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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】天皇賞秋 2023 など⇒ジャスティンパレスは「展開に恵まれての2着なの!?」

【先週の重賞回顧】天皇賞秋 2023 など⇒ジャスティンパレスは「展開に恵まれての2着なの!?」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

天皇賞秋 2023 の回顧&未来の主役

2023年10月29日(日) 4回東京9日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第168回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2000m 11頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 7 イクイノックス 牡4 58 ルメール 1.55.2  03-03-03 34.2 1 (美)木村哲也
6 6 ジャスティンパレス 牡4 58 横山武史 1.55.6 2 1/2  10-10-10 33.7 6 *(栗)杉山晴紀
7 9 プログノーシス 牡5 58 川田将雅 1.55.8 1 1/4  11-11-10 33.9 3 (栗)中内田充
4 4 ダノンベルーガ 牡4 58 モレイラ 1.55.8  08-07-07 34.3 4 *(美)堀宣行
5 5 ガイアフォース 牡4 58 西村淳也 1.56.2 2 1/2  02-02-02 35.5 7 *(栗)杉山晴紀
8 11 アドマイヤハダル 牡5 58 菅原明良 1.56.5 1 1/2  07-07-07 35.0 9 (栗)大久保龍
3 3 ドウデュース 牡4 58 戸崎圭太 1.56.6  1/2  04-04-04 35.3 2 (栗)友道康夫
2 2 エヒト 牡6 58 横山和生 1.57.4 5  08-07-09 35.7 11 (栗)森秀行
7 8 ヒシイグアス 牡7 58 松山弘平 1.57.6 1 1/2  04-04-04 36.3 8 *(美)堀宣行
10 1 1 ノースブリッジ 牡5 58 岩田康誠 1.58.0 2 1/2  04-04-04 36.7 10 (美)奥村武
11 8 10 ジャックドール 牡5 58 藤岡佑介 1.58.4 2 1/2  01-01-01 37.9 5 (栗)藤岡健一

これぞ世界No1ホース!

今回の【天皇賞秋】は、2012年以来、11年ぶりとなる天覧競馬。

レース前、両陛下が貴賓席から手を振られた際には大きな拍手が起こるなど、興奮の中にも厳かな雰囲気が感じられたが、レース内容は、歴史的な一戦に相応しい、極めて衝撃的なものだったように思う。

主役はもちろん、イクイノックス。

シンプルに「さすがは世界一の馬(レーティング世界一を半年も守り続けている)」

世界一の走りを堪能

内容については、レース後にルメール騎手が残した「完璧な馬です」というコメントが全てを表しているように思う。

最終的に、前で競馬をした面々がいずれも失速した厳しい流れを好位3番手で追走しながら、直線でも全く脚が鈍ることがない。

スピード、スタミナ、折り合いも含めて、全くスキがないのだ。

ここまでの馬が出現するとは、、、本当に驚いた。

 

「あの馬」に匹敵するかも

ところで、競馬ファンの間では、しばしば「史上最強馬論争」がなされる。

最強馬候補として絡んでくるのは、やはりサンデーサイレンス産駒が登場した90年台中盤以降の馬たちにだろうが、例えば、稀代の逃げ馬・サイレンススズカを挙げる人もいれば、世界のエルコンドルパサーを挙げる人もいるかもしれない。

その後に現れた、何頭もの3冠馬を評価する人もたくさんいるだろう。

一方で、私個人的には、世代を超えた最強馬論争には消極的な人間だ。

同じ条件、同じレースで戦っていなければ、比較しようがないと思っている。

ただ、それを前提として!あくまでも個人的な感覚、体感の話にはなるが、長年競馬を見続けてみた中で、その走りから

「予想家という立場を忘れて、言葉を失うほどの衝撃を受けた」

という意味では、06年【有馬記念】のディープインパクトと、今回のイクイノックスは「2強」かもしれない。

 

今回だけは、誇らせてほしい

それほどの走りが見られたレースを「馬連1点目」で射止められたこと、本当に誇りに思う。

ということで、ここからは、私たちの予告の穴馬☆ジャスティンパレスのお話だ。

先週の成績速報

 

本来、回顧のコラムの目的は「客観的な目でレースを振り返り、明日の夢馬券獲得に向けての糧にする」というもの。的中しようが、不的中であろうが、結果そのものと直結するものではない。

だが、今回だけは「自慢」を許してほしい。

11頭立ての6番人気、つまり「半分より下だと思われた馬」を1週前から「☆穴馬」として指名し、イクイノックスとの馬連厚め1点目(馬連2点勝負)に据えたのだから。

恐らく、関係者の方などを除けば、1週前という早い段階から、ここまでジャスティンパレスを高く評価していた人は、そう多くはないだろう。

 

宝塚記念で大事にした場面とは?

