オークス 2019【過去】桜花賞組？別路線組？勝つのは○○組だ！！

2019年5月18日

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2016oak — オークス 2019【過去】今年同様、桜花賞馬が不在の2016オークスを制したのは「桜花賞組」のシンハライト！さあ今年はどうだ？

令和最初のオークス馬が誕生する瞬間が目前に迫ってきた。

枠順も確定。あなたの注目馬はどこに入っただろうか？

オークス 2019 令和元年5月18日　午前10時5分現在　単勝オッズ

枠	番	馬名	性齢	替騎手	斤量	単勝	調教師
1	1	ジョディー	牝3	武藤雅	55	84.3	(美)戸田博文
1	2	クロノジェネシス	牝3	北村友一	55	4.5	(栗)斉藤崇史
2	3	コントラチェック	牝3	*レーン	55	5.5	(美)藤沢和雄
2	4	シェーングランツ	牝3	武豊	55	29.7	(美)藤沢和雄
3	5	エールヴォア	牝3	松山弘平	55	19.4	(栗)橋口慎介
3	6	アクアミラビリス	牝3	*藤岡佑介	55	87.3	(栗)吉村圭司
4	7	シャドウディーヴァ	牝3	岩田康誠	55	13.8	(美)斎藤誠
4	8	ダノンファンタジー	牝3	川田将雅	55	6.8	(栗)中内田充
5	9	ウインゼノビア	牝3	松岡正海	55	130.1	(美)青木孝文
5	10	カレンブーケドール	牝3	津村明秀	55	62.6	(美)国枝栄
6	11	シゲルピンクダイヤ	牝3	和田竜二	55	9.1	(栗)渡辺薫彦
6	12	ウィクトーリア	牝3	戸崎圭太	55	15.2	(美)小島茂之
7	13	ラヴズオンリーユー	牝3	Ｍ．デム	55	4.6	(栗)矢作芳人
7	14	フェアリーポルカ	牝3	*幸英明	55	45.0	(栗)西村真幸
7	15	ノーワン	牝3	坂井瑠星	55	59.4	(栗)笹田和秀
8	16	ビーチサンバ	牝3	福永祐一	55	18.9	(栗)友道康夫
8	17	メイショウショウブ	牝3	*池添謙一	55	103.1	(栗)池添兼雄
8	18	フィリアプーラ	牝3	丸山元気	55	116.0	(美)菊沢隆徳

オークス 2019【予想】のCheck Point

人気馬の信頼度（５段階）	★★　波乱の予感
３連単予想配当	５万馬券以上
近５年の３連単平均配当	1万2,456円
展開	スロー～ミドル・好位～中団向き

さて、今回の【オークス】が、例年と最も異なる点は

別路線組の評価が非常に高い

という点ではないだろうか。

さて、別路線組の中でも、次の２頭は外国人ジョッキーが騎乗することもあり、単勝の１番人気候補になりそうだ。

【短評】３番コントラチェック（レーン・藤澤和）

▼最近の主な戦績
フラワーＣ　１着
⇒率直に言って、前走【フラワーＣ】の逃げ切りは「衝撃的」だった。

２番手追走したジョディー（クロノジェネシスとの接戦経験あり）が簡単に失速するほどの厳しいペースで逃げながら、楽に先頭でゴール板を駆け抜けたのだから。

しかも、前走の鞍上・丸山が残した「最後にまだギアの上がる馬」というコメントからも、単なる逃げ馬ではないことは明らか。

デビュー戦で1800Ｍを使っている点からも、常に長い距離を意識してきた馬。大一番で完全開花となるか？

【Check Point】⇒気になるのは、やはり鞍上だ。ルメールの騎乗停止によりレーン騎手へ。もちろん、彼が素晴らしいジョッキーであることは確かだが、それでも大一番の初騎乗は少々心配。

