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日経賞 2021【回顧】先につながる予感あり!次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】日経賞 2021 における勝負の明暗

2021年 3月27日(土) 3回中山1日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第69回日経賞
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 2500m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
3 4 ウインマリリン 牝4 53 横山武史 2.33.3 03-03-03-02 34.7 4 8.5 456 -8 (美)手塚貴久
4 7 カレンブーケドール 牝5 54 松山弘平 2.33.4  1/2 05-05-05-06 34.5 1 2.3 478 0 (美)国枝栄
2 2 ワールドプレミア 牡5 57 石橋脩 2.33.4 クビ 09-09-05-04 34.5 2 5.0 488 +4 (栗)友道康夫
1 1 ヒュミドール セ5 56 吉田豊 2.33.9 2 1/2 09-10-09-07 34.7 8 27.4 466 +2 (美)小手川準
6 10 ジャコマル 牡7 56 田中勝春 2.33.9 01-01-01-01 35.5 13 74.0 468 +4 (栗)松永幹夫
5 8 オセアグレイト 牡5 57 横山典弘 2.33.9 クビ 03-03-03-04 35.2 5 9.9 496 +2 (美)菊川正達
5 9 ムイトオブリガード 牡7 56 北村宏司 2.34.2 1 3/4 11-11-08-07 35.1 12 68.7 500 -10 (栗)角田晃一
7 13 ラストドラフト 牡5 56 三浦皇成 2.34.2 ハナ 13-13-13-14 34.7 3 7.9 462 0 (美)戸田博文
2 3 アールスター 牡6 56 長岡禎仁 2.34.7 2 1/2 13-13-13-15 35.1 10 32.9 506 0 (栗)杉山晴紀
10 6 11 シークレットラン 牡5 56 田辺裕信 2.34.8 1 15-15-15-10 35.1 9 27.5 504 0 (美)田村康仁
11 8 14 ゴーフォザサミット 牡6 56 丸山元気 2.34.9  1/2 08-08-09-10 35.6 14 87.4 518 -2 (美)藤沢和雄
12 7 12 ダンビュライト セ7 56 松若風馬 2.34.9 ハナ 02-02-02-02 36.4 7 18.0 492 -12 (栗)音無秀孝
13 8 15 サトノルークス 牡5 56 大野拓弥 2.35.0  1/2 11-11-09-10 35.7 11 38.8 484 -4 (栗)池江泰寿
14 3 5 ナイママ 牡5 56 柴田大知 2.35.2 1 1/2 06-06-05-07 36.3 15 158.3 474 -8 (美)武藤善則
15 4 6 ウインキートス 牝4 53 丹内祐次 2.35.2 ハナ 06-06-09-10 36.0 6 17.7 460 0 (美)宗像義忠

 

キングスポーツが馬連で万馬券を射止めた、昨年末の【有馬記念】での興奮は記憶に新しいが、そのレースで5着同着だったのが今回の1&2番人気馬。ワールドプレミアとカレンブーケドールだ。

両馬とも実績十分ではあるが、同時に大崩れがないタイプ。

ワールドプレミアもワースト着順は長期休み明けだった昨年11着【ジャパンC】の6着。

カレンブーケドールは全て掲示板圏内だ。

当然、ここでも好走するだろうと見ていたし、案の定だった(2着&3着)

それだけに!そんな2頭を制して優勝したウインマリリンの価値は大きい!

 

久々の勝利!おめでとう

ウインマリリンといえば、昨年5月の【オークス】で2着に激走したほどの実力派。

それだけに、意外に思われるかもしれないが、勝利は昨年4月の【フローラS】以来、約11ヶ月ぶりということになる。

当然、関係者の喜びは大きいだろう。心からの祝福を申し上げたい。

さて、上でも記したように、強豪相手の勝利の価値は本当に大きいと思う。

だが実はもうひとつ、素晴らしさを感じたことがある。

それは、ウインマリリンが「主戦の想像を超える馬だった」ということ。

 

振り返りたい、前走時のコメント

ここで、皆様にご紹介しておきたいのが、前走【AJCC】のレース後コメントだ。

不良馬場も合わなかったのか6着に終わったが、以下のような話をしている。

「思い通りのレースができて、大きく負けていませんし、よく頑張っています。ただ距離が少し長いかもしれません

改めて申し上げるまでもないが【AJCC】は芝2200M。

コメントを見る限り、恐らく鞍上は2000M以下での活躍をイメージしたはず。

だが、それとは逆の芝2500Mで勝利!

