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ホーム勝負の明暗紫苑ステークス 2022【回顧】3歳牝馬路線は、さらに面白くなってきたぞ!

紫苑ステークス 2022【回顧】3歳牝馬路線は、さらに面白くなってきたぞ!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】紫苑ステークス 2022 における勝負の明暗

2022年 9月10日(土) 4回中山1日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第7回紫苑S
3歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2000m 12頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
8 12 スタニングローズ 牝3 54 坂井瑠星 1.59.9   03-03-02-02 35.0 1 (栗)高野友和
8 11 サウンドビバーチェ 牝3 54 横山武史 1.59.9 クビ 01-01-01-01 35.1 2 (栗)高柳大輔
6 8 ライラック 牝3 54 戸崎圭太 2.00.0 クビ 08-08-10-06 34.6 6 (美)相沢郁
2 2 サークルオブライフ 牝3 54 M.デム 2.00.1  3/4 11-11-05-04 34.9 3 (美)国枝栄
6 7 カヨウネンカ 牝3 54 田辺裕信 2.00.1 10-10-12-06 34.5 7 (美)斎藤誠
4 4 ニシノラブウインク 牝3 54 三浦皇成 2.00.2  3/4 06-07-05-04 35.0 5 (美)小手川準
5 5 シーグラス 牝3 54 丹内祐次 2.00.4 1 1/4 11-12-09-06 35.1 9 (美)武藤善則
5 6 エコルフリューゲル 牝3 54 内田博幸 2.00.4 ハナ 08-08-10-10 34.9 12 (美)鈴木慎太
7 10 サンカルパ 牝3 54 ルメール 2.00.6 1 1/4 06-06-02-03 35.6 4 (美)田中博康
10 1 1 エバーハンティング 牝3 54 横山琉人 2.01.2 3 1/2 03-04-05-06 36.1 10 (美)小島茂之
11 3 3 ロジレット 牝3 54 石川裕紀 2.01.9 4 03-04-05-12 36.7 11 (美)稲垣幸雄
12 7 9 コルベイユ 牝3 54 勝浦正樹 2.04.0 大差 02-02-02-10 39.1 8 (美)新開幸一

さあ、秋競馬が開幕だ!

さあ、待ちに待った秋競馬の開幕だ!

特に中山競馬は、4月の【皐月賞】終了以来、約5ヶ月ぶりの開催ということもあり、楽しみにされていた方も多いだろう。

そんな中山の秋開幕を飾るのはG1【秋華賞】へのトライアル【紫苑ステークス】だ。

最も【秋華賞】へと直結するトライアルが来週行われる【ローズステークス】であることは、誰もが認めるところだろう。

だが、近年の【紫苑ステークス】は、それにほぼ匹敵するレベルにまでレースの価値を高めている。

少し前なら2017年のディアドラは、ここと【秋華賞】を連勝!その後のワールドクラスの活躍については改めて申し上げるまでもない。

また昨年優勝のファインルージュも見事に2着に好走している。

それだけに、今年のレースにおける注目ポイントも

「本番にまで期待が持てる馬がいるか否か?」という部分になってくる。

 

スタニングローズは文句なしの世代トップクラス

その点、今回のレースは非常にわかりやすい「物差し」があった。

【オークス】2着馬であり、今回も1番人気に推されたスタニングローズだ。

この世代には2冠馬のスターズオンアースがいるが、現時点で、それに最も近い存在が彼女であることは間違いない。

それくらい【オークス】は着順以上に強さを感じたレースだった。

事実【オークス】のレース回顧では、彼女について以下の通り記している。

10番人気ながら2着といううことで、観る側としては「まさかの好走」ということになるが、競馬センスの高さを感じさせる落ち着いたレースぶりには、伏兵感は皆無だった。

レース後、鞍上のレーン騎手は

「とても良い馬です。内枠から良いスタートを切って良い位置につけられましたし、反応も抜群でした。まだ成長しているところで、秋が楽しみです」

と語っている。全くその通りだと思う。

レース前の段階から、母母のローズバドが【オークス】2着&その母ロゼカラーが4着ということで

「バラ一族の悲願達成なるか?」

などと言われていたが、比較的「末脚自慢」だった先代たちに加え、こちらは好位から安定したレースができる馬。

実は良い意味でバラ一族らしからぬ馬であり、その分、コースや条件を問わずに今後(今年のみならず来年以降も)大きな活躍が見込めるはずだ!

ちなみに、ローズバドが激走の2001年は【オークス】上位3頭が、そのまま【秋華賞】でも上位を占めた。(着順の変動はあったが)

再びそういったことがあるのか?そんな事にも注目しながら【秋華賞】もチェックしてほしい。

 

大器相手にどういった競馬ができるのか?

上の「回顧」でも記したが

コースや条件を問わずに今後(今年のみならず来年以降も)大きな活躍が見込めるはずだ!

