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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】神戸新聞杯 2026 など→よもやの接戦。ロブチェンの考え方は?もちろん「未来の主役」も!

【先週の重賞回顧】神戸新聞杯 2026 など→よもやの接戦。ロブチェンの考え方は?もちろん「未来の主役」も!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

神戸新聞杯 2026 の回顧

2026年 9月21日(祝) 4回阪神7日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第74回神戸新聞杯
3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 2400m 11頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
1 1 ロブチェン 牡3 57 松山弘平 2.25.9 05-07-08-04 33.8 1 (栗)杉山晴紀
4 4 アルトラムス 牡3 57 岩田望来 2.25.9 ハナ 08-10-09-08 33.5 3 (栗)野中賢二
7 8 シートゥサミット 牡3 57 酒井学 2.26.0  1/2 10-08-01-01 34.1 11 (栗)吉岡辰弥
3 3 ゴーラッキー 牡3 57 ルメール 2.26.0 クビ 01-01-02-02 34.1 5 (美)黒岩陽一
6 6 エムズビギン 牡3 57 武豊 2.26.0 ハナ 11-11-11-08 33.6 8 (栗)友道康夫
6 7 コンジェスタス 牡3 57 西村淳也 2.26.2  3/4 05-05-06-04 34.1 4 (栗)高野友和
2 2 エイシンインアウト 牡3 57 横山琉人 2.26.3  3/4 03-03-03-04 34.2 6 (栗)中尾秀正
7 9 グリーンエナジー 牡3 57 戸崎圭太 2.26.3 クビ 08-08-09-11 33.7 2 (美)上原佑紀
5 5 カムアップローゼス 牡3 57 北村友一 2.26.6 1 1/2 02-02-03-07 34.4 10 (栗)浜田多実
10 8 11 ショウナンハヤナミ 牡3 57 池添謙一 2.26.8 1 1/4 07-05-05-03 34.8 7 (栗)渡辺薫彦
11 8 10 カフジエメンタール 牡3 57 坂井瑠星 2.27.0 1 1/2 03-03-06-08 34.6 9 (栗)矢作芳人

 

どうジャッジすべきか?

「できればノーステッキで勝ちたい」

実は今回の【神戸新聞杯】のレース前、陣営からはこんな趣旨のコメントが出ていた。

現在のNo1厩舎であり、日頃から冷静且つ精度の高いコメントを出すことでお馴染みの杉山晴厩舎からのものだっただけに

「よほど力が違うという評価なのだろう」

と感じた方は多かったと思う。

 

ただ、終わってみれば2着とはハナ差。5着までもが0.1秒差の接戦。

もちろん、通った位置の違いなどもあるから一概にはいえないにせよ

「意外とこんなものか」

と見る人も多いのではないだろうか。では、私たちはどう考えるか?

 

結論、評価は不変

私たちの感覚としては「あくまでも前哨戦は前哨戦。評価は不変」ということになる。

レース後、鞍上の松山騎手は、まだ緩さを感じたそうで、ゲートの反応も含めて

「もう一段階良くなる」

という趣旨のコメントを残している。

 

きっと焦ったと思う。余力残しのデキ、とはいえ単勝1.4倍だから負けるわけにはいかない。

デキを鑑みて、1番枠を活かしてロスなく立ち回って、内からの抜け出しを狙う作戦もあったと思う。また、今の阪神の芝が、明確に「内有利」だった部分もある。

だが、それでも後ろに下がって、大外をぶん回す形を選択した。

その選択こそが、松山騎手のこの馬の能力に対する評価の高さ、そして信頼の証ではないだろうか。

 

3冠へ!視界良好

1週前には、土日の重賞でも優勝&2着とパーフェクト連対を果たすなど、今や日本のNo1ジョッキーの一人と言っても過言ではない松山騎手。

終始レース流れを把握しながらの騎乗でもあったはずだから、はたから見るよりも、余裕はもって騎乗していたのではないだろうか。

接戦だったが、強さを証明

同時に、先を見据えて、じっくり構えて折り合いをつける騎乗もしていたように思う。そして、それは十分にデキたように感じる。

結果も、先に向けても、いずれの課題もキッチリとクリアしたロブチェンにとって、もはや3冠への道のりは

視界良好

の一言。

10/25、コントレイル以来、6年ぶりとなる3冠馬が誕生する可能性は高まってきた。ワクワクしながら、その日を一緒に待とうじゃないか!

 

未来の主役を挙げるなら

コントレイルの強さが一枚抜けていることは当然として、もう1頭評価したいのは、最下位人気ながら3着に入ったゴートゥサミット

競馬あるあるとして、抜けた1番人気馬が勝った場合に、超人気薄が突っ込むケースは少なくない。

他の上位人気馬は、1番人気馬を徹底マークする。その分、自分のリズムでは競馬ができない。そこで必要以上の消耗をしてしまい失速。

そのかわりに、周囲を気にせずに無欲で競馬をしていた伏兵が突っ込むという原理。

 