しかも、繰り返しにはなるが強豪相手の勝利だ!

参考⇒AJCC 2021 回顧

 

今が進化の途上

フローラS以来の勝利

横山武史騎手は、ウインマリリンの過去8レース中、6レースで手綱をとってきた。

つまり、誰よりも彼女のことを理解している鞍上と言って良いだろう。

それほどの鞍上が彼女の距離適性に気づけないということがあるだろうか?

恐らく、気づけなかったというよりも

馬が鞍上の想像以上の進化を遂げている

という評価が正解かもしれない。

 

さらに上の舞台でも

ウインマリリンは、決して折り合いが抜群というタイプの馬ではない。

だから、やはり本質的には長距離向きではないはず。

実際に、今回のレースでも難しい部分を見せていた。鞍上も「折り合いは厳しかった」という旨の話をしている。

しかし、そんな状態でも勝利を収めたのだ!では、どうして勝てた?

答えは非常に簡単だ。

底力が進化している

これ以外には考えられない。

元々の好素材が、さらに進化を遂げているとなれば、やはり目指すはG1勝利だろう。

相手のレベルは強くても、やはりタイプとしては【宝塚記念】あたりが狙い目か。今日の走りができたら、3着までは十分にありそう。

ぜひ、6月を楽しみにしていてほしい。

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

今回のレースの場合、2&3着馬は好走して当然なので、改めて触れようとは思わない。

それ以外の中で「もっとやれそうだな」という馬を記しておきたい。

 

8着ラストドラフト

レース後の鞍上・三浦騎手のコメントがすべてだろう。

「途中からペースが落ち着いてしまいました。本当はもう一列前で競馬がしたかったです。馬は最後まで脚を使ってくれたので、もったいなかったです」

上がり3ハロンのタイムは勝ち馬と全く同じなのだ。

だが、勝ち馬は4角2番手、こちらは4角14番手。

これでは勝負にならない。まさに、もったいなかったということになる。

だが、位置取り、着順を除けば、レース自体は悪くなかったように思う。

G1となると何とも言えないが、G2くらいなら十分に勝ち負けになる。

今回の敗戦で人気を落とすようなら、次走は美味しいぞ!

 

 

【日経賞 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 ウインマリリン(横山武史騎手)
「最近この馬で良い騎乗が出来なくて、何とか良い結果を出したいと思っていました。内枠を引けましたし、逃げ馬を行かせて、折り合えればというプランでした。道中の折り合いは厳しかったですが、それでも最後はよく伸びてくれました。前に行って粘らせるタイプの馬なので、ゴール前は何とか残ってくれという気持ちでした。デビュー戦の時から良い馬だと感じていましたし、これからも順調に行って欲しいです」

2着 カレンブーケドール(松山弘平騎手)
「スタート良く好位で脚を溜めることが出来ました。早めに外から被されて、我慢する形になりました。最後は差を詰めてきたように、力のある馬だと思います」

3着 ワールドプレミア(石橋脩騎手)
「雰囲気が良かったですし、道中も落ち着いて走れていました。ストライドの大きい馬ですし、徐々に外に進路を求めるような形で、いい感じで3コーナーを迎えられました。上位とは斤量の差が出たと思いますが、とても上手に走っていたと思います」

5着 ジャコマル(田中勝春騎手)
「マイペースで行けました。しぶといです。毎回よく頑張ってくれます」

8着 ラストドラフト(三浦皇成騎手)
「途中からペースが落ち着いてしまいました。本当はもう一列前で競馬がしたかったです。馬は最後まで脚を使ってくれたので、もったいなかったです」

10着 シークレットラン(田辺裕信騎手)
「このクラスに入ってもう少し力をつけて欲しいです」

12着 ダンビュライト(松若風馬騎手)
「スタート良く好位でいつもの競馬ができました。4コーナーで上がっていきたかったですが、最後は手応えがなくなってしまいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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