このコラムでは【日経新春杯 2020】における「必ず知っておきたい攻略ポイント」についての話や、主な出走馬の解説をご紹介。
昨年12月に行われた国際G1【香港ヴァーズ】には熱狂された方が多いだろう。
日本馬のワンツーフィニッシュ!
中でも優勝したグローリーヴェイズのレースぶりは鮮やかだった。
ご存知の通り、昨年の【日経新春杯】の優勝馬。
レース回顧でもその強さを讃えさせてもらったが、見事にワールドクラスの馬に成長してくれた。
そんな中で迎える今年の【日経新春杯】だが
「第2のグローリーヴェイズを目指せ」
とばかりに、例年以上に楽しみな素材が集結した印象を受ける。
一方で「高いレベルの混戦」だけに高配当が飛び出す可能性も十分!
ぜひ「穴のキングスポーツ」にお任せいただきたい。
日経新春杯 2020 枠順確定
2020年 1月19日(日) 1回京都7日目 14頭 [15:35発走]
4歳以上・オープン・G2(ハンデ)(国際)(特指) 芝2400m・外 (A)
枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | メロディーレーン | 牝4 | 岩田望来 | 49 | (栗)森田直行 |
2 | 2 | レッドジェニアル | 牡4 | *武豊 | 56 | (栗)高橋義忠 |
3 | 3 | マスターコード | 牡6 | *幸英明 | 53 | (栗)吉村圭司 |
3 | 4 | レッドレオン | 牡5 | 北村友一 | 54 | (栗)角居勝彦 |
4 | 5 | チェスナットコート | 牡6 | *藤岡康太 | 55 | (栗)矢作芳人 |
4 | 6 | モズベッロ | 牡4 | *池添謙一 | 52 | (栗)森田直行 |
5 | 7 | タイセイトレイル | 牡5 | *川田将雅 | 55 | (栗)矢作芳人 |
5 | 8 | エーティーラッセン | 牡6 | *藤懸貴志 | 51 | (栗)木原一良 |
B6 | 9 | ロードヴァンドール | 牡7 | 太宰啓介 | 55 | (栗)昆貢 |
B6 | 10 | サイモンラムセス | 牡10 | 小牧太 | 53 | (栗)梅田智之 |
7 | 11 | サトノガーネット | 牝5 | 坂井瑠星 | 55 | (栗)矢作芳人 |
B7 | 12 | スズカディープ | セ8 | 岩崎翼 | 52 | (栗)橋田満 |
8 | 13 | アフリカンゴールド | セ5 | *福永祐一 | 55 | (栗)西園正都 |
8 | 14 | プリンスオブペスカ | 牡6 | 藤井勘一 | 54 | (栗)松永昌博 |
攻略へ向けての詳しい話の前に、まずは主な出走予定馬をご紹介。
日経新春杯 2020
レッドジェニアルなど上位人気候補の解説
【短評】2番レッドジェニアル(武豊・高橋忠)
▼最近の主な戦績
菊花賞 6着
⇒【日本ダービー】8着、【神戸新聞杯】4着など、世代上位の1頭として安定した成績を残してきたレッドジェニアルだが、中でも最も得意としている舞台が京都競馬場であることは間違いない。
それだけ、4走前【京都新聞杯】での上がり最速の脚での差し切りは見事だったし、前走【菊花賞】も6着に敗れたとはいえ落ち着いたレースぶりを見せていた。
それだけに、初めての古馬との対戦となるここでも主役候補だろう。久々の実戦ながら仕上がりが良さそうな点も見逃せない。
【Check Point】⇒前走後、鞍上が「精神的にも成長してきた」と語っていた。唯一、気性の若さが気になっていたが、いよいよ完成の域が近づいてきたか!?