だが、今回のゴートゥサミットはそうではない。

流れがゆったりしているとみるや、広いコースをものともせずに、自らマクって位置を大きくあげるという極めて負荷のかかる競馬に挑みながら、最後まで粘ったのだ。

この競馬は、本当に力がないとできないと思う。

もちろん、距離適性を含め【菊花賞】で上位を争うというところまでは言い切れないが、どこかしらの場面で、必ず再び重賞で勝ち負けできる馬だ。覚えておいてほしい。

オールカマー 2026 の回顧

2026年 9月20日(日) 4回中山6日 天候 : 雨  馬場状態 : 重
【11R】 第72回産経賞オールカマー
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 2200m 13頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 8 メイショウゲキリン 牡7 57 田辺裕信 2.16.9 01-01-01-01 37.1 9 (栗)笹田和秀
1 1 キャントウェイト 牡5 57 横山典弘 2.16.9 ハナ 06-06-07-05 36.5 6 (美)萱野浩二
4 4 ヴーレヴー 牝4 55 吉田隼人 2.17.2 1 3/4 03-03-03-03 37.1 3 (栗)武幸四郎
5 7 レガレイラ 牝5 56 戸崎圭太 2.17.4 1 1/4 03-05-03-03 37.3 1 (美)木村哲也
2 2 ワイドエンペラー 牡8 57 ルメール 2.17.7 1 3/4 09-09-10-08 37.1 10 (栗)藤岡健一
5 6 パンジャ 牡5 57 丹内祐次 2.17.7 クビ 06-08-07-05 37.3 7 (美)金成貴史
8 13 ジューンテイク 牡5 58 武豊 2.18.1 2 1/2 12-12-07-05 37.7 4 (栗)武英智
7 10 コスモブッドレア 牡5 57 津村明秀 2.19.4 8 11-11-12-10 38.6 13 (美)小野次郎
8 12 エセルフリーダ 牝5 55 武藤雅 2.19.9 2 1/2 02-02-02-02 40.0 5 (美)武藤善則
10 3 3 リビアングラス 牡6 57 西村淳也 2.20.0  1/2 09-09-10-08 39.4 8 (栗)矢作芳人
11 B6 9 コスモキュランダ 牡5 57 横山武史 2.21.9 大差 06-06-06-10 41.6 2 (美)加藤士津
12 4 5 アスクドゥポルテ 牡6 57 岩田康誠 2.23.1 7 13-13-12-10 42.4 11 (栗)梅田智之
13 7 11 セイウンプラチナ 牡7 57 内田博幸 2.23.3 1 1/2 03-03-03-13 43.3 12 (美)千葉直人

 

馬場が左右したことは確かだが

それにしても、(日)の中山は朝から凄い雨だったね。

現地に足を運ばれた方もいるだろうが、随分寒い思いをされたのではないだろうか。くれぐれも、円球後半は無理せずにゆっくりしてほしい。

さて、その雨の影響により「重馬場(雰囲気としては不良に近かったかも!?)」で開催された今年の【オールカマー】。

結論としては波乱。優勝したのは9番人気のメイショウゲキリンで、2着も6番人気のキャントウェイトだった。

なぜこうして伏兵が上位に来られたか?最大の要因は道悪。これは誰が見ても明らか。

実際に、勝ち馬メイショウゲキリンの鞍上・田辺騎手も「恵みの雨」と振り返っている。障害トレーニングが功を奏して力をつけていたことは確かのようだが、まずは馬場だろう。

また、こちらは上位人気ではあったが、3着ヴーレヴー陣営も、戦前より「道悪大歓迎」という趣旨のコメントを残している。

 

ただ!だからといって「道悪が波乱の要因です。以上です」では、皆さまに申し訳ない(笑)

そこで、今回のレースを通じて最も印象に残ったことを簡単に記したいと思う。

 

名手の覚醒

最も印象に残ったこと、それは

鞍上・田辺騎手の手綱さばきの素晴らしさ

これに尽きると思う。

田辺騎手といえば、通算勝利数1,250勝。誰もが認める関東の名手の一人だ。

そんな名手が、この夏、凄まじいことになっている。なんと重賞を4勝。

名手の覚醒

と言えるような快進撃だが、今年の重賞5勝目となった今回の騎乗にも、そのあたりがハッキリと見えた気がする。

 

上げすぎず、落としすぎず

どこか素晴らしかったか?

具体的には、前半1000Mを過ぎた以降の後半6ハロンのタップタイム。

12.5 – 12.4 – 12.5 – 12.3 – 12.1 – 12.7

全て、12秒台でキッチリと刻んでいる。

 

1000Mを過ぎて、後半が見えてくれば、後続の馬も「そろそろ」と仕掛けを考え始める。

逆に逃げる馬にとってみればペースを上げて後続を引き離すか?あるいはペースを落として溜め逃げに挑むかを意識する場面。

だが、田辺騎手は、後半に入る直前の1ハロン(800M~1000Mのところ)でマークした「12.5」と、全く同じ「12.5」を次の1ハロン(1000M~1200M)でも出している。そして、そのまま12秒台を刻み続けた。ここが凄い。

こうなると、後ろの馬も「動くべきか?様子を見るべきか?」と迷う。そして、迷わせ続けたままゴールまで先頭で駆け抜けた、そんな印象を受けた。

 

元々、仕掛けのタイミングには定評がある騎手だが、今回のようにラップの推移も完璧となれば、もはやスキがない。今後、田辺騎手が騎乗する馬には、無条件で注目が必要かも。

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