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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】大阪杯 2023 など⇒恐れるな!武豊だって苦しんでいるんだ&「次に買いたい未来の主役」をご紹介

【先週の重賞回顧】大阪杯 2023 など⇒恐れるな!武豊だって苦しんでいるんだ&「次に買いたい未来の主役」をご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

大阪杯 2023 の回顧&未来の主役

2023年 4月 2日(日) 2回阪神4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第67回大阪杯
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・内 2000m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
5 9 ジャックドール 牡5 58 武豊 1.57.4   01-01-01-01 35.3 2 (栗)藤岡健一
6 11 スターズオンアース 牝4 56 ルメール 1.57.4 ハナ 12-12-11-09 34.4 1 (美)高柳瑞樹
7 13 ダノンザキッド 牡5 58 横山和生 1.57.4 クビ 04-04-04-03 35.0 10 (栗)安田隆行
4 7 マテンロウレオ 牡4 58 横山典弘 1.57.8 2 03-03-03-03 35.4 8 (栗)昆貢
1 2 マリアエレーナ 牝5 56 浜中俊 1.57.9  3/4 10-10-08-09 35.0 6 (栗)吉田直弘
1 1 ジェラルディーナ 牝5 56 岩田望来 1.58.0  1/2 13-12-11-11 34.9 5 *(栗)斉藤崇史
7 14 ヒシイグアス 牡7 58 松山弘平 1.58.0  1/2 05-05-05-05 35.4 4 (美)堀宣行
2 4 ノースブリッジ 牡5 58 岩田康誠 1.58.1 クビ 07-05-05-05 35.5 7 (美)奥村武
3 6 ヴェルトライゼンデ 牡6 58 川田将雅 1.58.1 クビ 07-08-08-08 35.3 3 (栗)池江泰寿
10 5 10 ポタジェ 牡6 58 坂井瑠星 1.58.1 ハナ 05-05-05-05 35.5 12 (栗)友道康夫
11 4 8 ラーグルフ 牡4 58 戸崎圭太 1.58.2  1/2 14-14-14-14 34.9 9 (美)宗像義忠
12 2 3 モズベッロ 牡7 58 西村淳也 1.58.2 ハナ 15-15-14-14 34.9 16 (栗)森田直行
13 6 12 キラーアビリティ 牡4 58 団野大成 1.58.3 クビ 10-11-11-11 35.2 11 *(栗)斉藤崇史
14 3 5 ワンダフルタウン 牡5 58 和田竜二 1.58.9 4 16-16-16-14 35.4 15 (栗)高橋義忠
15 8 16 ノースザワールド 牡5 58 北村友一 1.59.3 2 1/2 02-02-02-02 37.0 14 (栗)大久保龍
16 8 15 ヒンドゥタイムズ セ7 58 池添謙一 1.59.5 1 1/4 07-08-08-11 36.6 13 *(栗)斉藤崇史

 

おめでとう!ジャックドール&武豊

まずは何より優勝したジャックドール&武豊騎手、そして関係者の皆様に、心からの祝福を申し上げたい。

ジャックドールはもちろんこれがG1初制覇、武豊騎手は今年のG1初制覇で、54歳でのG1勝ちは最年長記録(これまでは、岡部幸雄さんの53歳11ヶ月だったそうだ)。

さらに藤岡健一厩舎も、7年ぶりのG1勝ちになるだけに、喜びもひとしおだろう。

さて、2番人気という高評価での勝利だから、ファンの側からすれば、妥当な勝利という見方もできるかもしれない。

だが、その背景には、かかわる人全ての苦労、苦悩、思いが数えきれないほど散りばめられている。

中でも、印象的だったのは、レース後の武豊騎手のインタビューだ。

 「力のある馬で前回の香港から乗せてもらうことになって、その香港で結果出せなかったので。もう乗れないのかなと思っていたところ、こうやってチャンスもらえたことがすごくうれしかったので。それが大きかった、僕の中では。なんとか結果出さないといけない気持ちが強かった」

 

まさかのコメントに驚いた

思わず「えっ?」と呟いてしまった。

確かに前走の香港遠征では7着に敗れた。だが、皆様もご存知の通り、スタートで立ち遅れ、得意の形に持ち込めなかったことが敗因。

そして、出遅れというのは、基本的にはジョッキーの技術でどうにかなる部分を超えているケースが大半だという。(実際に、今週の【ダービー卿チャレンジトロフィー】では、あの川田騎手の馬でさえ、大きく出遅れていたじゃないか)

お見事!ジャックドール

つまり騎手の責任ではないという考え方は十分に成り立つ。

ましてや武豊騎手ほど実績のあるレジェンドから、堂々と「次こそ俺が勝利に導くぞ!」と構えているものだとばかり思っていた。

だが、実際には「もう乗れないのかと思っていたところ、、、」

そこで、私は気付かされたのだ。

「あの武豊騎手だって、日々悩み、苦しんでいるのだ」ということに。

 

恐れるな!前を向いて戦え!

