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ホーム勝負の明暗東京新聞杯 2022【回顧】断言!勝ち馬はもっと良くなる!気になる馬の解説も

東京新聞杯 2022【回顧】断言!勝ち馬はもっと良くなる!気になる馬の解説も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】東京新聞杯 2022 における勝負の明暗

2022年 2月 6日(日) 1回東京4日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第72回東京新聞杯
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1600m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
6 11 イルーシヴパンサー 牡4 56 田辺裕信 1.32.3      14-13 33.1 4 5.3 476 +4 (美)久保田貴
4 6 ファインルージュ 牝4 55 ルメール 1.32.6 1 3/4    07-08 34.0 1 3.3 510 +16 (美)木村哲也
5 9 カラテ 牡6 57 菅原明良 1.32.7 クビ    10-11 33.9 2 4.1 534 +2 (美)高橋祥泰
8 15 カレンシュトラウス 牡5 56 津村明秀 1.33.0 2    12-12 34.0 8 25.5 522 -2 (栗)平田修
5 8 ドナアトラエンテ 牝6 54 M.デム 1.33.2 1 1/2    10-09 34.5 9 30.6 468 0 (美)国枝栄
6 10 エイシンチラー 牝4 54 柴田大知 1.33.3  1/2    13-13 34.1 14 72.7 468 -2 (美)田中剛
2 2 ワールドバローズ 牡4 56 和田竜二 1.33.4  1/2    07-09 34.7 6 20.6 452 0 (栗)石坂公一
8 14 カテドラル 牡6 58 戸崎圭太 1.33.6 1    15-15 34.3 5 18.4 494 +2 (栗)池添学
1 1 アオイクレアトール 牡5 56 内田博幸 1.33.7  1/2    07-05 35.2 7 21.4 490 0 (美)古賀慎明
10 7 12 ヴェロックス 牡6 57 三浦皇成 1.33.7 ハナ    03-03 35.4 12 61.0 492 -2 (栗)中内田充
11 2 3 ディアンドル 牝6 56 石川裕紀 1.33.7 クビ    03-03 35.4 15 89.7 496 -10 (栗)奥村豊
12 7 13 ホウオウアマゾン 牡4 57 坂井瑠星 1.33.8  3/4    05-05 35.3 3 4.9 510 -2 (栗)矢作芳人
13 4 7 ケイデンスコール 牡6 59 石橋脩 1.34.1 1 3/4    02-02 36.0 13 66.5 478 0 (栗)安田隆行
14 B3 5 トーラスジェミニ 牡6 58 横山武史 1.34.8 4    01-01 36.8 10 41.5 476 -2 (美)小桧山悟
15 3 4 マルターズディオサ 牝5 56 松岡正海 1.35.3 3    05-05 36.8 11 54.1 452 -4 (美)手塚貴久

 

マイル路線の出世レース

【東京新聞杯】といえば

「マイル路線の出世レース」

と表現するのが最も相応しいのではないだろうか。

例えば2018年の優勝馬リスグラシューは、同じ舞台で行われた同年の【ヴィクトリアM】で2着、勢いそのままに11月の【エリザベス女王杯】でG1初制覇を果たした。彼女のその後の活躍については、改めて語るまでもないだろう。

また、2019年の優勝馬インディチャンプもここが重賞初制覇。そして同年の古馬春秋マイルG1を連勝している。(安田記念&マイルチャンピオンシップ)

名牝リスグラシュー

では、どうして【東京新聞杯】の好走馬は、その後も活躍できるのか?
見方は様々あるだろうが、ひとつ確かなことは開催時期が「厳寒期」という部分だろう。

基本的に東京の芝は状態が良いと言われるが、この時期だけは気候の分、少々タフさが求められる。

そうした面を乗り越えることで、心身ともにG1向きの逞しさが鍛えられるのかもしれない。

 

強烈!イルーシヴパンサー

そんなレースを今年制したのは、4番人気の4歳馬・イルーシヴパンサーだった。

卒直に言って圧倒的に強かった。

2着のファインルージュに1馬身3/4差という大きな差には驚くが、それ以上にインパクトがあったのは「上がり」の時計だ。

もちろんイルーシヴパンサーは上がり最速の33秒1をマークしたが、上がり2位だったカラテは33秒9だから、その差は0.8秒!

