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シンザン記念 2021【回顧】調教をどのように見るべき?次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】シンザン記念 2021 における勝負の明暗

2021年 1月10日(日) 1回中京3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第55回日刊スポーツ賞シンザン記念
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1600m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
7 12 ピクシーナイト 牡3 56 福永祐一 1.33.3    01-01-01 35.2 4 13.0 536 -2 (栗)音無秀孝
2 3 ルークズネスト 牡3 56 幸英明 1.33.5 1 1/4  10-09-07 34.8 8 20.4 500 0 (栗)浜田多実
6 10 バスラットレオン 牡3 56 坂井瑠星 1.33.7  3/4  02-02-02 35.5 2 4.2 478 0 (栗)矢作芳人
8 15 ククナ 牝3 54 ルメール 1.33.8  1/2  10-10-10 34.9 1 2.4 450 0 (美)栗田徹
4 6 セラフィナイト 牡3 56 丸山元気 1.34.0 1 1/2  13-13-12 34.7 9 20.7 438 -4 (美)宮田敬介
2 2 ブルーシンフォニー 牡3 56 田辺裕信 1.34.1  1/2  05-07-07 35.4 10 34.2 476 +4 (美)伊藤圭三
1 1 マリアエレーナ 牝3 54 川島信二 1.34.1  14-13-14 34.6 11 38.6 416 +4 (栗)吉田直弘
8 14 ワザモノ 牡3 56 黛弘人 1.34.2 クビ  06-10-10 35.2 13 97.7 504 0 (美)尾関知人
5 9 ルース 牝3 54 池添謙一 1.34.2 クビ  12-12-12 35.0 14 124.9 494 +12 (栗)池添兼雄
10 6 11 レゾンドゥスリール 牡3 56 川田将雅 1.34.4 1 1/4  14-15-14 34.9 5 13.2 460 +4 (栗)須貝尚介
11 3 5 ダディーズビビッド 牡3 56 浜中俊 1.34.5  1/2  06-05-05 36.0 7 16.6 492 0 (栗)千田輝彦
12 5 8 トーカイキング 牡3 56 和田竜二 1.34.6  1/2  02-04-04 36.2 15 176.7 446 0 (栗)西橋豊治
13 4 7 ファルヴォーレ 牡3 56 吉田隼人 1.35.2 3 1/2  06-07-07 36.5 12 46.8 448 0 (栗)高橋義忠
14 3 4 カスティーリャ 牡3 56 松山弘平 1.35.4 1 1/2  06-05-05 36.8 6 13.2 446 +14 (栗)橋口慎介
15 7 13 ロードマックス 牡3 56 岩田望来 1.35.7 1 3/4  02-02-02 37.4 3 8.8 442 -2 (栗)藤原英昭

 

アーモンドアイやジェンティルドンナという後の歴史的名馬を輩出してきた出世レース。

当然、今年も注目を集めたが、制したのは4番人気ピクシーナイトだった。

おかげさまで、キングスポーツは軸馬の1頭だったピクシーナイトの活躍により、3連複勝負での万馬券を的中に成功!

 

尚、無料公開しているYoutubeチャンネルでは

「イチオシの好調教馬」

としてピクシーナイトを挙げていたのだ。

以下の通り、お褒めの言葉をたくさんいただいた。

 

私たちの好調教馬情報が役に立ったのなら何より。

ピクシーナイトには心から感謝している。

▼実際のYoutube番組 ぜひご覧下さい▼

 

さて、私たちの好調教馬が活躍したのは【シンザン記念】だけではない。

実は、今年開幕の【中山&京都金杯】でも、好調教馬に指名した2頭がいずれも馬券圏内へ。

特に【京都金杯】のエントシャイデンは14番人気だ!

手前味噌で恐縮だが、価値ある結果を言えるのではないだろうか。

【京都金杯】⇒13番エントシャイデン(14番人気着)
【中山金杯】⇒3番ココロノトウダイ(5番人気着)

 

当然、皆様は次のように思われるのではないか。

「キングスポーツは調教のどういった点に注目して好調教馬を指名しているのか?」

今回のコラムでは、その部分に焦点を当ててお話したい。

 

好調教馬に対してどういった解説をしてきたか?

皆様の疑問に対するお答えのヒントとして!

今回のピクシーナイト&中山金杯ココロノトウダイの「実際の調教解説文」を一部抜粋の形になるがご紹介してみたい。

まずはピクシーナイト!

1週前&最終追いはいずれも栗東坂路
◆1週前 (30日) 51秒9⇒12秒4
◆最終追い(6日) 51秒5⇒11秒9

2週連続で坂路51秒台だから時計も速いが、特に最終追いは印象的!
追われてからの加速がとてもこの時期の3歳馬とは思えない!

 

続いてココロノトウダイ

2ヶ月開いたが、最終追いの2日美浦坂路で52.7⇒12.4!
時計も速いが、動き、特にラストの伸びが良かった!

 

上の2つの解説文の共通点は?

実は、いずれも

「時計も速いが」

というフレーズを用いているのだ。

 

皆様の中には調教をチェックする際「走破時計」を最重要視される方がいると思う。

いや、競馬専門家の中にもそういった人は少なくないだろう。

確かに、時計は遅いよりは速い方がよい。だが、あくまでも参考。

動きそのものの質を見抜かなくてはいけない。

なぜなら、調教は目的によって、まるでタイムが変わるからだ。

 

走破時計はあくまでも目安で

刺激を入れるために、しっかり時計を出すケースもあれば、敢えて無理をさせずゆったり走らせるケースもある。

だが、例えゆったり走らせていたとしても、好調教馬からは

隠しきれない体調の良さ、動きの良さ

が滲み出てくるもの。

こうした点をキングスポーツは細かく見るようにしている。

そして、その精度の高さは昨今の結果が証明している通り。

 

調教の見方のヒントをお伝えするなら

調教はお任せ!

