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札幌記念 2018【回顧】大袈裟ではない!近づいてきた武豊!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】札幌記念 2018 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 Ave-3F 上3F 単勝 体重
1 2 サングレーザー 牡4 57 福永祐一 2.01.1   07-07-07-09 36.13 36.8 2 5.2 488
3 5 マカヒキ 牡5 57 ルメール 2.01.1 ハナ 15-14-13-11 36.30 36.4 1 4.3 506
8 15 モズカッチャン 牝4 55 M.デム 2.01.1 16-16-16-14 36.47 36.0 4 6.9 484
6 12 サウンズオブアース 牡7 57 藤岡佑介 2.01.2  3/4 12-12-13-09 36.30 36.5 13 70.4 496
5 10 スティッフェリオ 牡4 57 丸山元気 2.01.5 1 3/4 05-05-04-03 36.00 37.5 12 57.5 442
5 9 サクラアンプルール 牡7 57 吉田隼人 2.01.5 ハナ 09-09-09-03 36.17 37.1 7 13.1 480
4 7 ゴーフォザサミット 牡3 54 蛯名正義 2.01.7 1 1/4 07-07-07-03 36.13 37.4 8 19.2 498
3 6 クロコスミア 牝5 55 勝浦正樹 2.01.8  3/4 05-05-04-03 36.04 37.7 11 52.6 430
2 4 マイスタイル 牡4 57 田中勝春 2.02.2 2 04-03-01-01 35.79 38.7 6 10.4 454
10 6 11 ナイトオブナイツ 牡5 57 池添謙一 2.02.3  1/2 14-14-13-14 36.30 37.6 15 148.0 456
11 2 3 アストラエンブレム セ5 57 藤岡康太 2.02.4  1/2 09-10-09-11 36.21 37.9 14 98.6 476
12 7 13 スズカデヴィアス 牡7 57 三浦皇成 2.02.4 クビ 12-12-09-08 36.21 37.9 10 24.9 512
13 7 14 ミッキースワロー 牡4 57 横山典弘 2.02.8 2 1/2 11-11-09-11 36.21 38.3 3 5.7 482
14 4 8 ネオリアリズム 牡7 57 モレイラ 2.02.9  1/2 03-03-03-03 35.91 39.1 5 7.6 512
15 1 1 マルターズアポジー 牡6 57 柴田善臣 2.03.0 クビ 01-01-02-02 35.79 39.5 9 22.9 530
16 8 16 アイトーン 牡3 54 国分恭介 2.04.5 9 02-02-04-16 36.04 40.4 16 183.0 468

※横にスクロールできます

 

今回の【札幌記念】を見終えた時に、最初に頭に浮かんだ思い、それは「非常に質の高いレースを見せてもらったな」というものだった。

前半の1000Mが59秒1というラップは、稍重の芝という点を考慮すれば速いもの。いわゆる「レースが流れた」状態であり、どの馬にとっても厳しい戦いだった。

そうなると、各馬の底力、総合力が問われることになる。

上位を争った3頭は、言うまでもなく実績十分な面々。稀にみる激しい追い比べは、上にも書いた通り「質の高いもの」だった。また、4着のサウンズオブアースも前走【目黒記念】こそ良くなかったが、元々は何度もG1で上位争いをしていたような馬。ある意味では当然の結果だったといえる。

 

はっきり言ってしまえば、穴の予想家にとっては歓迎の結果ではない。1番人気&2番人気の組み合わせは、ある意味で「1番獲れない馬券」かもしれない。

キングスポーツは、優勝したサングレーザーからの勝負を選択しながら、高配当馬券を狙って相手に伏兵を並べたため、敢えて1番人気マカヒキの評価を下げ、馬券は逃している。

 

熱い戦いがファンの人の心を掴むんだ

だが、そういった部分は一先ず置いておいて、時には、実績上位の面々が火花を散らすような質の高いレースは必要だろう。

熱い戦いが見たいんだ!

サッカーのワールドカップだって、現在行われている甲子園大会にしてもそうだろうが、質の高い、本気の熱い戦いには、人は無条件で心を奪われる。

ひょっとしたら、今日の札幌記念が競馬初体験だったという人もいるだろう。その人は、もう競馬から離れられない筈だ。今頃「次にサングレーザーやマカヒキが出てくるのはいつだよ!」などとネットで検索しているかもしれないね。笑

 

こうやって、競馬人口が少しでも増えていったら嬉しい。これが競馬に携わる人間としての素直な思いだ。

 

強かった優勝馬だが東京はどうか?

