JBC 2018【枠順確定】各レースの主な出走馬やレース見解など
ダート競馬における「秋の最高峰」のひとつとして例年開催されてきた【JBC】。
2001年の創設以来、地方競馬場の持ち回りで実施されてきたが、今年初めてJRAの主催で開催。舞台は京都競馬場!11月4日(日)に行われる。
当然、例年以上に力のあるメンバーが揃った!楽しみにされている方も多いだろう。
そこで、この記事では【JBCクラシック】【JBCスプリント】【JBCレディスクラシック】の主な出走馬解説、そして、3レースに共通する「ポイント」について記そうと思う。ぜひ、最後までご覧頂きたい。
≪INDEX≫ ■JBCクラシック上位人気候補の解説 ■JBCスプリント上位人気候補の解説 ■JBCレディスクラシック上位人気候補の解説 ■3レースに共通する「ポイント」とは?
【枠順確定・京都11R】第18回 JBCクラシック
2018年11月 4日(日) 5回京都2日目 18頭
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1900m
枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | センチュリオン | 牡6 | *幸英明 | 57 | (美)田村康仁 |
1 | 2 | タガノゴールド | 牡7 | *下原理 | 57 | [地]新子雅司 |
2 | 3 | シュテルングランツ | 牡7 | *的場文男 | 57 | [地]小久保智 |
2 | 4 | サンライズソア | 牡4 | ルメール | 57 | (栗)河内洋 |
3 | 5 | アスカノロマン | 牡7 | 太宰啓介 | 57 | (栗)川村禎彦 |
3 | 6 | マイネルバサラ | 牡5 | *戸崎圭太 | 57 | (美)松山将樹 |
4 | 7 | サウンドトゥルー | セ8 | *大野拓弥 | 57 | (美)高木登 |
4 | 8 | ケイティブレイブ | 牡5 | 福永祐一 | 57 | (栗)杉山晴紀 |
5 | 9 | ノンコノユメ | セ6 | 内田博幸 | 57 | (美)加藤征弘 |
5 | 10 | テイエムジンソク | 牡6 | 古川吉洋 | 57 | (栗)木原一良 |
6 | 11 | カツゲキキトキト | 牡5 | 大畑雅章 | 57 | [地]錦見勇夫 |
6 | 12 | $アポロケンタッキー | 牡6 | *M.デム | 57 | (栗)山内研二 |
7 | 13 | オールブラッシュ | 牡6 | *C.デム | 57 | (栗)村山明 |
7 | 14 | オメガパフューム | 牡3 | 和田竜二 | 55 | (栗)安田翔伍 |
8 | 15 | テーオーエナジー | 牡3 | *岩田康誠 | 55 | (栗)宮徹 |
B8 | 16 | クリソライト | 牡8 | 武豊 | 57 | (栗)音無秀孝 |
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JBCクラシックの上位人気候補3頭
【短評】ケイティブレイブ(福永・杉山)
▼最近の主な戦績
日本テレビ盃(1着)
⇒今年2月のG1【フェブラリーステークス】こそ11着に敗れたが、これは単純に距離が短かったからだろう。
快勝した前走【日本テレビ盃】や、2着にまとめた6月の【帝王賞】など、得意とする1800M以上の中距離戦では、全く崩れそうな雰囲気がない。その安定感を生む最大の要因は、前半から確実に好位を確保できるスピードだろう。好位がとれるから、変に揉まれることがない。ロスもない。力を出し切れるという訳だ。
鞍上・福永も、先日の【菊花賞】で12番人気の伏兵を5着にもってくるなど頼もしい。上位争いの可能性は高そうだ。
【Check Point】⇒力がある分、また前にいく脚質の分、どうしても後方待機馬の目標にはされやすい。負けるとしたら、先頭でゴールしようとしたところ、出し抜けのような形で差されるケースだろう。
▼参考レース 日本テレビ盃
【短評】オメガパフューム(和田・安田翔)
▼最近の主な戦績
シリウスステークス(1着)
⇒初めての「対古馬重賞」となった前走【シリウスステークス】だが、斤量53キロという追い風はあったにせよ、見事な差し切り勝ちだった。
レースの鞍上・和田のコメントに注目。「初めて騎乗したが乗りやすくて」という旨を一番最初に語った。要するに、鞍上の支持に素直に従ってくれるということだろう。競馬センスが抜群ということか。