私を含め、一般の社会を普通に生きる人間は、社会生活、プライベートにかかわらず、何かしらの悩みを抱えていると思う。(悩みの規模に大小の差はあれど)

悩み、そして恐れ、日々の歩みが窮屈になり「どうせ無理だよ、、、」みたいな事を呟いたことのある方は少なくないはず。

その度に、競馬だとか、例えば野球(先日のWBCなど)だとか、スーパースターのパフォーマンスを目の当たりにして、明日への活力を得たるする訳だが、、、

実は、私たちに活力をくれていたスーパースターも、同じように悩みや苦しみを抱えていたのだ。

 

特に武豊騎手の場合、業界のレジェンドという立場上、そして年齢的なこともあり、簡単に弱音が吐けない分、ある意味では私たちよりも孤独かもしれない。

だが、彼はその状況を乗り越えた!そして最高の結果を出した。

本当にすごい事だと思う。

私たちは、スーパースターたちのパフォーマンスそのものよりも、今回の武豊騎手が見せたような「生き様」にこそ学ばなくてはいけないのかもしれない。

 

競馬は人生そのものだ

競馬というのは、人生そのものだと私は思っている。

馬券が当たって喜んで、馬券が外れて腹を立てて。

魅力的な馬の登場に心をときめかせたかと思えば、その馬の引退に寂しさを覚えて。

競馬は人生そのものだ!

人生も同じ。決していいことばかりではないけど、日々のちょっとした出来事から、喜びや楽しさも感じられる。

そうした感情の揺れ動きと共に、私たちはかけがえのない日々を歩んでいるのだ。

繰り返すが、そしてあくまでも持論だが「競馬=人生」。

それだけに、回顧のコラムでも、時には「あの馬が強かった、あそこがポイントだった」ということばかりではなく「生き様を学びとして吸収する」そんな回があっても良いのではないだろうか。

(もちろん、馬の強さの話なら、明らかにジャックドールとスターズオンアースが一枚上だったしい、騎乗でいえば、前半59秒ジャスト想定のところ、58秒9で通過するという、ほぼ完ぺきなペースでレースをリードした武豊騎手が突き抜けていたという面はあるが)

だから最後に言いたい。

あの武豊騎手だって悩んで苦しんでいるんだ。だから恐れることはない。私たちも何があっても前を向こう!自分を信じて歩もう!栄光の日々は、きっとその先に待っているはずだ!

 

ダービー卿チャレンジトロフィーの回顧&未来の主役

2023年 4月 1日(土) 3回中山3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第55回ダービー卿チャレンジT
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 8 インダストリア 牡4 56 戸崎圭太 1.33.2    07-06-06 33.4 3 (美)宮田敬介
2 4 ジャスティンカフェ 牡5 58 ルメール 1.33.3  3/4  09-08-07 33.4 2 (栗)安田翔伍
8 16 ゾンニッヒ 牡5 56 菅原明良 1.33.4  1/2  03-04-04 33.7 5 (栗)池江泰寿
5 9 マテンロウオリオン 牡4 58 横山典弘 1.33.6 1 1/4  13-12-13 33.2 7 (栗)昆貢
6 11 ウイングレイテスト 牡6 57 松岡正海 1.33.6 クビ  03-03-03 34.1 6 (美)畠山吉宏
6 12 ミッキーブリランテ 牡7 57.5 坂井瑠星 1.33.6 ハナ  02-02-02 34.2 14 (栗)矢作芳人
2 3 レッドモンレーヴ 牡4 56 川田将雅 1.33.6 ハナ  15-14-14 33.0 1 (美)蛯名正義
3 6 ミスニューヨーク 牝6 56 M.デム 1.33.7 クビ  06-08-07 33.8 4 *(栗)杉山晴紀
7 13 タイムトゥヘヴン 牡5 58 大野拓弥 1.33.7 クビ  07-06-07 33.9 11 (美)戸田博文
10 4 7 アナザーリリック 牝5 56 津村明秀 1.33.7  11-11-10 33.5 9 (美)林徹
11 1 2 ルプリュフォール セ7 57 石橋脩 1.34.0 1 3/4  11-12-14 33.6 8 (栗)松永幹夫
12 8 15 ファルコニア 牡6 58.5 吉田隼人 1.34.0  03-04-04 34.3 10 (栗)高野友和
13 3 5 スカーフェイス 牡7 57 横山和生 1.34.2 1 1/4  14-15-10 33.4 13 (栗)中竹和也
14 7 14 ベレヌス 牡6 58 西村淳也 1.34.5 1 1/2  01-01-01 35.4 12 *(栗)杉山晴紀
15 1 1 ソロフレーズ 牡8 53 武士沢友 1.34.8 2  09-10-10 34.7 16 (美)佐藤吉勝
16 5 10 トーラスジェミニ 牡7 58 佐藤翔馬 1.37.3 大差  16-16-16 36.0 15 (美)小桧山悟