では、ここで問題。

2021年&2022年の先週まで、1年少々の間で芝の重賞は66レース行われているが、その内で、上がり1位と2位の差が0.8秒以上ついたレースは何回あったか?

皆様はおわかりだろうか?

きっと今頃、頭を悩まされているだろうが、、、笑

答えはわずか2回だけ!!!

 

レアケースでの完勝!

その2回というのは

2021年【ターコイズS】⇒0.9秒差(優勝馬ミスニューヨークが最速)
2021年【日経新春杯】⇒今回と同じ0.8秒差(2着ミスマンマミーアが最速)
ターコイズS勝ちのミスニューヨーク

それだけに、今回の0.8秒差がいかにレアケースであるかがおわかりいただけだと思うし、決して相手のレベルが低かった訳ではない。

昨年の王者カラテ、さらに昨年のクラシック戦線を賑わせたファインルージュに、それぞれ0.8秒差、0.9秒差をつけたのだ。本当に驚かずにはいられない。

 

ただ、こうした結果を受けても、次のような考え方も出てくるのではないだろうか。

確かに今日は強かった。でも、元々東京マイルを得意としている馬。また、今日は前にいった馬には厳しい流れでもあった。適性の高さや後方待機がハマった部分もあったのでは?

というのも、現在3連勝中とはいえ昇級初戦の馬。
これまで、それほど目立った実績はない。

そんな馬がここまで強い勝ち方をできるものか?という気持ちもわからなくもない。実際、ハマった部分もあったとは思う。

だが!!実はレース前の段階で、イルーシヴパンサーの好素材ぶりをハッキリと示唆するコメントが出ていた。

 

大器ぶりを示唆していた田辺のコメント

実は、イルーシヴパンサーが1週前追い切りを終えた段階で、鞍上の田辺騎手が次のような旨のコメントを残していた。

「まだ物足りない感じを受ける」

私たちが見る限り、イルーシヴパンサーはかなり動けていた。

少なくても、前走時と比べれば、状態は良かったように思えた。

それでいて「物足りない」というコメント。

ポイントは調教後の鞍上のコメント

ここからは推測になるが、、、
今にして思えば、田辺騎手は全く違う次元でイルーシヴパンサーを見ていたのだろう。

「重賞の勝ち負けなら足りる。でも将来G1勝つ馬としては物足りない」

こうした感覚だったのではないだろうか。

そう考えれば、今回の完勝ぶりも納得いくし、冒頭で名前を記したリスグラシューやインディチャンプに続く

「真の大器候補の誕生」

と言えるのではないだろうか!?

 

東京以外でも

ちなみに、レース後の田辺騎手は、次のコメントを残した。

「正直びっくりしました。オープンで走っていた馬でどれぐらいやれるかと思っていましたが、いきなりあんなにあっさり差し切るとは。作戦通りではなく前走同様に中団ぐらいかと思っていたけど、もともとカーッとするところがあって馬のリズムを一番に考えて、ゲートを出てペースが流れていたので深追いせずにあの位置取りになりました。コンビを組ませてもらって一戦一戦成長を感じます。落ち着いて挑めるようになった。一線級と戦えるようになりましたし本当の勝負はこれから。頑張ります」

極めて慎重なコメントに終始しているが、そこに逆に凄みを感じる。

実際に伸びしろも残していると思うし、それと同時に、真の大器だからこそ中途半端に大きなことを言いたくないという部分もあるのではないか。

 

さて、今後ということになるが、当然【安田記念】は有力候補になるだろう。
一方で、東京で断然の実績を残しているだけに、他会場でどうかという見方はあると思う。

結論から言うと、右回りという点に関しては心配いらないと感じる。

例えば昨年の【皐月賞】は、まだ力をつける前の段階だったため10着に終わったが、レースぶり自体はスムーズで決して悪くなかった。

関西遠征の経験がないため、そこについては何とも言えないが、乗り越えられたら【マイルCS】での激走も見えてきそう。

絶対女王グランアレグリアの引退により、寂しくなりそうだったマイル路線だが、再び熱くなってきたぞ!