最初に言葉に出てくるのだから、よほど印象に残ったに違いない。それだけに、今回のレースでの結果にかかわらず、追いかけていく必要のある一頭だろう。
【Check Point】⇒前走は53キロだったが、今回は55キロで、古馬との斤量差が少なくなる。この点がどうか?調教を見る限り、体調は良さそうだ。
▼参考レース シリウスステークス
【短評】ノンコノユメ(内田博・加藤征)
▼最近の主な戦績
南部杯(4着)
⇒前走の【南部杯】は4着に敗戦。3歳馬のルヴァンスレーヴに子供扱いされてしまった。
この結果をどう見るかだが、私たちは休み明けで仕上がり途上だったことが敗因ではないかと考える。今年2月のG1【フェブラリーステークス】において、上がり3ハロン最速の脚で、4角13番手から差し切ったように、ハマった時の爆発力は現役屈指!一度叩かれたことで状態さえ戻れば、やはり優勝争いに絡んでくるだろう。
【Check Point】⇒最大の問題は距離かもしれない。ベストはマイル。1ハロン長い。もっとも、直線が平坦の京都は、東京と比べれば走りやすい。それだけに、多少の距離はこなしそうだが。
▼参考レース 南部杯
JBCクラシックなど「今週の4本の勝負レースを含む6重賞を3500円でOK!」の詳細は本記事の後半で
JBCスプリントの指定買い目をプレゼント!詳細は本記事のラストで!
【京都10R・枠順確定】第18回 JBCスプリント
2018年11月 4日(日) 5回京都2日目 19頭
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1200m
枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ネロ | 牡7 | 戸崎圭太 | 57 | (栗)森秀行 |
B1 | 2 | ニシケンモノノフ | 牡7 | 横山典弘 | 57 | (栗)庄野靖志 |
2 | 3 | キングズガード | 牡7 | 藤岡佑介 | 57 | (栗)寺島良 |
2 | 4 | キタサンミカヅキ | 牡8 | 森泰斗 | 57 | [地]佐藤賢二 |
3 | 5 | $マテラスカイ | 牡4 | 武豊 | 57 | (栗)森秀行 |
3 | 6 | グレイスフルリープ | 牡8 | ルメール | 57 | (栗)橋口慎介 |
4 | 7 | ウインムート | 牡5 | 内田博幸 | 57 | (栗)加用正 |
4 | 8 | ナックビーナス | 牝5 | *大野拓弥 | 55 | (美)杉浦宏昭 |
5 | 9 | セイウンコウセイ | 牡5 | 池添謙一 | 57 | (美)上原博之 |
5 | 10 | ノブワイルド | 牡6 | 左海誠二 | 57 | [地]小久保智 |
B6 | 11 | アンサンブルライフ | 牡5 | 繁田健一 | 57 | [地]小久保智 |
6 | 12 | ラブバレット | 牡7 | 山本聡哉 | 57 | [地]菅原勲 |
7 | 13 | レッツゴードンキ | 牝6 | 岩田康誠 | 55 | (栗)梅田智之 |
B7 | 14 | $モーニン | 牡6 | *C.デム | 57 | (栗)石坂正 |
8 | 15 | $テーオーヘリオス | 牡6 | 浜中俊 | 57 | (栗)梅田智之 |
8 | 16 | ノボバカラ | 牡6 | *御神本訓 | 57 | (美)天間昭一 |
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JBCスプリントの上位人気候補3頭
【短評】マテラスカイ(武豊・森)
▼最近の主な戦績
東京盃(4着)
⇒とにかく、2走前の重賞【プロキオンステークス】の内容には驚かされた。時計の出やすい不良馬場だった点を考慮しても、レコードとなる1分20秒3の時計は速いし、文字通り、後続に影をも踏ませずに逃げ切ったのだから。(2着馬には4馬身もの差をつけている)
それほどの馬が、前走【東京盃】では4着に敗れた。本質的に1200Mは短いのか?(プロキオンは1400M)敗因は難しいが、体調自体は叩かれたことで良くなっているようだし、改めて。
【Check Point】⇒陣営からも「叩かれたことで身体が締まってきた」というコメントが出ている。この秋、G1で好調の武豊が、いよいよ勝利を掴むか!?