だが、もちろん、自慢だけで終わらせるつもりはないよ(笑)

実はこれから、指名に至った数々の理由の中でも、特に

「前走【宝塚記念】に特化した部分」

の解説文(実際に有料会員様にご提供したもの)を、掲載しようと思う。

もちろん、競馬は常に異なるシチュエーションで行われるものだから、今回の内容と全くそのまま同じケースが起こる可能性はまずない。

だが、大事なのは「考え方」。ぜひ「競馬予想のプロはこういう考え方をするんだ」と思っていただくだけで、皆様にとってプラスになるのではないだろうか。

ということで、以下、解説文。「赤字」の部分が最重要ポイントなので、意識してほしい。

スタミナが求められる淀みのない流れであれば、中距離戦でも十分に対応できることを示したのが、前走の【宝塚記念】3着(イクイノックスから0.2秒差)

当時の鞍上・鮫島駿騎手は、レース後にこんなことを語っていた。
「相手(イクイノックス)の瞬発力で一瞬で抜き去られてしまった」
確かにレースを振り返ると、4角で前にいかれている。ただ、むしろ注目すべきは、一瞬で前にいかれたほど勢いが違った馬に対して、最終的に0.2秒しか差をつけられていない部分ではないだろうか。

粘って脚を伸ばし続けられたのは、やはり長距離王のスタミナがあればこそだと思うし、それが、ここ東京の直線でも必ず活かせると判断した!

 

ジャスティンパレスは恵まれての好走なのか?

イクイノックス以外の好位組が軒並み失速した一方で、3着プログノーシスと共に、後方でレースを運んだジャスティンパレスが直線で浮上した。

それだけに「展開に恵まれての好走じゃないの?」という見方をする人も少なくないと思う。

もちろん、そういった部分もないとはいわない。だが、本当にそれだけだろうか?

ジャスティンパレスは本当に恵まれたの?

というのも、上でご紹介した解説文からもわかる通り、そもそも【宝塚記念】の時点で、相当レベルの高い走りを「中距離戦」でもしていたのだから。

そこを見逃した人が、今回ジャスティンパレスの評価を下げた人だろうし、そういう人は、必ず「恵まれた」と見ているはず。

そうなれば、次のG1(ジャパンカップか有馬記念あたりか?)でもそれほど人気は上がらないだろう。美味しいじゃないか!

「もう一度この馬と高配当を獲れるチャンスは必ずくる!」

感謝と期待を込めて未来の主役に指名し、これからも追いかけようと思う。

 

スワンステークス 2023 の回顧&未来の主役

2023年10月28日(土) 2回京都8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第66回MBS賞スワンS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝・外 1400m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
B2 3 ウイングレイテスト 牡6 57 松岡正海 1.19.9    02-02 34.4 10 (美)畠山吉宏
7 15 ララクリスティーヌ 牝5 55 菅原明良 1.20.0 クビ    04-04 34.2 6 (栗)斉藤崇史
8 18 ロータスランド 牝6 55 岩田康誠 1.20.1  3/4    17-13 33.5 11 (栗)辻野泰之
1 2 ルガル 牡3 55 武豊 1.20.1 ハナ    14-11 33.8 3 (栗)杉山晴紀
B8 16 ウインマーベル 牡4 57 西村淳也 1.20.3 1 1/4    06-06 34.4 7 (美)深山雅史
4 8 グレナディアガーズ 牡5 57 岩田望来 1.20.3    16-16 33.6 2 (栗)中内田充
5 9 アヴェラーレ 牝5 55 川田将雅 1.20.4  1/2    08-10 34.3 1 (美)木村哲也
7 14 インダストリア 牡4 57 丸山元気 1.20.4    11-11 34.1 9 (美)宮田敬介
2 4 トウシンマカオ 牡4 57 横山和生 1.20.6 1    01-01 35.2 4 (美)高柳瑞樹
10 4 7 デュガ 牡4 57 松若風馬 1.20.7 クビ    06-08 34.7 17 (栗)森秀行
11 1 1 エクセトラ 牡4 57 モレイラ 1.20.7 ハナ    08-06 34.8 5 (栗)吉村圭司
12 3 5 タマモブラックタイ 牡3 55 角田大和 1.20.7 クビ    04-04 34.9 15 (栗)角田晃一
13 6 12 ルージュスティリア 牝4 55 坂井瑠星 1.20.7 クビ    11-13 34.4 8 *(栗)藤原英昭
14 5 10 メイショウソラフネ 牡4 57 角田大河 1.20.8  1/2    02-02 35.3 14 *(栗)石橋守
15 3 6 スマートリアン 牝6 55 柴田善臣 1.20.9 クビ    14-16 34.3 13 *(栗)石橋守
16 B6 11 カイザーミノル 牡7 57 藤岡康太 1.21.0  3/4    17-18 34.0 18 (栗)北出成人
17 8 17 サブライムアンセム 牝4 55 池添謙一 1.21.0 クビ    10-08 34.9 12 *(栗)藤原英昭
18 7 13 ミッキーブリランテ 牡7 57 和田竜二 1.21.1  1/2    11-15 34.6 16 (栗)矢作芳人

 

ウイングレイテストを指名できた理由は?

3連単で51万馬券決着になった点からもおわかりの通り、稀に見る大混戦。

そういった中で、優勝した10番人気の伏兵☆ウイングレイテストを1週前から予告できたことは誇りに思うし、穴のキングスポーツならではといったところかもしれない。

では、なぜウイングレイテストを指名できたか?

