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小倉2歳ステークス 2019【回顧】上位勢の将来性はどうか?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】小倉2歳ステークス 2019 における勝負の明暗

馬 名 性齢 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 10 マイネルグリット 牡2 国分優作 1.10.5      05-03 36.2 3 (栗)吉田直弘
4 5 トリプルエース 牡2 和田竜二 1.10.5 クビ    11-09 35.9 2 *(栗)斉藤崇史
3 3 ラウダシオン 牡2 武豊 1.10.6  1/2    11-12 35.9 4 *(栗)斉藤崇史
8 13 ゼンノジャスタ 牡2 田中健 1.10.7  1/2    08-06 36.2 8 (栗)浅見秀一
5 7 カイルアコナ 牝2 川田将雅 1.10.8 クビ    03-02 36.7 1 (栗)高橋義忠
2 2 テーオーマルクス 牡2 浜中俊 1.10.8 クビ    02-01 37.0 5 (栗)宮徹
7 12 カリニート 牡2 幸英明 1.10.9  1/2    08-06 36.4 10 (栗)大根田裕
3 4 ヒメサマ 牝2 岩田望来 1.11.0  1/2    03-03 36.9 12 (栗)梅田智之
5 8 ホープホワイト 牝2 酒井学 1.11.3 1 3/4    05-06 37.1 11 (美)武井亮
10 6 9 シゲルミズガメザ 牡2 岩崎翼 1.11.3 クビ    08-09 36.8 7 (栗)鈴木孝志
11 8 14 ミントティー 牝2 秋山真一 1.11.7 2    13-13 36.9 14 (栗)高柳大輔
12 1 1 ローランダー 牝2 松山弘平 1.12.0 1 3/4    05-09 37.7 13 (栗)湯窪幸雄
13 7 11 グランドデューク 牡2 西村淳也 1.12.4 2 1/2    14-14 37.1 9 (栗)庄野靖志
14 4 6 ヒバリ 牝2 福永祐一 1.15.5 大差    01-03 41.8 6 (栗)加用正

 

夏競馬の締めくくりとなる最終週の重賞らしく、見応えのあるレースだった。

幸い、私たちキングスポーツは馬券を射止めることができたが、そういった点を抜きにしても、ゴール前の追い比べには興奮させられた。

 

中でも、軸馬でもあった優勝馬マイネルグリットには祝福と感謝の気持ちを送りたい。

レース後、鞍上の国分優作騎手は

「思い通りに、人気馬を見つつの競馬ができました。この馬の力を信じて早めのスパートで、しっかりと伸びてくれました」

と語っていたが、まさにその通り。

直線でのしぶとい末脚は能力の高さを感じさせてくれるもの。

尚、国分優作騎手は2015年【函館SS】以来、4年ぶりの重賞制覇らしいから、今夜はゆっくりと勝利の美酒を味わってほしい。

 

さて、2歳戦といえば、やはり気になるのは「各馬の将来性」

【小倉2歳ステークス】の場合は、3年前の優勝馬レーヌミノルが、翌春のG1【桜花賞】を制したような実績もあるだけに、当然、今年の面々にも期待がかかる。

 

では結論にいこう。

今回は

上位3頭の将来性に大きな期待をしたい!!

 

将来性を評価する上でのポイントは?

私たちが2歳戦を振り返る上で大事にする考え方は極めてシンプル。

条件がハマっての勝利なのか否か

これに尽きる。

 

例えば2着馬に5馬身も6馬身もつけるような馬が現れたとする。

だが、明らかに距離やコースがハマっているようなケースもある。その場合は決して高く評価しない。

なぜなら、現役中に、全く同じ条件で走れることなど何度もないのだから。

上を狙っていく馬であればあるほど、様々な条件を克服しなければならないのだ。

 

今回の上位3頭は違う

その点、優勝した今回の上位3頭は違う。

直線での激しい追い比べで見せた末脚は素晴らしく、間違いなく一流のそれ。

だが、恐らく「小倉芝1200Mはベストではなかった可能性が高い」とみる。

例えばマイネルグリットの場合は新馬戦を「重馬場の中京マイル」というタフな条件で快勝しているように、1800M~2000Mくらいまでは余裕でこなしそうだ。

 

2着のトリプルエースはどうか?

