このコラムでは【岩田望来騎手】の「傾向＆特徴」をご紹介します
黄金世代が止まらない！
2019年デビュー、つまり現在３年目の若手騎手たちは
「黄金世代」
とも言われている。
各騎手のしのぎを削るかのように勝ち星を量産！
良い意味で、若手らしからぬ「落ち着いた騎乗ができる男」
勝負どころで焦らずに待てるから、ラストで馬がよく伸びる！
先日のＧ１【阪神ＪＦ】での２着（伏兵ラブリイユアアイズと共に）などはその象徴！
今後、さらに活躍の場面は増えるに違いない。楽しみだ。
▼参考⇒阪神ＪＦ 2021 回顧▼
黄金世代のトップを走ってきた男
そんな黄金世代の中で、デビュー以来、常に先頭を走ってきたのが岩田望来騎手だ。
今年のリーディングでも上位争いを演じている。
現在86勝で全国リーディング６位（12月12日終了時点）！
だが、個人的にはその数字以上に質の良い騎乗を見せているように思う。
例えば、12/11の阪神メーン【リゲルステークス】
１番人気エアロロノアでの優勝だから、結果自体は自然かもしれない。
それでも、本人曰く「ポジションが後ろからになりました」という状況の中でも、焦ることのない堂々とした机上。
上でご紹介した団野騎手ではないが、勝負どころで待てたから、ラストでしっかり伸びたのだ。
頼もしいじゃないか！
さあ、有馬記念に出走だ！
残念ながら、まだ重賞勝ちをゲットできていない。
それでも、騎乗の質を見る限り、めぐり合わせの部分が大きいのだと思う。近いうちに、チャンスはくりだろう。
また、インタビューを聞いていると、非常に前向きで明るい。
愛されるキャラクターだと思えるし、どんどん馬も集まってくるだろう。
だとすれば！馬券を買う側としては、すべきことがある。
近い将来、黄金世代を超えて「競馬界全体のトップジョッキー」へと成長するはずの彼を、しっかり学んでおこう。
尚、このコラムを記した12月４週目には、メロディーレーンとのコンビで【有馬記念】に初出走！
Ｇ１という括りで考えても、過去に18回騎乗して、まだ馬券圏内はゼロ。
そろそろ結果がほしいところだろうが、若手らしく、無心で乗ってほしい！
参考⇒有馬記念 2021 狙い
若手騎手にも「傾向」がある
ということで、今回のコラムでは岩田望来騎手について勉強したい。
岩田騎手や、冒頭で名前を挙げた団野騎手など
「若手の○○騎手が活躍した」
というニュースを皆様が目にされることは少なくないだろう。だが、彼らが
良馬場と道悪ならどちらが得意？
などなど「デビューから残してきた細かい数字」については、意外と知らない。
これから、長い期間お世話になるはずの若手騎手（今回は岩田望騎手）の傾向を今の段階でキッチリと掴むことで！
一本でも多くの馬券的中に繋げようじゃないか！
尚、このコラムは【2021年 秋版】とさせていただく。
時折、数字は更新していくので、お時間のある方はチェックしてほしい。
それでは、いってみよう！
岩田望来騎手の傾向・特徴は？
競馬場別成績
| 場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 福島 | 1- 2- 2- 21/ 26 | 3.8% | 11.5% | 19.2% |
| 新潟 | 29- 23- 36- 205/ 293 | 9.9% | 17.7% | 30.0% |
| 東京 | 11- 20- 12- 110/ 153 | 7.2% | 20.3% | 28.1% |
| 中山 | 4- 6- 4- 52/ 66 | 6.1% | 15.2% | 21.2% |
| 中京 | 56- 53- 41- 301/ 451 | 12.4% | 24.2% | 33.3% |
| 京都 | 19- 19- 23- 228/ 289 | 6.6% | 13.1% | 21.1% |
| 阪神 | 66- 61- 68- 520/ 715 | 9.2% | 17.8% | 27.3% |
| 小倉 | 13- 19- 23- 120/ 175 | 7.4% | 18.3% | 31.4% |
馬場状態別成績
| 馬場状態 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 芝・ 良 | 72- 91- 83- 583/ 829 | 8.7% | 19.7% | 29.7% |
| 芝・稍重 | 7- 8- 14- 103/ 132 | 5.3% | 11.4% | 22.0% |
| 芝・ 重 | 6- 1- 6- 42/ 55 | 10.9% | 12.7% | 23.6% |
| 芝・不良 | 2- 7- 2- 27/ 38 | 5.3% | 23.7% | 28.9% |
| ダ・ 良 | 73- 57- 65- 474/ 669 | 10.9% | 19.4% | 29.1% |
| ダ・稍重 | 21- 18- 19- 174/ 232 | 9.1% | 16.8% | 25.0% |
| ダ・ 重 | 10- 15- 14- 83/ 122 | 8.2% | 20.5% | 32.0% |
| ダ・不良 | 8- 6- 6- 71/ 91 | 8.8% | 15.4% | 22.0% |
距離別成績（芝）
| 距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1000m | 0- 1- 1- 13/ 15 | 0.0% | 6.7% | 13.3% |
| 1150m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 1200m | 16- 16- 24-108/164 | 9.8% | 19.5% | 34.1% |