ハッキリ言って、皆様ご自身で調教の質の良し悪しを見抜くのは容易ではないと思う。

だから、調教に関してはキングスポーツにお任せいただきたい!

決して冗談ではなく、本気でそう思っているよ。笑

 

だが、それを前提に、少しだけ調教の見方のヒントをお伝えしてみよう。

例えばコース追いの場合。

直線の動き、伸びに注目される方が多いと思う。

だが、私たちは「コーナーでの伸び」を重視!

長年の経験から、体調の良い馬は、驚くほどスムーズにコーナーを回ってくるもの。

ぜひ、今後ご自身で調教をチェックするなら、コーナーの伸びには注目してほしい!

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

 

ここまでは調教の見方の話題に終始してしまった。

やはり、私たちに勝利をプレゼントしてくれた勝ち馬に触れないのは失礼だ。ということでピクシーナイト、そして1番人気ながら4着に敗れてしまったククナについて記してみたい。

数行程度の解説にはなるが、どこかで皆様のお役に立てる内容だと思う。

 

1着ピクシーナイト

今回のレース後、福永騎手は

「GIを勝てる能力を持っている馬」

と語っていた。だが、決して重賞を勝ったから、そう語った訳ではない。

実は福永騎手は、以前からピクシーナイトを絶賛している。

以下、前走【秋明菊賞】で3着に敗れた後のコメント。

「駐立が悪くて出遅れたが上位に来てくれた高いポテンシャルを持っているし、修正点を改善すれば大きい所に手が届く馬だと思う」

確かに調教は抜群だった。

だが、それに加えて、3冠騎手に「大きいところに届く」とまで言わせる素材だということを知っていたから、迷わずに軸に指名できた。

まぎれもなく本物!

 

それだけに、もしも今回のレースを見て

「逃げの展開がハマったのではないか?」

とお考えの方がいたら、決してそうではないと断言しておこう。

それと同時に、ジョッキーコメントは「ヒントの宝庫」

重賞に限らず、各レースのジョッキーコメントをチェックしてみると、きっと皆様の予想の幅が広がると思う。

もちろん、勝ち馬だが未来の主役に!

 

4着ククナ

以下、レース後のルメール騎手のコメント

「(大外)枠がかわいそうでした。良いスタートを切ったものの、良いポジションを取ることができませんでした。後ろからリズム良く運んで、スムーズに上がってきたのですが、ペースはあまり速くなく、前の馬が止まりませんでした。この馬も伸びていますが、ラスト100mで疲れてしまいました。良い馬場で良い枠なら、もっと良い結果が出たと思います」

恐らく、こういった意見が出てくるだろう。

「枠のせいにしているようでは、超一線級ではないな」

確かに、それは一理ある。

私も本物中の本物なら、最低でも馬券圏内は確保したのではないかと思う。

それでも、道中のフットワークの軽快さ、伸びやかさは、やはり並の馬ではない。

アーモンドアイやジェンティルドンナのように、牡馬相手にG1をバリバリ勝つような素材とまでは思えないが、今後の成長次第では、牝馬限定ならG1でも上位を争える素材かも?

まだ、見限りたくはない!

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【シンザン記念 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ピクシーナイト(福永祐一騎手)
「前走でスタートの駐立が悪かったのを陣営が重点的に修正してくれて、今日はスタートを切れたのが大きかったです。周りの出方もありますが、逃げる形もありだと思っていました。(2400勝達成は)良かったです。知らなかったですが、良い形で順調に勝ち星を積み重ねられています。
この馬はGIを勝てる能力を持っている馬なので、あとはどういったレースができるかということになります。今日は逃げる形になりましたが、この次のレースですね。その内容次第で、どの距離のGIを狙っていけるのかが見えてくるのかなと思っています」

2着 ルークズネスト(幸英明騎手)
「終いは良い脚を使ってくれたので、惜しかったです。(スタートしてから)向正面に入るくらいまで、折り合いに苦労しました。前半で少しかかってしまい、そこがもったいなかったですが、それでいてあの脚を使っているので能力は高いです」

3着 バスラットレオン(坂井瑠星騎手)
「馬場が前残りでしたし、前目につけようと思っていて、イメージ通りでした。折り合いもつきました。(3着だったのは)前走のレコード決着の反動もあるのかもしれません。初めてだった左回りは上手にこなしてくれました」

4着 ククナ(C.ルメール騎手)
「(大外)枠がかわいそうでした。良いスタートを切ったものの、良いポジションを取ることができませんでした。後ろからリズム良く運んで、スムーズに上がってきたのですが、ペースはあまり速くなく、前の馬が止まりませんでした。この馬も伸びていますが、ラスト100mで疲れてしまいました。良い馬場で良い枠なら、もっと良い結果が出たと思います」

6着 ブルーシンフォニー(田辺裕信騎手)
「ここ2戦より雰囲気が良く、落ち着いてスタートを迎えられました。そのおかげで、ゲートもいつも以上に良いスタートを切ることができました。燃えやすいところがレースで出て、力んでいましたが、直線は踏ん張って良い内容でした」

12着 トーカイキング(和田竜二騎手)
「やりたいレースはできました。具合は良かったですし勝負にいったのですが、もう少し力が……というところです。自己条件ならと思います」

14着 カスティーリャ(松山弘平騎手)
「良い枠で良いポジションにつけられましたが、馬がムキになって、前向きさが勝ってしまいました」

15着 ロードマックス(岩田望来騎手)
「折り合いを欠いてしまいました。それが全てです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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