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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】ユニコーンS 2023 など ⇒明日のダート王候補はいたか?&次に買いたい未来の主役のご紹介も

【先週の重賞回顧】ユニコーンS 2023 など ⇒明日のダート王候補はいたか?&次に買いたい未来の主役のご紹介も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

ユニコーンステークス 2023 の回顧&未来の主役

2023年 6月18日(日) 3回東京6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第28回ユニコーンS
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1600m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
2 3 ペリエール 牡3 56 ルメール 1.35.0      04-03 36.1 1 (美)黒岩陽一
4 7 サンライズジーク 牡3 56 三浦皇成 1.35.5 3    02-02 36.8 7 (栗)矢作芳人
7 13 ブライアンセンス 牡3 56 横山武史 1.35.7 1 1/4    08-09 36.2 2 (美)斎藤誠
8 15 メイショウモズ 牡3 56 戸崎圭太 1.35.7 クビ    15-15 35.5 11 (栗)松永昌博
5 9 グレートサンドシー 牡3 56 川田将雅 1.35.7    12-09 36.2 3 (栗)中内田充
B1 1 オマツリオトコ 牡3 56 M.デム 1.35.7 ハナ    12-13 36.0 4 *(美)伊藤圭三
7 12 ヘンリー 牡3 56 松山弘平 1.36.3 3 1/2    06-06 37.0 5 (栗)吉岡辰弥
6 11 ニシノカシミヤ 牝3 54 永野猛蔵 1.36.7 2 1/2    01-01 38.7 8 *(美)伊藤圭三
4 6 アイファーテイオー 牡3 56 藤懸貴志 1.36.7 ハナ    08-06 37.4 15 (栗)鮫島一歩
10 8 14 ハードワイヤード 牡3 56 菅原明良 1.36.7    08-09 37.2 12 (美)加藤征弘
11 3 4 ラフエイジアン 牡3 56 田辺裕信 1.36.8  3/4    14-13 37.1 10 (美)中舘英二
12 5 8 カレンアルカンタラ 牡3 56 津村明秀 1.37.1 1 1/2    06-06 37.8 14 (栗)新谷功一
13 2 2 ジャスパーバローズ 牡3 56 丸山元気 1.37.2  1/2    08-09 37.7 9 (栗)清水久詞
14 6 10 ニシキギミッチー 牡3 56 武豊 1.37.5 1 1/2    03-03 38.6 13 (美)鈴木伸尋
15 3 5 ワールズコライド 牡3 56 大野拓弥 1.38.3 5    04-05 39.3 6 (美)堀宣行

 

未来のダート王はいたか?

皆様もご存知の通り【ユニコーンS】は3歳ダート戦を代表する出世レースだ。

近年も、ルヴァンスレーヴや、カフェファラオといった面々が、ここを勝った後、古馬G1馬へと歩みを進めている。

やはり、タフな東京ダートマイルという舞台で、この時期に重賞を勝つというのは、並大抵のことではないだろう。

それだけに、レースの結果自体もさることながら、レースが終わった今、私たち見る側が考えたいのは

「明日のダート王候補はいたのか?」

という部分ではなかったか?

さあ、皆様はどうお考えになっただろうか?

 

私たちの見解は「買い目」で示していた

かつての優勝馬カフェファラオ

ここで、レース前の段階での私たちの「見解」からご紹介しておこう。

私たちは、今年のメンバーの中に「後のダート王が狙える大物候補がいる」と考えていた。

今から書くことは、あくまでも「絶対」ではなく「そういったケースが多いかな」くらいの大まかなイメージで受け止めていただいて良いのだが、、、

私たちの経験上、特に3歳戦においては

「上位人気サイドが好走する締まったレース=ハイレベル」で「上位人気がこけて、伏兵サイドが好走する波乱のレース=さほどレベルが高くない」

という感覚を持っている。(繰り返しになるが、あくまでも絶対ではなく、私たちの感覚。もちろん、伏兵から大物へと進化する馬だっている)

