このコラムでは【菊花賞 2019】における「必ず知っておきたい攻略ポイント」についての話や、主な出走馬の解説をご紹介。
さあ、いよいよ３歳三冠レースも最終戦！
伝統の長距離レース、第80回【菊花賞】が行われる。
菊花賞 2019 枠順確定
| 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ザダル | 牡3 | 石橋脩 | 57 | (美)大竹正博 |
| 1 | 2 | ニシノデイジー | 牡3 | *ルメール | 57 | (美)高木登 |
| 2 | 3 | カリボール | 牡3 | *藤井勘一 | 57 | (栗)須貝尚介 |
| 2 | 4 | $ユニコーンライオン | 牡3 | 岩田康誠 | 57 | (栗)矢作芳人 |
| 3 | 5 | ワールドプレミア | 牡3 | 武豊 | 57 | (栗)友道康夫 |
| 3 | 6 | ディバインフォース | 牡3 | 横山典弘 | 57 | (栗)寺島良 |
| 4 | 7 | ヒシゲッコウ | 牡3 | *スミヨン | 57 | (美)堀宣行 |
| 4 | 8 | メロディーレーン | 牝3 | *坂井瑠星 | 55 | (栗)森田直行 |
| 5 | 9 | ヴァンケドミンゴ | 牡3 | *藤岡佑介 | 57 | (栗)藤岡健一 |
| 5 | 10 | カウディーリョ | 牡3 | *Ｍ．デム | 57 | (美)堀宣行 |
| 6 | 11 | シフルマン | 牡3 | 松山弘平 | 57 | (栗)中尾秀正 |
| 6 | 12 | レッドジェニアル | 牡3 | 酒井学 | 57 | (栗)高橋義忠 |
| 7 | 13 | ヴェロックス | 牡3 | 川田将雅 | 57 | (栗)中内田充 |
| 7 | 14 | サトノルークス | 牡3 | *福永祐一 | 57 | (栗)池江泰寿 |
| 7 | 15 | ホウオウサーベル | 牡3 | 蛯名正義 | 57 | (美)奥村武 |
| 8 | 16 | ナイママ | 牡3 | 柴田大知 | 57 | (美)武藤善則 |
| 8 | 17 | タガノディアマンテ | 牡3 | 田辺裕信 | 57 | (栗)鮫島一歩 |
| 8 | 18 | メイショウテンゲン | 牡3 | 池添謙一 | 57 | (栗)池添兼雄 |
2019年10月17日(木)
まずは大舞台へ辿り着くことに成功した出走各馬＆関係者の皆様へ、敬意を表したい。
力があっても、素質を評価されながらも、怪我などにより戦線離脱する馬もいるのだから。
間違いなく、今回の出走馬は世代の頂点を狙うに相応しい面々！
だが、中でも実績が抜けているのは【皐月賞】２着＆【ダービー】３着のヴェロックスであることは間違いない。
まずは、そのヴェロックスを含めた有力３頭の解説から。
菊花賞 2019
ヴェロックスなど上位人気候補の解説
【短評】ヴェロックス（川田・中内田）
▼最近の主な戦績
神戸新聞杯 ２着
⇒前走【神戸新聞杯】ではサートゥルナーリア（天皇賞秋への出走を予定）に大きな差をつけられての敗戦になったが、決して悲観することはない。
ペースが遅かったことで前半から折り合いを欠く場面があったようだ。そこでのロスがラストで響いたのだろう。「それでも２着を確保した」という部分に注目する方が正解。
一度叩かれたことにより心身共にリフレッシュできたのか、１週前の段階では軽快な動きを見せている。ラスト一冠は、どうしても譲れない！
【Check Point】⇒強いて気になる点を挙げれば、やはり気性面ということになるか。前走で極端なスローを経験したことはプラスになるだろうが、それでも「大丈夫」とは言い切れない。万が一折り合いを欠いた時、鞍上がどう導くか、注目だ。
▼参考レース 神戸新聞杯 2019
【みんなのKEIBA 次回9月29日(日)午後3時】】
神戸新聞杯・ＧⅡは単勝1.4倍の１番人気③サートゥルナーリアが３馬身差の勝利！
ルメールとのコンビ復活で強さを見せつけました。
２着は２番人気⑤ヴェロックス。３着は３番人気⑧ワールドプレミア。
３連単は７００円の払い戻し。 pic.twitter.com/WJQMnPuQSZ— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) September 22, 2019
【短評】ワールドプレミア（武豊・友道）
▼最近の主な戦績
神戸新聞杯 ３着
⇒上でご紹介したヴェロックス同様、前走は【神戸新聞杯】に出走。
初めから、菊花賞への優先出走権を確保するための「３着確保狙い」あるいは「菊花賞へ向けての予行演習」という思いがあったのか、スローの中、最後方に近い位置を追走。鞍上の上手さもあったのか、見事に折り合って、直線でも上がり最速をマークした。
陣営から「3000Ｍに延びても」というコメントが出ているようだが、レース内容から、それも当然だろう。
仕上がりも良さそうで、臨戦態勢は整った！
【Check Point】⇒着狙いに徹した印象の前走とは違い、今回は「勝ちに行く」競馬に挑むはず。そうなっても、馬は同じような力を出し切れるのか？こればかりは、やってみないとわからない。
【短評】ニシノデイジー（ルメール・高木登）
▼最近の主な戦績
セントライト記念 ５着
⇒デビューから前走までの９戦、一貫して勝浦騎手とコンビを組ませてきた陣営が、ついに今回、勝浦騎手からルメール騎手への鞍上交代を決断した。（特にオーナー側の意向が強そうだ）