 

最後に1頭!気になる馬について

ここまでイルーシヴパンサーのお話が長くなってしまったが、最後に1頭、気になる馬についてお話させてほしい。

2着、3着馬の強さは皆様も十分にご存知だと思うので

4着カレンシュトラウス

について。

実は今回のレースにおけるキングスポーツの予告の☆穴馬だった。

馬券圏内に食い込めなかった点は惜しかったが、それでも8番人気での4着だからよく走ってくれたと思うし、感謝している。

 

参考⇒カレンシュトラウスを公開ご紹介していたYouTube

 

もちろん、フロックの好走ではない。

前走【京成杯AH】12着惨敗のために人気を落としたようだが、そもそも前走はレース中に鼻出血があったのだ。2&3走前のレースぶりなら十分に重賞で通用するレベルだったから、実力からすれば、8番人気は不当な低評価だった。

改めて、競馬予想においては、結果もさることながら「内容」を重視すべきかがわかる。

尚、レース後、津村騎手は次のような話をしていた。

「頑張ってくれて、一瞬夢を見ました。いったん先頭に立てたし、馬は緩いが、フットワークはすごくいい。ワンターンの舞台は合う」

鼻出血から立て直すために、陣営は本当に頑張っていたが、それでも久々の実戦の分、やや余裕が残ってしまったのかもしれない。

一度叩かれてから迎える次走、必ず再び狙うべき存在だ!

 

レースを見逃した方はコチラ

【東京新聞杯 2022】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 イルーシヴパンサー(田辺裕信騎手)
「(最後の伸びには)僕もびっくりしました。もともとオープンで走っていた馬で、自己条件から連勝してきたのですが、1回また同じ(オープンの)舞台に立ってどれだけやれるかと思っていました。成長は感じていたものの、これほどあっさり差し切ってくれるとは驚きました。レース前は前回のレースの形がいいのかと考えていたのですが、折り合いなど課題のあった馬なので、馬のリズムを一番に考えて進めました。この馬とコンビを組むようになって、1戦ごとに成長を感じています。元々カーッとするところのあった馬がレースに落ち着いて臨めるようになりました。やっとまたオープンで一線級の馬と戦えるようになりました。もちろんGIに向けて今後楽しみです」

(久保田貴士調教師)
「他人事のようですがすごい切れ味でしたね。結果的に内がゴチャついていた中で上手く外に出して良いところを通れました。最後の脚は本当にすごいなと思いました。このメンバーで完勝してくれたのでこの春は目標のGIに堂々と行きたいなと思っています。本番と同じ舞台でこれほど強いとはね。驚いています。あとはローテーションですね。休み明けでも今日のようにしっかり走れる馬ですからレースを挟むかぶっつけにするか色々考えたいと思います。師匠の高橋祥泰調教師と師匠の引退前に同じ舞台でこれだけいい勝負が出来たのは良かったと思います。レース後おめでとうと声をかけて頂きました。優しい先生です。今後は師匠の意向を引き継いで仕事をしていきたいと思います」

2着 ファインルージュ(C.ルメール騎手)
「休み明けで+16kgでした。良いスタート、良いポジションでしたが、カーブでポジションが少し下がってしまいました。直線での手応えはちょうど良かったですし、スペースが出来た時は抜けてきました。最後は良い脚を使ってくれました。これからさらにコンディションが良くなるでしょう」

4着 カレンシュトラウス(津村明秀騎手)
「一瞬夢を見るくらいの脚でした。最後は良い脚を使ってくれました。まだ緩いところはありますが、じっくり溜めて行ければいい脚を使ってくれます。シンプルなワンターンのコースが良いと思います」

5着 ドナアトラエンテ(M.デムーロ騎手)
「頑張ってくれました。良い所につけられて、直線では行きっぷりが良かったのですが、坂を上がってから苦しくなってしまいました」

7着 ワールドバローズ(和田竜二騎手)
「内に押し込められてきつい競馬になってしまいました。馬は落ち着いていて良化していましたし、見劣らない感じでした。重賞でもやれていますし、まだまだ先も楽しめると思います」

8着 カテドラル(戸崎圭太騎手)
「ゲートは出てくれましたが、二の脚がつかず後ろからになりました。勝った馬の後ろについていましたが、斤量の差もあったでしょうか、最後はジリジリとした脚になりました」

14着 トーラスジェミニ(横山武史騎手)
「この馬に乗ってみたいという楽しみがありました。どんな馬なのだろうと思っていました。ブリンカーを着けたことで逃げる競馬を選択しました。平均ペースぐらいで逃げられましたが、負けすぎです。気持ち的にやめてしまっています」

15着 マルターズディオサ(松岡正海騎手)
「展開が合いませんでした」

(via ラジオNIKKEI

 

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