とまで評価した1頭。

単に「脚が速い」という部分に加えて、レースセンスも抜群なのだから頼もしい。

実際に、今回のレースでも、終始余裕ある手応えでの好位追走から、直線ではきっちりと抜け出しを決めている。

レース後に坂井瑠騎手が残した

ホッとしたというのが一番の気持ちです。

というコメントも「ここで負けて良い馬ではない」という強い思いが表れていた。

 

素直に評価したい2&3着馬たち

だが、今回の【紫苑ステークス】には、それほど力のある馬を相手にしても、さほど大きく負けていない馬がいた。

2着サウンドビバーチェは勝ち馬からクビ差、3着ライラックはそこからさらにクビ差。

もちろん、細かい内容を考えれば、色々な見方はできるかもしれない。

だが、実際に世代屈指の強豪を相手に、この程度の差でまとめられるだけの「底力」を備えていることは紛れもない事実。

なんと言っても、混戦と言われている世代だ。

2&3着馬も【秋華賞】に出走するとなれば、十分に上位争いが狙っていけると思うし、追いかけていく必要があるだろう。

(2着サウンドビバーチェに関しては、横山武史騎手が「マイルがベスト」と言い切っただけに、違う選択をする可能性もあるかも!?)

 

特に成長を感じたライラック

そして、特に春からの大きな成長を感じたのは3着のライラックだ。

私たち自身の「イチオシ一頭」だったという思い入れの部分を抜きにして、結果はともかく、内容に追いては私たちの想像を超えていた。

なんと言っても、今年1月にはここ中山のマイルで重賞【フェアリーステークス】を快勝!

そして、その時に退けたのが、後の2冠馬スターズオンアースだ。

ライラックの進化には驚いた!

そういった背景からも、世代上位の潜在能力を備えていることは間違いない。

一方で、気性に若さがあり、なかなかレースぶりが安定しない面があった。

例えば前走【オークス】も、方馬があり、発送時間が15分も遅れた。

それにより、精神的には大分落ち着きを失っていたようだ。

管理する相沢調教師も「精神的な部分が全てだった」という旨の話をしていた。

 

漂う飛躍の予感

だが、今回はレース前半から概ね落ち着いているように見えた。

実際に、戸崎騎手も次のように語っている。

「落ち着きがあってスムーズな競馬ができました。イメージとしては、早目に踏んでいこうと思っていましたが、外から来られて、違う競馬になりました。最後は良い伸びでした」

落ち着きを認めている。私たちも昨今の調教から精神面の進化を感じていたし、だからこそ指名もできたのだが、ここまでとは、、、上でも記したが、想像を超えていた。

レースぶりには誤算があったようだが、スムーズに運べていれば、3頭でのゴール前接戦になっていた可能性は高いと思う。

スターズオンアースを重賞で退けているほどの馬が、精神面の成長という武器を得たのだ。

さらに、今回で癖を掴んだ戸崎騎手も(継続騎乗になるなら)今後はさらに良い騎乗をしてくれるに違いない。

もはや「鬼に金棒」

改めて「未来の主役」に指名し、この先の彼女の激闘を追いかけていきたい!

 

【紫苑ステークス 2022】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 スタニングローズ(坂井瑠星騎手)
「ホッとしたというのが一番の気持ちです。先生と事前に相談して、今日の馬場傾向も考えて、ある程度、良いポジションで運べればという話をしていました。最終的には任せていただいていたので、自分の感覚で乗りました。春に一度乗せていただいた時より折り合いに進境を感じました。反応が素晴らしかったですし、もっと楽にかわせるかなと思ったのですが、休み明けの分、少しモタモタしました。次はもっと良くなると思います。GIを経験して精神的にどっしりしましたし、数字が示すように体も大きくなり、心身ともに成長しています。僕は乗っていませんでしたが、春はGIで2着と惜しいところまできていたので、なんとかスタニングローズと一緒にGIを勝ちたいと思います」
 
2着 サウンドビバーチェ(横山武史騎手)
「逃げるプランはありませんでした。誰も行かないので馬に任せて行きました。道中、掛かると聞いていましたが、ギリギリ折り合いもつきました。楽なペースで逃げて最後に止まるのですから、この距離は長いです。マイルがベストだと思います」
 
3着 ライラック(戸崎圭太騎手)
「落ち着きがあってスムーズな競馬ができました。イメージとしては、早目に踏んでいこうと思っていましたが、外から来られて、違う競馬になりました。最後は良い伸びでした」
 
4着 サークルオブライフ(M.デムーロ騎手)
「調教では問題ないのですが、ゲートの中でイライラして後ろにもたれたり、余裕がありません。それで出遅れて、ペースが遅く前残りになって、この馬にとっては全然スムーズではありませんでした。それでも頑張って伸びてきましたから、次につながると思います」
 
5着 カヨウネンカ(田辺裕信騎手)
「距離は問題ありませんでした。直線でどれだけ脚が溜まっているかと思っていましたが、とても手応えがよかったです。それなのに前が詰まって、もったいたいことをしました。今日は半信半疑でしたが、内容は良かったですし、この先につながると思います」
 
6着 ニシノラブウインク(三浦皇成騎手)
「休み明けもありますが、一所懸命走る馬で、道中、力んでいました。今日は息を入れてリラックスさせられなかったのが敗因です」
 
9着 サンカルパ(C.ルメール騎手)
「勝ち馬の後から良い形で運べましたが、ラスト200mで止まりました。広いコースのマイルがベストだと思います。今日は距離が長かったです」

(via ラジオNIKKEI

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