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ホーム勝負の明暗弥生賞 2019【回顧】無念の上位人気2頭!だが、見限ってはいけない!

弥生賞 2019【回顧】無念の上位人気2頭!だが、見限ってはいけない!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】弥生賞 2019 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F
8 10 メイショウテンゲン 牡3 56 池添謙一 2.03.3   06-06-04-05 36.7 8
5 5 シュヴァルツリーゼ 牡3 56 石橋脩 2.03.5 1 1/2 09-09-09-07 36.2 6
7 8 ブレイキングドーン 牡3 56 福永祐一 2.03.7  3/4 08-08-08-07 36.7 4
2 2 ニシノデイジー 牡3 56 勝浦正樹 2.03.7 04-05-04-02 37.1 1
3 3 カントル 牡3 56 M.デム 2.03.7 ハナ 03-03-04-01 37.1 3
4 4 サトノラディウス 牡3 56 武豊 2.04.0 1 3/4 06-06-07-09 37.1 5
1 1 ラストドラフト 牡3 56 田辺裕信 2.04.0 01-01-01-01 37.7 2
8 9 ナイママ 牡3 56 柴田大知 2.04.0 クビ 04-03-02-04 37.6 9
6 6 ヴァンケドミンゴ 牡3 56 ミナリク 2.05.3 8 02-02-02-05 38.9 7
10 7 7 ラバストーン 牡3 56 江田照男 2.07.5 大差 10-10-10-10 38.7 10

 

適性だけの馬じゃない!

週中の段階では「弥生賞が終わる夕方くらいから雨になりそうだ」という話もあったようだが、いざ当日を迎えてみると、想像以上の雨&重馬場、そして寒かった。

現地にいった皆さんは、風をひいてないだろうか。今夜は温かくして休んでいただきたい。

そんな厳しい条件の中で行われた【弥生賞】優勝したのは伏兵・8番人気のメイショウテンゲン!おめでとう!

レース後、鞍上の池添騎手は

今日は雨が味方してくれました。終始馬場を気にせず走っていました。母も重い馬場を得意にしていました。きさらぎ賞では切れ負けした感じでしたから、今日は早めの競馬をしました。それもうまくいきました

と語っていた。

それは事実だろう。確かに、道中での軽快なフットワークは良馬場を走っているかのようだった。現役時代、不良馬場での勝利経験もある、母メイショウベルーガの血が後押ししたのかもしれない。

だが、それでも

適性だけで勝てるような、低レベルのメンバー構成ではなかった!

レース前の調教でも鋭い動きを見せていたが、ここにきて力を伸ばしているのだろう。

【皐月賞】やこの先のG1においても、良馬場でもそれなりにやれると思うし、もちろん道悪になれば!主役候補の1頭としてマークする必要がありそうだ。

 

愛馬メイショウベルーガの仔で勝利は格別だったことだろう。ましてや、天皇賞(秋)でよもやのシーンがあっただけに。

無念、上位人気2頭

一方で1&2番人気のニシノデイジー&ラストドラフトは、勝利どころか馬券圏内にさえ入れなかった。

今日の天気以上の大荒れだ!

だが、馬券を外した方は、どうか彼らを攻めないでほしい。

というのも、この時期の3歳馬は、まだ経験が少ない分、モロに道悪適性の有無が出てしまうもの。

ニシノデイジーは稍重の新馬戦で2着に負けていたし(その後、重賞2連勝を含む3連勝)、ラストドラフトに関しても、どう見ても道悪向きの馬には見えない。

 

前回の「雨の弥生賞」を思い出してほしい

さて、雨の【弥生賞】は2010年以来、9年ぶりのことだったようだ。もちろん重馬場でのレース。

そのレースを制したのは1番人気のヴィクトワールピサ。2着には2番人気のエイシンアポロン。見事、人気馬同士がワンツーフィニッシュを決めている。

もちろん、彼らは力のある馬たちだった。

だが、レース前の段階から、調教などでは道悪に向きそうな力のありそうな走りを披露していたし、実際、後に稍重でG1を制するなど結果を出しているのだ。

ヴィクトワールピサ ⇒2010年【皐月賞】優勝(稍重)