▼参考レース　フラワーカップ

【短評】13番ラヴズオンリーユー（デムーロ・矢作）

▼最近の主な戦績
忘れな草賞　１着
⇒前走【忘れな草賞】は、上がり３ハロンで最速の脚を繰り出し、４角４番手から差し切り。２着馬に３馬身差をつける圧勝だった。

レース後、鞍上のデムーロは「強かった。ぶつけられた時に（ハミを）かんだけど、賢くて折り合いがついた。いい伸びだった」と、自信たっぷりに語っていた。

Ｇ１どころか、重賞初挑戦ということになるが、ここにきて復調してきた鞍上と共に、大仕事の場面があるかも。

【Check Point】⇒昨年の忘れな草賞を１番人気で制したオールフォーラヴは、オークスでは９着に敗れた。
2015年の忘れな草を１番人気で制したミッキークイーンは、オークスで優勝した。
ラヴズオンリーユーは、どちらに転がるか？

▼参考レース　忘れな草賞

彼女らがこれまでに見せてきたレース内容もさることながら、桜花賞馬が不在だという背景もある。

恐らく、このコラムをご覧の方の中にも「今年は別路線組が強いだろう」と考えている方が少なくないと思う。

気持ちはわかる。だが！！

私たちは「同じ」考えではない。

牝馬の最初の頂点は？

まず、今年に限らず、オークスを予想する上での基本的な考え方として

確実に桜花賞組のレベルが高い

というものがある。

当たり前のことだが、牝馬というのは、生まれた瞬間からクラシック第一弾の桜花賞出走を目指して育てられる。そこに出走して、初めてオークスは見えてくる。

桜花賞 2019【回顧】歴史を作った優勝馬に拍手＆オークスで期待できそうな馬は？

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。

pc.3448.jp

2019-04-07 15:30

つまり、最初の頂点は桜花賞なのだ。

その頂点に届いた馬、届かなかった馬（敢えて目指さなかった馬もいるだろうが）では、やはりレベルが違う。

当然、頂点に届いた面々を別路線組が上回るためには「圧倒的な力の差」が必要になるが、上でご紹介した２頭に関しては「強いが、やや不安がある」のが率直な印象。

別路線組の不安とは？

シンプルに申し上げよう。

別路線組の不安

コントラチェック（レーン・藤沢）

⇒直近10年の中で、逃げ馬の連対馬は2011年２着のピュアブリーゼだけ。コントラチェックは「逃げなくても戦える馬」という声もあるが、過去５戦中で逃げなかった２回は、どちらも敗れている

ラヴズオンリーユー（デムーロ・矢作）

⇒前走【忘れな草賞】は快勝だったが、相手のレベルが低かった。２着馬ルタンブルは２走前【フラワーカップ】で10着に負けていたような馬。また、二桁頭数のレースを一度も経験していない（揉まれていない）事実も見逃せない。

上でも記した通り「別路線組が桜花賞組を上回るためには圧倒的な力の差が必要」

それにもかかわらず、不安要素がハッキリしているとなると、評価を下げざるを得ない。

今年の桜花賞はレベルが高かった

しかも、今年の桜花賞は例年と比べてもレベルが高かった。レコードタイムが出ているのだから。

これは私達の持論だが

「古馬のレースとは違い、基本的には３歳戦の場合はタイムを信用してよい」

良い意味でズルさを覚える古馬とは違い、経験の浅い３歳馬は常に力を出し切る。もちろん例外はあるが、基本的には「タイム＝能力」という考えでＯＫ！

そんなハイレベルの桜花賞で、勝てなかったとはいえ、上位に入ったのが以下の３頭だ。

【短評】11番シゲルピンクダイヤ（和田竜・渡辺）

▼最近の主な戦績
桜花賞　２着
⇒1999年の牡馬クラシックを争った和田竜二（テイエムオペラオーで皐月賞勝ち）と渡辺薫彦（ナリタトップロードで菊花賞勝ち）の２人が、ちょうど20年後の今年、牝馬クラシックで頂点を狙おうというのだから、競馬のロマン、そしてドラマを感じずにはいられない。

２走前【チューリップ賞】、前走【桜花賞】ともに２着に敗れたものの、上がり３ハロンでは最速タイムをマーク！桜花賞馬がいない今回、自慢の差し脚を東京の長い直線で活かしたい！

【Check Point】⇒課題はやはり気性だろう。前走後、鞍上の和田が「テンションはマシになっていました。（中略）今後はテンションがどうなるかだと思います」とコメント。テンションという言葉を繰り返していた点は気になる。

▼参考レース　桜花賞