そして、今年のメンバー、特に上位人気サイドには大物候補がいると考えたので、2番人気のブライアンセンスを軸に、人気サイドの相手なら3番ペリエール、3番人気グレートサンドシーこそ「危険な人気馬」にしたが、2着サンライズジークも相手に指名していた。

大荒れがないとみたので、例えば3連単の点数なども12点まで絞り込んだ。

 

「大局観」の重要性を再認識

結果としては、私たちの軸馬は、よく頑張ってくれたが3着だったので惜しくも不的中。

その点は猛省しているところだが、ただ、私たちのレースに対する「大局観」は合っていた。

1番人気が優勝&2番人気が3着。3連単の配当も1万円台という、比較的堅く、締まったレースになった。

そして、こうした結果が生まれたのは、上でも記した通り、上位人気サイドが「大物候補」と言えるほどの素材だったからだと判断する。

特に優勝したペリエールについては本当に今後が楽しみだ。

後ほど触れさせてもらうので、少々お待ちいただきたい。

一方、今回のレースにおいて、私たち自身が再認識したのが、レースの全体像の見極めて、即ち「大局観」の重要性だ。

 

確固たる大局観があるか?

今回のレースにおける私たちの大局観は、上でも記したが

「後のダート王が狙える大物候補がいる(つまり上位人気サイドの好走の可能性が高い=比較的堅い決着)」

というものだった。結果的には正しい方向を見ていた訳だが、ここで強調したいのはそういった小さい話ではなく

「その人なりの確固たる大局観を持てているか否か」

という点だ。

「堅い」と見るにせよ「荒れる」と見るにせよ、そこに確固たるものがあれば、余計な馬券を買う必要がなくなってくる。

一番いけないのは、堅いか荒れるかという部分に結論を出せないまま、つまり揺れながら予想に入ることだ。そうなると堅めの馬券も買わなくてはいけない、荒れる馬券も買わなくてはいけない。自ずと点数が増える、そして資金がかさむ。

もちろん、馬券は当たるのが理想的。それは当たり前。だが、いつもいつも勝てるほど、甘いものではない。

だから、仮に外れた場合でも、点数を絞れている、余計な資金を使わないというのは、ある意味で未来へ繋がるひとつの要素なのだと私は思う。

私たち自身、この部分だけは肝に銘じて、両睨みはしない腹を括った予想をこれからも心がけていきたい!

 

東京マイルが理想だろうが

最後に、優勝したペリエールについて一言。

正直に言って、今日のレースでは全くスキを感じなかった。

道中での行きっぷりから直線での力強いフットワークまで、まるで古馬一線級を見ているかのようだった。

混戦のダート路線の新たな主役候補に

もちろん、相当な大器であることは、同じ舞台だった2走前【ヒヤシンスS】の素晴らしい勝ちっぷりからもわかっていた。

ただ、今回は海外遠征帰り&久々。

経験の浅い3歳馬だけに、唯一気になるとしたらこの部分だろうと思っていたが、心配した方がバカバカしくなるほどだった(苦笑)

ルメール騎手が「G1レベルで頑張れると思います」と絶賛したのも当然。

この先、間違いなくダート路線を引っ張っていく存在になると思う。優勝馬だが、迷わずに未来の主役に指名したい。

その上で!一つだけ補足しておくなら(重箱の隅をつつくようだが、、、)

私たちが常日頃から申し上げていることだが「完璧すぎるレースゆえの不安」だろうか。

どこをどう見てもスキがないレースの場合「その舞台が完璧にハマっている可能性」も視野にいれておきたい。

ペリエールの場合はモノが違うから、どの競馬場にいってもそれなりにやるはずだが、恐らく東京ダートマイル以上のパフォーマンスは難しいのでは、、、?

そんなことも含めて、この先も注目してほしい!

