1強の力が抜けていることもあるが、同時に

その他の馬たちが混戦

だということの裏返しでもある。

そういった中で2~4番人気に推される馬というのは「押し出された人気馬」なのだ。

対象的に、混戦であるがゆえに、人気は低いが実績はそれなりにあるという馬もいる。

勝ちにいかなくてはいけない(自分のリズムで走れない)押し出された人気馬と、実は実績がありながら気楽に走れる伏兵。どちらにチャンスは大きいのか?

答えが「後者」であることを今回の結果は証明している

何と言っても、掲示板に入った5頭のうち、3頭が単勝二桁人気馬なのだから。

 

人気が逆だったら

例えば今回10番人気ながら2着に入ったランブリングアレー。

彼女は本当に「謎の低評価」だった。

マイル実績こそやや乏しいが、2走前にはマジックキャッスルと差のない競馬をして、前走の重賞【中山牝馬S】も道悪とはいえ勝っている。

こうした馬が気楽に走れる立場にいれば激走も納得!

幸い、彼女を指名できたことで馬券を射止めることができた。感謝している。

 

だが、仮にランブリングアレーとレシステンシア(2人気ながら6着)の人気が逆だったどうだっただろう?

結果が逆になっていた可能性も十分にあると思う。それだけ

今回のような1強レースにおける人気順というのは、レースに及ぼす影響が大きい。

40年以上の予想家生活の中から導き出した、私たちなりの確固たる結論だ。

 

馬単体について語るべきレースではない

そういえば、今回の3着馬マジックキャッスルは昨年の【秋華賞】で10番人気ながら2着に。

このレースも、断然人気のデアリングタクトが優勝しながら、相手には伏兵が突っ込んだレース。
(3着も9番人気馬)

もちろん、キングスポーツは馬連2,670円をキッチリ射止めている。

そのことを覚えていた方なら、今回も勝てただろう。

とにかく、今回のようなレースは、馬単体に言及してもあまり意味ないと考える。

繰り返すようだが、1強&混戦の時は、人気順が着順に及ぼす影響が大きい。
そのため、上位にきた馬も、下位に沈んだ馬も紙一重だとみてよいからだ。

それよりも、今回の教訓を、今後の1強のレースに活かすことの方が重要だ。

 

オークス、ダービーはどうする?

目の前には3歳世代の頂点を決める大一番!
今週【オークス】&来週【ダービー】が目の前に迫っている。

いずれも、無敗の2冠達成を狙うソダシ&エフフォーリアという断然の主役が出走を予定!

 

さあ皆様はどうするだろう?

今回のグランアレグリアのように、ソダシやエフフォーリアを「名実共に1強」だと考える方は、ぜひ彼らから穴を狙ってほしい。

とはいえ競馬の考え方はひとつではない。
中には「彼らは人気はともかく能力面は1強ではない」
という見方をする人もいるだろう。

そういった方は、敢えて他の上位人気馬から積極的に攻めるというパターンがあってもよい。

【ヴィクトリアマイル】を射止めたキングスポーツはどういった勝負に挑むのか?

有料会員様には最終的な結論まで、Youtubeで楽しんでくださる方には注目馬のみだが、今週もご案内する予定。

ぜひ、楽しみにしていてほしい!

 

レースを見逃した方はコチラから

【ヴィクトリアマイル 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 グランアレグリア(C.ルメール騎手)
「やはり強かったです。スタートは速くないのでミドルポジションでしたが、馬のリズムは良かったです。直線では外に出すと自分からハミを取って自分からギアアップしてくれました。前走とは違い今日は自分の能力を見せてくれました。ここでは違うレベルでした。これでGIレースは5勝目となりましたが、また勝てるでしょう。私自身は今日1400勝を達成して、そしてGIも勝ててとても嬉しいです。ファンの皆さん応援ありがとうございました」

(藤沢和雄調教師)
「いつもより気も入っていましたが、競馬は穏やかに走っていましたし、折り合いも随分上手になりました。速い馬が多く中団からでしたが、いい感じだったと思います。相手も強かったですが、持ったままで馬なりで来られたので良かったです。元々強い馬ですが、良い内容だったと思います。この後はオーナーと相談になりますが、使えるレースも限られるので安田記念になると思います。前走はスタンド前からのスタートですが、東京の2000mなら持ちそうな気がします。牡馬相手ですが、秋は天皇賞に向かいたいと思います。前走はダメでしたが、今日は随分と高い支持でありがとうございます。また応援してください」

2着 ランブリングアレー(吉田隼人騎手)
「左回りは初めて乗せてもらいましたが、乗りやすかったです。リズム良く運べて、インの良いところにはまることが出来ました。直線でこれならと思ったところで勝ち馬は馬なりでしたから、強かったです。ただこの馬もよく伸びて2着に来てくれました」

3着 マジックキャッスル(戸崎圭太騎手)
「イメージ通りの競馬が出来ました。道中のリズムも良く、直線で前が開いてからもしっかり伸びています。堅実に走ってくれますね」

4着 ディアンドル(団野大成騎手)
「頑張ってくれました。前に行く馬は思っていた通り行ってくれて、ポジションはつけたいところにつけられました。レースはスムーズで追ってから反応してくれて、坂を上り切ってからも反応してくれました。馬が良くなっていましたし、これからさらに良くなりそうです」

5着 シゲルピンクダイヤ(和田竜二騎手)
「思ったよりもペースが緩くていい位置を取れました。直線で前が開いた時は突き抜けるかと思ったのですが、相手が強かったです。それでも力は出し切ったと思います」

6着 レシステンシア(武豊騎手)
「あの枠でしたから行きたい馬を行かせて運びました。3番手で折り合いもついて、自分のタイミングで抜け出しましたが、最後は甘くなってしまいました」

7着 ダノンファンタジー(藤岡佑介騎手)
「溜めて行く作戦で、じっくりと後方からレースを進めました。直線で良い脚を使ってくれて、差のないところまで差を詰めてくれています。ただもう少しタフな流れになると思っていたのですが、あの流れだとこれが精一杯です」

8着 デゼル(川田将雅騎手)
「良い位置で運ぶことが出来ました。最後まで頑張ってくれましたし、良い内容だったと思います」

9着 マルターズディオサ(田辺裕信騎手)
「1200mの後でも気負わずに雰囲気が良かったです。上手くいったと思ったのですが、少しバテてしまったようで残念です」

10着 クリスティ(斎藤新騎手)
「道中リズム良く行けましたが、やはり相手が強かったです。それでもまだ4歳ですからこれから成長してくると思いますし、一緒に歩んで行けたらと思います」

11着 サウンドキアラ(松山弘平騎手)
「良い位置で流れに乗れましたが、最後は伸びませんでした」

13着 リアアメリア(福永祐一騎手)
「スタートを上手く出せませんでした。この馬も伸びてはいますが、ペースが落ち着いてしまいました」

14着 テルツェット(M.デムーロ騎手)
「パドックで少し興奮していて、この舞台にプレッシャーを感じていたようです。スタートは出ましたが、二の脚がなく、この馬場でついて行けませんでした。3コーナーから4コーナーでは手応えがあったのですが、直線はジリジリという伸びでした。内が開いていましたが伸び切れませんでした」

15着 スマイルカナ(柴田大知騎手)
「今までで一番落ち着いていました。2番手でも折り合って良い形で行けました。これでまた変わってくれればと思います」

18着 イベリス(酒井学騎手)
「スタート前の輪乗りでは大人しくしていました。スタートしてからは行き切れませんでした。心房細動を起こしたのだと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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