エイシンアポロン ⇒ 2011年【マイルCS】優勝(稍重)

 

間違いなく、一級品の素材

ニシノデイジーにせよ、ラストドラフトにせよ、ここに至るまでのレースぶりを見る限り、一級品の素材であることは間違いない。

だから、今日の負けだけで悲観する必要はない。

それどころか、本番【皐月賞】では人気を落とすことなるだろうから、馬券的な妙味も大きくなる。良馬場前提で

「次こそ買うべき馬」

なのかもしれない。

中でも、ニシノデイジーの西山茂行オーナーは、自身のブログでこんなことを語っている。

ニシノデイジーは負けましたが、改めて言います。

ニシノデイジーは皐月賞もダービーも勝浦騎手です。

負けたらからって変えていら、毎回騎手を変えなくてはなりません。

あんちゃん時代からずっと乗せ続けてきた勝浦騎手。

勝浦騎手が
「他に乗り馬がいるので、m(__)m」

と言わない限りダービーまでは勝浦騎手です。

オーナーにここまで言ってもらいながら、燃えない男などいるはずがない。

彼らの今後に注目していこうじゃないか!

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

次走こそ狙え!この馬が未来の主役だ!

今回の「未来の主役」としてご紹介するのは

3着のブレイキングドーン

正直に言うと、それほど凄い馬、という感じは受けない。笑

だが、何故か毎回、それなりに上位に絡んでくる。

こういった「相手や条件を問わずに自分の力を出し切れる馬」というのは、大一番でもキッチリと走るもの。

【皐月賞】や【ダービー】では「軸」と考えるのは難しいかもしれないが、高配当馬券を狙うための「ヒモ」として考えるのはありかもしれない。

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【弥生賞 2019】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~

1着 メイショウテンゲン(池添謙一騎手)
「今日は雨が味方してくれました。終始馬場を気にせず走っていました。母も重い馬場を得意にしていました。きさらぎ賞では切れ負けした感じでしたから、今日は早めの競馬をしました。それもうまくいきました。皐月賞の権利も取れて、賞金も加算できましたから、この後順調にいってほしいと思います」

(池添兼雄調教師)
「レースは中山を乗りなれているジョッキーに任せていました。時計がかかったぶん、この馬にはよかったのでしょう。母はGIで活躍した馬で、父もディープインパクトですから、重賞を勝てて肩の荷が降りたという感じです。母もそうでしたが遅咲きのタイプで、これからまだ良くなる馬です。楽しみにしたいです」

2着 シュヴァルツリーゼ(石橋脩騎手)
「スタートで出られなくて寄られてしまいました。仕方ありません。そうなると思っていた位置が取れないので切り替えていきました。9レースに乗ったときに『コーナーでいいところを取らないといけない馬場』だと思っていて、かかりのある(走りやすい)馬場を探しながら3コーナーから動いていきましたが、他に寄られてしまって、馬がびっくりしている感じでした。あれがなければもう少し良かったと思います」

3着 ブレイキングドーン(福永祐一騎手)
「もっとすいすい行けるかと思ったら、進んでいきませんでした。気持ちのほうの問題でしょうか。最後はよく来てくれました。気ムラな面があります。こういう馬場が得意だと思います」

4着 ニシノデイジー(勝浦正樹騎手)
「馬場が悪いのは覚悟の上でしたし、むしろこの馬場がいいと思っていたくらいです。枠も枠ですし、無理に外へ出すことはないと思っていました。初の道悪で、まだトモがしっかりしていませんし、実際は馬場が向かなかったのかもしれません。まだ良くなると思いますが、(今日は)すごく残念です」

5着 カントル(藤原英昭調教師)
「4コーナーで他馬に入られてしまいました。それでも能力は見せてくれていて、先々が楽しみです」

7着 ラストドラフト(田辺裕信騎手)
「スタートがうまいです。今日は行きたそうな馬がいないので、逃げも(選択肢として)ありだという話をしていました。人気も集めていて、プレッシャーをかけられている感じもありました。初の道悪で馬場に戸惑いがあったのかもしれません。リズムは良いと思っていましたが、こんなに止まるとは思いませんでした」

(via ラジオNIKKEI 

 

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