 

マーメイドステークス 2023 の未来の主役

2023年 6月18日(日) 3回阪神6日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第28回マーメイドS
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指) 芝・内 2000m 13頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 4 ビッグリボン 牝5 55 西村淳也 1.58.5   09-09-07-04 36.2 1 (栗)中内田充
B6 8 ウインマイティー 牝6 56 和田竜二 1.58.6  3/4 08-08-12-09 36.1 3 (栗)西園正都
4 5 ホウオウエミーズ 牝6 54 団野大成 1.58.9 1 1/2 13-13-10-11 36.4 10 (美)池上昌和
8 13 ゴールドエクリプス 牝4 51 西塚洸二 1.59.1 1 1/4 11-09-13-09 36.6 5 (栗)大久保龍
1 1 シンシアウィッシュ 牝4 51 角田大河 1.59.1 06-06-04-04 36.9 4 (栗)吉村圭司
7 11 ビジン 牝4 53 酒井学 1.59.3 1 1/4 04-04-04-01 37.2 8 (栗)武英智
6 9 ストーリア 牝4 54 坂井瑠星 1.59.8 3 09-09-07-04 37.5 2 (栗)杉山晴紀
5 7 ランスオブアース 牝5 51 泉谷楓真 2.00.4 4 12-12-10-11 37.9 11 (栗)本田優
8 12 サンカルパ 牝4 51 菱田裕二 2.01.1 4 06-06-07-04 38.8 7 (美)田中博康
10 5 6 タガノフィナーレ 牝4 50 田中健 2.01.3 1 1/4 04-04-04-11 39.0 13 (栗)中村直也
11 3 3 ヒヅルジョウ 牝4 50 松若風馬 2.01.7 2 1/2 02-02-01-01 39.7 6 (栗)岡田稲男
12 B7 10 ハギノメーテル 牝4 50 今村聖奈 2.02.5 5 02-02-03-02 40.4 12 (栗)寺島良
13 B2 2 シャーレイポピー 牝5 53 藤岡康太 2.03.2 4 01-01-02-04 41.1 9 (栗)石坂公一

 

競馬に先入観は禁物だ!

皆様もご存知の通り【マーメイドS】は、数あるJRA重賞の中でも、最も厄介なレースの一つ。

その証拠とも言えるのが、直近5年の勝ち馬の単勝人気だ。

「7番人気2勝&10番人気が3勝」

本当に恐ろしいことになっている。

当然、今年も「荒れる」と見た方も多かっただろう。

荒れるマーメイドステークス

だが、今の競馬界は先入観が通用しない時代。例えばローテーションなら、今年は初めて「京成杯組⇒皐月賞馬」が誕生したじゃないか。

それだけに「マーメイドS=荒れて当たり前」という先入観も通用しないかも?

そんな話をYouTubeなどでもさせてもらったのだが、すると、案の定というべきなのか、1&3番人気の2頭がワンツーを決めた。

当たり前のことかもしれないが、改めて

「競馬予想にはフラットな目が必要」

だということを痛感せずにはいられない。(ただしホウオウエミーズが3着に好走したことで「10番人気が強いレース」の法則だけは生き残った。笑)

 

この馬も先入観を超えた

そんなレースで未来の主役に指名したのは、私たちの予告の☆穴馬でもあった

6着(8番人気)ビジン

恐らく、普通の感覚なら狙えない馬だ。

条件戦を2500Mで勝ち上がった馬が、昇級&相手強化の舞台で距離短縮となれば、ましてや梅雨の合間で晴天でパンパンの良馬場の高速決着ともなれば、スピード面でついていけないと考えるのが自然かもしれない。

だが、私たちには違う思惑があった。

「高速決着の馬場&前に行きたい馬が多い=タフな流れになれば2500Mで勝ち上がったスタミナが活かせるかもしれない」

そして、レース自体は、ほぼ私たちのイメージに近かった。

ただ、唯一の、そして大きな誤算は、前の3頭が飛ばしすぎて前にいってしまったことで、実質逃げている形になり、4番手追走のこの馬が、後続の馬たちの目標になってしまったことだ。

とはいえ、それでも6着。3着馬には0.4秒しか負けていないし、4&5着は自分より2キロ軽量の馬だ。底力を見せたレースと言えるのではないだろうか。

今後に関して言えば、2000Mでもやれるメドは立ったが、やはりベストは2200M以上になるだろう。

夏はオープン特別で2600Mあたりのレースも割とあるだけに、そこでキッカケを掴んで、再び重賞の舞台で見られることをの楽しみにしている!

 

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