これが吉と出るのか凶と出るのかは。レースが終わった後でなければわからない。ただ、一つ言えるのは「陣営はこのレースへ向けて相当な意気込みを持っている」ということ。この気合が馬と鞍上に伝われば頼もしい。
前走【セントライト記念】は５着に敗れたとはいえ上がりは最速。つまり位置取りの差だけだった。名手の乗り方ひとつで、頂点に立つ可能性は十分にある！
【Check Point】⇒父ハービンジャーの血統からも、スタミナには問題なさそう。皐月賞を除けば大きく崩れたこともないし、普通に回ってくれば、それなりの結果はついてくるはずだ。
▼参考レース セントライト記念 2019
菊花賞 2019【予想】のCheck Point
| 人気馬の信頼度（5段階） | ★★ 上位混戦 |
| 3連単 予想配当 | ５万馬券以上 |
| 3連単 平均配当 | 16万5,554円 |
| 展開 | スロー～ミドル・中団向き |
率直に言って、ヴェロックスの評価を下げる材料を見つけるのは難しい。
他馬とは実績が違いすぎる。軸に指名する可能性は高い。
だが、相手はどうだろう？
ただ当てるでは意味がない！！
馬券を買うことの最大の目的は、当てることではない。儲けること！
儲けてこそ、初めて「馬券の勝者」と言えるのではないか。
断然１番人気のヴェロックスを軸にする以上、人気同士を組み合わせたら大儲けはない。
穴っぽいところへ流す！！
勝利のためには、これが必須だと考える。
ならば、どういった面々に流す？
穴発掘のためには「データ」を用いたい。
詳しくは後半で！
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では本題にいこう。
【菊花賞】の予想に活かせそうなデータは３つ！
ということで、早速ご紹介したい。
あくまでも「ヴェロックスの対抗馬として狙いたい“伏兵発掘”のための考え方」だという点をご理解いただきたい。
１）前走は３着までが必須
まずは前走の着順について。
直近10年の【菊花賞】における「前走の着順別成績」を調べてみた。
菊花賞 前走着順別成績（直近10年）
| 前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 前走１着 | 6- 1- 6- 43/ 56 | 10.7% | 12.5% | 23.2% |
| 前走２着 | 2- 5- 1- 17/ 25 | 8.0% | 28.0% | 32.0% |
| 前走３着 | 2- 3- 1- 14/ 20 | 10.0% | 25.0% | 30.0% |
| 前走４着 | 0- 0- 1- 13/ 14 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
| 前走５着 | 0- 0- 1- 12/ 13 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
| 前走6～9着 | 0- 1- 0- 31/ 32 | 0.0% | 3.1% | 3.1% |
| 前走10着～ | 0- 0- 0- 20/ 20 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ご注目いただきたいのは、前走４着以下の馬については
勝ち馬どころか馬券圏内の馬も殆どいない
世代の頂点を決める大一番だけに、やはり勢いは大事になるのだろう。
穴党としては【神戸新聞杯】や【セントライト記念】といった重賞凡走組、例えばレッドジェニアルあたりの逆襲を狙ってみたいところだが、、、データ上は難しそうだ。
２）前走の距離について
【菊花賞】の前走距離といえば【神戸新聞杯】の芝2400Ｍや【セントライト記念】の芝2200Ｍあたりが大半だと思われるのではないか。
それは確かなんですが、サンプル数は少ないものの「ある距離」を使われてきた馬に、意外な良績が残っていることがわかった。
菊花賞 前走の距離別成績（直近10年）
| 前走平地距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1700m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 1800m | 2- 0- 0- 10/ 12 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
| 2000m | 0- 1- 0- 23/ 24 | 0.0% | 4.2% | 4.2% |
| 2200m | 1- 3- 3- 47/ 54 | 1.9% | 7.4% | 13.0% |
| 2400m | 7- 6- 6- 59/ 78 | 9.0% | 16.7% | 24.4% |
| 2500m | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 2600m | 0- 0- 1- 4/ 5 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
前走、芝1800Ｍ組がまさかの勝率トップ！
上でも書いた通りサンプルが少ないから「絶対のデータ」とまでは言えないかもしれないが、軽く扱うのは禁物だ。