▼参考レース 菊花賞 2020
【短評】13番アフリカンゴールド(福永・西園)
▼最近の主な戦績
アルゼンチン共和国杯 3着
⇒何と言っても印象的だったのが、前走【アルゼンチン共和国杯】のレース後に、当時の鞍上ルメール騎手が残したコメントだ。
「最初の方で少し引っ掛かりました。向正面ではリラックスしていましたが、ラスト50mで疲れていたので、もう少しリラックスして最初から走れていたら、ゴールまで頑張れたと思います。この距離で重賞を勝つ力はありますね」
百戦錬磨の名手の言葉を信じるなら、優勝争いは確実だ!
【Check Point】⇒元々好素材だと言われてはいたが、昨年後半になって、特に力を伸ばした印象がある。恐らく、今が伸び盛りだけに、今回だけではなく、今後も見逃せない。
▼参考レース アルゼンチン共和国杯 2019
【短評】7番タイセイトレイル(川田・矢作)
▼最近の主な戦績
ジャパンカップ 15着
⇒アフリカンゴールドを取り上げた以上、こちらタイセイトレイルもご紹介しない訳にはいかないだろう。何と言っても【アルゼンチン共和国杯】では2着でゴールしているのだから。
キレ味抜群の末脚(上がり3ハロン最速タイムをマーク)は、いかにもここ京都でも合いそうな印象で魅力的。
前走【ジャパンカップ】は15着に惨敗だが、これは相手が強すぎただけであり参考外で良いだろう。改めて!
【Check Point】⇒馬券を買う側の人間は、どうしても「直前の着順」にとらわれがちな傾向にある。それだけに、前走の結果で人気を落とすなら、、、穴ファン向きの1頭かもしれない。
▼参考レース ジャパンカップ2019
日経新春杯 2020【予想】のCheck Point
人気馬の信頼度(5段階) | ★★★ 上位混戦 |
3連単 予想配当 | 5万馬券以上 |
3連単 平均配当(直近5年) | 5万1,898円 |
展開 | スロー~ミドル・好位~中団向き |
ではレース攻略に向けてのポイントのご紹介だ。
レースを考える上で
第2のグローリーヴェイズを見つけたい
という意味でも、昨年のグローリーヴェイズを物差しにして考えることにした。
では、彼はどんな馬だっただろう?
詳しくは後半でご紹介したい。
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私たちが考える、昨年の優勝馬グローリーヴェイズの特徴は3つ
1➡父・ディープインパクトを思わせる小柄な馬体
2➡(当時は)古馬との初対戦となる4歳馬だった
3➡前走【菊花賞】からの参戦
特に「1番」については大事。(昨年優勝時は454キロ)
私たちは、京都の芝2400Mというのは距離以上に「スタミナ」が求められるコースだと考えている。
向こう正面の下り坂でスピードが出るため、高速のまま直線に入らなくてはいけない。
その中で最後まで脚をもたせるというのは、生半可なスタミナでは無理だ。
そのため、筋肉隆々の大型馬よりも、馬体の軽い小柄な馬が向くのだと推測する。
「では、上記3点にそのまま当てはまる!もしくは近い馬がいれば即買いだな!」
となると思うのだが、少しだけ待ってほしい!
一応、上記3点(馬体重など)を、過去10年の【日経新春杯】と照らし合わせてみたい。
ひょっとしたら、グローリーヴェイズが例外中の例外というケースもあるかもしれないからね。笑
1)日経新春杯で活躍してきた馬体重は?
日経新春杯 馬体重別成績(直近10年)
馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
440~459kg | 2- 1- 1- 7/ 11 | 18.2% | 27.3% | 36.4% |
460~479kg | 2- 4- 2- 26/ 34 | 5.9% | 17.6% | 23.5% |
480~499kg | 3- 2- 3- 31/ 39 | 7.7% | 12.8% | 20.5% |
500~519kg | 2- 2- 3- 31/ 38 | 5.3% | 10.5% | 18.4% |
520~539kg | 0- 1- 0- 10/ 11 | 0.0% | 9.1% | 9.1% |
540~ | 1- 0- 1- 6/ 8 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
全部門でトップだったのは、やはり440~459キロの軽量馬。
もちろん、グローリーヴェイズも含まれてのものだが、仮に彼を抜きにしてもそれなりの数字になっているため、信頼できるデータではないだろうか。
2)日経新春杯で活躍してきた世代は?
