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【回顧】2017 札幌記念】における勝負の明暗

こちらのコラムでは「結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしている。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えているからだ。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになるだろう。

札幌記念の回顧⇒一皮剥けることができるか?

まずは、1番人気ながら3着惜敗の『ヤマカツエース』⇒4ヶ月半ぶりの実戦での3着。「結果」だけなら悪くはないが、実績が下の2頭にアッサリやられた「内容」を見ると物足りない。悲願のG1勝ちのために、もう一皮剥けることが必須だろう。経験豊富な池添調教師の手腕に注目したい。

次は2番人気『エアスピネル』⇒札幌2000Mという舞台が合っていたとは思わないが、それを差し引いても底を見せてしまった印象。G1馬になれるレースは、相当に限られてきた。可能性があるとしたら、やはろマイル戦だろう。それも脚質転換など刺激策が必要に感じる。このままでは相手なりに走れる馬で終わってしまうぞ!

優勝した『サクラアンプルール』⇒競馬ファンというのは、どうしても「悪い時のレース」が気になってしまうようだ。近2走の凡走が影響しての6番人気だったと思う。だが、その狙い方だと、常に実績のある上位人気しか買えない。つまり堅い配当しか獲れず、儲けることはできない。穴馬券を狙いたいなら、馬の「一番良かった時」を評価する必要がある。(この馬の場合は3走前に、香港G1勝ちのネオリアリズムと0.1秒差)自戒を込めてお伝えしておきたい。

8着に終わった『マウントロブソン』⇒弘法も筆の誤りという言葉がぴったりだ。名手・モレイラ騎手でも馬の能力を発揮することができず。全く流れに乗れず、走っていないだけに見限れない。得意の中山あたりに出てくるなら買うべきだろう。

来年へひと言「狙うべきは、洋芝巧者&使われている強み」

北九州記念回顧⇒第2のスリープレスナイトか?

このレースに関しては、優勝した『ダイアナヘイロー』に尽きる⇒エアスピネルを降ろされた鞍上・武豊の凄みを感じた。
結果で見返したいという思い、更には来年・定年を迎える福島調教師に重賞勝ちをプレゼントしたかったという思いもあっただろうが、そんな事も含めて「ここぞの場面でキッチリと結果を出す」点こそ名手たる所以なのだと再確認した。
もちろん、馬自身も、短距離馬に必要な地力強化もさることながら勢いもあるだけに10月の【スプリンターズS】でも注意が必要だ。
同じ4歳牝馬で、やはり夏に力をつけて【北九州記念】優勝⇒【スプリンターズS】優勝を成し遂げたスリープレスナイト(2008年)とイメージが重なることを最後に付け加えておきたい。

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