もちろん、前走2400Ｍ組も活躍しているが、対照的に2000Ｍ組＆2200Ｍ組はかなり苦戦している事実も覚えておきたい。
ちなみに、今回のメンバー中、前走で芝1800Ｍを使われているのはカリボール（清滝特別・１着）のみ！
３）脚質について
過去の出走馬たちの脚質にも少々特徴がある。
ぜひ、チェックしてほしい。
菊花賞 脚質別成績（直近10年）
| 脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 平地・逃げ | 0- 0- 1- 12/ 13 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
| 平地・先行 | 5- 4- 3- 24/ 36 | 13.9% | 25.0% | 33.3% |
| 平地・中団 | 4- 5- 6- 65/ 80 | 5.0% | 11.3% | 18.8% |
| 平地・後方 | 0- 1- 0- 48/ 49 | 0.0% | 2.0% | 2.0% |
| 平地・ﾏｸﾘ | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
逃げ馬、後方待機馬は「勝利」という点では全滅。
大一番だけに、リスクの大きい極端な脚質よりも、好位から中団を安定してキープできる馬を狙うべきなのだろう。
伏兵っぽいところで、ここ数戦、好位～中団脚質で活躍してきている馬といえば
ホウオウサーベル（蛯名）、ユニコーンライオン（岩田康）あたりか。
ホウオウに関しては前走距離、ユニコーンライオンは前走着順がやや気になるものの、チャンスは十分だとみる。
ということでまとめにいこう。
【ヴェロックスの相手で期待したい伏兵発掘に関して】
前走着順、前走距離、脚質を重視して伏兵発掘に挑みたい。
その結果浮上してきたのは３頭！
カリボール（前走距離1800Ｍが活躍）
ホウオウサーベル（好位～中団で走れる脚質）
ユニコーンライオン（同上）
以上、ぜひ参考にしてほしい。
尚【菊花賞】に関しては３つの記事をご用意する予定。第２弾は
キングスポーツ調教班が狙う「菊花賞の好調教馬」
を公開したい。
こちらにもリンクをはるので、どうぞお楽しみに。
【追記：好調教馬について】
菊花賞 2019 上位人気候補＆予想オッズ
| ｵｯｽﾞ | 出走予定馬 | 騎手 | 厩舎 | 前走成績 |
|---|---|---|---|---|
| 2.4 | ヴェロックス | 川田 | 中内田 | 神戸新聞杯 2着 |
| 4.0 | ワールドプレミア | 武豊 | 友道 | 神戸新聞杯 3着 |
| 6.9 | ニシノデイジー | ﾙﾒｰﾙ | 高木 | ｾﾝﾄﾗｲﾄ記念 5着 |
| 9.1 | サトノルークス | 福永 | 池江 | ｾﾝﾄﾗｲﾄ記念 2着 |
| 10.0 | ザダル | 石橋脩 | 大竹 | ｾﾝﾄﾗｲﾄ記念 3着 |
| 14.6 | レッドジェニアル | 酒井 | 高橋 | 神戸新聞杯 4着 |
キングスポーツとは！？
はじめまして！私たちは1981年の創業以来、39年間、予想一筋で勝負をして参りました「キングスポーツ」です。 当ページをご覧を頂き、ありがとうございます！！
自己紹介がてら、ひとつ質問をさせてください。
どうしてあなたはこのページをご覧くださっているのでしょう？
おそらく「馬券的中するために、何らかの情報を得たい」という思いがあるのではないでしょうか。
レース名を検索し、本記事だけではなく、様々な競馬関連のサイト、あるいはスポーツ紙のサイトをチェックされていることでしょう。
そこでキングスポーツから提案です。冷静に思い返してみて下さい。
・あなたが知りたいと思う「答え」に、それらは答えてくれていますか？？
・予想はできたけど、最終的に「どの券種に、いくら買うのか？」といった最終決断が出ていましたか？
ハッキリと申し上げましょう。
一度でもキングスポーツをご利用いただければ、もう二度とそういった思いはさせません。
なぜなら！
私たちキングスポーツは、
✓勝負レースは１日２鞍のみ
✓馬連 6点
✓３連単60点（3連複なら25点）
上記の券種に「予算１万円」を使って、正々堂々と勝負しています。
このように「いくら使って、結果はどうだったのか？」を毎週正直にお伝えしてきたからこそ、創業39年という信頼の積み重ねが存在しているのだと思っております。
最終決断も大事だが、そのノウハウであなたの予想レベルは劇的にアップする
重賞を中心にレースごとの指定買い目お出しするだけではなく
「プロ予想家のレースに対する考え方・ノウハウ（結論に至ったプロセス）」
を惜しみなくお知らせしています。
自らが「プロの考え方・ノウハウ」を身につけてしまえば、つまり
「教わる側」ではなく「教えられる側」
の力をつけてしまえば、もう様々なサイトを巡らなくてすむでしょう。
馬券の当たった外れたは一過性のものでしょうが、一度身につけた「考え方」は、皆様の中で何年も、何十年も生き続けるはずですよ！
ちなみに
プロの考え方を「競馬専門紙と変わらない金額」で取得できるお得感
も強調させてください。
長くなってしまいましたが、最後に改めて。
キングスポーツは、必ずあなたの予想を進化させてみせます！
どうか、ひとりで悩まないでください。
私たちの決断や考えを元に、大好きな競馬仲間として「共存共栄」していきましょう！！！