▼参考レース 東京盃
【短評】レッツゴードンキ(岩田・梅田智)
▼最近の主な戦績
スプリンターズステークス(5着)
⇒基本的には芝のスプリント路線で活躍してきた馬。例えば今年3月のG1【高松宮記念】では、ファインニードルからハナ差の2着でゴールしている。
一方でダートの実績も抜群だ。2年前の【レディスクラシック】では2着、また今年2月の【フェブラリーステークス】でも5着にまとめている。適性云々を超越して、競走馬としてのスケールが、ここでは一枚上と見て間違いないだろう。普通に回ってくれば、自ずと上位争いに絡みそうだ。
【Check Point】⇒【スプリンターズステークス】では上がり最速をマークする激走。疲労が心配されたが、管理する梅田調教師からは「状態がアップしている」との前向きなコメントが出ている。
▼参考レース スプリンターズステークス
【短評】ナックビーナス(大野・杉浦)
▼最近の主な戦績
スプリンターズステークス(7着)
⇒2番人気に推された前走【スプリンターズステークス】はまさかの7着に敗戦。
鞍上にモレイラを配していた点からも陣営の期待は大きかっただろうし、ショックは大きかったはず。だが、管理する杉浦調教師は「以前もそうでしたが、どうもスンナリとした形の時は負けている」と淡々と語っていた。敗因が分析できていることと、次走、つまり今回のレースへの期待が、落胆を回避させたのかもしれない。ダートは久々だが適性は高そうだし、注目が必要だ。
【Check Point】⇒モレイラからの乗り替わりになるが【JBCクラシック】や【レディスクラシック】で実績のある大野なら全く心配はなさそうだ。
【枠順確定・京都12R】第8回 JBCレディスクラシック
2018年11月 4日(日) 5回京都2日目 18頭
3歳以上・オープン・G1(定量)(牝)(国際)(指定) ダート1800m
枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | アイアンテーラー | 牝4 | 浜中俊 | 55 | (栗)飯田雄三 |
1 | 2 | フォンターナリーリ | 牝5 | *C.デム | 55 | (栗)中内田充 |
2 | 3 | クイーンマンボ | 牝4 | ルメール | 55 | (栗)中竹和也 |
2 | 4 | $ラビットラン | 牝4 | *M.デム | 55 | (栗)中竹和也 |
3 | 5 | ラインハート | 牝7 | 笹川翼 | 55 | [地]月岡健二 |
3 | 6 | ジュエルクイーン | 牝6 | *岩田康誠 | 55 | [地]福永敏 |
4 | 7 | カワキタエンカ | 牝4 | 池添謙一 | 55 | (栗)浜田多実 |
4 | 8 | ビスカリア | 牝6 | *森泰斗 | 55 | (栗)山内研二 |
B5 | 9 | サルサディオーネ | 牝4 | *丸山元気 | 55 | (栗)羽月友彦 |
B5 | 10 | プリンシアコメータ | 牝5 | *武豊 | 55 | (美)矢野英一 |
6 | 11 | $リエノテソーロ | 牝4 | 吉田隼人 | 55 | (美)武井亮 |
6 | 12 | ブランシェクール | 牝5 | *御神本訓 | 55 | [地]藤田輝信 |
7 | 13 | アンデスクイーン | 牝4 | 松若風馬 | 55 | (栗)西園正都 |
7 | 14 | ディアマルコ | 牝5 | 佐原秀泰 | 55 | [地]那俄性哲 |
8 | 15 | ファッショニスタ | 牝4 | *大野拓弥 | 55 | (栗)安田隆行 |
8 | 16 | アンジュデジール | 牝4 | 横山典弘 | 55 | (栗)昆貢 |
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JBCレディスクラシックの上位人気候補3頭
【短評】ラビットラン(デムーロ・中竹)
▼最近の主な戦績
ブリーダーズGC(1着)
⇒現在、芝における牝馬路線といえば、4歳世代が圧倒的な力を見せている。昨年の【秋華賞】を勝ったディアドラ、【エリザベス女王杯】を勝ったモズカッチャンあたりは、この先も牝馬路線を先頭で引っ張ることになるだろう。
そういった強豪たちと、3歳時に芝でしのぎを削っていたのがラビットラン。芝でも通用する走力を備える馬が、元々適性が高いと言われていたダート路線に転向したのだから、活躍も当然だろう。4歳牝馬は本当に奥が深い!