実は理由は極めてシンプルだ。以下、実際に有料会員様にご提供した解説文をご紹介したい。(ポイント部分を一部抜粋)

ウイングレイテストは、前走、中山芝1600Mの重賞【京成杯オータムハンデ】に出走。勝ち馬で、実績十分のソウルラッシュからクビ差2着だから、それ自体にも十分価値がある。
だが、私たちが注目したのは「行きっぷりの良さ

初めて着用したブリンカーがかなりの効果を発揮したようで、前半から、楽に好位2番手を追走し、そして直線でも粘った。これまでに見せたことのない行きっぷりから「この分なら1400Mに出走でも面白そう」などと思っていたら、案の定出走してきた。それならば、狙うしかないだろう。

 

改めて思う「馬具の重要性」

要するに、マイラーだと思っていたウイングレイテストが、ブリンカーを装着して行きっぷりが激変。

ならば、絶対に1400Mが合うと確信が持てたのだ。

ここで私が強調したいのは、、、、
ウイングレイテストを指名できて凄いだろということではないよ(笑)

そうではなくて「馬具の重要性」だ。

馬具は本当に大事だ!

ウイングレイテストは、2歳馬や3歳馬といった若駒ではない。

重賞勝ちこそなかったが、オープン勝ちの実績を持ち、尚且つ経験も豊富な6歳馬。

それほどの馬でも「ガラッと変わる」のだ。中でも、やはりブリンカーの効果は強烈だと、再確認せずにはいられない。

恐らく、予想をする際に戦績や調教はチェックしても、馬具については意外とチェックが甘いという競馬ファンが多いのではないだろうか。

今回のウイングレイテストにしても、前走からの流れをみんなが注意していたら、まさか10番人気にとどまることはなかったはず。

このコラムをご覧の皆様は、これからは必ず「馬具のチェック」をお忘れなく!きっと、良い馬券がゲットできるはずだ!

 

アルテミスステークス 2023 の回顧&未来の主役

2023年10月28日(土) 4回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第12回アルテミスS
2歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 10頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 4 チェルヴィニア 牝2 55 ルメール 1.33.6    03-03 33.3 1 (美)木村哲也
7 8 サフィラ 牝2 55 松山弘平 1.33.9 1 3/4    06-06 33.4 2 (栗)池添学
8 9 スティールブルー 牝2 55 荻野極 1.34.0  1/2    03-03 33.8 4 *(美)宗像義忠
1 1 ライトバック 牝2 55 浜中俊 1.34.2 1 1/4    06-06 33.7 3 (栗)茶木太樹
2 2 ショウナンマヌエラ 牝2 55 石橋脩 1.34.5 2    01-01 34.5 6 (栗)高野友和
8 10 ラヴスコール 牝2 55 横山武史 1.34.6 クビ    09-09 33.8 5 (美)加藤征弘
7 7 エリカリーシャン 牝2 55 戸崎圭太 1.34.6 クビ    10-09 33.7 7 (美)国枝栄
6 6 ミエノブラボー 牝2 55 丸田恭介 1.34.7  1/2    06-06 34.2 8 *(美)宗像義忠
5 5 シュシュトディエス 牝2 55 三浦皇成 1.35.5 5    02-02 35.4 10 (栗)清水久詞
10 3 3 ニシノコマチムスメ 牝2 55 幸英明 1.35.6  1/2    03-03 35.3 9 (栗)橋口慎介

「決めつけ」は禁物かも。

既に2つの重賞の解説を長々としてきたので、最後はコンパクトにいこう。

優勝したのは、単勝1番人気のチェルヴィニア。

「人気を集める=マークが集中する」状況をものともせずに勝ちきった事実は本当に素晴らしい。

同時に【アルテミスS】が出世レースだということもあり「来年のクラシック最有力候補に!」という競馬ファンの期待は大きくなるだろう。

もちろん、そういった思いを否定するものではないが、一方で、実際に跨っていたルメール騎手のコメントは、冷静に頭に入れておく必要があると思う。

こんなことを言っていた。

手応えは良かったですし、やはり重賞レベルですね。前走もすごく良い競馬をしれくれましたし、今日は勝つ自信がありました。今日で3戦目、また良くなると思いますから、牝馬のGIに行けると思います

重賞レベル、、、牝馬のG1に行ける、、、

絶賛する時は「そこまで褒めるか?」と苦笑したくなるようなこともあるルメール騎手のコメントにしては、あまりトーンが上がっていないようだ。

確かに、良い脚をもっているが、どちらかといえば「競馬の上手さ」で掴んだ勝利という部分も垣間見える。

したがって、素晴らしい馬には違いないし、今後も大崩れはないだろうが「クラシック最有力候補」という考えは恐らく持たない方が良い。「世代トップクラス候補」くらいの、少々厳しい目で見るくらいの方が、結果的に質の高い予想につながる気がする。(もちろん、2着以下の馬たちも含めて)

ぜひ、頭に入れておいてほしい。

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