日経新春杯 年齢別成績(直近10年)
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 7- 5- 1- 19/ 32 | 21.9% | 37.5% | 40.6% |
5歳 | 2- 3- 5- 21/ 31 | 6.5% | 16.1% | 32.3% |
6歳 | 1- 2- 4- 29/ 36 | 2.8% | 8.3% | 19.4% |
7歳 | 0- 0- 0- 25/ 25 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8歳 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
やはり4歳馬がダントツの数字を残しているようだ。
対照的に6歳以上(特に7歳、8歳)はかなり苦戦している。
3連単の紐などで超穴馬を狙いたいという場面でも、よほどの手応えがないと「無謀な勝負」になりかねないことを頭に入れておきたい。
3)前走【菊花賞】組に関して注意したいこと
グローリーヴェイズは【菊花賞】からの参戦だった。
彼を含め【菊花賞】からの参戦組は過去10年で8頭いて3勝!
勝率は驚きの37.5%だ!
前走レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
菊花賞G1 | 3- 0- 0- 5/ 8 | 37.5% | 37.5% | 37.5% |
素晴らしい勝率だが、注意しなくてはいけない点もある。
それは「2着馬と3着馬が1頭もいない」ということ。要するに【菊花賞】組は
勝つか!圏外か!
なのだ。
前走【菊花賞】組は「相手で買う馬ではない」ことがわかった。
頭で買う覚悟がないのであれば、思い切ってバッサリも一つの手だろう。
それでは、最後にまとめ。
【日経新春杯に関するまとめ】
1➡スタミナが求められる舞台らしく、440キロ~459キロの軽量馬が活躍
2➡4歳世代が圧倒的。6歳以上、特に7&8歳はよほどの確信がないと難しい
3➡前走【菊花賞】組は「勝つか圏外か」のどちらか。中途半端に相手で買うタイプではない。
これらを踏まえた上で!あなたならどのように勝負されるだろう?
キングスポーツは
手応えあり
だとハッキリと申し上げておく。
共に勝負しようじゃないか!
日経新春杯 2020 上位人気候補&予想オッズ
予想オッズ | 出走予定馬 | 騎手 | 厩舎 | 前走成績 |
---|---|---|---|---|
3.1 | レッドジェニアル | 武豊 | 高橋忠 | 菊花賞 6着 |
3.9 | アフリカンゴールド | 福永 | 西園 | AR共和国杯 3着 |
5.9 | タイセイトレイル | 川田 | 矢作 | ジャパンカップ 15着 |
6.1 | サトノガーネット | 坂井瑠 | 矢作 | 中日新聞杯 1着 |
9.1 | レッドレオン | 未定 | 角居 | 比叡S 1着 |
17.2 | ロードヴァンドール | 太宰 | 昆 | 中日新聞杯 13着 |
キングスポーツとは!?
はじめまして!私たちは1981年の創業以来、39年間、予想一筋で勝負をして参りました「キングスポーツ」です。 当ページをご覧を頂き、ありがとうございます!!
自己紹介がてら、ひとつ質問をさせてください。
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おそらく「馬券的中するために、何らかの情報を得たい」という思いがあるのではないでしょうか。
レース名を検索し、本記事だけではなく、様々な競馬関連のサイト、あるいはスポーツ紙のサイトをチェックされていることでしょう。
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・予想はできたけど、最終的に「どの券種に、いくら買うのか?」といった最終決断が出ていましたか?
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✓勝負レースは1日2鞍のみ
✓馬連 6点
✓3連単60点(3連複なら25点)
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長くなってしまいましたが、最後に改めて。
キングスポーツは、必ずあなたの予想を進化させてみせます!
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