さて2着マカヒキ、3着モズカッチャンに関しては、G1馬ということもあり、考え方によっては「当たり前の走り」と言えるかもしれない。休みを叩かれたことで次は更によくなるだろう。秋が本当に楽しみだ。

一方、確かな強さを備えている一方、G1を勝っていない事実と、未知の距離という部分から、様々な見方をされていたのが優勝したサングレーザー

サングレーザーの今後は?

終わってみれば堂々の勝利だが、今後という点に関しては、どうだろう?

率直な印象は「中距離でもやれることは確か。だが最大の武器である一瞬のキレ味は、東京向きではないかも」というもの。そういえば、6月の【安田記念】でも5着に負けていた。

【天皇賞秋】は視野に入ってくるだろうが、ローテーションの選択には注目だ。

 

大袈裟ではない!近づいてきた武豊!

そんなサングレーザーにとっての最大の強みは、ひょっとしたら鞍上の福永祐一かもしれない。

本当に素晴らしい騎乗だった。ダービーを勝った影響なのか、完全に一皮むけている!

詳しくはレースをVTRで見て欲しいが、今回の勝利の最大の要因は、追い出すタイミングをマカヒキよりもあとにズラしたこと!その分の「ハナ差」だと断言できる。

あのワンタイミング、いや、ツータイミングを待てる勝負勘が、ダービーを勝った者にだけ与えられるものかもしれない。ちなみに(土)勝負レース【新潟最終R】の的中も、彼の好騎乗によるものだった。

勝ち星云々ではなく、本当の意味で彼が尊敬する武豊の背中は近づいてきているのかも。今後も目が離せない!

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

次走こそ狙え!この馬が未来の主役だ!

今回の「未来の主役」としてご紹介するのは

9着のマイスタイル

今後が楽しみだ

触れた通り、今回のレースは前半から速い流れだった。もちろん、全ての出走馬にとって厳しい「流れた」レースだったが、特に前々で走っていた馬には苦しかったと思う。

その激流の中、一時は先頭に立ったのだ。その名の通り、信念を貫くまさに「マイスタイル」で負けて強し。

次走、ただのオープン特別などに出走では上位人気馬に支持されてしまうだろうが、あえて今回の挑戦のように【毎日王冠】など、格のあるレースへ挑戦した際は、是非とも買いたい伏兵馬となるだろう。

どうか覚えておいてほしい。

 

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【札幌記念 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 

【札幌記念 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 サングレーザー(福永祐一騎手)
「距離が持つかどうかでしたが、持たないなら仕方がないというレースをしようと思っていました。手応えは良かったのですが、スペースが無くて、突破口を見つけられなかったです。ただ、1頭分だけ開いた所に入れて、馬もよく頑張ってくれました。2000mをこなして、選択肢も広がったと思います」

2着 マカヒキ(C.ルメール騎手)
「馬が良い気持ちで走っていて、さすがマカヒキという感じでした。最後も良く伸びています。ただ、この馬場で休み明けという分、最後は少し疲れていました」

3着 モズカッチャン(M.デムーロ騎手)
「直線で行くところがありませんでした。ラスト100mだけで出したのですが……。ただ今日は休み明けでしたし、よく頑張っています」

4着 サウンズオブアース(藤岡佑介騎手)
「一瞬勝てるかという競馬でした。体調が戻ればまだまだやれると証明できたのは良かったと思います。ただ、惜しい競馬は要らないと思いましたし、もう一押しできれば……」

5着 スティッフェリオ(丸山元気騎手)
「一気にメンバーが強くなって、厳しい流れの中でもよく頑張ってくれました。ずっと右手前だったので、どこかで手前が替わっていれば違ったかもしれません」

6着 サクラアンプルール(吉田隼人騎手)
「後ろから行く馬に有利な流れになるだろうと思っていました。ただ、函館記念のように馬群が詰まってくれれば良かったですね。1頭になってフワフワするところがありました。結果的にですが、今日はもう少し仕掛けを遅くしても良かったかもしれません」

7着 ゴーフォザサミット(蛯名正義騎手)
「この流れに乗れたことは評価できますし、手応えの悪い中でも最後まで抵抗していました。良い経験になったと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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