| 1300m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 1400m | 13- 22- 13-101/149 | 8.7% | 23.5% | 32.2% |
| 1500m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 1600m | 14- 31- 17-177/239 | 5.9% | 18.8% | 25.9% |
| 1700m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 1800m | 14- 11- 25-107/157 | 8.9% | 15.9% | 31.8% |
| 1900m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 2000m | 22- 17- 19-165/223 | 9.9% | 17.5% | 26.0% |
| 2100m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 2200m | 3- 4- 3- 44/ 54 | 5.6% | 13.0% | 18.5% |
| 2300m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 2400m | 3- 3- 1- 28/ 35 | 8.6% | 17.1% | 20.0% |
| 2500m | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
| 2600m | 1- 2- 0- 6/ 9 | 11.1% | 33.3% | 33.3% |
| 2800m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 3000m | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
| 3200m | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
| 3400m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
距離別成績（ダート）
| 距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1000m | 3- 4- 3- 15/ 25 | 12.0% | 28.0% | 40.0% |
| 1150m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 1200m | 27- 23- 27-189/266 | 10.2% | 18.8% | 28.9% |
| 1300m | 1- 1- 0- 6/ 8 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
| 1400m | 18- 19- 20-194/251 | 7.2% | 14.7% | 22.7% |
| 1500m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 1600m | 3- 3- 5- 23/ 34 | 8.8% | 17.6% | 32.4% |
| 1700m | 3- 4- 5- 44/ 56 | 5.4% | 12.5% | 21.4% |
| 1800m | 48- 35- 37-267/387 | 12.4% | 21.4% | 31.0% |
| 1900m | 6- 2- 5- 34/ 47 | 12.8% | 17.0% | 27.7% |
| 2000m | 3- 3- 2- 22/ 30 | 10.0% | 20.0% | 26.7% |
| 2100m | 0- 2- 0- 6/ 8 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
| 2200m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 2300m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 2400m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 2500m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
注目ポイント
競馬場➡非常に印象に残るのは、東京競馬場での成績だ。彼自身の成績の中で比べれば、他に好成績を残しているところもある。だが、トップジョッキーが集まりやすい東京で、例えば複勝率の28％は、評価できるのではないだろうか。さすが、黄金世代の先頭を走る男！
馬場➡ダートの良馬場で好成績をマークしている！どちらかというと、若手騎手は「波乱の起きやすい道悪」での一発が多いイメージがあるが、力勝負の良馬場でしっかり結果を出しているあたり、大物感がある。
距離➡芝、ダートに共通しているのは「短い距離でも、中距離以上でも高いレベルの数字を残している」ということではないだろうか。どちらかに偏っている騎手は、乗せる側も乗せにくいだろうし、馬券を買う側も難しい。満遍なく結果を出せる技術を備えているからこそ、今後も頼れる騎手として成長してくれるに違いない。
以上。
特に「競馬場」のデータから「本物だな」と感じずにはいられない。
という訳で、ぜひとも予想の参考に！
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