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ホーム勝負の明暗函館記念 2021【回顧】改めて思う「混戦の時ほど基本に立ち返る」

函館記念 2021【回顧】改めて思う「混戦の時ほど基本に立ち返る」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】函館記念 2021 における勝負の明暗

2021年 7月18日(日) 1回函館6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第57回農林水産省賞典函館記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
4 8 トーセンスーリヤ 牡6 56 横山和生 1.58.7 03-03-03-02 35.5 2 4.5 482 0 (美)小野次郎
2 4 アイスバブル 牡6 55 水口優也 1.59.2 3 12-12-13-11 35.1 14 33.7 458 -8 (栗)池江泰寿
8 15 バイオスパーク 牡6 57 池添謙一 1.59.2 ハナ 04-04-04-03 35.8 12 28.0 478 0 (栗)浜田多実
6 11 ディアマンミノル 牡4 54 泉谷楓真 1.59.2 クビ 14-14-13-11 35.1 11 25.8 466 0 (栗)本田優
B5 9 サトノエルドール 牡5 56 亀田温心 1.59.2 ハナ 09-09-06-03 35.6 8 21.7 470 -4 (美)国枝栄
B3 5 ジェットモーション セ5 54 横山武史 1.59.2 クビ 09-09-10-09 35.3 4 8.8 522 -4 (栗)藤岡健一
2 3 ワールドウインズ セ4 56 武豊 1.59.3 クビ 04-04-04-06 36.0 5 10.3 464 -4 (栗)武幸四郎
5 10 マイネルウィルトス 牡5 56 丹内祐次 1.59.3 06-06-06-07 35.7 3 6.1 470 -6 (栗)宮徹
1 1 カフェファラオ 牡4 58.5 ルメール 1.59.4 クビ 06-06-06-07 35.8 1 4.1 524 +6 (美)堀宣行
10 1 2 ハナズレジェンド 牡8 55 藤岡佑介 1.59.5  1/2 09-09-10-09 35.6 6 17.0 470 -6 (栗)田中克典
11 4 7 ドゥオーモ 牡8 53 勝浦正樹 1.59.8 2 15-15-15-16 35.4 15 44.9 468 +2 (栗)野中賢二
12 3 6 タイセイトレイル 牡6 55 菱田裕二 1.59.8 12-12-10-11 35.9 16 57.3 486 -16 (栗)矢作芳人
13 7 13 ワセダインブルー 牡6 54 大野拓弥 2.00.2 2 16-16-15-14 35.8 9 22.1 448 -8 (美)池上昌和
14 7 14 マイネルファンロン 牡6 55 秋山稔樹 2.00.6 2 1/2 02-02-01-01 37.9 7 19.9 482 -2 (美)手塚貴久
15 8 16 レッドジェニアル 牡5 57 坂井瑠星 2.01.8 7 01-01-02-03 39.1 13 33.2 506 +12 (栗)高橋義忠
16 6 12 アドマイヤジャスタ 牡5 56 吉田隼人 2.01.8 ハナ 06-06-06-14 38.1 10 23.3 520 +6 (栗)須貝尚介

 

やはり!今年も大波乱

昨年の【函館記念】といえば、単勝二桁人気の2頭がワンツーフィニッシュ!

馬連では衝撃の13万馬券が飛び出している。

夏競馬を代表する「荒れる重賞」と言って良いだろう。

当然、今年も一筋縄ではいかないと思われたが、、、案の定。

優勝馬こそ2番人気のトーセンスーリヤだったが、2~4着には単勝二桁人気が食い込んだ!

対照的に、上位人気馬(1~5番人気)のうち、優勝したトーセンスーリヤを除く4頭は、掲示板さえ確保できず。

では、どういった考え方で挑めば、射止めることができたのか?

 

ポイントはどこにあった?

実は、レース終了後に結果を振り返ってみて、ひとつだけ思ったことがある。

結果論になってしまうことは承知の上。

それでも、回顧の目的は「レースを振り返ることで明日の夢馬券獲得の糧とする」こと。

しっかりと考え方を皆さまと共有しておきたい。

 

ポイントは「重賞帰り」

ぜひ、出走各馬の前走の戦歴を振り返ってみてほしい。

今回のメンバー中、前走で芝の重賞を使われた馬はわずか5頭だけ。

そのうちの4頭が1着~4着を占める結果となったのだ!

 

改めて思う「基本は大事だ」

前走重賞組が活躍

優勝したトーセンスーリヤ以外の3頭は、前走の着順が良くなかった。

だからこそ、単勝二桁人気にとどまったのだろう。

それでも、やはり重賞はレベルが高い!そういった中で揉まれてきた馬たちなのだ。
特に2着アイスバブルと4着ディアマンミノルは、G2で戦っている!