 

今年の上位勢は一味違う

改めて申しあげるまでもないだろうが【ダービー卿チャレンジトロフィー】はマイルの重賞。

それゆえに、同じマイルの距離の大一番で、2ヶ月後に行われる【安田記念】に直結するレースだというイメージを持っている方は多いかもしれない。

だが、実際には全く逆なのだ。

ということで、近年の勝ち馬を対象に、同年【安田記念】の結果をご紹介したい。

▼近年の優勝馬▼

17年ロジチャリス⇒安田記念14

18年ヒーズインラブ⇒安田記念13

19年フィアーノロマーノ⇒安田記念14

20年クルーガー⇒安田記念14

21年テルツェット⇒安田記念は出走せず

22年タイムトゥヘヴン⇒安田記念は出走せず

近2年の勝ち馬こそ出走していないが、それ以前はことごとく苦戦している。

では、今年も【ダービー卿チャレンジトロフィー】は厳しいのか?

私たちの感覚としては「今年の上位組は一味違う」

 

あの実力馬を物差しに

そう言い切れる理由は、2着のジャスティンカフェにある。

この馬は、間違いなく現在の古馬マイル路線のトップクラスの一頭だ。

例えば昨年秋の【毎日王冠】では2着。先日の【大阪杯】で3着に好走したダノンザキッドに先着している。

また、大一番【マイルCS】では位置どりが悪くなったこともあり6着に終わったが、上がり3ハロンでは2番目のタイムをマークしていた。

実力馬、ジャスティンカフェ

それほどの強豪が、今回も好レース。レース後、ルメール騎手が「勝った馬の後でベストポジション、いい競馬でした」と高評価するレースぶり。

58キロを背負いながら、さすがとしか言いようがない。当然【安田記念】でも上位を争うだろう。

だが、ジャスティンカフェ自身のことよりも、それほどの強豪に先着したり、負けてもそれほど大きく先着されていない馬が複数いたことが素晴らしい。

ジャスティンカフェを物差しにすれば、本当に今年の上位組は一味違うと思うし、安田で好走する馬が複数出ても驚けないと思う。

 

ここは素直に!未来の主役やはりあの馬!

では未来の主役は?魅力的な馬が揃う中、やはり1番人気だったレッドモンレーヴを挙げたい。

レースをご覧の方ならご承知の通り、スタートで大きな出遅れ。

これまで、好位からのレースで結果を出し続けてきた馬だけに、厳しいレースを予想された方は多かっただろう。

だが、4角14番手通過から、上がり3ハロン最速の脚を繰り出して豪快に追い込んだ!

これからが楽しみなレッドモンレーヴ

着順こそ7着ながら、優勝したインダストリアから0.4秒差だから、明らかに位置どりの差だけ。

伸びてくる際の動きにはG1馬を思わせる凄みを感じたし、結果的に「新しい脚質」を発掘できたのだから、今後へ向けては、大きな収穫と言えるのかもしれない。

さて、レース後、川田騎手は「ポテンシャルの高い馬なので、体と心が成長してくればと思います」と語っている。

確かに、気性の若さは否めないが、絶対的な走力があるだけに、ひとつ噛み合えば大きく弾けるとみた!

賞金の関係もあるだろうが【安田記念】出走がかなえば、かなり楽しみな存在になるはずだし、意識しておいてほしい。

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勝負の明暗はどこにあったのか?そして次なる栄光へのヒントはここにある!!

 

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