オークス 2019【予想】「前走で敗れた馬」の中に主役がいる！クロノジェネシスやコントラチェックなど出走予定馬の解説も

2019年5月16日

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※追記【枠順確定】2019/05/16　15:00

さあ、今年もやってきた。

３歳牝馬の頂点を決める【オークス】だ！

関係者は仔馬が誕生した瞬間から「牡馬ならダービー、牝馬ならオークス」の制覇を夢見るという。

ホースマンたちの熱い思いが詰まった大一番だからこそ、何としても馬券で勝とうじゃないか。

この記事では、そんな【オークス】において

馬券を射止めるためのポイント＆主な出走予定馬の解説

をお届けする。

オークス 2019 枠順確定

枠	番	馬名	替騎手	斤量	調教師
1	1	ジョディー	武藤雅	55	(美)戸田博文
1	2	クロノジェネシス	北村友一	55	(栗)斉藤崇史
2	3	コントラチェック	*レーン	55	(美)藤沢和雄
2	4	シェーングランツ	武豊	55	(美)藤沢和雄
3	5	エールヴォア	松山弘平	55	(栗)橋口慎介
3	6	アクアミラビリス	*藤岡佑介	55	(栗)吉村圭司
4	7	シャドウディーヴァ	岩田康誠	55	(美)斎藤誠
4	8	ダノンファンタジー	川田将雅	55	(栗)中内田充
5	9	ウインゼノビア	松岡正海	55	(美)青木孝文
5	10	カレンブーケドール	津村明秀	55	(美)国枝栄
6	11	シゲルピンクダイヤ	和田竜二	55	(栗)渡辺薫彦
6	12	ウィクトーリア	戸崎圭太	55	(美)小島茂之
7	13	ラヴズオンリーユー	Ｍ．デム	55	(栗)矢作芳人
7	14	フェアリーポルカ	*幸英明	55	(栗)西村真幸
7	15	ノーワン	坂井瑠星	55	(栗)笹田和秀
8	16	ビーチサンバ	福永祐一	55	(栗)友道康夫
8	17	メイショウショウブ	*池添謙一	55	(栗)池添兼雄
8	18	フィリアプーラ	丸山元気	55	(美)菊沢隆徳

オークス 2019【予想】のCheck Point

人気馬の信頼度（５段階）	★★　波乱の予感
３連単予想配当	５万馬券以上
近５年の３連単平均配当	1万2,456円
展開	スロー～ミドル・好位～中団向き

さて、オークスで狙いたい馬としてまず挙がるのは、当然【桜花賞】の上位組。

例えば昨年などは【桜花賞】の上位３頭が、そのまま【オークス】でも上位を締めている。

今年は、優勝したグランアレグリアこそ牡馬との戦いを選んだが、２着だったシゲルピンクダイヤなど、その他の面々は順当に出走を予定。

【短評】シゲルピンクダイヤ（和田竜・渡辺）

▼最近の主な戦績
桜花賞　２着
⇒1999年の牡馬クラシックを争った和田竜二（テイエムオペラオーで皐月賞勝ち）と渡辺薫彦（ナリタトップロードで菊花賞勝ち）の２人が、ちょうど20年後の今年、牝馬クラシックで頂点を狙おうというのだから、競馬のロマン、そしてドラマを感じずにはいられない。

２走前【チューリップ賞】、前走【桜花賞】ともに２着に敗れたものの、上がり３ハロンでは最速タイムをマーク！桜花賞馬がいない今回、自慢の差し脚を東京の長い直線で活かしたい！

【Check Point】⇒課題はやはり気性だろう。前走後、鞍上の和田が「テンションはマシになっていました。（中略）今後はテンションがどうなるかだと思います」とコメント。テンションという言葉を繰り返していた点は気になる。

▼参考レース　桜花賞

【短評】クロノジェネシス（北村友・斉藤崇）

▼最近の主な戦績
桜花賞　３着
⇒上でご紹介したシゲルピンクダイヤと同タイムの３着だった【桜花賞】。

直線では素晴らしい脚を使っていたが、そこに至るまでの道中がスムーズではなかったようだ。

「３コーナー手前で外から内に寄せられて、少しぶつかってトモを落とすような所がありました」というのが鞍上・北村友のコメント。

広い東京にかわれば、ゴチャつく可能性は低いだろう。実際、ここ東京芝コースでは過去に２戦２勝！突き抜ける場面があっても驚けない。

【Check Point】⇒レース中は落ち着いているように見えたが、レース前のパドックではテンションが高かった。そこでのスタミナロスがレースに響いた面もあったか。距離が延びるだけに、落ち着きがほしい。

【短評】ダノンファンタジー（川田・中内田）

▼最近の主な戦績
桜花賞　４着
⇒１番人気に推された【桜花賞】だったが、結果的にはクロノジェネシスからハナ差の４着に終わってしまった。

陣営曰く「勝った馬を追いかけて先に動いた。勝負にいっての４着だから仕方がない」。

確かにその通りだとは思うが、前半でテンションが上がりかけていた分も、ラストの失速に繋がったような気がする。

上記２頭と同様に、やはり精神面での課題は残る。底力でカバーできるか？

【Check Point】⇒前走の結果＆距離延長により、人気を落とすことになる。ひょっとしたら「穴党」の方には、ここが狙い目なのかもしれない。

間違いなく好素材。

だが！！各馬の解説の中でも少し触れたように、いずれも気性に幼さが残る。つまり、距離が延びて良いというタイプではない！

ちなみに、桜花賞後には、以下のように関係者が語っていた。

２着　シゲルピンクダイヤ（和田竜二騎手）
「テンションはマシになっていました。ゲートは出ていますがその後つまずいてしまいました。前がゴチャついていたので、後ろで１頭にさせて、リラックスしていて、タメも利いていました。内もポッカリと開いていましたし、馬込みを怯まないのであの位置になりました。今後はテンションがどうなるかだと思います」

３着　クロノジェネシス（北村友一騎手）
「スタートが良くて、スタートからのリズムは良かったです。３コーナー手前で外から内に寄せられて、少しぶつかってトモを落とすような所がありました。その時、良いリズムが乱れてしまい、もったいなかったです。パドックではテンションが高かったのですが、その後は落ち着いていて、オンとオフのメリハリができていました。レースに行くまでの過程が良かったです。直線ではもう少しバラけてくれると良かったです。外に出してからは、この馬らしい脚をみせて、頑張ってくれました」

４着　ダノンファンタジー（川田将雅騎手）
「スムーズに競馬ができて、道中も我慢できていました。しかし、勝ち馬が早めに動いていく形になり、追いかけざるを得なかった分、苦しくなってしまいました」

「マシになっていた」とか「我慢できていた」など、関係者の苦労が伝わってくる。

したがって、今回の【オークス】で彼ら３頭全てが上位争いをするのは容易ではないと見た！良くて１～２頭か！？