そんな馬が相手が大幅に弱化するオープン特別を走るのだ。

プロ野球でいえば、2軍でホームラン王を獲るより、例え控えでも1軍ベンチに座っている選手の方が実力は上。それと同様に、やはり力の違いを見せつけることになったという訳だ。

考えてみれば、競馬予想において

迷った時は上のレベルで戦ってきた馬を買う

というのは基本中の基本。それを忠実に守れば獲れたレース。

改めて、競馬予想において基本が重要であることを確認できたこと、これが最大の収穫かもしれない。

 

上位入線馬について

さて、ここまではレース全体の考え方についてご紹介してきた。

だが、今後は個々の馬たちの番だ。

もちろん、今回の走り自体は素晴らしいが、彼らには先がある。

夏競馬でもう一度走るか、そうでなくても秋競馬にはどこかしらで出走するはず。

その際に買えるのか、買えないのか、という点についても考えておく必要があるだろう。

ということで、勝ち馬トーセンスーリヤ、そしてもう1頭、気になる馬がいる。

その2頭をご紹介していきたい。

 

1着トーセンスーリヤ⇒想像以上に強い!

まずは、昨年の【新潟大賞典】以来の重賞2勝目おめでとう。

当時は、初重賞挑戦ということで10番人気の低評価。

マークもなく気楽に乗れた部分もあっただろうが、今回は2番人気だけに注目度も高かった。

そういった点をものともせずに勝利を収めたという意味で、価値は大きい。

 

有料会員様であればご存知の通り、今回のレースにおけるキングスポーツの軸馬の1頭だった。

では、どうして指名できたか?

もちろん、これまでの戦績自体はこの中では一枚上だったが、それ以上に

最近は走りの中身が非常に良くなっている!

ハッキリとこのように感じられていたからだ。

 

精神的な充実が目立ち

トーセンスーリヤについて、有料会員様には次のようにご紹介している。

一部抜粋の形になるが、ご紹介してみたい。

元々、前に行ってこその部分はあったが、年齢を重ねたことにより、最近は「折り合い」にも進化が見られる。そのため、無用なスタミナロスや失速のケースが少なくなった。

コンマ1秒を争う競馬の世界において、ほんのわずかなスタミナロスがどれだけの差を生むか?想像に難くない。

だが、今のトーセンスーリヤにはそれが(ほぼ)ない。

上で「最近は走りの中身が非常に良くなっている」と記したが、理由は精神面の充実にあるのだ。

振り返ってみれば、昨年夏の時点で【宝塚記念】7着や【札幌記念】6着など、高いレベルで活躍していたのだ。

精神的な充実が見られる今なら、さらに上の着順も狙えると思う。

さすがにG1での勝ち負けまでは何とも言えないが、2000M前後のG2なら獲れる!

期待を込めて未来の主役に指名したい。

 

4着ディアマンミノル⇒理想は2200M以上か

早速、レース後の鞍上・泉谷騎手のコメントをご紹介。

「直線で大外を通っていたので、来てはいましたが、きつくなりました。重賞でもやれる所は見せてくれましたが、今日はロスが痛かったです」

鞍上が語る通り、確かにロスは少なくなかった。

上がり3ハロン最速タイムもマークしていただけに、勝てたとは言わないが、2着でゴールできていた可能性は高いと判断。

もっと良くなる馬

一方で、距離が短かかった(2000M)のかなとも感じる。

なかなかスムーズにレースの流れに乗れなかったように見えた。

やはり、少なくとも2200M以上はほしい。

現時点でも2200M以上ならG3なら勝ち負けの可能性濃厚。

4歳という年齢を考えれば、力をつければG2まで、、、。注目していこう。

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【函館記念 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 トーセンスーリヤ(横山和生騎手)
「これといったレースプランは決めていませんでした。スタートを決めて、周りも流れていったので、リズム良くイメージ通りに運べました。具合の良さが中間の調教からも伝わってきていたので、自分が焦らなければ、と思っていました。直線で抜け出してからも交わされることはないと思いました。再び、この馬と重賞を勝てて、とても嬉しいです」

2着 アイスバブル(水口優也騎手)
「重賞でもよく来てくれました。洋芝も合っています。内枠で本当はもう一つ前の位置を取りたかったのですが、脚を溜めた分、良い脚を使ってくれました。よく頑張っています」

3着 バイオスパーク(池添謙一騎手)
「外枠でも良い位置が取れました。久々の競馬でも良いレースが出来ました」

4着 ディアマンミノル(泉谷楓真騎手)
「直線で大外を通っていたので、来てはいましたが、きつくなりました。重賞でもやれる所は見せてくれましたが、今日はロスが痛かったです」

5着 サトノエルドール(亀田温心騎手)
「人気馬を見つつ行ければと思っていました。スタートは思った通り出ましたし、行きっぷりも良かったです。最後はバイオスパークと同じ脚色になりましたが、内と外の差もあったと思います。頑張ってくれました」

7着 ワールドウインズ(武豊騎手)
「やりたいレースは出来ました。ただ、4コーナーで手応えが薄くなりました。ちょっとハンデもきつかったかもしれません」

9着 カフェファラオ(C.ルメール騎手)
「距離や芝は大丈夫でした。しかし、1番枠で狭くなってしまいました。彼は狭くなると気にしてしまう馬なので、それがなければ、もっと良い競馬になったと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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