【Check Point】⇒前走の【ブリーダーズGC】2着馬に4馬身差の圧勝!現状、ダートでは底が見えない。普通に走れば勝ち負け。
▼参考レース ブリーダーズGC
【短評】クイーンマンボ(ルメール・中竹)
▼最近の主な戦績
3走前 平安S(2着)
⇒こちらも、ラビットランと同じく4歳牝馬。クイーンマンボに最も驚かされたのが、何と言っても3走前の重賞【平安ステークス】。牡馬の強豪が揃う中、4角6番手からキレのある末脚を使い、2着にまで追い込んだのだ。
その後の牝馬相手のレース2戦で凡走をしているように、少々ムラっぽい面もあるようだが、ハマった時の爆発力では、ラビットランを凌ぐレベルかもしれない。絶好調男・ルメールの存在も頼もしい。
【Check Point】⇒前2走は、状態がもうひとつという面もあったようだ。今回はキッチリと仕上がっているようだし、本領発揮へ!
▼参考レース 平安ステークス
【短評】プリンシアコメータ(武豊・矢野英)
▼最近の主な戦績
2走前 ブリーダーズGC(2着)
⇒上でご紹介したラビットランと激突したのが、2走前の【ブリーダーズGC】。前半から先頭に立ってハイペースで飛ばしたものの、粘りきれずに2着に敗れた。
だが、使われていたラビットランに対し、こちらは休み明けの仕上がり途上だった。そういった点を考慮すれば、ほぼ互角の評価でも良いのかもしれない。
鞍上・武豊とは、昨年の【レディスクラシック】以来1年ぶりのコンビ結成!その時は2着だった。リベンジに期待!
【Check Point】⇒少々気になるのは、陣営から「輸送が苦手」というコメントが出ている点だ。関東馬だけに、難しい面もあるのだろうが・・・。【セントライト記念】をジェネラーレウーノで勝つなど、今年好調の矢野英師の手腕に注目!
3レースに共通するポイントとは?
では3レースを攻略するためのポイントだが、結論から申し上げると
京都競馬場の砂質にあり
「JBC=力のいる砂の地方競馬場」という印象の方が多いだろう。
だが、今年のJBCは、本記事の冒頭でも記した通り「中央の京都」で行われる。
中央のダートは、地方のダートよりも軽く、スピードが出やすいと言われる!だからこそ、3レース共に「スピード決着に対応可能な馬が有利」だと確信するのだ。
例えばあの馬などは
例えば【JBCクラシック】に出走するケイティブレイブは、同じように時計の速い東京のダートで行われた【フェブラリーステークス】で惨敗している。距離適性云々はあるにせよ、必ずしも今回「京都開催」が有利とは言い難い。
もちろん、底力の違いでカバーする可能性もあるが、過大評価が禁物であることは頭に入れておく必要があるだろう。
こういった点を踏まえた上で、浮上してくる各レースの軸馬とは?
上で話題にした今年2月の【フェブラリーステークス】において3連単4万馬券を射止めるなど「ダートの大一番に強いキングスポーツ」だからこそ導ける答えを知らずに、貴方は【JBC】に挑めるかな?
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【JBCクラシック】など「今週の4本の勝負レースを含む6重賞を3500円」でご利用OK
記念すべき年をキングスポーツと共に
11月競馬開幕となる今週は、史上初めて【JBC】3レースが中央競馬(京都)で行われます。
まさに「記念すべき年」ですよね!キングスポーツ、そんな時に黙っていられるようなおとなしい集団ではございません。笑
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クラシックのその前で
史上初めてJRA競馬場(京都)で開催されることになった【JBC】。
中でも注目を集めているが【JBCクラシック】で、古馬の『ケイティブレイブ』か?3歳馬の『オメガパフューム』か?それとも?歓喜の瞬間を想像して、楽しみにされている方も多いでしょう。
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