レース後、鞍上の和田騎手が

「距離が延びても大丈夫です。走る馬です」

と語っていたが、同感。かなりスタミナがありそうに見える。少なくともマイルくらいまではやれると思う。

 

最後の3着のラウダシオンだ。

レース後、鞍上の武豊騎手は

「スタートで前に出なかったし、道中もギコちない走りでした。このコースの1200mの距離は合っていない感じです」

と語っていた。

恐らく、3頭の中でも最も1200Mが向かない馬じゃないかな?笑

じっくり流れるペース、やはり1800M~2000Mあたりで脚を溜められるレースを見てみたい。

 

ということで長くなったが、上位3頭の将来性にはぜひとも注目してほしい。

 

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4着・ゼンノジャスタ

実は今回のレースにおいて、キングスポーツが「予告の☆穴馬」として指名していたのが、このゼンノジャスタだった。(優勝したマイネルグリットと共にフォーメーションの1着軸に据えた)

結果は4着だから陣営としては納得していないだろうが、それでも8番人気という評価を思えばよく頑張ったと言えるだろう。

私たちは指名理由として、以下のような旨を記した。

あまりの条件の違いに馬が戸惑ってもおかしくなかったが、何とハイペースの中を好位追走したかと思えば、直線でも崩れることなくゴールしたのだ。
走力はもちろんだが、条件の違いにも動じない精神的な強さは、競走馬としての「完成度の高さ」を証明するものではないだろうか。

弾けるような面を見せた訳ではないが、それでも道中、直線と常に落ち着いてレースを勧めていた。
まさに、私たちが期待した完成度の高さを見せてくれた。

恐らく、この先も「自分の力通り」には走り続けてくれるだろう。相手のレベルさえ見極めれば、軸、相手どちらでも買いやすい馬だと思う。

覚えておいてほしい。

【小倉2歳ステークス 2019】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 マイネルグリット(国分優作騎手)
「思い通りに、人気馬を見つつの競馬ができました。この馬の力を信じて早めのスパートで、しっかりと伸びてくれました。馬場状態が読めなかったので、枠を気にせず、良い形に持っていこうと、そこを重視しました。良いポジションにはまりましたし、馬の力を信じて乗りました。交わしてから長く感じましたが馬が一生懸命走ってくれて、本当にありがたいです。まだ完成形ではなく、楽しみが広がる、素晴らしい馬です」

2着 トリプルエース(和田竜二騎手)
「スタートは上手く出たのですが、両側から寄られる感じで後方からのレースになりました。勝ち馬との差はその分ですね。でも最後の脚力は他馬と違いました。距離が延びても大丈夫です。走る馬です」

3着 ラウダシオン(武豊騎手)
「スタートで前に出なかったし、道中もギコちない走りでした。このコースの1200mの距離は合っていない感じです」

4着 ゼンノジャスタ(田中健騎手)
「ゲートはいつも通り出ましたし、競馬も上手でした。ただ大外枠でずっと外を回らされ、コーナーで外にはじかれる不利もありました。もう少しうまく立ち回るレースができたら結果は違ったと思います」

5着 カイルアコナ(川田将雅騎手)
「上手に競馬をしてくれました。ただ、今日の馬場はこの馬には厳しかったです。軽い馬場でのいい走りに改めて期待したいと思います」

6着 テーオーマルクス(浜中俊騎手)
「楽な感じで直線で先頭に出たのですが、一気に交わされてしまいました。道中少し絡まれたのが、こたえたのかもしれません」

8着 ヒメサマ(岩田望来騎手)
「新馬のときには泥悪でノメっていましたが、今日は馬が力を付けたのか、対応できました。4コーナーではグッと来るところがありましたが...」

11着 ミントティー(秋山真一郎騎手)
「トビが大きく綺麗な走りをする馬ですので、こういう馬場は合わなかったです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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